モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

文字の大きさ
56 / 92
第二章 竜の魔王とモンスター娘四天王

第五十五話 聖竜と交尾契約をする話

しおりを挟む
「着いたぜ。この先にリヴァイアさんがいる」

 リーザに案内された俺とピュイとイベリーは聖竜が住まう山の頂に到着した。

「でゅふぅ~♡ 歩き過ぎて足が棒になっちゃいますぅ~」
「空気も薄くてなんだかちょっと息苦しいですね」

 山は想像していたよりも険しく、頂からは今いる島の全貌や俺たちの元いた島がはっきりと見て取れた。

「そう言えば、この島の名前ってなんだろうな。俺が元いた島も名前とかはなかったし」

「――そうですね。では、この島は仮に“アルナ島”と名付けましょう」

 次の瞬間、どこからか聞き覚えのない声が聞こえてきた。

「この声は!?」
「聖竜リヴァイアが降臨なさる。てめえらさっさと頭を下げろ」

 リーザが低い声でそう言って片膝を突き、頭を垂れる。

「その必要はないわ。彼は神からの遣いなのだから、私にとっては最上級のお客人です」

 しかし、声の主はそう答えて、俺たちの前に姿を現す。
 光の瞬きと共に現れたのは白い尻尾と翼が生えたグラマラスな女性だった。

「初めまして、創造主様。私が聖竜リヴァイアです」
「なんて神々しさだ……」
「親しみを込めてレヴィアたんと呼んでくれてもいいわよ」

 だが、初見で感じた神々しさは続いた一言で台無しになった。

「レヴィ……?」
「リヴァイアさんはこういうところがある人だ。付き合ってやれ」

 俺が戸惑っているとリーザが耳打ちをしてきた。

「さて、創造主様は何かお望みごとでもあるのかしら?」
「……どうせ、お前には全てお見通しなんじゃないのか?」

 鎌をかけてみるとリヴァイアはにこりと微笑みを浮かべる。

「ええ、創造主様の活躍は知っています。様々なモンスター娘を繁殖させ、今度はペルーダに挑もうとしているのですね。けれどもペルーダには敵わず私の助力を求めている。そうでしょう?」
「そこまで分かってるなら話は早いな」
「はい。ペルーダを倒す力ならば私にはあります。しかし、私がペルーダを倒す訳にはいきません」
「何故だ?」
「ペルーダはあなたが倒さなくては意味がないからですよ、創造主様。ですから、私と『契約』を交わしてくださいませ。私がペルーダを倒すための力をあなたに授けましょう」
「その契約ってどうすればいいんだ?」
「……それは簡単なことよ。あなたがいつもしていることじゃない」

 リヴァイアがそう言うと、彼女の纏っていたローブが消え、全裸姿になってまんこを右手の二本指で広げる。
 俺は生殖本能に抗えず、引き寄せられるようにリヴァイアの膣へ肉棒を突き入れた。

「…………」

 だが、挿入した直後、俺の意識は遠のき、これまで経験したこともなかった快楽に包まれる。

 どぷっ♡

「――はっ! 俺は何を……」

 いつの間にか、俺はリヴァイアを押し倒して彼女に中出ししていた。

「あら、もうイッてしまわれたの? でも、私に挿入して生きているなんて素晴らしいわ。やはり、あなたは神の遣わした創造主だったのね」
「一体何が起こったんだ?」
「実は私のおまんこに挿入した男性は全員死んでしまうの。創造主様もきっと一度死んだのかもしれないけど不老不死の力で蘇ったのね」
「はあ!? 俺、死んでいたのかよ!?」
「でも、私のおまんこに中出し出来た者はあなたが初めてよ。これにて契約は終了しました」
「えっ、たったこれだけ?」
「私に中出しすれば契約の条件は満たされるから、これ以上は交尾する意味がないわね」
「交尾する意味……」

 俺は再びリヴァイアを押し倒す。

「創造主様? もしかしてまだ交尾したいの? 何度も挿入したら、その度にあなたは死んでしまうわよ?」
「それでも構わない。死ぬほど気持ちよかったからな」

 呆れたように微笑むリヴァイアの膣に俺は肉棒を挿入した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...