モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第三章 妖精の女王と収穫祭

第六十三話 アイドルのローレライに握手会手コキをしてもらう話

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「ん?」

 俺がティターニアをイカせた瞬間、俺は自分の肉体を取り戻した。

「はうぅ……」

 ティターニアは切なそうな声を漏らして俺の腰の上で放心していた。

「おい、こっちに戻ってこい。また犯されたいのか?」
「……はっ! あ、あなた、妖精の女王であるこの私になんてことを!」
「お前が身体を入れ替えたからだろ。なんてことをしてくれたは俺の台詞だ」

 ティターニアが俺の反論に頬を膨らませる。
 妖精の女王は見た目通り精神年齢はあまり高くはなさそうに思われる。

「なんでこんなことをした」
「ちょっとした悪戯のつもりよ。あのまま大人しくしていればすぐに身体を返してあげるつもりだったわ」
「俺に悪戯なんてしようと思ったのが間違いだったな」
「ふん! 大口を叩くならもう一度身体を入れ替えてもいいのよ。さっきはうっかり身体を戻しちゃったけど、今度は同じ轍は踏まないわ。永遠にあなたの身体とあなたの地位を奪ってあげる。自分で言うのもなんだけど、私の体格じゃあなたには勝てないわ」
「この期に及んで脅してくるのか……」
「私に身体を奪われたくなかったら何か面白いことをしてみなさい」
「言っていることが無茶苦茶だし荒唐無稽だぞ」
「私は常にワクワクを求めているのよ。あなたが私を楽しませてくれるならあなたの妻になってあげてもいいわ」

✕ ✕ ✕

「ったく、面白いことって何をすればいいんだよ」
「あんたはさっきから難しそうな顔して何呟いているのよ」

 ティターニアに無茶振りをされた翌日、レインのライブを手伝っていた俺がステージ裏で考え事をしているとレインに話しかけられた。

「いや、実は昨日このヴァーギナル島にやってきたティターニアとかいう女のことなんだが……」

 俺たちが住んでいるこの島はつい先日正式な名称が決まった。
 その名もヴァーギナル島。
 聖竜の住むアルナ島のように名前が必要だと考えたため、俺が名付けたのだった。
 俺はレインに昨日の出来事について話す。

「へえ、そんなことがあったのね。それで、これからどうする気なの?」
「ティターニアの件も含めて、エメスたちに相談してみようと思う。今はティターニアも何かする様子はないようだからな」
「まあ、私に出来ることがあれば協力するわよ。どうせ暇だし、お客さん来ないし」

 レインのライブは今日も観客は一人もいなかった。
 レインは最近ライブに対するやる気を失っており、プロデューサーとしてはなんとかしてあげたい。

「大丈夫だ、きっとそのうち会場が満員になるようなトップアイドルになれるよお前は」
「そう言うならなんとかしなさいよプロデューサー」

 レインにジト目で見つめられ、俺は少し考え込む。

「ライブもいいが、他のことにも力を入れてみたらどうだ?」
「レッスンならちゃんとやってるわよ! これ以上何をすればいいの!」
「握手会の練習とかはどうだ? 握手会はファンがいないと成り立たないからあまり練習出来てないだろ」
「……確かに。じゃあ、早速始めてみましょう。あんたがファン役ね」
「分かったよ」

 レインが右手を差し出してきたので、俺はズボンを脱いで肉棒を差し出した。

「なんでおちんちん出しているのよ」
「俺のおちんちんを握ってくれ」
「いやいやいやいや、おかしくない!? これ握手会なのよ!」
「ファンから差し出されたものを握れないのか? 手が臭くて汚かったら握手をしないのか?」
「そうとは言ってないけど……」
「ほら、握れ」

 俺の肉棒を渋々握ったレインは眉間にしわを寄せていた。

「しかめっ面は駄目だろ。笑顔を忘れるな。ちゃんとお礼も言うんだぞ」
「……い、いつも応援ありがとうございます♡」

 肉棒を握りながら上目遣いでレインがお礼を言う姿に俺は興奮する。

「いいぞ。もっと優しく手で包み込んで俺を癒やすんだ」

 レインは肉棒を両手で包み込んで柔らかい掌で扱いてくる。

「太くてゴツゴツして逞しいですね。どうですか? 私と握手する感想は」
「すぐにイキそうだ」

 せり上がる射精欲に俺は耐えられなかった。

 びゅくんっ! びゅくっ! どびゅっ!

 噴き出した精液はレインの顔に飛び散り、端正な顔を汚していく。

「……プロデューサーって本当にえっちな人よね」

 レインは精液を指で掬い取り、ため息を吐いたのだった。

 
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