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第1章
14 侯爵令嬢は平謝りする
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「ど、どういうことなのだ…」
アルミラが呆然と呟いた問いかけに、正気に戻った私はしどろもどろになりながらも答えた。
この雷竜王ヴァルゲスは完全に被害者だった。
私の。
クレアティーノ王宮前の広場でローザと対峙した時に放った初級火炎球が撃ち抜き崩壊させてしまった山こそが、この雷竜王の住む霊峰サンムーア、ここピレーヌの街のすぐ向こうにそびえるケアーブ山の隣り、サンドレアテウス山脈の一座だった。
雷竜王は自分の住処を破壊され怒り狂い、その付近で一番大きな街であるピレーヌに即座に降り立ち、今夜のうちに納得のいく生贄を用意しなければ手始めにまずこの街を、続いてクレアティーノ王国すべてを滅ぼすと宣言して飛び立った。
無茶苦茶と言えば無茶苦茶な論理と要求だが、やられたらやり返す、やり返すべき相手がわからなければ片っ端からぶちのめす、というのが竜族の基本的な信条で、人間からすれば迷惑極まりない話だけど、竜からすれば矮小な人間どもの常識など知ったことじゃないのだ。
そうは言われても何も思い当たる節のないこの街の人々は生贄なんか用意もできず、ただただ怯え、行くあてのある者は街から逃げ出し、行くあてのない者は家の奥に隠れ、それでこの街はやたらと人通りが少なかったのだろう。そんな中であの居酒屋、よく営業してたわねとも思うけれど、どんな状況でも店を閉められない事情というものも、まあきっとあるのだろう。
それはともかく、街の人々が雷竜王の怒りの原因に思い当たる節がないのは当然だ。
だって私がやったんだもん。
「なので、本当にごめんなさい…」
血の涙を流して謝る私に、雷竜王ヴァルゲスがかけた言葉は人間的な感性からすれば意外なものだった。
「頭を上げてくれ、新たな雷竜王よ」
ヴァルゲスがそう言うと、私の左手の甲に竜の顔みたいな紋章が輝いた。さっきまでヴァルゲスの額に輝いていた紋章だ。ヴァルゲスの額にはもう何もない。
彼の血肉を得た私にはその言葉とこの紋章の意味がよく理解できていたけど、そうではないローザとアルミラにとってはまったくもって突拍子もない事態だった。
「な、何をおっしゃっていますの!?」
「新たな雷竜王だと!?」
ヴァルゲスは言った。
「この者は我を打ち倒し、我の血肉から我の力を得た。打ち負かされた者が王を名乗るなどあってはならん。なればこそこの者が新たな雷竜王でなくてどうするというのだ」
アルミラはヴァルゲスに訴えかけた。
「いや、だがこのリリアスは吸血鬼であって、これから向かうべき場所があるのだ!新たな雷竜王などと言われても竜族として何もすることはできんのだぞ!?」
必死なアルミラに対して、ヴァルゲスは何でもないことのように言い放った。
「何をする必要もない。ただ強者として君臨すればいいだけだ。どこにいようともな。新たな雷竜王よ、名はリリアスというのか?」
私は頷いて答える。
「ええ、リリアス・エル・エスパーダよ。でも本当にごめんなさい。あなたの住処を壊してしまって」
ヴァルゲスは頭を左右に振った。
「強き者には破壊の権利と義務がある。もう謝るな、リリアスはこの我の王でもあるのだ。ところで、これからどこかへ向かうならば我の背に乗ってはもらえぬか?」
アルミラはそれを聞いて「なんと…!」と目を丸くしている。
だけど私はヴァルゲスの申し出を断る。
「いいえ、ついさっきまでの私なら喜んで乗ったと思うけど、今は違うの。私は私を知るために、もう少しゆっくり進まなければいけないわ」
私がそう言うと、ヴァルゲスは翼を大きく広げた。
「ふむ。ならば我を必要とする時はいつでもその紋章に念じて呼んでくれ。たとえ他の世界だろうとすぐに我が召喚される。では雷竜王リリアスよ、良き旅を」
そうしてヴァルゲスは飛び立っていった。
さっきも言った通り私は、私のことをもっと深く知らなくちゃいけない。
怒りのままに発揮してしまったあの恐ろしい力は一体どこから湧いてきたんだろう。
アルミラの言う『あの方』の力なのか、でも、それだけじゃないような気もする。
そもそも私、あんなに正気を失うほど怒ったことなんてなかったのに一体どうしちゃったんだろう。
やっぱり吸血鬼の血?
それとも私がもともともってた本性?
最近は可愛いお人形さんの侯爵令嬢ぶったりもしてたけど小さい頃は山猿令嬢。ホントの私はどっち?といえば、それはまあ…山猿かなあ。ああ、イザベラ先生ごめんなさい。
私はこれからも人間の常識や神の教えと、隠しきれない自分の本性、それに吸血鬼の本能との間で揺れ動いていくんだろう。
しかも今回、竜の血肉とともにその力も得てしまい、雷竜王の称号と紋章まで、え、ちょっと待って、じゃあ私って今、王様?王様なの?
自己紹介するとしたら『侯爵令嬢リリアス・エル・エスパーダですわ』じゃなくて『雷竜王リリアス・エル・エスパーダである』なの?
何それカッコいい。
ちょっと待って私カッコいい。
もういっそ人間に戻れなかったらその路線で行っちゃう?雷竜王リリアス・エル・エスパーダで。
可愛いのもいいけどカッコいいのもいいわよね。
いや、でもまあそれは最後の手段。
まずは人間に戻る方法を探すのが先よ。うん。
普通の女の子になるんだから私。
ちゃんと素敵な男の人と結ばれて、素敵な花嫁さんになるんだから。
そのためには『雷竜王リリアス・エル・エスパーダである』は置いておこう。
さすがに自分を雷竜王と言い張る女の子に嫁のもらい手はないわ。
うん。
とりあえず今の私は『普通の女の子に戻りたい15歳、リリアス・エル・エスパーダ』よ。
よし。
夜空へ羽ばたいて遠くなっていくヴァルゲスの姿を眺めながらそんなことを考えていると、ローザが私に激突するように飛びついた。
「話が違いますわ!リリアス様!」
ローザの顔を見上げると、涙を流しながら怒っていて私は思わず狼狽える。
「え、何?話が違うって、何のこと?」
ローザが私の肩のあたりをポカポカと叩く。
「初めての相手はわたくしにしてくださいって言ったじゃありませんの!」
ああ、嫉妬ってことね。
「え、あ、いや、ごめん、でもほら、人間じゃなくて竜だし」
「竜でもダメですわ!」
「だ、だってほら、さっきゴハン食べた時だって鹿とか牛とか豚とか食べてたんだし、それと一緒じゃない?ね?」
私がそう弁明するとローザは「う~」と唸って口をつぐむ。
「でもなんか、やっぱり違う気がしますわ…竜はだって、喋りますし」
「そ、そうだけど…でも、人間ではないでしょう?」
「まあ………人間では、ありませんわね」
「ね!じゃあ、いいじゃない!」
「………それなら」
ローザは私のほっぺたのあたりを両手でガシッと包んで目を覗き込んだ。
その瞳はうるうると輝いている。
「人間の初めては、絶対わたくしにしていただけますか?」
私はローザの潤んだ瞳から目を離すことができないまま、おずおずと頷いた。
「う、うん…私の人間の初めては、ローザに…するわ…」
ななな何を言ってるの私は!
人間の血なんて飲んじゃダメなのに!
自分の返答に驚き狼狽える私を尻目にローザはそれを聞いて満面の笑みを見せて「絶対ですわよ!」と飛び上がった。
私はローザから離れて自分の胸に手を当てる。
心臓、ドキドキしてる気がする―――!
吸血鬼なのに、ていうか女の子同士なのに…!
竜の血を飲んだから?それとも気のせい?
―――わかんない!!!
アルミラが呆然と呟いた問いかけに、正気に戻った私はしどろもどろになりながらも答えた。
この雷竜王ヴァルゲスは完全に被害者だった。
私の。
クレアティーノ王宮前の広場でローザと対峙した時に放った初級火炎球が撃ち抜き崩壊させてしまった山こそが、この雷竜王の住む霊峰サンムーア、ここピレーヌの街のすぐ向こうにそびえるケアーブ山の隣り、サンドレアテウス山脈の一座だった。
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そうは言われても何も思い当たる節のないこの街の人々は生贄なんか用意もできず、ただただ怯え、行くあてのある者は街から逃げ出し、行くあてのない者は家の奥に隠れ、それでこの街はやたらと人通りが少なかったのだろう。そんな中であの居酒屋、よく営業してたわねとも思うけれど、どんな状況でも店を閉められない事情というものも、まあきっとあるのだろう。
それはともかく、街の人々が雷竜王の怒りの原因に思い当たる節がないのは当然だ。
だって私がやったんだもん。
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血の涙を流して謝る私に、雷竜王ヴァルゲスがかけた言葉は人間的な感性からすれば意外なものだった。
「頭を上げてくれ、新たな雷竜王よ」
ヴァルゲスがそう言うと、私の左手の甲に竜の顔みたいな紋章が輝いた。さっきまでヴァルゲスの額に輝いていた紋章だ。ヴァルゲスの額にはもう何もない。
彼の血肉を得た私にはその言葉とこの紋章の意味がよく理解できていたけど、そうではないローザとアルミラにとってはまったくもって突拍子もない事態だった。
「な、何をおっしゃっていますの!?」
「新たな雷竜王だと!?」
ヴァルゲスは言った。
「この者は我を打ち倒し、我の血肉から我の力を得た。打ち負かされた者が王を名乗るなどあってはならん。なればこそこの者が新たな雷竜王でなくてどうするというのだ」
アルミラはヴァルゲスに訴えかけた。
「いや、だがこのリリアスは吸血鬼であって、これから向かうべき場所があるのだ!新たな雷竜王などと言われても竜族として何もすることはできんのだぞ!?」
必死なアルミラに対して、ヴァルゲスは何でもないことのように言い放った。
「何をする必要もない。ただ強者として君臨すればいいだけだ。どこにいようともな。新たな雷竜王よ、名はリリアスというのか?」
私は頷いて答える。
「ええ、リリアス・エル・エスパーダよ。でも本当にごめんなさい。あなたの住処を壊してしまって」
ヴァルゲスは頭を左右に振った。
「強き者には破壊の権利と義務がある。もう謝るな、リリアスはこの我の王でもあるのだ。ところで、これからどこかへ向かうならば我の背に乗ってはもらえぬか?」
アルミラはそれを聞いて「なんと…!」と目を丸くしている。
だけど私はヴァルゲスの申し出を断る。
「いいえ、ついさっきまでの私なら喜んで乗ったと思うけど、今は違うの。私は私を知るために、もう少しゆっくり進まなければいけないわ」
私がそう言うと、ヴァルゲスは翼を大きく広げた。
「ふむ。ならば我を必要とする時はいつでもその紋章に念じて呼んでくれ。たとえ他の世界だろうとすぐに我が召喚される。では雷竜王リリアスよ、良き旅を」
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さっきも言った通り私は、私のことをもっと深く知らなくちゃいけない。
怒りのままに発揮してしまったあの恐ろしい力は一体どこから湧いてきたんだろう。
アルミラの言う『あの方』の力なのか、でも、それだけじゃないような気もする。
そもそも私、あんなに正気を失うほど怒ったことなんてなかったのに一体どうしちゃったんだろう。
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最近は可愛いお人形さんの侯爵令嬢ぶったりもしてたけど小さい頃は山猿令嬢。ホントの私はどっち?といえば、それはまあ…山猿かなあ。ああ、イザベラ先生ごめんなさい。
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しかも今回、竜の血肉とともにその力も得てしまい、雷竜王の称号と紋章まで、え、ちょっと待って、じゃあ私って今、王様?王様なの?
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いや、でもまあそれは最後の手段。
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「竜でもダメですわ!」
「だ、だってほら、さっきゴハン食べた時だって鹿とか牛とか豚とか食べてたんだし、それと一緒じゃない?ね?」
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「でもなんか、やっぱり違う気がしますわ…竜はだって、喋りますし」
「そ、そうだけど…でも、人間ではないでしょう?」
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「ね!じゃあ、いいじゃない!」
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その瞳はうるうると輝いている。
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私はローザの潤んだ瞳から目を離すことができないまま、おずおずと頷いた。
「う、うん…私の人間の初めては、ローザに…するわ…」
ななな何を言ってるの私は!
人間の血なんて飲んじゃダメなのに!
自分の返答に驚き狼狽える私を尻目にローザはそれを聞いて満面の笑みを見せて「絶対ですわよ!」と飛び上がった。
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