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③
おまけ 島抜唯愛の抗議
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「ついに……ついにやってきたよ、たっくん! 私の番が!」
「あー……はいはい。よかったねー」
「うん! 最高だよ! まさかたっくんと二人きりの空間! 出番だなんて!」
「二人きりの空間って……いつもそうだろ? 現状、唯愛はこの作品内では俺以外の人間との絡みは一切ないし」
「うん。そうだよね。だから基本的に私って、たっくんラブなところしか見せられてないんだけど。まぁ、私にとってはむしろ好都合だよ! 出番がある度に、たっくんと一緒に居られるんだからね!」
「ただ、一緒の学校じゃない関係上、出番がもらえない時も多いけどな。まぁ、なんやかんやで入っていることは多いけど」
「全く、本当にその通りだよ! どうして作者は一緒の学校にしなかったの!」
「一応、俺が唯愛と同じ学校が嫌だったからって設定はあるが、それ以前に唯愛というキャラクターが特殊なんだよな」
「うん、そうなんだよね。元々この作品ってロリコン~とか言っているように、幼女をかきたかったらしいからね。それに色々と足していったら今の形になって」
「何となくで書き進めていったら、『そうだ。姉か妹をだそう』となり、姉を出した」
「そこまでならまだいいんだけど。ここで姉を出した理由が酷いんだよ。なんでも作者は妹のほうが好きらしくて、それで『巧人に妹がいるとか羨ましすぎるから却下』で決まったんだよ!」
「本当、改めて聞いても酷い理由だな」
「同じ学校にしなかったのは、そうすると学校でも絡みができてしまい出番が多くなりすぎるから、むしろ家族である点を生かし、他のキャラとは一線を画す存在にしよう……とかなんとか、言ったりもしているけど、まずそこが間違いなんだよ」
「間違いって……もっと出番を増やせってことか?」
「そうだよ! このお話は私とたっくんがずっといちゃいちゃしていればいいの! それだけでハッピーなんだから!」
「誰がハッピーだよ……お前だけだろ?」
「違うよ。作者だってそうだよ。だって、私のこといっつもノリノリで書いてるじゃん!」
「ああ、そうだな。唯愛をかいているときは生き生きしてる。『俺は姉キャラとかそんなに好きじゃないし。なんでこんなの書かなきゃいけないんだよ』とか言ってるけど、すごく楽しそうに書いてるよ。いき詰まることもそうそうないぞ」
「ほら! 私ってすごく書きやすいキャラしてるから」
「その割には、今回もらった単独話はすごく短かった気が……。それに話のほとんどは小ネタで逃げたし」
「うっ……それはあくまでも私の話は次の話へのつなぎ回だったからで、文章量的にもあれぐらいにしないと収まらなかったし……」
「そうだとしてもだ。まず、『唯愛とデートさせよう』って話を考え始めて、特にやらせたいこともでなかったからああなったんだし。別に、唯愛が特別書きやすいわけではないだろ。むしろいつも閉鎖された空間で、同じようなやり取りばかりしているからそう感じてるだけなんだよ」
「そう考えると私ってずいぶんと限定的だよね……。このままじゃたっくんの関係もマンネリに……たっくんお願い! お姉ちゃんを見捨てないで~!」
「うわ! いきなり泣き出すな! だきつくな、鬱陶しい!」
「うぅ……ごめんね。たっくん。私はたっくんに嫌われるなんて絶対に嫌だから……」
「そういうところが、ワンパターンだって言うんだが……」
「えっとじゃあ少しだけ話を戻すけど、そんな適当に決められた私っていう存在、設定だけど、作者の願望が一つだけ現れたのがこの髪型。ポニーテールなんだよ」
「好きらしいからな。まぁ、この作品的にはほぼ見た目なんざ関係ないけど。その辺の描写ほとんどしないから」
「うん……ほとんどキャラ紹介で済ませてるよね……。たまに描かれていてもすごく大まかだったりするし……」
「前作、前々作は心の描写に力を入れてたから、それも影響しているんだよな。描きやすさ的にも。それに、基本ああいう作品のほうが好きだから」
「でも作品やキャラクターに愛情を持っているなら、もっとその魅力を伝える努力をしないと、もったいないよね! 特にこのたっくんの愛らしさとか!」
「知られていいのか、お前的には。自慢でもするのか? 俺の魅力に気づく奴が出るってことはつまり……そういうことだぞ?」
「……やっぱり今のままでいい気がしてきたよ」
「そうか。まぁ、俺はどうでもいいんだけど。どうせ、こんなの読む小学生なんていないだろうし。それ以外の誰にもどう思われようが関係ないからな。……あ、そうそう唯愛」
「なに? たっくん?」
「次の唯愛の出番な、次の本編では出ないらしいぞ」
「え……ええぇ!? そんな嘘でしょ! そんな先まで!? 本編4話分も会えないって……こと!?」
「う~ん……一応、細かいところは決まってないから有り得るかもしれないけど。次新キャラも出るし」
「また!? 出過ぎじゃないの!?」
「それに今度は今までと違って、利莉花以来のメイン格のキャラだから、出番は多めにとるって」
「うぅ……ふふっふ……。だったら、次は過去編でいっぱいたっくんと絡んで……」
「ああ。それでな、本編が長くなり過ぎたから次は過去編はお休みするって」
「なっ……!? 私は……私はどうすればいいの!」
「いや、どうもできないだろ。おとなしくまってろ」
「っく……だったら、今のうちにできる限りのたっくん成分を補充する!」
「……だきつくな」
「えへへ~……たっくん~……」
「やっぱり、ワンパターンだな……」
「あー……はいはい。よかったねー」
「うん! 最高だよ! まさかたっくんと二人きりの空間! 出番だなんて!」
「二人きりの空間って……いつもそうだろ? 現状、唯愛はこの作品内では俺以外の人間との絡みは一切ないし」
「うん。そうだよね。だから基本的に私って、たっくんラブなところしか見せられてないんだけど。まぁ、私にとってはむしろ好都合だよ! 出番がある度に、たっくんと一緒に居られるんだからね!」
「ただ、一緒の学校じゃない関係上、出番がもらえない時も多いけどな。まぁ、なんやかんやで入っていることは多いけど」
「全く、本当にその通りだよ! どうして作者は一緒の学校にしなかったの!」
「一応、俺が唯愛と同じ学校が嫌だったからって設定はあるが、それ以前に唯愛というキャラクターが特殊なんだよな」
「うん、そうなんだよね。元々この作品ってロリコン~とか言っているように、幼女をかきたかったらしいからね。それに色々と足していったら今の形になって」
「何となくで書き進めていったら、『そうだ。姉か妹をだそう』となり、姉を出した」
「そこまでならまだいいんだけど。ここで姉を出した理由が酷いんだよ。なんでも作者は妹のほうが好きらしくて、それで『巧人に妹がいるとか羨ましすぎるから却下』で決まったんだよ!」
「本当、改めて聞いても酷い理由だな」
「同じ学校にしなかったのは、そうすると学校でも絡みができてしまい出番が多くなりすぎるから、むしろ家族である点を生かし、他のキャラとは一線を画す存在にしよう……とかなんとか、言ったりもしているけど、まずそこが間違いなんだよ」
「間違いって……もっと出番を増やせってことか?」
「そうだよ! このお話は私とたっくんがずっといちゃいちゃしていればいいの! それだけでハッピーなんだから!」
「誰がハッピーだよ……お前だけだろ?」
「違うよ。作者だってそうだよ。だって、私のこといっつもノリノリで書いてるじゃん!」
「ああ、そうだな。唯愛をかいているときは生き生きしてる。『俺は姉キャラとかそんなに好きじゃないし。なんでこんなの書かなきゃいけないんだよ』とか言ってるけど、すごく楽しそうに書いてるよ。いき詰まることもそうそうないぞ」
「ほら! 私ってすごく書きやすいキャラしてるから」
「その割には、今回もらった単独話はすごく短かった気が……。それに話のほとんどは小ネタで逃げたし」
「うっ……それはあくまでも私の話は次の話へのつなぎ回だったからで、文章量的にもあれぐらいにしないと収まらなかったし……」
「そうだとしてもだ。まず、『唯愛とデートさせよう』って話を考え始めて、特にやらせたいこともでなかったからああなったんだし。別に、唯愛が特別書きやすいわけではないだろ。むしろいつも閉鎖された空間で、同じようなやり取りばかりしているからそう感じてるだけなんだよ」
「そう考えると私ってずいぶんと限定的だよね……。このままじゃたっくんの関係もマンネリに……たっくんお願い! お姉ちゃんを見捨てないで~!」
「うわ! いきなり泣き出すな! だきつくな、鬱陶しい!」
「うぅ……ごめんね。たっくん。私はたっくんに嫌われるなんて絶対に嫌だから……」
「そういうところが、ワンパターンだって言うんだが……」
「えっとじゃあ少しだけ話を戻すけど、そんな適当に決められた私っていう存在、設定だけど、作者の願望が一つだけ現れたのがこの髪型。ポニーテールなんだよ」
「好きらしいからな。まぁ、この作品的にはほぼ見た目なんざ関係ないけど。その辺の描写ほとんどしないから」
「うん……ほとんどキャラ紹介で済ませてるよね……。たまに描かれていてもすごく大まかだったりするし……」
「前作、前々作は心の描写に力を入れてたから、それも影響しているんだよな。描きやすさ的にも。それに、基本ああいう作品のほうが好きだから」
「でも作品やキャラクターに愛情を持っているなら、もっとその魅力を伝える努力をしないと、もったいないよね! 特にこのたっくんの愛らしさとか!」
「知られていいのか、お前的には。自慢でもするのか? 俺の魅力に気づく奴が出るってことはつまり……そういうことだぞ?」
「……やっぱり今のままでいい気がしてきたよ」
「そうか。まぁ、俺はどうでもいいんだけど。どうせ、こんなの読む小学生なんていないだろうし。それ以外の誰にもどう思われようが関係ないからな。……あ、そうそう唯愛」
「なに? たっくん?」
「次の唯愛の出番な、次の本編では出ないらしいぞ」
「え……ええぇ!? そんな嘘でしょ! そんな先まで!? 本編4話分も会えないって……こと!?」
「う~ん……一応、細かいところは決まってないから有り得るかもしれないけど。次新キャラも出るし」
「また!? 出過ぎじゃないの!?」
「それに今度は今までと違って、利莉花以来のメイン格のキャラだから、出番は多めにとるって」
「うぅ……ふふっふ……。だったら、次は過去編でいっぱいたっくんと絡んで……」
「ああ。それでな、本編が長くなり過ぎたから次は過去編はお休みするって」
「なっ……!? 私は……私はどうすればいいの!」
「いや、どうもできないだろ。おとなしくまってろ」
「っく……だったら、今のうちにできる限りのたっくん成分を補充する!」
「……だきつくな」
「えへへ~……たっくん~……」
「やっぱり、ワンパターンだな……」
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