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序章 獣としての始まり
第十二話 戦友との顔合わせ
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「…貴方…周りをどれだけ心配させたか分かってるのかしら?」
「ハイ…スイマセン…」
笑顔で強烈な圧をかけてくるシロクマの看護婦を前に、病室のベットで縮こまっているルーフの姿があった。
こうなったのは一週間前に遡る。
◇◆◇◆
オーワンとの戦闘の後、
「ルーフ!、ルーフ!!」
「早く治療室へ!急げ!!」
重症を負ったルーフが搬送されていく。
その時のルーフは意識は無く、出血も多い危険な状態だった。
担架に乗せられ治療室へ入れられた。
「ルーフ…」
治療室で寝かされたルーフを海斗が不安そうに見つめる。
すると、そこへ看護服に身を包む大柄なシロクマの女性が入ってきた。
「シーロス、後は頼むぞ」
「ええ。任せときなさい。」
シアンにシーロスと呼ばれたシロクマがルーフの元へ向かう。
「じゃあ、治療を始めるわ」
そう言って片目に魔力を溜める。
『カルテット・アイズ!』
すると片目が透明なレンズの様になり、ルーフを照らす。
「…心肺停止、内臓破裂、それと全身の骨折…随分酷くやられたみたいね。」
そしてルーフの症状を一瞬で見抜いたのだ。
「…これ戦場で負ったレベルの重症ね…とても入団試験で負うものじゃ無いわ。」
「どうだ?治りそうか?」
「…ちょっと時間かかるけどいけるわ。」
シーロスが周りの医療部隊に指示を出す。
「レベル3魔術を使うわ。魔術式の準備をしてちょうだい。後はメスとカテーテル…それとレッドリキッド、ホワイトリキッドを5本ずつ持ってきて。」
「はい!」
数人の看護師が準備を始める。ルーフのベットの下の魔術式に魔力が注がれ、シーロスの周りに手際良く薬品や医療器具が並べられていく。
「麻酔かけます!」
1人の看護師が麻酔をかける。
「じゃあやってくわよ…」
そう言ってルーフの腹をメスで切り開いていく。そして、損傷が激しい部分にカテーテルを挿入していく。
「挿入完了…それぞれのリキッドを流してちょうだい。」
「リキッド、注入します!」
赤と白の液体がルーフの体内に入っていく。
「後は魔法でいくわ。皆離れなさい。」
それを聞き、周りのヒトビトが離れていく。
『地を流れる精霊の涙、空を舞う天使の慈悲…』
シーロスが詠唱をすると、魔法式の輝きが強くなる。
『慈しみの祈りを捧げ、大いなる加護を与えん…』
ルーフの身体が光に包まれていく。
『グラン・ゲリール!』
その瞬間、ルーフの身体の傷がみるみる塞がっていった。
「すごい…」
海斗が呟く。
「…こんなものかしらね…肉を作るレッドリキッドと骨を作るホワイトリキッド両方使ったから中は回復しているはずよ。」
「流石だな、『戦場の天使』の名はだてではない。」
「後はとにかく安静ね。目を覚ましたら連絡するわ。」
「ありがとうございます!」
「感謝するよ。シーロス。」
海斗とシアンが礼を言った。
「…しかし何があったのよ?あんな傷普通つかないわよ?」
「それが…」
そこで海斗が経緯を説明する。
「…なるほどね…」
話を聞き終わったシーロスは心なしか少し怒っているように見えた。
「…シ…シーロスさん?」
「そう言うことなら目を覚ました時に私から色々言っておくわ。貴方達はもう帰りなさい。」
「は…はぁ…」
そうして、海斗達は病室を後にした。
◇◆◇◆
そして今に至る。
「敵の魔法に正面から突っ込むわそのまま自爆特攻するわ…貴方死んでてもおかしく無かったのよ?」
「ハイ…反省してます…」
「まったく…貴方の帰りを待ってるヒトも居るんでしょ?だったらもっと自分を大切になさい!」
「ハイ……ゴメンナサイ…」
「まぁその様子なら分かってるわね…シアン達にはさっき連絡したからちゃんと話すのよ?」
そう言ってシーロスは部屋から去っていった。
それから数十分後、
「失礼するぞ。」
ノックしてシアンが部屋に入ってきた。
「良かった…目を覚まして…」
「せやな、顔色もよくなっとるわ。」
後ろにはルナと海斗の姿もあった。
「皆!」
ルーフは嬉しそうな声をあげる。
「うむ。その様子だともう大丈夫なようだな。」
「はい…ご迷惑おかけしました。」
ルーフはシアンに謝罪する。
「気にするな。部下を助けるのも上司の仕事だ。」
それを聞いてルーフが疑問を抱く。
「部下?…上司?」
「そう言えば言ってなかったか…」
そう言ってシアンが改まってこちらを見る。
「お前はギルド入団試験に合格した。退院したら私の班で活動してもらう。」
そして、ルーフのギルド入団の旨を伝えた。
ルーフはそれを聞いて全身の力が抜けた。
「よ…良かった…受かったんだ…」
そして達成感の余韻に浸る。しかし、1つ気になることがあった。
「そうだ!オーワンって…結局何だったんですか?」
それをシアンに聞いた。
「…“アレ”のことか…」
シアンは一呼吸置いてゆっくり話し出す。
「結論から言うと、オーワンは獣人ではなかった。」
「獣人じゃない…」
あの時のことを思い出す。あの無機質な声、肩から血の代わりに出る煙…そして、あの醜悪な叫び。どれをとっても、獣人の物だと思えなかった。
「あぁ。そしてあの後ギルド団員でオーワンの欠片を集め分析した。」
「その結果は…何か分かったんですか?」
ルナが聞く。
「…結果、オーワンの正体は『鉄の塊が動いていた物』と言うことが解った。」
その結果と言うものが、なんとも理解し難い物だった。
「鉄の塊?どうしてそんなものが魔法撃ったり体術をしたり出来たんや…?」
海斗が首を捻る。
「その事はハッキリと解ってない。ただ1つ解っていることは…“今の私たちのテクノロジーではそんなことは不可能”だということだ。」
そして、シアンがボソッと呟く。
「神話にある“人間”ぐらいにしか出来ないだろうな…」
それをルーフは聞き逃さなかった。
(!?…今“人間”って言ったよな!)
「この世界にも人間って居るんですか!?」
思わず大きな声を出してしまう。
「っ…どうしたんや?ルーフ?」
隣に居る海斗が顔をしかめる。
「ごっごめん…」
シアンが質問に答える。
「?もしかして神話を知らないのか?かなり有名な物だと思うが…」
シアンが懐疑の眼差しを送る。
「…まぁいい。もし気になったのならギルド図書館で調べるといい。」
「は…はい…」
そうしてシアンにあしらわれる。
「じゃあ無駄話もこれぐらいにして今日の本題に入るか。」
「本題?」
ルーフはてっきり見舞いに来ただけだと思っていた。
「あぁ。せっかくだからお前が配属されるクラスのメンバーで顔合わせをしようと考えていたんだ。入ってくれ。」
そして、部屋の扉の向こうに声を掛ける。すると、3人の獣人が入ってきた。
1人見知った顔が居た。
「えっ…ブラン!?」
「よう…久しぶりだな…」
そこには3回戦で戦ったブランの姿があった。
「どうしてここに!?」
「教官にスカウトされたんだよ…」
そう言ってルーフを睨む。
「退院したら勝負しろ…次こそぶっ潰してやる…」
猟奇的な目で凄まれる。するとブランの頭がスパン!と叩かれた。
「何を言っている。お前らは仲間だ。仲良くしなさい。」
シアンがブランを黙らせた。
「…スイマセン…」
ブランが悔しそうに謝る。
(ブランがこんなになるって…何があったんだよ…)
「…あのー…そろそろいいですかい?」
ブランの後ろにいた獣人…黄色い羽毛の鷹と黄緑の羽毛のフクロウがこちらを見る。
「あぁ…すまないな。じゃあ自己紹介を頼む。」
そして2人が前に出た。
「どうも!クラス1の2班、ライト・ウェルザだ。よろしくな!」
鷹は元気良くそう名乗る。
「お…同じく…クラス1の2班…フータ・ウェルザ…よろしくね…」
それと対照的にフクロウは控え目に名乗った。
「うん。よろしくね!」
「この2人とブランは2班、海斗、ルナ、そしてルーフの3人が1班に所属することになっている。」
シアンが配属先を紹介する。
「因みにフータが第3ブロック、ルナが第2ブロックで勝ち上がってきたものだ。」
「そっか、ルナも勝ち上がったんだ!」
歓喜の声をあげる。
「そうよ!これからもよろしく!」
そうして2人でグータッチをした。
ルーフのギルド団員としての波乱の生活が始まろうとしていた。
「ハイ…スイマセン…」
笑顔で強烈な圧をかけてくるシロクマの看護婦を前に、病室のベットで縮こまっているルーフの姿があった。
こうなったのは一週間前に遡る。
◇◆◇◆
オーワンとの戦闘の後、
「ルーフ!、ルーフ!!」
「早く治療室へ!急げ!!」
重症を負ったルーフが搬送されていく。
その時のルーフは意識は無く、出血も多い危険な状態だった。
担架に乗せられ治療室へ入れられた。
「ルーフ…」
治療室で寝かされたルーフを海斗が不安そうに見つめる。
すると、そこへ看護服に身を包む大柄なシロクマの女性が入ってきた。
「シーロス、後は頼むぞ」
「ええ。任せときなさい。」
シアンにシーロスと呼ばれたシロクマがルーフの元へ向かう。
「じゃあ、治療を始めるわ」
そう言って片目に魔力を溜める。
『カルテット・アイズ!』
すると片目が透明なレンズの様になり、ルーフを照らす。
「…心肺停止、内臓破裂、それと全身の骨折…随分酷くやられたみたいね。」
そしてルーフの症状を一瞬で見抜いたのだ。
「…これ戦場で負ったレベルの重症ね…とても入団試験で負うものじゃ無いわ。」
「どうだ?治りそうか?」
「…ちょっと時間かかるけどいけるわ。」
シーロスが周りの医療部隊に指示を出す。
「レベル3魔術を使うわ。魔術式の準備をしてちょうだい。後はメスとカテーテル…それとレッドリキッド、ホワイトリキッドを5本ずつ持ってきて。」
「はい!」
数人の看護師が準備を始める。ルーフのベットの下の魔術式に魔力が注がれ、シーロスの周りに手際良く薬品や医療器具が並べられていく。
「麻酔かけます!」
1人の看護師が麻酔をかける。
「じゃあやってくわよ…」
そう言ってルーフの腹をメスで切り開いていく。そして、損傷が激しい部分にカテーテルを挿入していく。
「挿入完了…それぞれのリキッドを流してちょうだい。」
「リキッド、注入します!」
赤と白の液体がルーフの体内に入っていく。
「後は魔法でいくわ。皆離れなさい。」
それを聞き、周りのヒトビトが離れていく。
『地を流れる精霊の涙、空を舞う天使の慈悲…』
シーロスが詠唱をすると、魔法式の輝きが強くなる。
『慈しみの祈りを捧げ、大いなる加護を与えん…』
ルーフの身体が光に包まれていく。
『グラン・ゲリール!』
その瞬間、ルーフの身体の傷がみるみる塞がっていった。
「すごい…」
海斗が呟く。
「…こんなものかしらね…肉を作るレッドリキッドと骨を作るホワイトリキッド両方使ったから中は回復しているはずよ。」
「流石だな、『戦場の天使』の名はだてではない。」
「後はとにかく安静ね。目を覚ましたら連絡するわ。」
「ありがとうございます!」
「感謝するよ。シーロス。」
海斗とシアンが礼を言った。
「…しかし何があったのよ?あんな傷普通つかないわよ?」
「それが…」
そこで海斗が経緯を説明する。
「…なるほどね…」
話を聞き終わったシーロスは心なしか少し怒っているように見えた。
「…シ…シーロスさん?」
「そう言うことなら目を覚ました時に私から色々言っておくわ。貴方達はもう帰りなさい。」
「は…はぁ…」
そうして、海斗達は病室を後にした。
◇◆◇◆
そして今に至る。
「敵の魔法に正面から突っ込むわそのまま自爆特攻するわ…貴方死んでてもおかしく無かったのよ?」
「ハイ…反省してます…」
「まったく…貴方の帰りを待ってるヒトも居るんでしょ?だったらもっと自分を大切になさい!」
「ハイ……ゴメンナサイ…」
「まぁその様子なら分かってるわね…シアン達にはさっき連絡したからちゃんと話すのよ?」
そう言ってシーロスは部屋から去っていった。
それから数十分後、
「失礼するぞ。」
ノックしてシアンが部屋に入ってきた。
「良かった…目を覚まして…」
「せやな、顔色もよくなっとるわ。」
後ろにはルナと海斗の姿もあった。
「皆!」
ルーフは嬉しそうな声をあげる。
「うむ。その様子だともう大丈夫なようだな。」
「はい…ご迷惑おかけしました。」
ルーフはシアンに謝罪する。
「気にするな。部下を助けるのも上司の仕事だ。」
それを聞いてルーフが疑問を抱く。
「部下?…上司?」
「そう言えば言ってなかったか…」
そう言ってシアンが改まってこちらを見る。
「お前はギルド入団試験に合格した。退院したら私の班で活動してもらう。」
そして、ルーフのギルド入団の旨を伝えた。
ルーフはそれを聞いて全身の力が抜けた。
「よ…良かった…受かったんだ…」
そして達成感の余韻に浸る。しかし、1つ気になることがあった。
「そうだ!オーワンって…結局何だったんですか?」
それをシアンに聞いた。
「…“アレ”のことか…」
シアンは一呼吸置いてゆっくり話し出す。
「結論から言うと、オーワンは獣人ではなかった。」
「獣人じゃない…」
あの時のことを思い出す。あの無機質な声、肩から血の代わりに出る煙…そして、あの醜悪な叫び。どれをとっても、獣人の物だと思えなかった。
「あぁ。そしてあの後ギルド団員でオーワンの欠片を集め分析した。」
「その結果は…何か分かったんですか?」
ルナが聞く。
「…結果、オーワンの正体は『鉄の塊が動いていた物』と言うことが解った。」
その結果と言うものが、なんとも理解し難い物だった。
「鉄の塊?どうしてそんなものが魔法撃ったり体術をしたり出来たんや…?」
海斗が首を捻る。
「その事はハッキリと解ってない。ただ1つ解っていることは…“今の私たちのテクノロジーではそんなことは不可能”だということだ。」
そして、シアンがボソッと呟く。
「神話にある“人間”ぐらいにしか出来ないだろうな…」
それをルーフは聞き逃さなかった。
(!?…今“人間”って言ったよな!)
「この世界にも人間って居るんですか!?」
思わず大きな声を出してしまう。
「っ…どうしたんや?ルーフ?」
隣に居る海斗が顔をしかめる。
「ごっごめん…」
シアンが質問に答える。
「?もしかして神話を知らないのか?かなり有名な物だと思うが…」
シアンが懐疑の眼差しを送る。
「…まぁいい。もし気になったのならギルド図書館で調べるといい。」
「は…はい…」
そうしてシアンにあしらわれる。
「じゃあ無駄話もこれぐらいにして今日の本題に入るか。」
「本題?」
ルーフはてっきり見舞いに来ただけだと思っていた。
「あぁ。せっかくだからお前が配属されるクラスのメンバーで顔合わせをしようと考えていたんだ。入ってくれ。」
そして、部屋の扉の向こうに声を掛ける。すると、3人の獣人が入ってきた。
1人見知った顔が居た。
「えっ…ブラン!?」
「よう…久しぶりだな…」
そこには3回戦で戦ったブランの姿があった。
「どうしてここに!?」
「教官にスカウトされたんだよ…」
そう言ってルーフを睨む。
「退院したら勝負しろ…次こそぶっ潰してやる…」
猟奇的な目で凄まれる。するとブランの頭がスパン!と叩かれた。
「何を言っている。お前らは仲間だ。仲良くしなさい。」
シアンがブランを黙らせた。
「…スイマセン…」
ブランが悔しそうに謝る。
(ブランがこんなになるって…何があったんだよ…)
「…あのー…そろそろいいですかい?」
ブランの後ろにいた獣人…黄色い羽毛の鷹と黄緑の羽毛のフクロウがこちらを見る。
「あぁ…すまないな。じゃあ自己紹介を頼む。」
そして2人が前に出た。
「どうも!クラス1の2班、ライト・ウェルザだ。よろしくな!」
鷹は元気良くそう名乗る。
「お…同じく…クラス1の2班…フータ・ウェルザ…よろしくね…」
それと対照的にフクロウは控え目に名乗った。
「うん。よろしくね!」
「この2人とブランは2班、海斗、ルナ、そしてルーフの3人が1班に所属することになっている。」
シアンが配属先を紹介する。
「因みにフータが第3ブロック、ルナが第2ブロックで勝ち上がってきたものだ。」
「そっか、ルナも勝ち上がったんだ!」
歓喜の声をあげる。
「そうよ!これからもよろしく!」
そうして2人でグータッチをした。
ルーフのギルド団員としての波乱の生活が始まろうとしていた。
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