26 / 30
第26話 私も一緒に行きたかったなぁ(遠足気分
しおりを挟む
「みんな、大丈夫かな……」
私は一人落ち着きなく家の中を歩き回っていた。
そわそわそわそわそわそわそわそわ。
うん、心配すぎる!
結局レオルくんたちに押し切られて、ダンジョンに行くことを許してしまった。
私も一緒に行くって言ったんだけど、
「お姉ちゃんは弱いからダメ」
「おっちょこちょいだし」
「危ない」
などと散々なことを言われて、凹んだ。
違うよ! ちょっと浅いところに入って、危険度がどのくらいか確認しようと思ってただけだってば!
決して私もダンジョン攻略というものにときめいちゃったわけじゃない。ホントダヨ?
「じぶんたちで判断した方がはやいよ?」
ですよねー。
……で、絶対無茶はしないこと、無理だと思ったらすぐ撤退すること、という約束をして送り出したんだけど、やっぱり心配なのである。
「クルルー」
「キィキィ」
わさわさ。
私の不安を察したのか(いや見てればすぐ分かるか)、リューたちが慰めてくれる。
彼らはお留守番だ。リューが一緒ならもうちょっと安心だっただろうけど、大き過ぎて難しいと言われてしまったのだ。
「うん、大丈夫だよね。きっと元気に戻ってくるよね」
◇ ◇ ◇
「すごい!」
「はじめて見た!」
僕は興奮のあまり思わず叫んでしまう。レオナも後ろではしゃいでいた。
ちょっとした崖の下にぽっかりと口を開けた大きな洞窟。
だけど普通の洞窟とは違う。
どこが、ってはっきりとは言えないけれど、何となくそんな気配がする。たぶん魔力が濃いからだと思う。
あんまし魔法を使えない僕と違って、レオナはもっと強く感じているだろう。
サオリお姉ちゃんを説得し、僕たちはダンジョンにやってきた。
生まれて初めて挑むダンジョンだ。楽しみですごくわくわくする。
どんな魔物がいるんだろう?
道中ですでに何体か倒してるけどね。
ダンジョンの魔物が溢れ出してるというのは本当らしく、いつもの森だと見かけない魔物に遭遇した。
巨大クワガタ。
巨大ムカデ。
巨大ハチ。
どれも昆虫だ。
このダンジョンに出没するのは昆虫系の魔物ばかりらしい。
一緒に行きたいって言ってたサオリお姉ちゃんがあっさり引き下がったのは、ニャーさんたちからそれを聞いたからだ。
お姉ちゃん、昆虫が苦手なんだって。
女の人は大抵そうだって主張してたけど、レオナもヒューネも別に平気だよ?
これからダンジョンに挑むメンバーは、僕、レオナ、ライオ、チタ、ヒューネ、それからライオのお兄さんであるシシオさんだ。
シシオさんは次期族長候補らしく、村の中でも一番強いそうだ。このダンジョンに挑んだ経験もあって、シシオダスさんが案内役として付けてくれた。
一応ダンジョンの中にも付いてくるつもりらしい。大丈夫かな?
「今さらだが、本当に行くつもりなのか? 今ならまだ引き返せるぞ?」
「心配ないよ!」
「そ、そうか。……ライオ、お前も覚悟は大丈夫か?」
「うん、兄さん」
シシオさんに改めて挑戦の意志を示しつつ、僕たちは意気揚々とダンジョンへと足を踏み入れた。
中はひんやりしていて、薄暗い。
だけど真っ暗というわけじゃない。
不思議なことに、多くのダンジョンでは、わざわざ火をつけたりしなくても視界を確保できるんだ。せいぜい二、三十メートル先までしか見えないけど。
先頭は僕だ。
すぐ後ろがヒューネで、その後ろにレオナ、シシオさん、チタ、しんがりのライオと続く。
ニャー族は総じて目がいいんだけど、中でもこうした暗い場所ではヒューネが断トツでよく見える。なので僕に続いて二番目ということになった。
「……またわかれ道だわ」
「だね」
道は幾つも別れていて、迷路のようになってる。
過去の踏破記録をシシオさんに教えてもらいながら、僕たちは迷わないよう、壁に目印を付けながら進んでいった。
もちろん魔物にも遭遇した。
「何かくるわ。ほそいけど背がたかい。あと、うでみたいなのが生えてる」
巨大カマキリは大人の男性くらい大きくて、それが二本の鎌をビュンビュン振り回しながら躍り掛かってくる。
「気をつけろ、こいつの鎌はよく斬れる。腕を切断された奴もいたほどだ」
シシオさんが注意してくれる。
「えい」
鎌がこちらに届く前に、その細い首目がけて僕は槍を突き出す。
命中!
身体の割に小さな頭が取れ、飛んでった。
当然カマキリは即死して、こてんと倒れ込んだ。
「うん。このカマキリ、ぼうぎょ力は低いみたい」
「なっ……一撃で……?」
僕の槍の刃はリューの爪で作ったものなので、すごくよく斬れるんだよね。
他にも毒の尾を持つ巨大サソリや、丸まって転がってくる巨大ダンゴムシ、毒の鱗粉を降らせてくる巨大蛾もいた。
リューの爪は硬い外骨格を持った魔物でも威力を発揮した。
もちろん僕以外も装備している。
魔法を使うレオナだけはトットの枝から作った杖だけどね。
ライオはその怪力を活かせるように、ナックルダスターに加工している。切断力は失ってるけど、単純にその硬さで外骨格を粉砕できる。
チタは速さを活かせるよう、切断力を重視した鉤爪状の武器にした。
ヒューネも似たような形状の武器だけど、ちゃんと手を使いたいときに手が使えるよう、爪を自由に出し入れできる機能を付けた。あと、彼女は足技も使うので靴のつま先にも仕込んである。
聞いていた通り、奥に行くほど次から次へとわんさか出てくる魔物を殲滅しつつ進んでいくと、やがてかなり広い場所に出た。
「……ここだ。前回ここで我々は全滅しかけ、そしてダンジョンの攻略を諦めることに決めたのだ」
そのときのことを思い出しているのか、シシオさんが強張った声で言う。
「ここにいる魔物は今まで出てきた連中とはレベルが違う。注意しろよ。それと絶対、あの白いやつには触れるな」
見渡すと、あちこちに白い縄のようなものが張り巡らされていた。
どうやら高い粘着性を持っているようで、触れるとくっ付いて簡単には離れなくなってしまうらしい。
加えて縄の強度が高くて切ることもできないんだって。
すごいね! これがあったら簡単に狩りができそう!
実際、それは獲物を捕らえるための罠だった。
その縄――ううん、糸を伝って、巨大な昆虫が姿を現す。
八本の脚に、六個の目。
クモだ。
今まで遭遇してきた昆虫たちも大きかったけれど、これはさらに大きい。
脚まで含めると、大きさは五メートルくらいあるかも。
しかも小さなクモ――と言っても二、三メートルあるけど――を何匹も引き連れているようで、薄闇の中で無数の目が怪しく光ってる。
警戒してるのか、タイミングを見計らってるのか、じぃっとこっちを見ているだけで動く気配はない。
「どうだ? さすのお前たちもここを突破するのは難しいだろう? あの糸に捕らわれたら最後、奴らの餌だ。しかも間違いなく生きたまま食われるぞ?」
脅すようなことを言ってくるシシオさん。この人、もしかして本当はこのダンジョンを攻略したくないのかな?
「レオナ、いける?」
「うん! 任せて!」
レオナは腕まくりして気合を入れると、魔力を練り始めた。
魔法使いの中には魔法を発動させるために、詠唱をしたり、魔法陣を描いたりする人もいるみたいだけど、レオナはそのどっちもしない。
何でしないの? って訊いたら、面倒だからって言ってた。
冒険者のミルアさんはそれでできたら苦労しないわよ! って叫んでたけど。
「もえちゃえ!」
猛烈な炎が巨大クモたちに襲いかかった。
まさにクモの子を散らすように慌てて逃げたけれど、何匹かは炎に呑み込まれた。
炎は糸に引火して、どんどん燃え広がっていく。
やっぱり炎には弱いみたいだね。網の目のように張り巡らされていた糸が、あっという間に燃えて消えちゃった。
あとは残ったクモちゃんたちと倒すだけ。
「いくよ!」
「「「おーっ!」」」
私は一人落ち着きなく家の中を歩き回っていた。
そわそわそわそわそわそわそわそわ。
うん、心配すぎる!
結局レオルくんたちに押し切られて、ダンジョンに行くことを許してしまった。
私も一緒に行くって言ったんだけど、
「お姉ちゃんは弱いからダメ」
「おっちょこちょいだし」
「危ない」
などと散々なことを言われて、凹んだ。
違うよ! ちょっと浅いところに入って、危険度がどのくらいか確認しようと思ってただけだってば!
決して私もダンジョン攻略というものにときめいちゃったわけじゃない。ホントダヨ?
「じぶんたちで判断した方がはやいよ?」
ですよねー。
……で、絶対無茶はしないこと、無理だと思ったらすぐ撤退すること、という約束をして送り出したんだけど、やっぱり心配なのである。
「クルルー」
「キィキィ」
わさわさ。
私の不安を察したのか(いや見てればすぐ分かるか)、リューたちが慰めてくれる。
彼らはお留守番だ。リューが一緒ならもうちょっと安心だっただろうけど、大き過ぎて難しいと言われてしまったのだ。
「うん、大丈夫だよね。きっと元気に戻ってくるよね」
◇ ◇ ◇
「すごい!」
「はじめて見た!」
僕は興奮のあまり思わず叫んでしまう。レオナも後ろではしゃいでいた。
ちょっとした崖の下にぽっかりと口を開けた大きな洞窟。
だけど普通の洞窟とは違う。
どこが、ってはっきりとは言えないけれど、何となくそんな気配がする。たぶん魔力が濃いからだと思う。
あんまし魔法を使えない僕と違って、レオナはもっと強く感じているだろう。
サオリお姉ちゃんを説得し、僕たちはダンジョンにやってきた。
生まれて初めて挑むダンジョンだ。楽しみですごくわくわくする。
どんな魔物がいるんだろう?
道中ですでに何体か倒してるけどね。
ダンジョンの魔物が溢れ出してるというのは本当らしく、いつもの森だと見かけない魔物に遭遇した。
巨大クワガタ。
巨大ムカデ。
巨大ハチ。
どれも昆虫だ。
このダンジョンに出没するのは昆虫系の魔物ばかりらしい。
一緒に行きたいって言ってたサオリお姉ちゃんがあっさり引き下がったのは、ニャーさんたちからそれを聞いたからだ。
お姉ちゃん、昆虫が苦手なんだって。
女の人は大抵そうだって主張してたけど、レオナもヒューネも別に平気だよ?
これからダンジョンに挑むメンバーは、僕、レオナ、ライオ、チタ、ヒューネ、それからライオのお兄さんであるシシオさんだ。
シシオさんは次期族長候補らしく、村の中でも一番強いそうだ。このダンジョンに挑んだ経験もあって、シシオダスさんが案内役として付けてくれた。
一応ダンジョンの中にも付いてくるつもりらしい。大丈夫かな?
「今さらだが、本当に行くつもりなのか? 今ならまだ引き返せるぞ?」
「心配ないよ!」
「そ、そうか。……ライオ、お前も覚悟は大丈夫か?」
「うん、兄さん」
シシオさんに改めて挑戦の意志を示しつつ、僕たちは意気揚々とダンジョンへと足を踏み入れた。
中はひんやりしていて、薄暗い。
だけど真っ暗というわけじゃない。
不思議なことに、多くのダンジョンでは、わざわざ火をつけたりしなくても視界を確保できるんだ。せいぜい二、三十メートル先までしか見えないけど。
先頭は僕だ。
すぐ後ろがヒューネで、その後ろにレオナ、シシオさん、チタ、しんがりのライオと続く。
ニャー族は総じて目がいいんだけど、中でもこうした暗い場所ではヒューネが断トツでよく見える。なので僕に続いて二番目ということになった。
「……またわかれ道だわ」
「だね」
道は幾つも別れていて、迷路のようになってる。
過去の踏破記録をシシオさんに教えてもらいながら、僕たちは迷わないよう、壁に目印を付けながら進んでいった。
もちろん魔物にも遭遇した。
「何かくるわ。ほそいけど背がたかい。あと、うでみたいなのが生えてる」
巨大カマキリは大人の男性くらい大きくて、それが二本の鎌をビュンビュン振り回しながら躍り掛かってくる。
「気をつけろ、こいつの鎌はよく斬れる。腕を切断された奴もいたほどだ」
シシオさんが注意してくれる。
「えい」
鎌がこちらに届く前に、その細い首目がけて僕は槍を突き出す。
命中!
身体の割に小さな頭が取れ、飛んでった。
当然カマキリは即死して、こてんと倒れ込んだ。
「うん。このカマキリ、ぼうぎょ力は低いみたい」
「なっ……一撃で……?」
僕の槍の刃はリューの爪で作ったものなので、すごくよく斬れるんだよね。
他にも毒の尾を持つ巨大サソリや、丸まって転がってくる巨大ダンゴムシ、毒の鱗粉を降らせてくる巨大蛾もいた。
リューの爪は硬い外骨格を持った魔物でも威力を発揮した。
もちろん僕以外も装備している。
魔法を使うレオナだけはトットの枝から作った杖だけどね。
ライオはその怪力を活かせるように、ナックルダスターに加工している。切断力は失ってるけど、単純にその硬さで外骨格を粉砕できる。
チタは速さを活かせるよう、切断力を重視した鉤爪状の武器にした。
ヒューネも似たような形状の武器だけど、ちゃんと手を使いたいときに手が使えるよう、爪を自由に出し入れできる機能を付けた。あと、彼女は足技も使うので靴のつま先にも仕込んである。
聞いていた通り、奥に行くほど次から次へとわんさか出てくる魔物を殲滅しつつ進んでいくと、やがてかなり広い場所に出た。
「……ここだ。前回ここで我々は全滅しかけ、そしてダンジョンの攻略を諦めることに決めたのだ」
そのときのことを思い出しているのか、シシオさんが強張った声で言う。
「ここにいる魔物は今まで出てきた連中とはレベルが違う。注意しろよ。それと絶対、あの白いやつには触れるな」
見渡すと、あちこちに白い縄のようなものが張り巡らされていた。
どうやら高い粘着性を持っているようで、触れるとくっ付いて簡単には離れなくなってしまうらしい。
加えて縄の強度が高くて切ることもできないんだって。
すごいね! これがあったら簡単に狩りができそう!
実際、それは獲物を捕らえるための罠だった。
その縄――ううん、糸を伝って、巨大な昆虫が姿を現す。
八本の脚に、六個の目。
クモだ。
今まで遭遇してきた昆虫たちも大きかったけれど、これはさらに大きい。
脚まで含めると、大きさは五メートルくらいあるかも。
しかも小さなクモ――と言っても二、三メートルあるけど――を何匹も引き連れているようで、薄闇の中で無数の目が怪しく光ってる。
警戒してるのか、タイミングを見計らってるのか、じぃっとこっちを見ているだけで動く気配はない。
「どうだ? さすのお前たちもここを突破するのは難しいだろう? あの糸に捕らわれたら最後、奴らの餌だ。しかも間違いなく生きたまま食われるぞ?」
脅すようなことを言ってくるシシオさん。この人、もしかして本当はこのダンジョンを攻略したくないのかな?
「レオナ、いける?」
「うん! 任せて!」
レオナは腕まくりして気合を入れると、魔力を練り始めた。
魔法使いの中には魔法を発動させるために、詠唱をしたり、魔法陣を描いたりする人もいるみたいだけど、レオナはそのどっちもしない。
何でしないの? って訊いたら、面倒だからって言ってた。
冒険者のミルアさんはそれでできたら苦労しないわよ! って叫んでたけど。
「もえちゃえ!」
猛烈な炎が巨大クモたちに襲いかかった。
まさにクモの子を散らすように慌てて逃げたけれど、何匹かは炎に呑み込まれた。
炎は糸に引火して、どんどん燃え広がっていく。
やっぱり炎には弱いみたいだね。網の目のように張り巡らされていた糸が、あっという間に燃えて消えちゃった。
あとは残ったクモちゃんたちと倒すだけ。
「いくよ!」
「「「おーっ!」」」
168
あなたにおすすめの小説
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる