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1-2 魔法
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この世界には魔法がある。
全ての種が使えるこの魔法を学ぶことは最高の生物であるドラゴンに必須であり、俺が一番苦労した点である。
「魔法は、まず魔力の収集が必要。こんな風に、純粋な魔力を生み出してみましょう」
母はそう言って、口を開け、不思議な光る塊を生み出した。
俺も挑戦をしてみる。
しかし、魔法のコツが掴めない俺は、この初歩である魔力の収集から困難だった。
この魔力の収集とは、自然界に存在するエネルギーを集めることである。ドラゴンと、魔族、天使を除き、種の個体は魔力を生み出す力がない。
ドラゴンは魔力を生み出す力があるが、この魔力の収集が出来ないと魔力が切れた時、自然界の力を借りることが出来ない。自身の魔力に頼る癖を持たせないために、母は最初にこの魔力の収集のみを行うと言った。
何度も、何度も、俺はイメージをする。
自然界のエネルギーの収集。収集し、保つイメージ。
豆粒のような小さな純粋な魔力を生み出せても、集中が途切れると簡単に弾け飛んでしまう。
「違う。そうじゃない。どうして出来ないの?」
最初の数日は優しかった母も、徐々に厳しくなっていく。
本来、この魔力の収集は長くても3日ほどで終わるらしい。しかし俺はすでに5日が経っていた。
何度も、何度も挑戦する。
でも、出来ない。
一つの仮説がたった。
もしかしたらこの魔力の収集が出来ないのは、俺の前世の記憶が邪魔をしていると俺は考えた。
詳しく話すと、俺の前世は少なくともドラゴンではなかったし、魔法を使えたわけでもない。その記憶がドラゴンの種としての本能を阻害している。例えばそれは殻を割る時に。何かしらの形で邪魔をしているのだ。
では、どうしたら良いのか。
俺は考える。
「イツキ」
幻聴が聞こえた。
「イツキはどうして」
またあの声。
「どうして、あんなことをしたの?」
悲しい声。
不思議な感覚が体を襲う。
偶然だ。そう偶然なのだ。俺が前世の記憶を思い出す時に、ドラゴンとして俺は先に進めるのは、偶然でしかない。
そうでなければ、誰かが仕組んだとしか思えない。
魔力の収集。
それが何故難しいと考えたのか。
それまで豆粒だった純粋な魔力が、急に膨大な大きさへと変わる。それは安定して保ち続けた。
「やった!できたよ!」
まるで子供のように、俺は母に言った。
すると母は一瞬嬉しそうにしたが、すぐに厳しい表情に戻り。
「まだ、最初の段階よ。次に進みましょう」
そう言ったが、本心は嬉しかったみたいで、声はどこか弾んでいた。
この魔力の収集が出来るようになった俺は次に自身の魔力を使う術を学び、実践へと進む。
最初の躓きが嘘のようにその後の鍛錬は順調に進んだ。
全ての種が使えるこの魔法を学ぶことは最高の生物であるドラゴンに必須であり、俺が一番苦労した点である。
「魔法は、まず魔力の収集が必要。こんな風に、純粋な魔力を生み出してみましょう」
母はそう言って、口を開け、不思議な光る塊を生み出した。
俺も挑戦をしてみる。
しかし、魔法のコツが掴めない俺は、この初歩である魔力の収集から困難だった。
この魔力の収集とは、自然界に存在するエネルギーを集めることである。ドラゴンと、魔族、天使を除き、種の個体は魔力を生み出す力がない。
ドラゴンは魔力を生み出す力があるが、この魔力の収集が出来ないと魔力が切れた時、自然界の力を借りることが出来ない。自身の魔力に頼る癖を持たせないために、母は最初にこの魔力の収集のみを行うと言った。
何度も、何度も、俺はイメージをする。
自然界のエネルギーの収集。収集し、保つイメージ。
豆粒のような小さな純粋な魔力を生み出せても、集中が途切れると簡単に弾け飛んでしまう。
「違う。そうじゃない。どうして出来ないの?」
最初の数日は優しかった母も、徐々に厳しくなっていく。
本来、この魔力の収集は長くても3日ほどで終わるらしい。しかし俺はすでに5日が経っていた。
何度も、何度も挑戦する。
でも、出来ない。
一つの仮説がたった。
もしかしたらこの魔力の収集が出来ないのは、俺の前世の記憶が邪魔をしていると俺は考えた。
詳しく話すと、俺の前世は少なくともドラゴンではなかったし、魔法を使えたわけでもない。その記憶がドラゴンの種としての本能を阻害している。例えばそれは殻を割る時に。何かしらの形で邪魔をしているのだ。
では、どうしたら良いのか。
俺は考える。
「イツキ」
幻聴が聞こえた。
「イツキはどうして」
またあの声。
「どうして、あんなことをしたの?」
悲しい声。
不思議な感覚が体を襲う。
偶然だ。そう偶然なのだ。俺が前世の記憶を思い出す時に、ドラゴンとして俺は先に進めるのは、偶然でしかない。
そうでなければ、誰かが仕組んだとしか思えない。
魔力の収集。
それが何故難しいと考えたのか。
それまで豆粒だった純粋な魔力が、急に膨大な大きさへと変わる。それは安定して保ち続けた。
「やった!できたよ!」
まるで子供のように、俺は母に言った。
すると母は一瞬嬉しそうにしたが、すぐに厳しい表情に戻り。
「まだ、最初の段階よ。次に進みましょう」
そう言ったが、本心は嬉しかったみたいで、声はどこか弾んでいた。
この魔力の収集が出来るようになった俺は次に自身の魔力を使う術を学び、実践へと進む。
最初の躓きが嘘のようにその後の鍛錬は順調に進んだ。
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