1,088 / 1,101
第018部 友よ、また…/はじめまして、こんにちは、さようなら
第070話 約束破壊1-30(蒐集家事変case1-30 イトーズの)/第070話 《アシュエット》偏 終わり
しおりを挟む
第070話 約束破壊1-30(蒐集家事変case1-30 イトーズの)
「おい!飲め!」
「いい…」
倒れたイトーズに大河が万能薬を飲ませようとするがイトーズは血を吐き微かな声で拒絶する、血が流れ過ぎて顔は白い、通常ならば即死する深さだ、血で濡れたナイフを持つセフトは崇幸に取り押さえられ静かにしていた。
「くそ!っつ!お前!」
大河が万能薬を口に含みイトーズに飲ませようとすれば蒐集家の蔦が絡み身動きが取れず大河は怒鳴る、もう猶予もない。
「生きる意思がないんですよ、死なせた方が良い」
「ふざ…セフト!これでいいのか!?イトーズが死ぬ!」
「蒐集家さん!?死んでいい命はない!なら、俺が…」
「ゆき…あの番人は…既に死に至っているのを強化された身体で踏み留まっているだけだ…眠らせてやれ…」
蒐集家が告げる、大河が叫ぶ、腕の中のイトーズはゆっくりと終わりに向かっていた。
崇幸も助けたいと言うが、千眼もまた見送るつもりでいる。
「セフト…最期にはなした…い」
「イトーズ…俺は…ずっと…いつだって…お前とずっと…」
「お前もみちづれ…だ…つれて…いく…」
「がふっ…」
蔦に絡め取られた大河の腕の中で瞳の色が失いつつあるイトーズがセフトを呼ぶ、セフトは自身がした事を受け止めきれずいるようで、呼ばれたからとイトーズの側に膝を付く。
最後の渾身の力を振り絞りイトーズは覚悟を決める、どうか最後の力をくれと。
『分かったよ、連れていくといい…』
セフトの傍らに男が現れる、ああ、《悪夢龍》が自分達を憐れんで力を貸してくれる…イトーズは血を吐いた口で笑みを浮かべた。
懐のナイフに手を伸ばし渾身の力で抜きセフトの喉元に突き立て、セフトは血がごぽりと大量に口から吐き出しイトーズの腹の上に上半身を投げ出した。
「そっか、これでいいんだ」
「2人で行けばどちらも残されない」
ルンカとエスティアの声、大河と崇幸は…この終わりを受け入れられない。
「…こんな…終わり方…」
「剣はルンカさんが回収しましたし、戻りましょう」
「お前……」
『ぐるうるぅ』
『すみませんドミニオンズさんへの指示に集中し阻止できませんでした…その代わり…』
『ドミニオンズが2人の肉体の時間を停止した、美味い瘴気を食わせてくれた礼だと言っている。魂も身体から抜ける寸前で留めている。貸し1つだ、ではまた何れ…』
瘴気を吸い込んでいたドミニオンズが吠え白孔雀外神が謝罪をする、蔦がイトーズとセフトを覆う、蒐集家は顔を僅かに歪めた。
声が冷ややかにそう伝え消え、崇幸と大河は顔を上げる、黒い雲は全て凍結され黒い雪ではなく白い雪が空を舞い降り地面に吸い込まれていった…。
第070話 終わり
「外神君、わざとイトーズ君に殺させたのか」
「……はい」
「外神君はそれが最善だと思った、俺もそうする」
佳月の言葉に外神は頷く、解体し終わった肉を焼く為にイフタークにせがまれ懐記は席を外している、今画面を見ている外神と佳月だけだった。
外神はイトーズが刺されたのはセフトに殺気が無かったから止められなかった、だが、イトーズからは明確な殺意が伝わり止めようと思えば止められた。
だが、そうしなかったのは蒐集家と同じだ、イトーズにもう生きる意思はなくセフトを殺して共に逝くという強い思いが感じられたからだ。
「イトーズさんは転生出来るかもしれませんが…セフトさんは魂罪です、転生出来ません。魂が留まっているのならば完全な死ではない、限りなく死に近い瀕死の状態なら万能薬で回復可能です」
「イトーズ君は回復しても…セフト君はイトーズ君と一緒にいたいとか言い出すかも」
「…そうですね」
「これで終わりって事、後は植物化した人々を戻せば元通り、喰う為の殺人を犯した村人達は枯れるまであれでもいいけれど」
「僕もそれでいいと思います、でも、大河さん達に委ねます」
「うん」
佳月は酒を飲む、強めの酒をロックで煽りカチリとグラスの中でぶつかる氷の音を聞きながら白い雪が降る《アタラクシア》の光景を眺めた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.097 店内を確認
『ゼノスギイとゼタリアの手も借り小屋を改装しました』
「はーすごいな、外と中の印象が全然違う」
「来た人はこれを疑問に思わないんですか?」
『はい、認識阻害の魔法を室内に展開しています。違和感を持たないようにしています。カウンターの奥が厨房です、そこで商品を作りこのガラスケースに並べてカウンターで受けた物を出します。壁回りは商品棚です」
「すご、こんな店初めてみた。あのカウンターの後ろの棚にも食べ物を置くの?」
『後ろの棚は高額品を並べる棚です、売れるとは思っていませんが見栄えの為です』
カウンター後ろは上から下迄棚になっていて、大きさも長さも様々な棚に何を置くのかとガブが気にしている。
「え?高額品?何を置くんだ」
『あの山の様々な鉱物を使って剣や宝飾品をスライムとゼタリアとゼノスギイで造ったのでそれを並べます』
『………』
「お、みんなすごいな!みんな頑張っているから俺もやる気が出るぞ」
ガブとサックは聖獣とモンスターが造ったってなんだよと内心突っ込み、鍔騎は邪気に喜んだ。
「加工した宝石の首飾りや裸石、剣やナイフ、盾を1つ100万アロで並べます」
「お、強気だなー。見栄えはするだろうから客引きになるぞ」
「…妥当な値段だとは思いますけど、見る人が見ればすごいものだと分かると思います」
「うん、出所とか探られたら面倒じゃない?」
『商会ですから、答えなくても問題ありません。秘密だと言って下さい、それ以上追及する場合は売らないようにして下さい。盗品と疑われてもそもそも1から造った物ですから潔白です』
「そうかーなら、高額品は商会のロゴを入れてブランド化しとくか、高額品はそう売れないだろう?」
『はい、ロゴを刻印しておきます。それと買い取りも行いたいので、看板の文字と値札をお願いします』
「買い取りもか!すごいなアコーズは、よし、値札と看板を用意しよう。サック君、ガブ君書いてくれるか?」
「……はい」
「わかった…」
色々聞きたい事があるが、一旦言葉を呑み込んで看板や値札作りに専念する事にした…。
「おい!飲め!」
「いい…」
倒れたイトーズに大河が万能薬を飲ませようとするがイトーズは血を吐き微かな声で拒絶する、血が流れ過ぎて顔は白い、通常ならば即死する深さだ、血で濡れたナイフを持つセフトは崇幸に取り押さえられ静かにしていた。
「くそ!っつ!お前!」
大河が万能薬を口に含みイトーズに飲ませようとすれば蒐集家の蔦が絡み身動きが取れず大河は怒鳴る、もう猶予もない。
「生きる意思がないんですよ、死なせた方が良い」
「ふざ…セフト!これでいいのか!?イトーズが死ぬ!」
「蒐集家さん!?死んでいい命はない!なら、俺が…」
「ゆき…あの番人は…既に死に至っているのを強化された身体で踏み留まっているだけだ…眠らせてやれ…」
蒐集家が告げる、大河が叫ぶ、腕の中のイトーズはゆっくりと終わりに向かっていた。
崇幸も助けたいと言うが、千眼もまた見送るつもりでいる。
「セフト…最期にはなした…い」
「イトーズ…俺は…ずっと…いつだって…お前とずっと…」
「お前もみちづれ…だ…つれて…いく…」
「がふっ…」
蔦に絡め取られた大河の腕の中で瞳の色が失いつつあるイトーズがセフトを呼ぶ、セフトは自身がした事を受け止めきれずいるようで、呼ばれたからとイトーズの側に膝を付く。
最後の渾身の力を振り絞りイトーズは覚悟を決める、どうか最後の力をくれと。
『分かったよ、連れていくといい…』
セフトの傍らに男が現れる、ああ、《悪夢龍》が自分達を憐れんで力を貸してくれる…イトーズは血を吐いた口で笑みを浮かべた。
懐のナイフに手を伸ばし渾身の力で抜きセフトの喉元に突き立て、セフトは血がごぽりと大量に口から吐き出しイトーズの腹の上に上半身を投げ出した。
「そっか、これでいいんだ」
「2人で行けばどちらも残されない」
ルンカとエスティアの声、大河と崇幸は…この終わりを受け入れられない。
「…こんな…終わり方…」
「剣はルンカさんが回収しましたし、戻りましょう」
「お前……」
『ぐるうるぅ』
『すみませんドミニオンズさんへの指示に集中し阻止できませんでした…その代わり…』
『ドミニオンズが2人の肉体の時間を停止した、美味い瘴気を食わせてくれた礼だと言っている。魂も身体から抜ける寸前で留めている。貸し1つだ、ではまた何れ…』
瘴気を吸い込んでいたドミニオンズが吠え白孔雀外神が謝罪をする、蔦がイトーズとセフトを覆う、蒐集家は顔を僅かに歪めた。
声が冷ややかにそう伝え消え、崇幸と大河は顔を上げる、黒い雲は全て凍結され黒い雪ではなく白い雪が空を舞い降り地面に吸い込まれていった…。
第070話 終わり
「外神君、わざとイトーズ君に殺させたのか」
「……はい」
「外神君はそれが最善だと思った、俺もそうする」
佳月の言葉に外神は頷く、解体し終わった肉を焼く為にイフタークにせがまれ懐記は席を外している、今画面を見ている外神と佳月だけだった。
外神はイトーズが刺されたのはセフトに殺気が無かったから止められなかった、だが、イトーズからは明確な殺意が伝わり止めようと思えば止められた。
だが、そうしなかったのは蒐集家と同じだ、イトーズにもう生きる意思はなくセフトを殺して共に逝くという強い思いが感じられたからだ。
「イトーズさんは転生出来るかもしれませんが…セフトさんは魂罪です、転生出来ません。魂が留まっているのならば完全な死ではない、限りなく死に近い瀕死の状態なら万能薬で回復可能です」
「イトーズ君は回復しても…セフト君はイトーズ君と一緒にいたいとか言い出すかも」
「…そうですね」
「これで終わりって事、後は植物化した人々を戻せば元通り、喰う為の殺人を犯した村人達は枯れるまであれでもいいけれど」
「僕もそれでいいと思います、でも、大河さん達に委ねます」
「うん」
佳月は酒を飲む、強めの酒をロックで煽りカチリとグラスの中でぶつかる氷の音を聞きながら白い雪が降る《アタラクシア》の光景を眺めた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~売れない男は異世界で夢を見るけど現実も見る~
track.097 店内を確認
『ゼノスギイとゼタリアの手も借り小屋を改装しました』
「はーすごいな、外と中の印象が全然違う」
「来た人はこれを疑問に思わないんですか?」
『はい、認識阻害の魔法を室内に展開しています。違和感を持たないようにしています。カウンターの奥が厨房です、そこで商品を作りこのガラスケースに並べてカウンターで受けた物を出します。壁回りは商品棚です」
「すご、こんな店初めてみた。あのカウンターの後ろの棚にも食べ物を置くの?」
『後ろの棚は高額品を並べる棚です、売れるとは思っていませんが見栄えの為です』
カウンター後ろは上から下迄棚になっていて、大きさも長さも様々な棚に何を置くのかとガブが気にしている。
「え?高額品?何を置くんだ」
『あの山の様々な鉱物を使って剣や宝飾品をスライムとゼタリアとゼノスギイで造ったのでそれを並べます』
『………』
「お、みんなすごいな!みんな頑張っているから俺もやる気が出るぞ」
ガブとサックは聖獣とモンスターが造ったってなんだよと内心突っ込み、鍔騎は邪気に喜んだ。
「加工した宝石の首飾りや裸石、剣やナイフ、盾を1つ100万アロで並べます」
「お、強気だなー。見栄えはするだろうから客引きになるぞ」
「…妥当な値段だとは思いますけど、見る人が見ればすごいものだと分かると思います」
「うん、出所とか探られたら面倒じゃない?」
『商会ですから、答えなくても問題ありません。秘密だと言って下さい、それ以上追及する場合は売らないようにして下さい。盗品と疑われてもそもそも1から造った物ですから潔白です』
「そうかーなら、高額品は商会のロゴを入れてブランド化しとくか、高額品はそう売れないだろう?」
『はい、ロゴを刻印しておきます。それと買い取りも行いたいので、看板の文字と値札をお願いします』
「買い取りもか!すごいなアコーズは、よし、値札と看板を用意しよう。サック君、ガブ君書いてくれるか?」
「……はい」
「わかった…」
色々聞きたい事があるが、一旦言葉を呑み込んで看板や値札作りに専念する事にした…。
10
あなたにおすすめの小説
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧井 汐桜香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
冤罪で家が滅んだ公爵令嬢リースは婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
山田 バルス
恋愛
婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
アラフォー幼女は異世界で大魔女を目指します
梅丸みかん
ファンタジー
第一章:長期休暇をとったアラフォー独身のミカは、登山へ行くと別の世界へ紛れ込んでしまう。その場所は、森の中にそびえる不思議な塔の一室だった。元の世界には戻れないし、手にしたゼリーを口にすれば、身体はなんと6歳の子どもに――。
ミカが封印の箱を開けると、そこから出てきたのは呪いによって人形にされた大魔女だった。その人形に「大魔女の素質がある」と告げられたミカは、どうせ元の世界に戻れないなら、大魔女を目指すことを決心する。
だが、人形師匠はとんでもなく自由すぎる。ミカは師匠に翻弄されまくるのだった。
第二章:巷で流れる大魔女の遺産の噂。その裏にある帝國の侵略の懸念。ミカは次第にその渦に巻き込まれていく。
第三章:異世界で唯一の友人ルカが消えた。その裏には保護部屋の存在が関わっていることが示唆され、ミカは潜入捜査に挑むことになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる