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第一部 不毛の大地開拓 頑張ろう編
11 湖と園芸ショップ
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「う…」
深い眠りから顔を顰めながらゆっくり眼を開け、辺りを見渡す薄暗く少しジメッとした空気、岩で出来た周辺。
「ここどこ…あ、異世界に来たんだっけ…」
ゆっくり置き上がり、水魔法で水を出してごくりと手から飲み、ついでに顔も洗ってタオルで拭いてくさっぱりし、外に出る。
「うーん、外は薄暗いかなあ。何時間位寝てたのかな」
外に出て腕時計の数字を見てみる、デジタル数字は9時過ぎを指していた。
「結構寝たなー。久し振りだなぁ、でも寝づらいから早くなんとかしないと」
昨日のまま焚き火跡が残る場所の側に座り、収納からリンゴモドキ(仮)とミカンモドキ(仮)、ブラック缶コーヒーを取り出して、軽めの朝食を楽しむ。
鳥の囀りや獣の気配もない、静かな森。
「今日はまず、食料と湖で魚がいれば釣りをしてみよう」
手早く食べきり(日本にいた時の仕事の影響で早食い)自動マッピングを出して、移動を始める。
「お、キノコ見っけ。どれどれ食べられると…こっちは木苺みたいなやつが沢山だ、これも…食べられる」
湖までの道のり、食料の宝庫とも言える位には様々な物が豊に育っていた。
瑞々しい緑の葉は鑑定でサラダにすると良いレタスモドキ(仮)に、オレンジ色の実は皮を剥くと枇杷の様に中に大きな種があるが甘すぎず程程良いビワモドキ(仮)、そしてマツタケモドキ(仮)の他に食べられるキノコ多数、時間はかかったがかなりの量をゲットし、森を抜けると湖が姿を現す。
「おー、広い。水は澄んで、かなりの深さだ」
向こう岸が見えない程の広さの湖、覗けば大分深い所まではっきりと見える。
鑑定を行えば、湖:水 飲用可能※但し塩辛い 一度沸騰させると良い 魚 棲息 食用可能 焼くと美味 貝 焼くと美味 等やはりざっくりしている。
「塩辛い、もしかして海?いや、まさかー…もしかして塩が出来る」
いや、今は魚だと思い直し、まず道中拾ってみた木の枝を持って考えてみる。
「糸と餌…よし、こんな時は園芸ショーップ」
ステータスの園芸ショップを開く、
園芸ショップ: 現在の所持金 2,235,000ログ
(2,235,000円)
おいしいやさいが出来る土 2L 150ログ(150円)
種芋 2kg 500ログ(500円)
良く育つ肥料 中粒 1kg 500ログ(500円)
ショベル 鍬 各1,000ログ(1,000円)
万能ハサミ 800ログ(800円)
ナタ 2,000ログ(2,000円)
※こちらは購入していただければ頂けるだけ種類が増え、使えば使う程質が向上します ご利用お待ちしております
「わぁー、俺の貯金額まんまー。あと園芸ショップ種類少ないけど、ジャガイモがある!やった!」
釣りに応用出来そうも無いものしかなかったし、品数も少ないが、芋好きな詠斗には嬉しく大変ありがたいスキルだった。
「んー、川とかなら入って石で囲ったり出来るけど、湖?海?で釣り…つる…魚食べたい…さかな…はっ、食べるだけなら釣らなくてもいいと思う!…」
こういう時こそ魔法なのではと思いつき、必要な魔法はまず水、そして風この2つを組み合わせて湖の魚が地面に揚がってくる様子をイメージする。
「まず水で…自動マッピングで…流石に魚の位置までは…そうだ善行ポイントを確認して」
善行ポイント
9,900pt
現在交換可能
魔法
土魔法(土生成:50pt) 水魔法(水弾:50pt)
火魔法(火矢:50pt) 風魔法(風斬:50pt)
浄化魔法(自動清掃:300pt)
スキル
自動マッピング(索敵:500pt)
「なんか、増えてる気がしたんだよ。やった、索敵ってそこに何がいるか分かる機能なはず。頂きましょう」
早速交換すると、直ぐ様魚のマークが地図に複数現れ、右往左往と移動を繰り返す。
「今度は上手く地図を見ながら…」
イメージをしやすく、湖の中の魚達水魔法で押し上げ、空からさず風魔法で詠斗の元へ引き寄せる。
「よし、成功!まだまだ頂きます!待ってろ焼き魚!」
一度成功してしまえば、後はそれの繰り返えし、何時の間にか10匹以上の魚が詠斗の足元でビタビタ跳ねていた。
「うわ、何時の間に!こんなに捕ってたんだ!」
夢中になり足元の魚に驚く、こういう場合はすぐ食べ切れない分は戻したりするが、無限収納よろしく全て捌く気満々である。
「さあ、やるぞ!」
深い眠りから顔を顰めながらゆっくり眼を開け、辺りを見渡す薄暗く少しジメッとした空気、岩で出来た周辺。
「ここどこ…あ、異世界に来たんだっけ…」
ゆっくり置き上がり、水魔法で水を出してごくりと手から飲み、ついでに顔も洗ってタオルで拭いてくさっぱりし、外に出る。
「うーん、外は薄暗いかなあ。何時間位寝てたのかな」
外に出て腕時計の数字を見てみる、デジタル数字は9時過ぎを指していた。
「結構寝たなー。久し振りだなぁ、でも寝づらいから早くなんとかしないと」
昨日のまま焚き火跡が残る場所の側に座り、収納からリンゴモドキ(仮)とミカンモドキ(仮)、ブラック缶コーヒーを取り出して、軽めの朝食を楽しむ。
鳥の囀りや獣の気配もない、静かな森。
「今日はまず、食料と湖で魚がいれば釣りをしてみよう」
手早く食べきり(日本にいた時の仕事の影響で早食い)自動マッピングを出して、移動を始める。
「お、キノコ見っけ。どれどれ食べられると…こっちは木苺みたいなやつが沢山だ、これも…食べられる」
湖までの道のり、食料の宝庫とも言える位には様々な物が豊に育っていた。
瑞々しい緑の葉は鑑定でサラダにすると良いレタスモドキ(仮)に、オレンジ色の実は皮を剥くと枇杷の様に中に大きな種があるが甘すぎず程程良いビワモドキ(仮)、そしてマツタケモドキ(仮)の他に食べられるキノコ多数、時間はかかったがかなりの量をゲットし、森を抜けると湖が姿を現す。
「おー、広い。水は澄んで、かなりの深さだ」
向こう岸が見えない程の広さの湖、覗けば大分深い所まではっきりと見える。
鑑定を行えば、湖:水 飲用可能※但し塩辛い 一度沸騰させると良い 魚 棲息 食用可能 焼くと美味 貝 焼くと美味 等やはりざっくりしている。
「塩辛い、もしかして海?いや、まさかー…もしかして塩が出来る」
いや、今は魚だと思い直し、まず道中拾ってみた木の枝を持って考えてみる。
「糸と餌…よし、こんな時は園芸ショーップ」
ステータスの園芸ショップを開く、
園芸ショップ: 現在の所持金 2,235,000ログ
(2,235,000円)
おいしいやさいが出来る土 2L 150ログ(150円)
種芋 2kg 500ログ(500円)
良く育つ肥料 中粒 1kg 500ログ(500円)
ショベル 鍬 各1,000ログ(1,000円)
万能ハサミ 800ログ(800円)
ナタ 2,000ログ(2,000円)
※こちらは購入していただければ頂けるだけ種類が増え、使えば使う程質が向上します ご利用お待ちしております
「わぁー、俺の貯金額まんまー。あと園芸ショップ種類少ないけど、ジャガイモがある!やった!」
釣りに応用出来そうも無いものしかなかったし、品数も少ないが、芋好きな詠斗には嬉しく大変ありがたいスキルだった。
「んー、川とかなら入って石で囲ったり出来るけど、湖?海?で釣り…つる…魚食べたい…さかな…はっ、食べるだけなら釣らなくてもいいと思う!…」
こういう時こそ魔法なのではと思いつき、必要な魔法はまず水、そして風この2つを組み合わせて湖の魚が地面に揚がってくる様子をイメージする。
「まず水で…自動マッピングで…流石に魚の位置までは…そうだ善行ポイントを確認して」
善行ポイント
9,900pt
現在交換可能
魔法
土魔法(土生成:50pt) 水魔法(水弾:50pt)
火魔法(火矢:50pt) 風魔法(風斬:50pt)
浄化魔法(自動清掃:300pt)
スキル
自動マッピング(索敵:500pt)
「なんか、増えてる気がしたんだよ。やった、索敵ってそこに何がいるか分かる機能なはず。頂きましょう」
早速交換すると、直ぐ様魚のマークが地図に複数現れ、右往左往と移動を繰り返す。
「今度は上手く地図を見ながら…」
イメージをしやすく、湖の中の魚達水魔法で押し上げ、空からさず風魔法で詠斗の元へ引き寄せる。
「よし、成功!まだまだ頂きます!待ってろ焼き魚!」
一度成功してしまえば、後はそれの繰り返えし、何時の間にか10匹以上の魚が詠斗の足元でビタビタ跳ねていた。
「うわ、何時の間に!こんなに捕ってたんだ!」
夢中になり足元の魚に驚く、こういう場合はすぐ食べ切れない分は戻したりするが、無限収納よろしく全て捌く気満々である。
「さあ、やるぞ!」
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