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第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~
STAGE.2-6 じゃ、パーティーでも組む?
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「なあ、アンタ今パーティークビになったっぽいけど、俺と組まない?俺は懐記ね」
ほぼ同時刻 《トルゥードン》の冒険者ギルドでパーティーからクビを宣言された男に懐記が声を掛ける、男は生気が乏しい顔をしていた。
「俺はグローリー…です、組むのは構いません。でも指名依頼…いつもくれる依頼主がいるので…それとここの依頼も…」
「ん、グリっちね、オッケ。それ俺もやるわ、この街初めて来たし色々教えてよ」
「俺がやる依頼は金が…」
「んー、まあこの街の情報料って事で依頼は一緒にやるけど金はいいわ」
「……」
「気にしなくていいよ、何やる?」
「これと…これを…後は受付で」
グローリーは自他共に認める口数の少ない男だ、感情も乏しい声に抑揚も無い表情も変わらない、気味悪い、何考えている分からないと周囲に言われ続けて来た、そんな男が今初めて逢った懐記という人物が積極的に関わろうとしているのが良く分からなかった。
「荷物運びに草むしり、いんじゃない」
「良いですか?」
冒険者達が嫌がる仕事だ安い上に重労働、成り立ての新米冒険者がやるような仕事を良いと依頼書を見て懐記は言う、それもグローリーには不思議だった。
「こういう仕事でも有ると無いとじゃ大違いじゃん?」
グローリーは小さく頷く、《黄金の剣》の運び人としての賃金は安くパーティー依頼がない時はキリングを始め皆単独の指名依頼やランクで受けられる仕事をこなす、グローリーに
来る指名依頼は雑用程度、他がやりたがらない依頼を受けてようやく宿代や飯が食える程度、だから小さい雑用的な依頼があればグローリーは受ける、誰かじゃダメな仕事では無く誰でも良い仕事がグローリーにとっては1番嬉しい物だった。
「見つけた、懐記」
「やはりこちらでしたか、懐記さん」
「ん、ティスっちにライガルっちじゃん。調子は悪く無さそう」
「ああ、まあ、良い場所ではないけど…」
「調査は…」
冒険者ギルドの中で懐記も浮いているが、ライガルの質の良い服装も浮いている、懐記を見つけ寄ってくる2人がグローリーの顔を見て固まった。
「お、おい。懐記…そいつは?」
「懐記さん、彼がどういう存在か分かっていますか?」
「あー、まあ話しはちょい待ち、先にやる事やっとくわ。ほら、グリっちこっち。2人はどうする?」
「行く」
「私も行きます」
「オッケ、まずはこの依頼受けるわ」
受付窓口に4人で向かう遣り取りを見ていた受付嬢が我に返り、仕事をこなすこたに専念する。
「この依頼とグリっちの指名依頼にそれと薬草ダンジョン明日から入りたいんだけど、テントの場所も借りるわー」
「しょ、承知しました。現在グローリーさんの指名依頼は3件ございます、内容を呼んで頂き受理するか決め下さい。薬草ダンジョンは1日1人1万ログ、冒険者じゃない方は1万5000ログお支払い頂きます。こちらの内容を呼んで頂きサインお願いします。テントは現在この区画の空いている場所を選んで下さい、1日1000ログでお貸ししています」
懐記とグローリーが冒険者証を提示し、グローリーが渡した依頼と併せて指名依頼の書類を渡され、薬草ダンジョンに入る際の箇条書きされたものも渡される。
「ほーん、薬草ダンジョン4人分2人は冒険者じゃないのを10日分と、テントの区画だけ11日分ね。薬草ダンジョンは明日から入るわ」
「明日から行くんですか?」
「嫌?」
「…いえ」
「そ、じゃ51万1000ログね。テントの区画は端っこ希望」
グローリーが無表情に頷く、懐記がジャケットのポケットから10万ログコインを5枚と1万ログコインと1000ログコインを出して受付カウンターに追く、受付嬢が計算し慌てて受理する。
「明日から薬草ダンジョンに行かれるとの事ですが、パーティー名の登録を…」
「んー、グリっちパーティー名とかなんかある?」
「いえ…」
「そ、なら無しでもいいけど」
「なら、《黄昏の瞳》はどうですか?グローリーさんの瞳そのままで、パーティー名はやはり必要かと」
「俺も何でもいいけど」
ライガルの提案にティスが興味無さげに同意する、特に懐記も異論はないので《黄昏の瞳》がこの瞬間結成された。
「では、《黄昏の瞳》の皆さんご武運を」
受付嬢に見送られ冒険者達の様々な視線を気にせず、まず一向はテントの区画に向かった。
「…なぜか懐記さん、冒険者パーティー組んで依頼をこなすそうです」
「薬草ダンジョンにも入るって…ライガルさんとティスさんも連れて…」
「今日の晩飯、肉野菜炒めと味噌汁と……ご飯でいいー?」
「手伝うーお刺身もつけようか」
「晴海くん、ナイス!」
こちらは《不毛の地》の畑、懐記からのラインを皆で見ながら詠斗が晩飯の支度を始め、ナイル、チグリス、ラウラス以外で取り掛かる。
「…父様達呼びましょう、ラインします」
「率…おにぎり」
「俺、料理人すよー。ラドゥさん達呼びますー」
「チグリスさん、おにぎりはさっきのでおしまいです。後で作りますから、はいサンドイッチ」
「おにぎり…食べたい…これはニジェルガの承認がいる…」
テーブルにライガルからの仕事の書類の山を積み重ね、3人で片付けていくが量が多い、率がサンドイッチとお茶をチグリスに渡す、チグリスは確認が終わった書類を仕分けしている。
「ん、これ計算間違ってるす、やり直しすねぇ」
ラウラスが間違いのある書類を避ける、大河、千歳、ラジカ、ジラ、千華、千眼、ニアは開店準備が出来た商業エリアとカジノエリアの調整等で不在にしていた。
「…ニジェルガ呼ぶか」
「いいすね、早いすよそれが」
「2人共…ライガル様とティスが懐記さんの側にいてくれているのですから、感謝して仕事しましょう」
『………』
チグリスとラウラスの無言、ナイルにそう言われてしまえばやる他ない、気を取り直して仕事を片付けていった。
ほぼ同時刻 《トルゥードン》の冒険者ギルドでパーティーからクビを宣言された男に懐記が声を掛ける、男は生気が乏しい顔をしていた。
「俺はグローリー…です、組むのは構いません。でも指名依頼…いつもくれる依頼主がいるので…それとここの依頼も…」
「ん、グリっちね、オッケ。それ俺もやるわ、この街初めて来たし色々教えてよ」
「俺がやる依頼は金が…」
「んー、まあこの街の情報料って事で依頼は一緒にやるけど金はいいわ」
「……」
「気にしなくていいよ、何やる?」
「これと…これを…後は受付で」
グローリーは自他共に認める口数の少ない男だ、感情も乏しい声に抑揚も無い表情も変わらない、気味悪い、何考えている分からないと周囲に言われ続けて来た、そんな男が今初めて逢った懐記という人物が積極的に関わろうとしているのが良く分からなかった。
「荷物運びに草むしり、いんじゃない」
「良いですか?」
冒険者達が嫌がる仕事だ安い上に重労働、成り立ての新米冒険者がやるような仕事を良いと依頼書を見て懐記は言う、それもグローリーには不思議だった。
「こういう仕事でも有ると無いとじゃ大違いじゃん?」
グローリーは小さく頷く、《黄金の剣》の運び人としての賃金は安くパーティー依頼がない時はキリングを始め皆単独の指名依頼やランクで受けられる仕事をこなす、グローリーに
来る指名依頼は雑用程度、他がやりたがらない依頼を受けてようやく宿代や飯が食える程度、だから小さい雑用的な依頼があればグローリーは受ける、誰かじゃダメな仕事では無く誰でも良い仕事がグローリーにとっては1番嬉しい物だった。
「見つけた、懐記」
「やはりこちらでしたか、懐記さん」
「ん、ティスっちにライガルっちじゃん。調子は悪く無さそう」
「ああ、まあ、良い場所ではないけど…」
「調査は…」
冒険者ギルドの中で懐記も浮いているが、ライガルの質の良い服装も浮いている、懐記を見つけ寄ってくる2人がグローリーの顔を見て固まった。
「お、おい。懐記…そいつは?」
「懐記さん、彼がどういう存在か分かっていますか?」
「あー、まあ話しはちょい待ち、先にやる事やっとくわ。ほら、グリっちこっち。2人はどうする?」
「行く」
「私も行きます」
「オッケ、まずはこの依頼受けるわ」
受付窓口に4人で向かう遣り取りを見ていた受付嬢が我に返り、仕事をこなすこたに専念する。
「この依頼とグリっちの指名依頼にそれと薬草ダンジョン明日から入りたいんだけど、テントの場所も借りるわー」
「しょ、承知しました。現在グローリーさんの指名依頼は3件ございます、内容を呼んで頂き受理するか決め下さい。薬草ダンジョンは1日1人1万ログ、冒険者じゃない方は1万5000ログお支払い頂きます。こちらの内容を呼んで頂きサインお願いします。テントは現在この区画の空いている場所を選んで下さい、1日1000ログでお貸ししています」
懐記とグローリーが冒険者証を提示し、グローリーが渡した依頼と併せて指名依頼の書類を渡され、薬草ダンジョンに入る際の箇条書きされたものも渡される。
「ほーん、薬草ダンジョン4人分2人は冒険者じゃないのを10日分と、テントの区画だけ11日分ね。薬草ダンジョンは明日から入るわ」
「明日から行くんですか?」
「嫌?」
「…いえ」
「そ、じゃ51万1000ログね。テントの区画は端っこ希望」
グローリーが無表情に頷く、懐記がジャケットのポケットから10万ログコインを5枚と1万ログコインと1000ログコインを出して受付カウンターに追く、受付嬢が計算し慌てて受理する。
「明日から薬草ダンジョンに行かれるとの事ですが、パーティー名の登録を…」
「んー、グリっちパーティー名とかなんかある?」
「いえ…」
「そ、なら無しでもいいけど」
「なら、《黄昏の瞳》はどうですか?グローリーさんの瞳そのままで、パーティー名はやはり必要かと」
「俺も何でもいいけど」
ライガルの提案にティスが興味無さげに同意する、特に懐記も異論はないので《黄昏の瞳》がこの瞬間結成された。
「では、《黄昏の瞳》の皆さんご武運を」
受付嬢に見送られ冒険者達の様々な視線を気にせず、まず一向はテントの区画に向かった。
「…なぜか懐記さん、冒険者パーティー組んで依頼をこなすそうです」
「薬草ダンジョンにも入るって…ライガルさんとティスさんも連れて…」
「今日の晩飯、肉野菜炒めと味噌汁と……ご飯でいいー?」
「手伝うーお刺身もつけようか」
「晴海くん、ナイス!」
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「…ニジェルガ呼ぶか」
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
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