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第010部 魔人達に捧げる禍つ謳
第5幕 第9話ご褒美はオムライスで×STAGE.5ー9カレーパーティー
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第9話ご褒美はオムライスで
「番外の気配が遠ざかりました、警戒していますね」
「……番外さんには悪い事をしてしまいました」
「あんたには聞かないけどな」
「どうぞお好きに、気が変わったらいつでも」
遠ざかる気配にタナトスが詠斗を挑発するように嘲笑う、詠斗が怒りを含みながらオーケスの手伝いに入る。
「こっちは撤収して来た」
「懐記さん、トラングさん薬あります?」
「あるよ~薬草とかもーあ~なるほどね~」
「あるし、ま、ここで飯にしながら話し聞くわ」
「お手伝いします、グローリー様…グローリーさん達もすぐ来ますよ」
「イデア達はどうかな?」
「色々探ってるみたいです」
ゴーレム達が撹乱してくれたがやはりまた監視の目がある、ラインして徒歩で来るように伝えて事情を説明し、薬や薬草を収納ショルダーバックから出してトラングが引いて来てくれた移動販売の荷車を使って懐記とテンテストにテスカが食事の準備を始めた。
「質の良い薬草や薬か…」
「ワンズさん飲んで下さい、貴方の物です」
「はい……」
オーケスが薬を飲ませている間も、獣人達が訪れてオーケスが症状毎に薬を選別し飲ませトラングが指示に従い薬草を合わせていく。
「どうぞ、スープです。食べて下さい」
「あ、有り難い」
「ありがと」
「沢山あるからいっぱい食べて下さい」
懐記がスープを温め綴とテンテストが配り、テスカが材料を切っている、他の食事は詠斗やゴーレム達が配り始めると何処からか痩せた獣人や薄汚れた住民達がやってくる、オーケスやワンズと顔馴染みらしく食事をありがたがって貰っている。
「……遅くなってごめん」
「来た」
グローリーとイザラも合流し、事情を説明しグローリーがタナトスの方へ向かう。
「タナトス……」
「………」
「ありがとう、奴隷買ってくれて…お願い聞いてくれて」
「は、言われた事をしただけです」
「うん、俺達と一緒、嫌?」
「ええ」
「分かった…皇国にいてくれるなら懐記に家をお願いする…」
「はあ、私は此処にいるのが嫌なんですよ」
「ダメ…」
「ふん」
「戻った、なに、ケンカ?」
「戻りました、報告を…」
「でもお風呂はいり…」
タナトスとグローリーの会話…の途中でイデア、バルタル、カイネが戻り何やら険悪そうな雰囲気に詠斗に事情を説明して貰った…。
STAGE.5ー8カレーパーティー
「うめぇ!こんなうまいもん始めて食った!」
「おかわり沢山してくれ、唐揚げもカツもまだまだ揚げるぞーやっぱり若者が食ってる姿は見ていて気持ちいいな」
『おかわり!』
「はいよ!」
走る車内の中で元気な盗賊団達とカレーを食べる大河達、ラジカと千眼と蒐集家はまだ回復仕切れない盗賊団の介抱をしていた。
「ああ、うまいな。あいつらにも食わせてやりてえな」
ダーグがしみじみスプーンでカレーを掬い、一口一口噛み締めた。
「明日会えるだろう、沢山作って収納にいれとくから食わせてやれば良い!」
「崇幸の旦那!」
盗賊達が崇幸の侠気に惚れ込む盗賊達、皆カレーを何度もおかわりりがやがやと揚げ方を習い、カレーを更に砦にいる友にも食べさせたいと追加で作る者達や風呂に行く者達と賑やかな時間が過ぎた…。
第9話ご褒美はオムライスで
「ほい、タナトスっち」
「……」
外のテーブルに座って周囲をつまらさそうに眺めているタナトスに懐記がトレイに乗せたオムライスとサラダとスープを目の前に置き、タナトスは一瞥していれば小さな獣人の子供達が物欲しそうに見ているので譲った。
「どうぞ」
「わあ!」
「おいしそ」
「まだあるから、ほら」
懐記が獣人の子供達達を手招きし、オムライスを出して綴がカノリのジュースを注いでやれば目を輝かせている、タナトスはオムライスを口に運ぶ、綺麗な黄金色の卵焼きにトマトソースの肉ライス…間違いなく美味な物だが何処か物足りないのはきのせいだと自分に言い聞かせ咀嚼した。
「あ、あの、にいちゃんに持っていってもいい?」
「おかねあるよ」
「お兄さんがいるんですか?」
「うん!仕事してるよ!」
「そっか、ならここに連れてこいよ!ご馳走する」
「本当!」
「やったあ!」
「あんたら悪かったな、改めて俺はオーケスだ。この辺りの医師の様な真似事をしている」
「話しは後、飯先。そこのあんたも」
懐記が子供達のお代わりも追加し、オーケスとワンズの分も出せばワンズがちらりとタナトスの方を見ているがオーケスが肩を叩き食事を行う。
「うまいな、あんたら今日の寝床はあるのか?」
「ありますよ…テントをここに持ってきます」
「綴、行く」
「俺も」
「僕も行きますよ」
「俺らは飯ー」
「こっち座って」
綴がオーケスの意図を知り綴が冒険者ギルドのテントを持って来ると、グローリーとイザラ、テスカが一緒に向かい、イザラとカイネ、バルタルは食事を始めた…。
STAGE.5ー8カレーパーティー
「カレーはいつ食べても美味しいね」
「明日は豚汁とおにぎりと肉を焼いたやつな、で、コンビニにドリップコーヒー出たから飲むか。俺はカレーの後は絶対コーヒーなんだよなー」
「是非飲ませて下さい」
「俺も、缶コーヒーじゃない物が飲みたいな」
「ご馳走様でした、カレー美味しかったですね。それは…」
「あんたも飲んでくか?」
「まあ、いただきます」
「俺も飲む」
盗賊達は風呂を済ませ用意した車の方へ行き明日の為に休む様伝え、カトゥーシュカとヴィッセがそちらに残り、食堂がある車の中には崇幸達が寛ぎ自室に籠っていた蒐集家とデュスノアも出て来て食堂に集まっている。
車は夜の砂漠をひたすら走り静かだ、千歳が適当に音楽を掛けて崇幸が準備している。
「俺はブラック派だけど、ポーションと砂糖は置いとくから、モギのミルクも準備してと」
「カップはこれを…」
「久しぶりだから僕もブラックで」
「俺はスティックシュガー3本だな、お前は?」
「ブラックで」
ポットに水を入れコンロで沸かす、皆試しに飲んでみたいようでお湯を大目に沸かした。
『皆様、お休みの所失礼します。神々経由で識から彼方の様子の報告が入ったのでお知らせします』
「ああ、頼む」
その内容は少し驚きつつ、時間が厳しい内容だった…。
第9話ご褒美はオムライスで
「ほお、これはすごいな」
「話しがこれで出きるわ」
ドラングとグローリー、イザラとバルタル、カイネとゴーレム達が外で待機と炊き出しをしつつ周囲の警戒を行っている。
「座って下さい、お茶を出しますね」
「先に話しの要を伝えさせて貰う、魔人の子供と赤ん坊と何かがこの街に現れたのは30日位前だ。旅をしているって言っていてな、この辺りで適当に俺達の仕事の手伝いとかをして小遣い稼いで、15日位前だなある奴隷商がヤバい物を街に持ち込んだらしくな」
「その奴隷商は……奴隷の扱いも酷く…あの子がそこの奴隷達とあれを…」
オーケスとワンズの声が萎む、嫌な予感がする。
「はっきり言えばいい、その奴隷商から魔人は何を盗み出したんですか?」
「蟲人だ(むしびと)」
「……どの種かは」
「そこまでは…」
「俺知ってる背中に綺麗な羽がある俺くらいの子だったよー」
「……まさか蝶か?」
テントの中で果物を食べている獣人の子供が教えてくれる、タナトスの目が見開いた。
「不味い!今すぐ蒐集家を戻せ!神々と連絡を!魔神にすぐ居場所を突き止めさせろ!ゴーレム達!探せ、邪魔をしてくる奴らはおそらく逃げる算段を付けている筈だ、地図を出せ、番外が動けない理由…それだったのか」
「地図はこれを!」
「詠斗さん達おそくなりました」
「ごめんなさい、彼が来ると聞かなくて」
「どうやら緊急事態ってやーつ」
テスナとソーンと奴隷として買った目隠しをした奴隷、身綺麗になったようでへらへらしていた。
「なに探しているのー」
「魔人の子供と蠱毒蝶と番外の魔王だ」
「んとねーちょうちょの場所ならわかるーここー」
「毒が出ているのか?」
「粉がキラキラー」
目隠し男が音無くタナトスの隣に立ワンズが広げた地図を指指す、暫しタナトスが考え込んだ。
「ほい、神様ズと繋がっているわ」
「蠱毒蝶だ、今すぐ蒐集家を呼び戻せ。あの化け物位しか対処出来ない」
『不可能です、もう転移出来ないエリアに入りました。我々でも彼を呼び戻せません』
「神だろう?この国、いや大陸を猛毒の海にするつもりか?」
『だとしても貴方方は助けます』
「待って!神様達!それって…」
「ここを見捨てる…」
「って訳?」
懐記のスマホで神々と会話するタナトス、神々の決定に詠斗、綴、懐記が呆然としていた…。
「番外の気配が遠ざかりました、警戒していますね」
「……番外さんには悪い事をしてしまいました」
「あんたには聞かないけどな」
「どうぞお好きに、気が変わったらいつでも」
遠ざかる気配にタナトスが詠斗を挑発するように嘲笑う、詠斗が怒りを含みながらオーケスの手伝いに入る。
「こっちは撤収して来た」
「懐記さん、トラングさん薬あります?」
「あるよ~薬草とかもーあ~なるほどね~」
「あるし、ま、ここで飯にしながら話し聞くわ」
「お手伝いします、グローリー様…グローリーさん達もすぐ来ますよ」
「イデア達はどうかな?」
「色々探ってるみたいです」
ゴーレム達が撹乱してくれたがやはりまた監視の目がある、ラインして徒歩で来るように伝えて事情を説明し、薬や薬草を収納ショルダーバックから出してトラングが引いて来てくれた移動販売の荷車を使って懐記とテンテストにテスカが食事の準備を始めた。
「質の良い薬草や薬か…」
「ワンズさん飲んで下さい、貴方の物です」
「はい……」
オーケスが薬を飲ませている間も、獣人達が訪れてオーケスが症状毎に薬を選別し飲ませトラングが指示に従い薬草を合わせていく。
「どうぞ、スープです。食べて下さい」
「あ、有り難い」
「ありがと」
「沢山あるからいっぱい食べて下さい」
懐記がスープを温め綴とテンテストが配り、テスカが材料を切っている、他の食事は詠斗やゴーレム達が配り始めると何処からか痩せた獣人や薄汚れた住民達がやってくる、オーケスやワンズと顔馴染みらしく食事をありがたがって貰っている。
「……遅くなってごめん」
「来た」
グローリーとイザラも合流し、事情を説明しグローリーがタナトスの方へ向かう。
「タナトス……」
「………」
「ありがとう、奴隷買ってくれて…お願い聞いてくれて」
「は、言われた事をしただけです」
「うん、俺達と一緒、嫌?」
「ええ」
「分かった…皇国にいてくれるなら懐記に家をお願いする…」
「はあ、私は此処にいるのが嫌なんですよ」
「ダメ…」
「ふん」
「戻った、なに、ケンカ?」
「戻りました、報告を…」
「でもお風呂はいり…」
タナトスとグローリーの会話…の途中でイデア、バルタル、カイネが戻り何やら険悪そうな雰囲気に詠斗に事情を説明して貰った…。
STAGE.5ー8カレーパーティー
「うめぇ!こんなうまいもん始めて食った!」
「おかわり沢山してくれ、唐揚げもカツもまだまだ揚げるぞーやっぱり若者が食ってる姿は見ていて気持ちいいな」
『おかわり!』
「はいよ!」
走る車内の中で元気な盗賊団達とカレーを食べる大河達、ラジカと千眼と蒐集家はまだ回復仕切れない盗賊団の介抱をしていた。
「ああ、うまいな。あいつらにも食わせてやりてえな」
ダーグがしみじみスプーンでカレーを掬い、一口一口噛み締めた。
「明日会えるだろう、沢山作って収納にいれとくから食わせてやれば良い!」
「崇幸の旦那!」
盗賊達が崇幸の侠気に惚れ込む盗賊達、皆カレーを何度もおかわりりがやがやと揚げ方を習い、カレーを更に砦にいる友にも食べさせたいと追加で作る者達や風呂に行く者達と賑やかな時間が過ぎた…。
第9話ご褒美はオムライスで
「ほい、タナトスっち」
「……」
外のテーブルに座って周囲をつまらさそうに眺めているタナトスに懐記がトレイに乗せたオムライスとサラダとスープを目の前に置き、タナトスは一瞥していれば小さな獣人の子供達が物欲しそうに見ているので譲った。
「どうぞ」
「わあ!」
「おいしそ」
「まだあるから、ほら」
懐記が獣人の子供達達を手招きし、オムライスを出して綴がカノリのジュースを注いでやれば目を輝かせている、タナトスはオムライスを口に運ぶ、綺麗な黄金色の卵焼きにトマトソースの肉ライス…間違いなく美味な物だが何処か物足りないのはきのせいだと自分に言い聞かせ咀嚼した。
「あ、あの、にいちゃんに持っていってもいい?」
「おかねあるよ」
「お兄さんがいるんですか?」
「うん!仕事してるよ!」
「そっか、ならここに連れてこいよ!ご馳走する」
「本当!」
「やったあ!」
「あんたら悪かったな、改めて俺はオーケスだ。この辺りの医師の様な真似事をしている」
「話しは後、飯先。そこのあんたも」
懐記が子供達のお代わりも追加し、オーケスとワンズの分も出せばワンズがちらりとタナトスの方を見ているがオーケスが肩を叩き食事を行う。
「うまいな、あんたら今日の寝床はあるのか?」
「ありますよ…テントをここに持ってきます」
「綴、行く」
「俺も」
「僕も行きますよ」
「俺らは飯ー」
「こっち座って」
綴がオーケスの意図を知り綴が冒険者ギルドのテントを持って来ると、グローリーとイザラ、テスカが一緒に向かい、イザラとカイネ、バルタルは食事を始めた…。
STAGE.5ー8カレーパーティー
「カレーはいつ食べても美味しいね」
「明日は豚汁とおにぎりと肉を焼いたやつな、で、コンビニにドリップコーヒー出たから飲むか。俺はカレーの後は絶対コーヒーなんだよなー」
「是非飲ませて下さい」
「俺も、缶コーヒーじゃない物が飲みたいな」
「ご馳走様でした、カレー美味しかったですね。それは…」
「あんたも飲んでくか?」
「まあ、いただきます」
「俺も飲む」
盗賊達は風呂を済ませ用意した車の方へ行き明日の為に休む様伝え、カトゥーシュカとヴィッセがそちらに残り、食堂がある車の中には崇幸達が寛ぎ自室に籠っていた蒐集家とデュスノアも出て来て食堂に集まっている。
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「俺はブラック派だけど、ポーションと砂糖は置いとくから、モギのミルクも準備してと」
「カップはこれを…」
「久しぶりだから僕もブラックで」
「俺はスティックシュガー3本だな、お前は?」
「ブラックで」
ポットに水を入れコンロで沸かす、皆試しに飲んでみたいようでお湯を大目に沸かした。
『皆様、お休みの所失礼します。神々経由で識から彼方の様子の報告が入ったのでお知らせします』
「ああ、頼む」
その内容は少し驚きつつ、時間が厳しい内容だった…。
第9話ご褒美はオムライスで
「ほお、これはすごいな」
「話しがこれで出きるわ」
ドラングとグローリー、イザラとバルタル、カイネとゴーレム達が外で待機と炊き出しをしつつ周囲の警戒を行っている。
「座って下さい、お茶を出しますね」
「先に話しの要を伝えさせて貰う、魔人の子供と赤ん坊と何かがこの街に現れたのは30日位前だ。旅をしているって言っていてな、この辺りで適当に俺達の仕事の手伝いとかをして小遣い稼いで、15日位前だなある奴隷商がヤバい物を街に持ち込んだらしくな」
「その奴隷商は……奴隷の扱いも酷く…あの子がそこの奴隷達とあれを…」
オーケスとワンズの声が萎む、嫌な予感がする。
「はっきり言えばいい、その奴隷商から魔人は何を盗み出したんですか?」
「蟲人だ(むしびと)」
「……どの種かは」
「そこまでは…」
「俺知ってる背中に綺麗な羽がある俺くらいの子だったよー」
「……まさか蝶か?」
テントの中で果物を食べている獣人の子供が教えてくれる、タナトスの目が見開いた。
「不味い!今すぐ蒐集家を戻せ!神々と連絡を!魔神にすぐ居場所を突き止めさせろ!ゴーレム達!探せ、邪魔をしてくる奴らはおそらく逃げる算段を付けている筈だ、地図を出せ、番外が動けない理由…それだったのか」
「地図はこれを!」
「詠斗さん達おそくなりました」
「ごめんなさい、彼が来ると聞かなくて」
「どうやら緊急事態ってやーつ」
テスナとソーンと奴隷として買った目隠しをした奴隷、身綺麗になったようでへらへらしていた。
「なに探しているのー」
「魔人の子供と蠱毒蝶と番外の魔王だ」
「んとねーちょうちょの場所ならわかるーここー」
「毒が出ているのか?」
「粉がキラキラー」
目隠し男が音無くタナトスの隣に立ワンズが広げた地図を指指す、暫しタナトスが考え込んだ。
「ほい、神様ズと繋がっているわ」
「蠱毒蝶だ、今すぐ蒐集家を呼び戻せ。あの化け物位しか対処出来ない」
『不可能です、もう転移出来ないエリアに入りました。我々でも彼を呼び戻せません』
「神だろう?この国、いや大陸を猛毒の海にするつもりか?」
『だとしても貴方方は助けます』
「待って!神様達!それって…」
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