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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編011幕 傭兵と子どもとダンジョン×第026話 コーカスの仕入れ/第26話 異界 《アユズラーグ》編 11幕 もちゃの散策だよ
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問題発症解決編011幕 傭兵と子どもとダンジョン
「すまねぇな」
「いいよー」
「万能薬がどうしても必要なんだ、この新しく発生したダンジョンに賭ける。終ったら父ちゃんの魔神皇捜しに行くからな」
「分かったー」
「食料が尽きるまでだ、尽きたら戻ってドロップ品を売ってまた食料を仕入れて来る。俺達は魔人だからな、多少食わなくても良いし寝なくてもなんとかなる、俺は結構強いからな」
「うんー」
革の安い鎧と安物の剣を携えた20代半ばの深緑の髪と黒と緑の境の濃い瞳の青年と粗末な服を着た小さな子ども、目の前には洞穴から闇が覗いてた。
「恩がある人が病気で万能薬がいる……本当はお前を魔神皇の所に連れて行かないと駄目な事は分かっている」
「へーき、パパ待ってくれてる」
「そうか…ありがとうな」
青年は覚悟を決めて子どもに礼を言いそして手を繋ぐ、子どもは頷いてそして2人で洞穴の中へと入った。
「北の反乱は収束させたけど混乱はしているから、犯罪者達の逃げ場にはいいよ。北なら俺が隠れられそうな場所とか分るし」
「じゃ、お前連れて行くぞ」
北から戻ったばかりだというパスヴァを連れてカイムとヤハネとヴィッセで向かう、所在不明の方の奴隷商は拠点がいくつかありそれをグレスナーが情報を掴んでいると言うのでストフスとジヴァ、ハインとワグナーが拠点に向かう事にした。
「残りは傭兵か…」
「その傭兵の特徴は?」
「フードを被っていたから不明だそうだ、見に付けている物等もコイツ等にはどうでもいい事だろう。だが、売られていた子どもを見て酷く驚いていたそうだ」
大河が傭兵を捜すと言っても情報が少ない崇幸が聞けば情報を吐かせたデュスノアからそう返ってくる、グレスナーが資料をテーブルに並べて置く。
「《ヴァキン》にいる傭兵集団の拠点だ、今は4つの集団が滞在している。これを見せれば話しが聞ける」
「時間を掛けたくないな、分かれて情報を集めるぞ」
グレスナーが用意した皇帝からの書状4枚も置き、大河、崇幸、炊き出しや子ども達の世話等に交代した詠斗と燈火も書状を持ちそれぞれ情報収集に向かった。
「ゴーレムちゃん?どうしたの?」
子ども達を連れてグローリー宅に戻ったイザラ達、男の子達はカーテス達が風呂に入れてやり擦り傷や痣は回復薬で治す、女の子達はゴーレムやヒヨコとおりがみの子達に頼んだがゴーレムが何やら困った様子でカーテスの元へやって来た。
「なんかあったのかよ」
『………』
『女の子…身体に沢山傷があるって……言ってます』
「………」
ゴーレムの言葉をゲーテが教えてくれる、カーテスは顔を歪ませた。
イザラ達が教えてくれた弟や魔人子ども達思いの子、きっと父親から謂れのない暴力を受けて来たのだろう、カーテスは回復薬をゴーレムに渡して飲んで貰うよう頼みとゲーテに頼みごとをした。
「私はユラヴィカですわ」
「私はキッキ!よろしくね」
「うん……」
「今日はキッキちゃんとユラヴィカちゃん達の所でお泊りしてまた明日おいで」
お風呂からでた少女は真新しい寝巻で、ユラヴィカとキッキと一緒に来たユラヴィレオと対面する。
カーテスが頼んだのはユラヴィカとキッキに少女達と今夜は一緒に過ごして欲しいと言う物だ、見知らぬ大人達と見知らぬ場所で過ごすよりかは同じような年ごろの少女達と過ごした方が色々と気遣いが出来るだろうとカーテスの配慮だった。
「他のお友達もいるからね、明日は皆でお外で朝ごはんを食べるの!」
「私は腕に寄りを掛けて美味しいオムレツをご馳走しますわ、是非食べて下さいな」
「う、うん」
「弟達は俺達が責任を持ってみるから行ってくるといい」
ウォルゾガが優しく声を掛け少女達は躊躇いがちに頷いてカジノタワーに向かう、子ども達は温かいモギのミルクを飲んでウトウトしているので寝室に運んですでにセレネやエクト達と一緒に寝かせてやる。
「酷い事をするね」
「そうだな…」
カーテスもウォルゾガも憤るが一番辛いのは彼等だ、メシュレラは別室でイザラ達から報告を受けているのでリビングは静かだった。
「明日は俺も《カテラント帝国》へ行くよ」
「そうだね、他の子ども達も心配だから頼むんだよウォルくん」
「ああ、早く探し出す。家は頼んだ親父」
「うん」
イザラ達が戻って来るのを待ちながら、カーテス達は遅くまで話し込んだ…。
第026話 コーカスの仕入れ
「千歳さん、薬草の本と種が手に入ったので良ければどうぞ」
「ありがとうございます、図鑑のような感じかな、薬草の本も蒐集家さんに渡しますね。良い教材になります」
「珍しい物を仕入れましたね」
「ええ、偶然馴染みの商会から仕入れましてね。大陸を越えた数百年前の代物です」
「何かな?大きな種だね」
「これは精霊の住処にある母胎樹の実です、これが上手く育てば母胎樹になるかもしれません。妖精王のラピス殿と精霊のモッカ殿がいるので育てて見て貰えれば面白いかもしれません」
「とても貴重な物のようだけど」
「ラピスさんやモッカ殿ならば悪い結果にはならないと思いますよ」
「そうだね、後で渡しておくよ。コーカスさん代金を支払いますよ、高価な物でしょう」
「気にしないで下さい、《アストマーズ》の品が高額で取引きされたのでこの程度些細な額ですよ」
細い眼を更に細め笑うコーカス、ラジカはこの実1つで豪邸が軽く買える金額以上だろうと思いながら、確かに今回の《アストマーズ》のダンジョン品や商品等は各商会に莫大な利益を齎した、今も毎日《アタラクシア》と《アストマーズ》の品が行き交っている状態だ、コーカスの馴染の商会もかなりの恩恵を受けているだろう、確かに安い仕入れかとラジカはコーヒーを淹れた。
「ニジェルガさんから連絡が来たね、『メバウルズ殿の件は干渉する必要はない、早めに出る事を勧める』なるほど、関わってほしくないならしい」
「ニジェルガ様がそう言うのであれば早々に出ましょう」
「そうだね」
ラジカはミルクを多めに入れ、コーカスは香りを楽しんでからコーヒーを飲む、知らなくても良い事があると千歳は割り切った。
第26話 異界 《アユズラーグ》編 11幕 もちゃの散策だよ
『もちゃもちゃ』
『ぎゅー』
懐記に誰もいない国だから遊んでおいでと時間停止収納袋を首に掛けて貰い、ぎゅーやゴーレムにヒヨコとおりがみの子達、マンドランドとお化け野菜、ネコ達に昨日の小さくなった魔物やもちゃの背は桜を乗せ、黄鳥や再び繋がったゴーレム体のエクトやセレネ達と無人の街を散策してた。
『もちゃぁ』
もちゃは《アタラクシア》や《アストマーズ》の皆にお土産を贈りたいと色々見て回る、靴屋や服屋に宝石の店を見ては気になった物や良い物を収納袋に入れていく。
《アストマーズ》でスマートフォン越しに話した数外個体魔王達が喜んでくれそうな物を探す、ぎゅーはきゅう達に美味しい物を贈りたいらしく食べ物屋を捜している。
『あっちー』
『おもしろーい』
エクトとセレネが指す方に目を向けると人形を扱う店らしく、行ってみる事にした。
『も?』
『ぎゅー?』
ガラス越しのショーウィンドウには少女型の人形が飾られ服も細かい刺繍が施されたドレスを着ている、エクトとセレネが木で出来たドアを開け中に入ると人形のパーツやドレスが並び、どうやらセミオーダーが出来る店の様だった。
『もちゃちゃんぜんぶー』
『もちゃー』
奥には工房もあるらしくエクトが全部丸ごと欲しいと言うので、もちゃが時間停止収納袋に店ごと収納した。
『あっちー』
『もちゃ!』
『ぎゅー』
今度はセレネが向かいの店を指し行ってみれば、本屋の様でそれも店ごと収納する。
マンドランド達は野菜を扱う店や、穀物、香辛料等の店等を見ている、ネコ達は自由に気ままに行動している長閑な景色だ、戦争ばかりをしていたと言う割にやはり首都は栄えているようだった、エクトとセレネが楽しそうにしているのがもちゃも嬉しい。
他には木を使って箱や細工を施した置物等の店、きゅう達のお土産に彫刻などが飾られて店等を見ているとふいに目の前に白い綿がふわふわと浮かんでいてもちゃは首を傾げた。
『妖精じゃ、お前さん達の気配が気になって現れたんじゃ』
『もーちゃ』
『ぎゅー』
《アユズラーグ》の神の声、もちゃとぎゅーは頷いて挨拶をする、白い綿の妖精はふわふわともちゃ達の周囲を周り桜の隣に落ち着いた。
『ほほ、お前さん達が気に入ったらしい。連れていってやると良い』
『も!』
『ぎゅー!』
『しろーい』
『ちいさーい』
皆歓迎しエクトとセレネもきゃっきゃしてもちゃの背にいる妖精を見ている、神がそろそろ戻った方が良いと教えてくれたので《異界鳥》に戻る事にした。
「おかえり、おやつのパンケーキとフルーツジュースあるから食べて」
「この白い綿?なんだ?」
「妖精だ、滅多に現れない」
出迎えてくれた懐記がおやつのパンケーキとジュースを用意してくれ、ギーギスがもちゃの背中の白い妖精を見て首を傾げてイフタークがパンケーキを頬張り答えた。
『も!』
「へぇ、連れてくの。いんじゃない、何食べるの?」
「食べる必要はない、光があれば良い」
懐記が果物と皿に注いだミルクを置きイフタークは首を振るが、妖精はふわりとテーブルに降りて口も分からないが果物の上に乗り果物を食べてミルクを飲んでいる。
「懐記、私にもミルク」
「ん」
イフタークが何度目かのミルクのお代わりを頼み懐記が注いでくれる、もちゃ達もジャムをたっぷりパンケーキに乗せて貰いおやつを楽しんだ…。
「すまねぇな」
「いいよー」
「万能薬がどうしても必要なんだ、この新しく発生したダンジョンに賭ける。終ったら父ちゃんの魔神皇捜しに行くからな」
「分かったー」
「食料が尽きるまでだ、尽きたら戻ってドロップ品を売ってまた食料を仕入れて来る。俺達は魔人だからな、多少食わなくても良いし寝なくてもなんとかなる、俺は結構強いからな」
「うんー」
革の安い鎧と安物の剣を携えた20代半ばの深緑の髪と黒と緑の境の濃い瞳の青年と粗末な服を着た小さな子ども、目の前には洞穴から闇が覗いてた。
「恩がある人が病気で万能薬がいる……本当はお前を魔神皇の所に連れて行かないと駄目な事は分かっている」
「へーき、パパ待ってくれてる」
「そうか…ありがとうな」
青年は覚悟を決めて子どもに礼を言いそして手を繋ぐ、子どもは頷いてそして2人で洞穴の中へと入った。
「北の反乱は収束させたけど混乱はしているから、犯罪者達の逃げ場にはいいよ。北なら俺が隠れられそうな場所とか分るし」
「じゃ、お前連れて行くぞ」
北から戻ったばかりだというパスヴァを連れてカイムとヤハネとヴィッセで向かう、所在不明の方の奴隷商は拠点がいくつかありそれをグレスナーが情報を掴んでいると言うのでストフスとジヴァ、ハインとワグナーが拠点に向かう事にした。
「残りは傭兵か…」
「その傭兵の特徴は?」
「フードを被っていたから不明だそうだ、見に付けている物等もコイツ等にはどうでもいい事だろう。だが、売られていた子どもを見て酷く驚いていたそうだ」
大河が傭兵を捜すと言っても情報が少ない崇幸が聞けば情報を吐かせたデュスノアからそう返ってくる、グレスナーが資料をテーブルに並べて置く。
「《ヴァキン》にいる傭兵集団の拠点だ、今は4つの集団が滞在している。これを見せれば話しが聞ける」
「時間を掛けたくないな、分かれて情報を集めるぞ」
グレスナーが用意した皇帝からの書状4枚も置き、大河、崇幸、炊き出しや子ども達の世話等に交代した詠斗と燈火も書状を持ちそれぞれ情報収集に向かった。
「ゴーレムちゃん?どうしたの?」
子ども達を連れてグローリー宅に戻ったイザラ達、男の子達はカーテス達が風呂に入れてやり擦り傷や痣は回復薬で治す、女の子達はゴーレムやヒヨコとおりがみの子達に頼んだがゴーレムが何やら困った様子でカーテスの元へやって来た。
「なんかあったのかよ」
『………』
『女の子…身体に沢山傷があるって……言ってます』
「………」
ゴーレムの言葉をゲーテが教えてくれる、カーテスは顔を歪ませた。
イザラ達が教えてくれた弟や魔人子ども達思いの子、きっと父親から謂れのない暴力を受けて来たのだろう、カーテスは回復薬をゴーレムに渡して飲んで貰うよう頼みとゲーテに頼みごとをした。
「私はユラヴィカですわ」
「私はキッキ!よろしくね」
「うん……」
「今日はキッキちゃんとユラヴィカちゃん達の所でお泊りしてまた明日おいで」
お風呂からでた少女は真新しい寝巻で、ユラヴィカとキッキと一緒に来たユラヴィレオと対面する。
カーテスが頼んだのはユラヴィカとキッキに少女達と今夜は一緒に過ごして欲しいと言う物だ、見知らぬ大人達と見知らぬ場所で過ごすよりかは同じような年ごろの少女達と過ごした方が色々と気遣いが出来るだろうとカーテスの配慮だった。
「他のお友達もいるからね、明日は皆でお外で朝ごはんを食べるの!」
「私は腕に寄りを掛けて美味しいオムレツをご馳走しますわ、是非食べて下さいな」
「う、うん」
「弟達は俺達が責任を持ってみるから行ってくるといい」
ウォルゾガが優しく声を掛け少女達は躊躇いがちに頷いてカジノタワーに向かう、子ども達は温かいモギのミルクを飲んでウトウトしているので寝室に運んですでにセレネやエクト達と一緒に寝かせてやる。
「酷い事をするね」
「そうだな…」
カーテスもウォルゾガも憤るが一番辛いのは彼等だ、メシュレラは別室でイザラ達から報告を受けているのでリビングは静かだった。
「明日は俺も《カテラント帝国》へ行くよ」
「そうだね、他の子ども達も心配だから頼むんだよウォルくん」
「ああ、早く探し出す。家は頼んだ親父」
「うん」
イザラ達が戻って来るのを待ちながら、カーテス達は遅くまで話し込んだ…。
第026話 コーカスの仕入れ
「千歳さん、薬草の本と種が手に入ったので良ければどうぞ」
「ありがとうございます、図鑑のような感じかな、薬草の本も蒐集家さんに渡しますね。良い教材になります」
「珍しい物を仕入れましたね」
「ええ、偶然馴染みの商会から仕入れましてね。大陸を越えた数百年前の代物です」
「何かな?大きな種だね」
「これは精霊の住処にある母胎樹の実です、これが上手く育てば母胎樹になるかもしれません。妖精王のラピス殿と精霊のモッカ殿がいるので育てて見て貰えれば面白いかもしれません」
「とても貴重な物のようだけど」
「ラピスさんやモッカ殿ならば悪い結果にはならないと思いますよ」
「そうだね、後で渡しておくよ。コーカスさん代金を支払いますよ、高価な物でしょう」
「気にしないで下さい、《アストマーズ》の品が高額で取引きされたのでこの程度些細な額ですよ」
細い眼を更に細め笑うコーカス、ラジカはこの実1つで豪邸が軽く買える金額以上だろうと思いながら、確かに今回の《アストマーズ》のダンジョン品や商品等は各商会に莫大な利益を齎した、今も毎日《アタラクシア》と《アストマーズ》の品が行き交っている状態だ、コーカスの馴染の商会もかなりの恩恵を受けているだろう、確かに安い仕入れかとラジカはコーヒーを淹れた。
「ニジェルガさんから連絡が来たね、『メバウルズ殿の件は干渉する必要はない、早めに出る事を勧める』なるほど、関わってほしくないならしい」
「ニジェルガ様がそう言うのであれば早々に出ましょう」
「そうだね」
ラジカはミルクを多めに入れ、コーカスは香りを楽しんでからコーヒーを飲む、知らなくても良い事があると千歳は割り切った。
第26話 異界 《アユズラーグ》編 11幕 もちゃの散策だよ
『もちゃもちゃ』
『ぎゅー』
懐記に誰もいない国だから遊んでおいでと時間停止収納袋を首に掛けて貰い、ぎゅーやゴーレムにヒヨコとおりがみの子達、マンドランドとお化け野菜、ネコ達に昨日の小さくなった魔物やもちゃの背は桜を乗せ、黄鳥や再び繋がったゴーレム体のエクトやセレネ達と無人の街を散策してた。
『もちゃぁ』
もちゃは《アタラクシア》や《アストマーズ》の皆にお土産を贈りたいと色々見て回る、靴屋や服屋に宝石の店を見ては気になった物や良い物を収納袋に入れていく。
《アストマーズ》でスマートフォン越しに話した数外個体魔王達が喜んでくれそうな物を探す、ぎゅーはきゅう達に美味しい物を贈りたいらしく食べ物屋を捜している。
『あっちー』
『おもしろーい』
エクトとセレネが指す方に目を向けると人形を扱う店らしく、行ってみる事にした。
『も?』
『ぎゅー?』
ガラス越しのショーウィンドウには少女型の人形が飾られ服も細かい刺繍が施されたドレスを着ている、エクトとセレネが木で出来たドアを開け中に入ると人形のパーツやドレスが並び、どうやらセミオーダーが出来る店の様だった。
『もちゃちゃんぜんぶー』
『もちゃー』
奥には工房もあるらしくエクトが全部丸ごと欲しいと言うので、もちゃが時間停止収納袋に店ごと収納した。
『あっちー』
『もちゃ!』
『ぎゅー』
今度はセレネが向かいの店を指し行ってみれば、本屋の様でそれも店ごと収納する。
マンドランド達は野菜を扱う店や、穀物、香辛料等の店等を見ている、ネコ達は自由に気ままに行動している長閑な景色だ、戦争ばかりをしていたと言う割にやはり首都は栄えているようだった、エクトとセレネが楽しそうにしているのがもちゃも嬉しい。
他には木を使って箱や細工を施した置物等の店、きゅう達のお土産に彫刻などが飾られて店等を見ているとふいに目の前に白い綿がふわふわと浮かんでいてもちゃは首を傾げた。
『妖精じゃ、お前さん達の気配が気になって現れたんじゃ』
『もーちゃ』
『ぎゅー』
《アユズラーグ》の神の声、もちゃとぎゅーは頷いて挨拶をする、白い綿の妖精はふわふわともちゃ達の周囲を周り桜の隣に落ち着いた。
『ほほ、お前さん達が気に入ったらしい。連れていってやると良い』
『も!』
『ぎゅー!』
『しろーい』
『ちいさーい』
皆歓迎しエクトとセレネもきゃっきゃしてもちゃの背にいる妖精を見ている、神がそろそろ戻った方が良いと教えてくれたので《異界鳥》に戻る事にした。
「おかえり、おやつのパンケーキとフルーツジュースあるから食べて」
「この白い綿?なんだ?」
「妖精だ、滅多に現れない」
出迎えてくれた懐記がおやつのパンケーキとジュースを用意してくれ、ギーギスがもちゃの背中の白い妖精を見て首を傾げてイフタークがパンケーキを頬張り答えた。
『も!』
「へぇ、連れてくの。いんじゃない、何食べるの?」
「食べる必要はない、光があれば良い」
懐記が果物と皿に注いだミルクを置きイフタークは首を振るが、妖精はふわりとテーブルに降りて口も分からないが果物の上に乗り果物を食べてミルクを飲んでいる。
「懐記、私にもミルク」
「ん」
イフタークが何度目かのミルクのお代わりを頼み懐記が注いでくれる、もちゃ達もジャムをたっぷりパンケーキに乗せて貰いおやつを楽しんだ…。
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