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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
《クナアンジ二ツ国》偏 no.16大河side 地道な作業/《アーケディア》 偏 dress:74 ナチェの釣り
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《クナアンジ二ツ国》偏 no.16大河side 地道な作業
「神々からメスが3本…痛みはない筈…丁寧に根を残さないように…」
神々が用意し届いた銀色に光る細く繊細な細工が施された日本のドラマ等で見るメス、いくつもの大きさと型が揃えられたピンセットに大河と崇幸は息を呑む。
千眼が空の器と言った魔人の子どもは先にグローリーの元へと送る、グローリーにはもう1名の存在はまだ明かしていない、明かせばグローリーは傷つきつつどうにかしようとするだろう、崇幸は彼にやらせるならば自分がと何度も深呼吸を行う。
「《アタラクシア》は…外科手術の知識は薄い…医者もいない…やるならば私達が…やる他ない」
千眼が日本の書物で得た知識と《アタラクシア》で出来るのは蒐集家位だろうと言い、大河も覚悟は決めている。
「レグから追加の回復魔法の札、回復薬と万能薬も十分用意している…行くぞ」
「ああ、こうしていても苦しいのは彼だ。始めよう」
「……」
先ずは足から…千眼がメスを入れ、取り除く作業が始まった…。
「根が深い…」
「深い部分は私が…」
「っく、こっちは草が動いて…」
『崇幸様、大河様、千眼様、《寄生草》は取り除いた端から燃やして下さい寄生主を探します』
『大河ちゃん達は寄生出来ないみたいよ、千眼ちゃんも他の人達は入れないわねーほんとアイツ性格悪いわ!』
「……火魔法では燃えないな」
「千歳君を呼んで破壊魔法か他の魔法を使って貰おう…よしこっちは取り除けた」
崇幸がピンセットで取り除こうとすれば草が崇幸の邪魔をしようとし千眼の蝶が止める、風早と識の声に額に汗を流す大河が取り除いたまだ蠢いている《寄生草》に火魔法を使うが燃えず、崇幸が千歳を呼んで欲しいと頼んだ。
「う…す、すみません」
「いや、この草を燃やすか消すかしないと危ないんだ」
「分かりました…クロ?」
千歳が訪れ光景の悲惨さに思わず口を覆った後すぐに謝る、顔色は悪いが目を背けてしまった事に謝罪し足から抜いた《寄生草》に手を伸ばそうとすると懐がもぞもぞ動き、数外個体魔王のクロと異界生物の毛毛玉のクロケが飛び出してくる。
『……』
「そうか…その異界生物が《寄生草》を喰らうと…頼む…」
ベッドの上に身体を置き何故か何度も千眼に頭を下げているクロと何処かへ行こうとするクロケを掴み離さずにいる、千眼は鷹揚に頷きクロケは驚いたようにじたばたしているが抜いた蠢く《寄生草》を掴んでクロケの身体に突っ込むとクロケはびくびくと身体を震わせた後ぴょんぴょんと身体を跳ねさせどうやら喜んでいるようだった。
『……』
「大丈夫なのかな?」
「嬉しそうだな」
「でもこれはありがたい!さ、大河君続きを」
「僕も手伝います」
「…千歳…無理はするな…」
「平気、やらせて欲しいんだ。早くグローリー君の元へ連れて行ってあげたい」
「千歳君、ならこのメスで草を採って欲しい、俺達は根を抜く」
ちょっと大丈夫かこれと思いつつ4名は続きに取り掛かる、千歳も手を貸すと言うが平気なのかと聞くと力強く頷き崇幸がメスを渡し千歳は深呼吸を行い覚悟を決めて取り掛かった…。
《アーケディア》 偏 dress:74 ナチェの釣り
「良い場所教えて貰ったなー」
「晩飯は魚パーティにしたいな、懐記には沢山釣って来るから準備てくれって言っておいたし」
「釣りもたまには良いな」
「ええ、湖の魚の気配…中々俊敏な獲物達が待ち構えているようですね」
結羅から教えられた穴場な湖で釣りを楽しむナチェ、ギーギス、マユラ、シュリの4名、並んで椅子に座りエサを付けてその時を待つ。
「お、釣れた!大きいな、食べ応えがありそうだ」
「やっぱり釣りはナチェが一番だな」
外神が作った釣り竿は銀色に輝き赤い浮きが水面を微かに上下しその一瞬でナチェが釣り上げれば50㎝程の活きの良い魚が釣れ針を外して水を張った桶に入れておく。
ギーギスも負けじと浮きを良く観察するが、次に釣り上げたのはマユラだった。
「ふ…中々だ」
「お見事です、マユラ様」
「俺も負けないぞー」
マユラもナチェより少し小さいがそれなりの大きさの魚を釣り上げる、ギーギスが負けないと言うが引き上げた針の先のエサは食われていた。
「お、きたきた」
「ナチェはすごいな」
針に懐記が持たせてくれた家にあった魚のエサを丸めて針に付け湖にギーギスが投げ込み、ナチェは揚々と鼻歌交じりに魚を釣り上げて行く。
「その歌良い歌だな」
「でしょ、最近気に入って良く聞いているんだ」
「ナチェは歌が上手い」
「そうかなあ」
懐記の家にあるCDで聞いた歌、有名な女性歌手の歌をシュリに褒められたナチェが満更でもない様子で今度は口ずさむ。
お茶を飲み持たされたクッキーを食べつつ、ナチェの歌を聞きながら3名は今夜のおかずを釣っていった。
「おかえり、沢山釣った感じね。おけ、下拵えしたらフライに煮魚に焼くわ」
夕暮れ時に転移で戻った4名の釣果を確認し懐記は頷く、大きな桶で泳ぐ魚達は大きく食いごたえがありそうだ。
「数匹生きたまま貰います、もちゃさん達に渡します…」
外神がそういうと手ごろな大きさの魚を桶に移しもちゃ達の元へ運ぶ、その場にいたイシュターとジラ、フォンとフェシェスタを誘って早速捌いていった…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP039 え
「ふあ」
朝目が覚めると猿達がグースカ寝ていて踏まないように外に出る、起きている猿達は食事の支度を行い唯苳に出来た木の皮とキノコの炒め物とスープをくれ座ってそれを食べる。
昨日は木の皮を使った料理はあっという間に無くなってしまい、猿達は採取に出かけてそれがどうやら朝食に間に合ったらしい、周辺では寝たり休んでいる猿達もいる…というか猿が増えた気がしなくもないが気にせず唯苳は箸で炒め物を食べた。
「うま!ほんと肉みたい」
木の皮はとても柔らかく瓢箪を削った調味料に良く合い美味しい、他にも猿達が果物をくれ食後にリンゴみたいな形の青い果物をくれそれを齧ると少し離れた所から何かの声が聞こえた。
「うえーんうえーん」
「なにか泣いている?」
唯苳は猿の子どもか赤ん坊が泣いているのだろうかと食べる手を止める、何か気になる声に何故か落ち着かず食事を終わらせその声がする方へ向かうと、いつもの猿達も一緒に来てくれた。
「え、あかちゃんだ!人ぽい」
「うわーんえーん」
森の入り口で籠の中に入れられたいたのは布に包まれ泣いている赤ん坊、唯苳が驚いたのはその赤ん坊が人の姿をしていたからだった…。
「神々からメスが3本…痛みはない筈…丁寧に根を残さないように…」
神々が用意し届いた銀色に光る細く繊細な細工が施された日本のドラマ等で見るメス、いくつもの大きさと型が揃えられたピンセットに大河と崇幸は息を呑む。
千眼が空の器と言った魔人の子どもは先にグローリーの元へと送る、グローリーにはもう1名の存在はまだ明かしていない、明かせばグローリーは傷つきつつどうにかしようとするだろう、崇幸は彼にやらせるならば自分がと何度も深呼吸を行う。
「《アタラクシア》は…外科手術の知識は薄い…医者もいない…やるならば私達が…やる他ない」
千眼が日本の書物で得た知識と《アタラクシア》で出来るのは蒐集家位だろうと言い、大河も覚悟は決めている。
「レグから追加の回復魔法の札、回復薬と万能薬も十分用意している…行くぞ」
「ああ、こうしていても苦しいのは彼だ。始めよう」
「……」
先ずは足から…千眼がメスを入れ、取り除く作業が始まった…。
「根が深い…」
「深い部分は私が…」
「っく、こっちは草が動いて…」
『崇幸様、大河様、千眼様、《寄生草》は取り除いた端から燃やして下さい寄生主を探します』
『大河ちゃん達は寄生出来ないみたいよ、千眼ちゃんも他の人達は入れないわねーほんとアイツ性格悪いわ!』
「……火魔法では燃えないな」
「千歳君を呼んで破壊魔法か他の魔法を使って貰おう…よしこっちは取り除けた」
崇幸がピンセットで取り除こうとすれば草が崇幸の邪魔をしようとし千眼の蝶が止める、風早と識の声に額に汗を流す大河が取り除いたまだ蠢いている《寄生草》に火魔法を使うが燃えず、崇幸が千歳を呼んで欲しいと頼んだ。
「う…す、すみません」
「いや、この草を燃やすか消すかしないと危ないんだ」
「分かりました…クロ?」
千歳が訪れ光景の悲惨さに思わず口を覆った後すぐに謝る、顔色は悪いが目を背けてしまった事に謝罪し足から抜いた《寄生草》に手を伸ばそうとすると懐がもぞもぞ動き、数外個体魔王のクロと異界生物の毛毛玉のクロケが飛び出してくる。
『……』
「そうか…その異界生物が《寄生草》を喰らうと…頼む…」
ベッドの上に身体を置き何故か何度も千眼に頭を下げているクロと何処かへ行こうとするクロケを掴み離さずにいる、千眼は鷹揚に頷きクロケは驚いたようにじたばたしているが抜いた蠢く《寄生草》を掴んでクロケの身体に突っ込むとクロケはびくびくと身体を震わせた後ぴょんぴょんと身体を跳ねさせどうやら喜んでいるようだった。
『……』
「大丈夫なのかな?」
「嬉しそうだな」
「でもこれはありがたい!さ、大河君続きを」
「僕も手伝います」
「…千歳…無理はするな…」
「平気、やらせて欲しいんだ。早くグローリー君の元へ連れて行ってあげたい」
「千歳君、ならこのメスで草を採って欲しい、俺達は根を抜く」
ちょっと大丈夫かこれと思いつつ4名は続きに取り掛かる、千歳も手を貸すと言うが平気なのかと聞くと力強く頷き崇幸がメスを渡し千歳は深呼吸を行い覚悟を決めて取り掛かった…。
《アーケディア》 偏 dress:74 ナチェの釣り
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「晩飯は魚パーティにしたいな、懐記には沢山釣って来るから準備てくれって言っておいたし」
「釣りもたまには良いな」
「ええ、湖の魚の気配…中々俊敏な獲物達が待ち構えているようですね」
結羅から教えられた穴場な湖で釣りを楽しむナチェ、ギーギス、マユラ、シュリの4名、並んで椅子に座りエサを付けてその時を待つ。
「お、釣れた!大きいな、食べ応えがありそうだ」
「やっぱり釣りはナチェが一番だな」
外神が作った釣り竿は銀色に輝き赤い浮きが水面を微かに上下しその一瞬でナチェが釣り上げれば50㎝程の活きの良い魚が釣れ針を外して水を張った桶に入れておく。
ギーギスも負けじと浮きを良く観察するが、次に釣り上げたのはマユラだった。
「ふ…中々だ」
「お見事です、マユラ様」
「俺も負けないぞー」
マユラもナチェより少し小さいがそれなりの大きさの魚を釣り上げる、ギーギスが負けないと言うが引き上げた針の先のエサは食われていた。
「お、きたきた」
「ナチェはすごいな」
針に懐記が持たせてくれた家にあった魚のエサを丸めて針に付け湖にギーギスが投げ込み、ナチェは揚々と鼻歌交じりに魚を釣り上げて行く。
「その歌良い歌だな」
「でしょ、最近気に入って良く聞いているんだ」
「ナチェは歌が上手い」
「そうかなあ」
懐記の家にあるCDで聞いた歌、有名な女性歌手の歌をシュリに褒められたナチェが満更でもない様子で今度は口ずさむ。
お茶を飲み持たされたクッキーを食べつつ、ナチェの歌を聞きながら3名は今夜のおかずを釣っていった。
「おかえり、沢山釣った感じね。おけ、下拵えしたらフライに煮魚に焼くわ」
夕暮れ時に転移で戻った4名の釣果を確認し懐記は頷く、大きな桶で泳ぐ魚達は大きく食いごたえがありそうだ。
「数匹生きたまま貰います、もちゃさん達に渡します…」
外神がそういうと手ごろな大きさの魚を桶に移しもちゃ達の元へ運ぶ、その場にいたイシュターとジラ、フォンとフェシェスタを誘って早速捌いていった…。
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「ふあ」
朝目が覚めると猿達がグースカ寝ていて踏まないように外に出る、起きている猿達は食事の支度を行い唯苳に出来た木の皮とキノコの炒め物とスープをくれ座ってそれを食べる。
昨日は木の皮を使った料理はあっという間に無くなってしまい、猿達は採取に出かけてそれがどうやら朝食に間に合ったらしい、周辺では寝たり休んでいる猿達もいる…というか猿が増えた気がしなくもないが気にせず唯苳は箸で炒め物を食べた。
「うま!ほんと肉みたい」
木の皮はとても柔らかく瓢箪を削った調味料に良く合い美味しい、他にも猿達が果物をくれ食後にリンゴみたいな形の青い果物をくれそれを齧ると少し離れた所から何かの声が聞こえた。
「うえーんうえーん」
「なにか泣いている?」
唯苳は猿の子どもか赤ん坊が泣いているのだろうかと食べる手を止める、何か気になる声に何故か落ち着かず食事を終わらせその声がする方へ向かうと、いつもの猿達も一緒に来てくれた。
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