あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.17快眠 /《アーケディア》 偏 dress:75 ノイズのお気に入り 

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《クナアンジ二ツ国》偏 no.17快眠
「おはよう、タナトス。ダンジョンだってのに良く寝たよ」
「おはようございます」
「ってあんた、寝てないのか?」
「魔王にとって睡眠は嗜好程度の物です」
「そう、なのか…ま、いいや。飯にしよう、あの帝は?」
「おはようございます」
「急に来たな」
ヤドの体内時計は性格だと自負している、ダンジョンに何日も籠ったりするので時間間隔は確かな物でありたい、起きたら机で昨日と全く同じ姿勢のタナトスが空のコーヒー缶を並べて仕事をしているのを引きつつ昨日の残りのパンに手を伸ばせば蒐集家が気配もなく現れた。
「大河達はどうですか?」
「興味ありますか?」
「特には」
タナトスが書類から目を離さず聞けばブラックのコーヒー缶を開け嗤う、タナトスは別にと言いながら大河達ならばなんとでもなるだろうと仕事を続けていく。
「後30分ほどでここを出ましょう」
「いいね、身体を動かしたい。このダンジョンは手ごたえがないが…何かあるんだろう」
「ない訳無いでしょう?」
「ごもっとも、タナトスあんたも食べとけよ。魔王は食べなくていいかもしれないけど食べて悪いって事はないだろ?」
「そうですね、食べておきます」
「ん」
蒐集家が適当にパンを美味くも不味そうでもない顔で食べ、ヤドがタナトスにメロンパンを渡しタナトスは机に置いた物全てを片付けメロンパンにコーヒーで朝食を済ませた…。

これから先は時を遡る……
『おい、ミルクをよこせ』
「ん……ああ、おはよなんかよくねた…ダンジョンの中だって忘れるよ」
「朝か…良く寝たな」
「オジガト殿は…?」
『じーさんなら外の様子をみているぞ!早く石とミルクを寄越せ』
「増えてんじゃん」
テントの中でキッフ、テオハリド、アコミアの並びで布団を敷き寝ていれば上から数外魔王からの偉そうな声で起こされ身体を起こす、テオハリドがオジガトがいない事を尋ねれば教えてくれ、アコミアが目を擦りながらミルクの瓶と鉱石を適当に渡した。
「朝か良く分からないが、朝飯にしよう」
「簡単にパンとかだすよ、ジャムと…干し肉に果物で良い?」
「オジガトさんの分も用意しておこう」
キッフが布団を片付け、アコミアが収納ショルダーバッグから適当に食料を並べておくとオジガトが戻り周辺の事を教えてくれる。
「魔物は少ないがボスがいそうな部屋を発見した、朝食後に向かうとしようかの」
「だな、武器の準備して…回復薬とかも」
「わ、私もお手伝いします」
「助かるが無理しないように」
甘いリンゴもどきジャムを固いパンに塗り齧るアコミアとテオハリド、オジガトとキッフは濃い味の干し肉を齧り頷く。
『ミルクよこせ』
「もうこれで終わり、ダンジョンから出たらまたあげるよ」
「他には食べないのか、水あめと果物も食べてみたらどうだ?」
『……この甘いべとべとする水みたいなのは美味いぞ、この果物に掛けたやつも』
飲み終わり追加を頼む数外魔王、アコミアが無いと言いキッフが子ども達と作った水あめと果物と果物飴を出したら水あめが気に入ったらしく瓶から直接手で舐め身体をべとべとにしアコミア達は笑った。
「名前が無いと不便だな、よし、お前の事シャムって呼ぶよ」
『……好きにしろよ、名は真名以外はどうでもいいだろ』
アコミアが不便だとテーブルに置かれたジャムを見てシャムと安易な名を付ける、嫌がるかと思ったがあっさり受け入れたのでシャムになった数外魔王は水あめを貪り食っていた…。

《アーケディア》 偏 dress:75 ノイズのお気に入り
ノイズは《アーケディアマンション》の最上階のプールに来て朝食前に泳ぐのが日課だ、最上階のプールは従業員の福利厚生で用意した物で今はノイズ以外は誰も泳いでいない、外神と結羅が造った物で25mプールで泳ぐ、懐記が教えてくれたクロールで豪快に数往復した後タオルで身体を軽く拭きサウナと水風呂で身体を整える。
それが終わりシャワーを浴びて着替えて厨房に戻り、良く冷えた果実水を一気に煽るのが最近の1日のルーティンの始まりで懐記達の朝食の手伝いをして朝から肉を沢山食べる。
「昨日の魚を使ったスープおいしい」
「魚は飽きないよなー」
山盛りの米と肉にサラダと昨夜の残りのスープ、魚の出汁が効いてかなり美味しい、釣ってくれたナチェも嬉しそうに食べ…隣では然程身体を動かしていないイフタークがノイズよりも食べていた。
「おかわり」
「食べすぎ…」
ご飯の追加を懐記に頼むイフターク、ノイズが呆れつつ朝食後は一緒にホテルの受付だと、それが終わったら夕食の仕込みを手伝ってその後は…。
「ノイズ、イフ、夜は市場で買い物するから来てくれ。率達とジュカ達や千景達から買い物を頼まれているんだ」
「分かった」
「駄賃は?」
「肉串10本」
「のった」
ギーギスが空いた皿を片付けながら買い物に誘えばイフタークが駄賃を集り、ギーギスが仕方ないなと肉串を用意すると言えば頷く。
「食べすぎ」
「褒美があるとないとでは違う」
「そうだな、何かないと気持ちが違うよな」
ノイズが呆れイフタークが真剣な顔をする、ギーギスは笑って頷いた…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP040 赤ちゃん
「ふえん」
「うわ、捨てられたのか…」
泣く赤ん坊のを抱っこし籠を収納に入れておく、軽い…し泣いてはいるが痩せている気もする…。
顔は赤いし泣き止まないが弱々しさを感じ、唯苳はなんとなくこの赤ん坊が元気がない気がすると転移で猿達の元へ連れて行った…。

「ね、あかちゃん拾った!どうすればいいんだよ?」
猿達に赤ん坊を見せる、猿達も赤ん坊を囲み互いの顔を見合わせると奥から小さな猿の赤ん坊を抱えた母猿が赤ん坊の猿を背中に背負い、手を差し出すので赤ん坊を渡すと自分の乳を赤ん坊に吸わせた。
「あ、のんだ!」
赤ん坊は泣き止み乳首に吸い付く、腹が減っていたのか唯苳はほっとした。
「なんで捨てたんだろ…いらないのかな…」
騒ぎを聞きつけやって来た、ドラゴンとコブラとクモ達赤ん坊の様子を確認しクモが糸を出しコブラは森へ向かい、ドラゴンは唯苳に国語の教科書のイラストに乗っている赤ん坊が寝かされているベッドを指す・
「つくる?わかった」
意図を理解した唯苳が頷き、石魔法や鉄魔法を使いベッドを造ってみる事にした…。
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