あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.50 続・おむかえ/《アーケディア》 偏 dress:108 ジラ坊  

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《クナアンジ二ツ国》偏 no.50 続・おむかえ
「タナトス、おかえり」
「…貴方までいったい…」
仕事をしていたタナトスの元にウォルゾガが笑顔で訪れる、タナトスは一瞬呆けた顔をするがすぐに冷静に手元の書類に視線を戻す。
「戻って来たって聞いたから迎えにな、今夜は皆で作ったオムライスだ。さ、帰ろう。グローリーはまだ大変な事をしているからな、やっぱり待つか?」
「いえ、帰ります。オジガト、メンルェト残りはメールで送ります」
「おお、助かった」
「分かりました」
ウォルゾガが夕食はオムライスだと言い手を差し出して来る、タナトスは息を吹く吐きウォルゾガの手は取らず立ち上がる。
オジガトと目を細めるメンルェトに見送られ、ウォルゾガが詠斗にグローリーを頼むと言い後にした。

「むかえにきた」
「おお、エスティアか」
「よ、迎えに来てくれてありがと」
「俺達も帰ろうか」
続いてやって来たのはエスティア、《クナア》に派遣された《ウワムス国》の兵士達は先に戻り報告を受けたエスティアが迎えに来てくれオジガトとアコミアとキッフが喜びメンルェトは頷く、片づけをし帰る準備をしているとテオハリドが不安そうに見送ろうとしていたのでキッフが声を掛けた。
「テオハリドさんも来たらいい、家はダンジョンになったからな」
「そうじゃな、《アンジ国》には遣いを出そう。また明日此方へ来るとよい」
「行こ、今夜は肉だんごスープとみんなで釣った魚を焼いたの、ヒスンスがキノコの炊き込みご飯炊いてくれた…美味しい」
「お、俺の好物!さ、早く帰ろう。ヤド!シャム来なよ!」
「鉱物ダンジョンと肉ダンジョン行こう」
『いく!』
「ジラ坊また後でな」
「ハスターはどうする?テギも連れて来るか?」
「歓迎しよう」
エスティアが戸惑うテオハリドの手を握り今夜の献立を伝えテオハリドは頷く、アコミアがジラと画面越しに話していたヤドとシャムを誘いキッフはテギの様子を見に来たハスターに声を掛けオジガトも笑顔を浮かべた。
「ううん、魔神皇のとこに行くよ。ありがとう」
「分かった、なんかあったら言ってくれ。後で連絡取れるようにしてもらうから」
「じゃあ、またな」
「儂らの国も来ると良い」
ハスターは首を振り少し笑ってアコミア達を見送る、ハスターはテギの隣でダエーカを待つ。
「テギ…魔神皇に守って貰おう、優しそうだった…」
「……」
悲し気に言うハスターにテギは何は何も言わない、薄く微笑み何処か遠くを見ていた…。

《アーケディア》 偏 dress:108 ジラ坊
『お、ジラ坊じゃないか!ひっさしぶりだなー』
「あんたまだ生きていたのか、それにその服…腹壊すぞ」
『しぶとく生きてるぞー服は眼どもが勝手に用意したんだよ、そっちこそ今他の世界にいるんだって?』
「まあね」
画面越しに久しぶりに見る懐かしい顔にジラは肩を竦める、胸筋がありありと分るぴったりとしたインナーにうろんな視線を向けた。
『……楽しそうだな』
「ああ、楽しいよ」
『そうか…もう戦場に行くなよ、ジラ』
「あんたは行くだろう?俺もまた呼ばれたら行くかもな」
『俺は戦場で生まれたからな、死ぬのも戦場だ…と思っている』
『おい、戦の何が楽しいんだ?つまんねぇだろ、腹も空く、俺様には理解できねぇ』
『そりゃ、俺だって毎日腹いっぱい飯食って命の心配ない場所にいたいさ、俺達みたいな傭兵ってのは戦場が呼ぶんだ。それが性ってやつらしい』
『じゃ、いかねぇような毎日ってのがありゃいいんだろ』
『……シャム、お前がくれるのか?』
『…向こうで呼んでるぞ』
『ああ、じゃまたなジラ坊』
「いい奴だな、またなじーさん」
ジラとヤドの話に隣にいた人型の数外個体魔王シャムと紹介され、シャムがヤドに戦を理解出来ないと言いヤドとジラは苦笑い浮かべる、魔王からしてみれば人の小競り合いなど分からないと魔石をばりぼり食べ、ヤドの問いには答えずアコミア達の方に行ってしまう、ジラとヤドは互いに笑って分かれた。
「良い男だな」
「まあな、俺がまだ傭兵になりたての頃に世話になったな。強くて何回か打合いしたが勝てなかった」
「ジラがか、それは一手頼みたい所だ」
「そうですね」
「《アタラクシア》に戻ったら頼めば?」
「そうだな」
「ええ、是非」
ジラよりも強いと聞いてマユラとシュリの眼がギラリと光る、懐記が戻ったらと言いいつになるか分からないがマユラもシュリも上機嫌に頷いた…。




あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~怪異異端蒐集忌憚~
16醜 撤収
「さっさと終わらせる」
『くそ、くそ』
「怪異…貴様らは人喰らうと感情が露わになるな」
『我々はこの世界に巣食う、人は喰う…この世界は怪異の世界にする』
「ますます人のような願望を抱く、もういい」
『ぃいいぃ!!!ぐぎゃあああ』
「万桜、ページを」
「うん」
迸る稲妻にもがき苦しむ怪異、穀雨はうんざりとした表情を浮かべ万桜にページを翳すように指示し止めに更に稲妻を放出し苦しむ老婆のタコの怪異をページへと蒐集した。
「戻るぞ」
「うん」
封じたページを受け取り、このままにしておくのもと思い穀雨は刀に魔力を注ぎ土を操り食われた骸を土に埋め、万桜の手を握り上に上がるのが面倒だと思いながら階段を上がった…。


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