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10.大好きなのは……
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*再びはる視点です。
僕はつい「夏目と咲月ちゃんの問題は二人で解決するから、先輩は口を挟まないで」と言ってしまう。
「そうか。もう俺は部外者なんだな。悪かった」
そう言って謝るなんて。
何に謝ってるの?
僕を騙して付き合ったこと?
秋良を殴ったこと?
穏やかな先輩がつい夏目を殴りたくなるほど、咲月ちゃんのことが好きだったの?
何で僕じゃだめなんだよ!
こんなに先輩のことが好きなのに!
だって、キスしても良いって思うくらいには僕のこと好きだったんでしょ?
もう、僕の胸の中はぐちゃぐちゃになって、涙がボロボロこぼれ落ちた。
「うっ、うくっ、せ、先輩は、そんなに咲月ちゃんのことが好きなの? なら、どうして僕と付き合ったんだよ! 僕は、先輩のことが好きだったのにっ。僕と付き合って咲月ちゃんのこと忘れようと思ったの? 先輩、酷いよ。でも、でも、そんな酷い先輩のことが未だに好きな自分がいてっ。こんな目にあってるのにっ。気持ちを変えられない自分が一番嫌だっ。うわぁぁぁ――――――っっ」
僕はもう、周りのことなんか見えてなくて大声で泣き叫んでしまった。後ろで秋良が「は? え? どういう事?」と言っているのが聞こえる。
先輩が呆然とした顔で僕を見ていた。
僕がこんなに重くて面倒くさい人間だって思ってなかったのかな。男なら、後腐れなく別れられると思っていたのかもしれない。そう思うと、後から後から涙がこぼれて止まらなかった。
僕がずっと泣き続けていると、先輩が僕とノートを何度も交互に見やり、僕の方へと歩み寄ってきた。
そんな先輩から距離を取るように、僕は一歩下がる。
「先輩……僕、何が悪かったんですか?」
先輩はハッとしたように歩みを止めた。僕はそんな先輩に更に語りかけた。
「キスが下手だったから? それとも、何にも取り柄のない僕が嫌になっちゃった? 僕は関係ないのかな。咲月ちゃんがそんなに好きだった? 僕じゃ代わりにならなかった?」
「君のことを嫌いになんてなってないよ」
「じゃあ、何で一緒にいてくれなくなっちゃったの? あんなに僕に優しくしてくれたのに。ますます好きにさせておいて僕を捨てるなんてひどいよ!」
僕が叫ぶ声を聞いていた先輩が目をあちこちに彷徨わせながら、ゆっくりと口を開く。
「はるは、夏目のことが好きだったんじゃないか?」
「え? 何でそんな事思うのっ? 僕は、先輩が好きって言ったじゃない」
「はるは夏目とすごく仲が良いし、夏目にだけは俺と付き合ってることは知られたくないって言ってたじゃないか。俺がキスした時も泣いただろう? 本当は俺とじゃなくて夏目とキスしたかったんだと思ったんだ。それに……」
そこまで言って先輩は言い淀んだ。
「何? 言ってよ、先輩」
僕が先を促すと、ため息をひとつついた。
「夏目が彼女と別れた後、君たちは付き合い出したんだろう? 以前、はるが寝坊した時に君たちはそういう関係になっていた筈だ」
『はっ!?』
僕と秋良の声が重なる。
「いやいやいやっ、何でそうなるっ!?」
秋良が勢い良く否定する。僕もそれにこくこくと頷いた。
「あの頃、君が夏目と笑い合う姿が気になってた。そしたら教室で『泊まりにおいで』なんて話してるのを聞いてしまって…。しかも夜は寝かさないとか初めてだから手加減しろとか君達は言っていたじゃないか。
次の日に俺と会いたがったのも、俺に別れ話をしたかったからだろう?」
「あれはっ、バーベキューをするから秋良家族を誘っただけでっ! 僕と秋良は、昔から家を行き来していて、別に泊まるのもそんな意味はないですっ」
「そうだそうだ! 俺だって、はるがいればっていうのは彼女はこりごりだから、友達だけでいいやって意味で。寝かせねえって言ったかもしれないけど、それは俺とゲームしようぜっていう誘いで、こいつとは何もやましいことはしていない!」
僕と秋良は、誤解を解こうと必死に言い募った。先輩は呆然としたまま僕と秋良を交互に見ていた。
「本当に……?」
先輩が戸惑うようにつぶやき、先輩の目が揺れる。先輩のノートを握る手に力が入り、ノートがクシャリと潰れる音がした。先輩はその音にハッとした表情をして手の中のノートを見つめてから、ページを開いてみせた。
「じゃあ、これは何だ。夏目が彼女とよりを戻した後、明らかにはるは元気がなかったし、ノートにこんな事を書くぐらい夏目のことが諦められなかったんだろう?」
先輩が開いたノートには、僕が昨日書いた「秋良のばーーーーか!!」と書かれた跡が薄っすらと残されていた。秋良が怪訝な顔をして、僕を見てきた。
「はるさあ、何だよこれ?」
「う、だって僕は先輩と別れたのに、秋良はちゃっかり咲月ちゃんとよりを戻してるからさ。つい、悔しくて……」
「はぁ~? お前がそんな紛らわしいことするから俺殴られたんだぞ? 何だよ全く。俺、お前らの痴話喧嘩に巻き込まれただけじゃないか」
先輩が確認するように僕と秋良に尋ねる。
「じゃあ、本当に俺の誤解で良いんだな?」
僕は、大きく頷いた。
秋良は、まだ納得しないのかぶつくさ文句を言っている。
「何で俺とはるが付き合ってるなんて勘違いできるんだよ。はるは昔から泣き虫で、俺にとっては弟みたいな奴なんだっつうの」
弟って何だよ。僕とお前は同い年だっつうの。文句を言おうとした時、先輩が僕を後ろから抱きしめる。僕が振り向くと、先輩はじろりと秋良を睨んでいた。
「そもそも、お前が誤解を招くような言動をとるからだ。お前がしょっちゅうはるに抱きついたり内緒話したりしてるから、以前から校内中にお前たちが付き合ってるって噂になってるんだぞ。いいか。これからは、はるは俺のものだ。夏目は俺の許可なしに近づくんじゃない」
それに怯みながらも秋良は先輩に反論していた。
「な、なんだよ。生徒会長こそ俺たちが別れていた時、咲月と仲良くしていたじゃんか」
「何を言ってるんだ。別に俺はお前の彼女なんか眼中になかったぞ。
俺も彼女も以前からお前たちが仲がいいのを面白く思ってなかったんだ。
彼女の話は、仕事の話と大半はお前のその態度に対する愚痴だ。別れていると言うのに、夏目のことばっかり気にしていて、俺は苦笑いするしかなかった。
それに、俺がはるにベタ惚れしてることは彼女と話をするようになってからすぐに気づかれていたよ」
『はっ!?』
僕と明良は意外な事実に声が揃う。
「だから、何でそんなに二人とも気が合うんだ」
先輩はそう言いながら、僕を抱きしめる腕の力を強めてくる。僕は、そんな先輩の腕から抜け出して身体ごと先輩の方に向いた。
「先輩、僕先輩に避けられて寂しかったんだよ?」
「……済まなかった。俺が弱かったんだ。俺に自信さえあればこんなことにはならなかったのに」
先輩は俯いて顔を片手で覆っていた。
僕は、真剣な顔をして先輩を見つめた。
「もう、僕はこんな思いはこりごりなんだ。
先輩ごめんなさい」
僕はつい「夏目と咲月ちゃんの問題は二人で解決するから、先輩は口を挟まないで」と言ってしまう。
「そうか。もう俺は部外者なんだな。悪かった」
そう言って謝るなんて。
何に謝ってるの?
僕を騙して付き合ったこと?
秋良を殴ったこと?
穏やかな先輩がつい夏目を殴りたくなるほど、咲月ちゃんのことが好きだったの?
何で僕じゃだめなんだよ!
こんなに先輩のことが好きなのに!
だって、キスしても良いって思うくらいには僕のこと好きだったんでしょ?
もう、僕の胸の中はぐちゃぐちゃになって、涙がボロボロこぼれ落ちた。
「うっ、うくっ、せ、先輩は、そんなに咲月ちゃんのことが好きなの? なら、どうして僕と付き合ったんだよ! 僕は、先輩のことが好きだったのにっ。僕と付き合って咲月ちゃんのこと忘れようと思ったの? 先輩、酷いよ。でも、でも、そんな酷い先輩のことが未だに好きな自分がいてっ。こんな目にあってるのにっ。気持ちを変えられない自分が一番嫌だっ。うわぁぁぁ――――――っっ」
僕はもう、周りのことなんか見えてなくて大声で泣き叫んでしまった。後ろで秋良が「は? え? どういう事?」と言っているのが聞こえる。
先輩が呆然とした顔で僕を見ていた。
僕がこんなに重くて面倒くさい人間だって思ってなかったのかな。男なら、後腐れなく別れられると思っていたのかもしれない。そう思うと、後から後から涙がこぼれて止まらなかった。
僕がずっと泣き続けていると、先輩が僕とノートを何度も交互に見やり、僕の方へと歩み寄ってきた。
そんな先輩から距離を取るように、僕は一歩下がる。
「先輩……僕、何が悪かったんですか?」
先輩はハッとしたように歩みを止めた。僕はそんな先輩に更に語りかけた。
「キスが下手だったから? それとも、何にも取り柄のない僕が嫌になっちゃった? 僕は関係ないのかな。咲月ちゃんがそんなに好きだった? 僕じゃ代わりにならなかった?」
「君のことを嫌いになんてなってないよ」
「じゃあ、何で一緒にいてくれなくなっちゃったの? あんなに僕に優しくしてくれたのに。ますます好きにさせておいて僕を捨てるなんてひどいよ!」
僕が叫ぶ声を聞いていた先輩が目をあちこちに彷徨わせながら、ゆっくりと口を開く。
「はるは、夏目のことが好きだったんじゃないか?」
「え? 何でそんな事思うのっ? 僕は、先輩が好きって言ったじゃない」
「はるは夏目とすごく仲が良いし、夏目にだけは俺と付き合ってることは知られたくないって言ってたじゃないか。俺がキスした時も泣いただろう? 本当は俺とじゃなくて夏目とキスしたかったんだと思ったんだ。それに……」
そこまで言って先輩は言い淀んだ。
「何? 言ってよ、先輩」
僕が先を促すと、ため息をひとつついた。
「夏目が彼女と別れた後、君たちは付き合い出したんだろう? 以前、はるが寝坊した時に君たちはそういう関係になっていた筈だ」
『はっ!?』
僕と秋良の声が重なる。
「いやいやいやっ、何でそうなるっ!?」
秋良が勢い良く否定する。僕もそれにこくこくと頷いた。
「あの頃、君が夏目と笑い合う姿が気になってた。そしたら教室で『泊まりにおいで』なんて話してるのを聞いてしまって…。しかも夜は寝かさないとか初めてだから手加減しろとか君達は言っていたじゃないか。
次の日に俺と会いたがったのも、俺に別れ話をしたかったからだろう?」
「あれはっ、バーベキューをするから秋良家族を誘っただけでっ! 僕と秋良は、昔から家を行き来していて、別に泊まるのもそんな意味はないですっ」
「そうだそうだ! 俺だって、はるがいればっていうのは彼女はこりごりだから、友達だけでいいやって意味で。寝かせねえって言ったかもしれないけど、それは俺とゲームしようぜっていう誘いで、こいつとは何もやましいことはしていない!」
僕と秋良は、誤解を解こうと必死に言い募った。先輩は呆然としたまま僕と秋良を交互に見ていた。
「本当に……?」
先輩が戸惑うようにつぶやき、先輩の目が揺れる。先輩のノートを握る手に力が入り、ノートがクシャリと潰れる音がした。先輩はその音にハッとした表情をして手の中のノートを見つめてから、ページを開いてみせた。
「じゃあ、これは何だ。夏目が彼女とよりを戻した後、明らかにはるは元気がなかったし、ノートにこんな事を書くぐらい夏目のことが諦められなかったんだろう?」
先輩が開いたノートには、僕が昨日書いた「秋良のばーーーーか!!」と書かれた跡が薄っすらと残されていた。秋良が怪訝な顔をして、僕を見てきた。
「はるさあ、何だよこれ?」
「う、だって僕は先輩と別れたのに、秋良はちゃっかり咲月ちゃんとよりを戻してるからさ。つい、悔しくて……」
「はぁ~? お前がそんな紛らわしいことするから俺殴られたんだぞ? 何だよ全く。俺、お前らの痴話喧嘩に巻き込まれただけじゃないか」
先輩が確認するように僕と秋良に尋ねる。
「じゃあ、本当に俺の誤解で良いんだな?」
僕は、大きく頷いた。
秋良は、まだ納得しないのかぶつくさ文句を言っている。
「何で俺とはるが付き合ってるなんて勘違いできるんだよ。はるは昔から泣き虫で、俺にとっては弟みたいな奴なんだっつうの」
弟って何だよ。僕とお前は同い年だっつうの。文句を言おうとした時、先輩が僕を後ろから抱きしめる。僕が振り向くと、先輩はじろりと秋良を睨んでいた。
「そもそも、お前が誤解を招くような言動をとるからだ。お前がしょっちゅうはるに抱きついたり内緒話したりしてるから、以前から校内中にお前たちが付き合ってるって噂になってるんだぞ。いいか。これからは、はるは俺のものだ。夏目は俺の許可なしに近づくんじゃない」
それに怯みながらも秋良は先輩に反論していた。
「な、なんだよ。生徒会長こそ俺たちが別れていた時、咲月と仲良くしていたじゃんか」
「何を言ってるんだ。別に俺はお前の彼女なんか眼中になかったぞ。
俺も彼女も以前からお前たちが仲がいいのを面白く思ってなかったんだ。
彼女の話は、仕事の話と大半はお前のその態度に対する愚痴だ。別れていると言うのに、夏目のことばっかり気にしていて、俺は苦笑いするしかなかった。
それに、俺がはるにベタ惚れしてることは彼女と話をするようになってからすぐに気づかれていたよ」
『はっ!?』
僕と明良は意外な事実に声が揃う。
「だから、何でそんなに二人とも気が合うんだ」
先輩はそう言いながら、僕を抱きしめる腕の力を強めてくる。僕は、そんな先輩の腕から抜け出して身体ごと先輩の方に向いた。
「先輩、僕先輩に避けられて寂しかったんだよ?」
「……済まなかった。俺が弱かったんだ。俺に自信さえあればこんなことにはならなかったのに」
先輩は俯いて顔を片手で覆っていた。
僕は、真剣な顔をして先輩を見つめた。
「もう、僕はこんな思いはこりごりなんだ。
先輩ごめんなさい」
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