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1章
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「……ヒ…!…ハルヒ!起きて。」
まだ、眠っていたかったが私は仕方なく目を覚ました。
「ん…。」
「あ、よかった。寝てるのハルヒだけだったから。」
「そっか、ありがとうナナ。」
心配そうに見ていたので私は笑顔でそうかえした。
「今、どうなってる?」
この現状を知らなければどうしようもない。
「よくわかんない。でも、窓の外は真っ暗で何も見えないけどこの教室はお昼みたいに明るいんだよ。あと、ドアは開かないみたい。」
分かってるやん!と突っ込みを入れたかったがナナも混乱しているみたいだったので止めておこう。と思った。
見た限りではこの教室には女子しかいない。男子はどうしたのだろうか?とりあえず他の女子にも話を聞かないとまだよく状況が掴めない。
そう思い、立ち上がろうとした時スカートのポケットに違和感があった。手を入れてみると今朝、授業中に食べようと思っていた金平糖のカンカンが入っていた。
まァ、そんなことは今はどうでも良いので私は友達の所へ向かった。
「コハル大丈夫だった?」
私がコハルと呼んだ子はこちらを向いて笑顔で応えた。
「大丈夫だったよ。ホームルームの後、白いガスみたいな霧みたいなものに包まれてからは記憶ないけど。ね!マイちゃん。」
「う、うん。」
コハルの隣で静かに私達の会話を聞いていたマイちゃんはぎこちなく頷いた。
あれはガスとかそういう類いのもので眠らせて…?ん?おかしくないか?少し違和感はあるがここは私達がいつも授業を受けるあの教室と同じだ。机の配置も先生の机の上の物も私の知っている限りでは全く同じ…。どういうことなんだ?男子を誘拐するなら合点がゆく。だが、そうなると私達をここに閉じ込める意味は?外は真っ暗なのに電気もついていないこの教室が昼間みたいに明るいのもおかしい。
ああ!もう!こんがらがってきた!
むしゃくしゃしていた時
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
ガラガラガラ
混乱と緊張の中誰かが入ってくる。
………ドア…開いてたんじゃね?と思ってしまう位すんなりとドアが開いた。
鍵は外からでしかかけられない内側からはどうともできないのだ。鍵を開ける音は全くしなかった。
「はい!皆、席に着いて!いつも言っているでしょ!なんで分からないの?」
「………先生?」
「どうしたの?ハルヒさん?」
「いえ…何でもないです。」
「そう、ならいいけど。」
思わず口に出してしまった。
ここにいる皆、同じ事を思っていると思う。
あれは誰?
先生の話し方で
先生の背丈で
先生のいつも着ている用な服で
授業を始めようとしているのは一体誰?
王冠が頭に乗っていて顔は複数のトランプで隠されていて口だけ出ているのは先生…?
まだ、眠っていたかったが私は仕方なく目を覚ました。
「ん…。」
「あ、よかった。寝てるのハルヒだけだったから。」
「そっか、ありがとうナナ。」
心配そうに見ていたので私は笑顔でそうかえした。
「今、どうなってる?」
この現状を知らなければどうしようもない。
「よくわかんない。でも、窓の外は真っ暗で何も見えないけどこの教室はお昼みたいに明るいんだよ。あと、ドアは開かないみたい。」
分かってるやん!と突っ込みを入れたかったがナナも混乱しているみたいだったので止めておこう。と思った。
見た限りではこの教室には女子しかいない。男子はどうしたのだろうか?とりあえず他の女子にも話を聞かないとまだよく状況が掴めない。
そう思い、立ち上がろうとした時スカートのポケットに違和感があった。手を入れてみると今朝、授業中に食べようと思っていた金平糖のカンカンが入っていた。
まァ、そんなことは今はどうでも良いので私は友達の所へ向かった。
「コハル大丈夫だった?」
私がコハルと呼んだ子はこちらを向いて笑顔で応えた。
「大丈夫だったよ。ホームルームの後、白いガスみたいな霧みたいなものに包まれてからは記憶ないけど。ね!マイちゃん。」
「う、うん。」
コハルの隣で静かに私達の会話を聞いていたマイちゃんはぎこちなく頷いた。
あれはガスとかそういう類いのもので眠らせて…?ん?おかしくないか?少し違和感はあるがここは私達がいつも授業を受けるあの教室と同じだ。机の配置も先生の机の上の物も私の知っている限りでは全く同じ…。どういうことなんだ?男子を誘拐するなら合点がゆく。だが、そうなると私達をここに閉じ込める意味は?外は真っ暗なのに電気もついていないこの教室が昼間みたいに明るいのもおかしい。
ああ!もう!こんがらがってきた!
むしゃくしゃしていた時
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
ガラガラガラ
混乱と緊張の中誰かが入ってくる。
………ドア…開いてたんじゃね?と思ってしまう位すんなりとドアが開いた。
鍵は外からでしかかけられない内側からはどうともできないのだ。鍵を開ける音は全くしなかった。
「はい!皆、席に着いて!いつも言っているでしょ!なんで分からないの?」
「………先生?」
「どうしたの?ハルヒさん?」
「いえ…何でもないです。」
「そう、ならいいけど。」
思わず口に出してしまった。
ここにいる皆、同じ事を思っていると思う。
あれは誰?
先生の話し方で
先生の背丈で
先生のいつも着ている用な服で
授業を始めようとしているのは一体誰?
王冠が頭に乗っていて顔は複数のトランプで隠されていて口だけ出ているのは先生…?
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