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第一章 乙女ゲームに転生した転性者は純潔を守るためバッドエンドを目指す
11.勇者ブレイデン・ブラック
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お偉さん方の挨拶やら儀式やらが終わり、式典は終盤に差し掛かっていた。
「叙勲を行う! ブレイデン・ブラック! 前へ!」
司会進行役の方の呼びかけに応じて、国王陛下の前へと歩み出たのでは、黒髪の男だった。
か、仮面君!? モブの癖に叙勲だと!? なんか手柄でもたてたのか!? アイツ、ブレイデン・ブラックっていうのか。モブでも現実仕様になると名前があるんだなぁ~。
だが、デボラ様と百合エンドフラグが立った今、もう俺には関係ないことだな。
国王
「ブレイデン・ブラック! 貴公の功績を評し、男爵に任命する!」
仮面夫君ことブレイデンは握った拳を胸に当て、静かな動作で頭を下げた。その優美で洗練された動作に、会場からは感嘆の溜息が上がる。
仮面君は今まで貴族じゃなかったのか。道理で今まで探しても見つからなかった訳だ!
なるほど、つまり、ヤツは金のある商人だが成り上がりで身分が低いと。だから、貧乏だが由緒正しい貴族の俺と結婚しようとするんだな?
国王
「かの者は、幾多のギルドをまとめあげ、数々の敵将の首を討ち取り、我が国に勝利をもたらした! 討ち取った敵将の中には、不敗の騎士と言われたA国のバーミリオン卿や、B国の死神と恐れられたアンバー大公までいる! 栄誉を称え、かの者に盛大な拍手を!」
地響きのような拍手と歓声が上がる!
「ブラック男爵万歳!」
「勇者様万歳!」
アンジェリカ
「!?」
はぁ~!? 何ソレ??? 平民だったのにギルドまとめあげて戦争に勝利するとかチートキャラでも中々出来ないよ? この世界、魔法とかないからね? え!? モブでしょ? どうなってるの? 俺のところは他国と隣接していないどころか、山に囲まれてる辺鄙な田舎伯爵領だし、新聞代とかケチってたから、世の中がこんな事になってるなんて全然知らなかった! 仮面君、勇者様じゃん!?
ゲームでは式典の内容にふれてなかったけど、ヒロインは堅苦しくて退屈だったとか言ってなかった? 勇者の叙勲式が退屈とかヒロインの心は鉄で出来ているのかな?
女子って、そういうのマジで感心ないのかな? 前世の姉貴とか妹とかはめっちゃ好きそうだったけど!?
ま、何にせよ、今の俺には関係ないか...。
さて! この後は、特別招待された貴族だけの晩餐会だ! デボラ様の好感度をガンガン上げるぞ!!
「叙勲を行う! ブレイデン・ブラック! 前へ!」
司会進行役の方の呼びかけに応じて、国王陛下の前へと歩み出たのでは、黒髪の男だった。
か、仮面君!? モブの癖に叙勲だと!? なんか手柄でもたてたのか!? アイツ、ブレイデン・ブラックっていうのか。モブでも現実仕様になると名前があるんだなぁ~。
だが、デボラ様と百合エンドフラグが立った今、もう俺には関係ないことだな。
国王
「ブレイデン・ブラック! 貴公の功績を評し、男爵に任命する!」
仮面夫君ことブレイデンは握った拳を胸に当て、静かな動作で頭を下げた。その優美で洗練された動作に、会場からは感嘆の溜息が上がる。
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なるほど、つまり、ヤツは金のある商人だが成り上がりで身分が低いと。だから、貧乏だが由緒正しい貴族の俺と結婚しようとするんだな?
国王
「かの者は、幾多のギルドをまとめあげ、数々の敵将の首を討ち取り、我が国に勝利をもたらした! 討ち取った敵将の中には、不敗の騎士と言われたA国のバーミリオン卿や、B国の死神と恐れられたアンバー大公までいる! 栄誉を称え、かの者に盛大な拍手を!」
地響きのような拍手と歓声が上がる!
「ブラック男爵万歳!」
「勇者様万歳!」
アンジェリカ
「!?」
はぁ~!? 何ソレ??? 平民だったのにギルドまとめあげて戦争に勝利するとかチートキャラでも中々出来ないよ? この世界、魔法とかないからね? え!? モブでしょ? どうなってるの? 俺のところは他国と隣接していないどころか、山に囲まれてる辺鄙な田舎伯爵領だし、新聞代とかケチってたから、世の中がこんな事になってるなんて全然知らなかった! 仮面君、勇者様じゃん!?
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