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五種族会談編 一章 虚の王
真の主
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「———我らが崇拝するあの五華の方々が頭を垂れるなどっ」
「———五華の方々よりも高位の存在がいるとはっ」
「———我らの希望であり忠誠を捧げる五華の方々。そんな方々が平伏すとなるとっ」
「———まさかっ‥‥‥そのまさかなのかっ」
「———五華すらも従えるこのお方こそが我らの‥‥‥月下香の真の主っ」
———統括者———
‥‥‥ふむ、この眺めはとても良いものだな。配下達の顔色が一同に伺える。こそこそと何やら話していたようだが、俺の聴力を侮るなかれ
困惑していた配下も俺のことをどうやら多分信用して貰えたらしい
これもファシーノたちが平伏したおかげだな
このまま喋らないのも釈然としないのでまずはテキトーに話すか‥‥‥
「———それで話したいことがあるんだろう?」
俺は頬杖を付き玉座に深く座りながらファシーノ達を見下ろす。声はこの広大な部屋に拡張され響き渡り、少しの間を置いてファシーノが代表して語り出した
「———まずは私達がなぜ五華と言われているのかご説明します。それは単純明快、ネロ様が組織する月下香での幹部を総評して五華と部下共に呼ばれています。そして一年前に新しく幹部に名乗り出たヴィオラで5人目です」
そしてファシーノが一旦口を止めると右端に跪くヴィオラさんが顔を上げて話し始めた
「お久しぶりでございます、ネロ様。貴方にお会いするのはこれで三度目です。
冒険者ギルドの際はまだ貴方様の顔が分からず、大変見苦しい所をお見せしました‥‥」
「いいや、仕方ないさ。現に幹部や主要のメンバー以外は俺の存在を話していなかったからな。それよりも‥‥‥三度目?君とはつい最近会ったばかりだと思うが?」
「も、申し訳ございません。実は一年前に貴方様に命を救われたのです。その後月下香に身を置き今では幹部となりました」
一年前だと?それに紅髪の女性‥‥‥‥ああ!あの時かっ!
魔族帝国の領土に侵入したとき、魔獣に襲われていた魔族の女性だ!
瀕死の状態で魔獣に立ち向かう彼女を見て、つい行動してしまったんだよな。結果彼女を助けた事になったのか‥‥‥俺はその時急いでいたのでファシーノに彼女を頼んだ記憶がある
その後彼女とは会っていなかったが、まさか俺の組織に加入して幹部にまでなっているとは予想もしなかったが‥‥
「そうか、魔族帝国領土の女性か。確か吸血鬼の一族だったか?すまない、今思い出したよ」
「い、いえ!ネロ様に覚えて貰えていて光栄ですっ」
「———ネロ様。我ら幹部は貴方に名を授かる定があります。どうかヴィオラにも新たな名を授けてください」
そこにファシーノがタイミングよく話に混ざり、新たな名をこのヴィオラさんに付けてくれという。まさかここで名付ける羽目になるとは‥‥毎回センスが問われるな‥‥
極上に良い名を考えなくては‥‥‥
そうだな、決めたぞ!
「———ヴィーナス・クワトロ。今日からそう名乗るといい」
「あ、ありがたき幸せっこの身も心も全ては御身のままに‥‥‥」
彼女の紅髪が光に照らされ一層その紅が輝く。黒いドレスが彼女の髪や体を強調し、それは夜に咲く赤い花のように美しく美観である
「おお、ヴィオラ様に新たな名が与えられた‥‥」
「ヴィナース様、とても素敵なお名前だ。羨ましい‥‥」
「まさか名をお与えになるとは‥‥‥ネロ様はやはり真の王ということかっ」
「い、未だに夢かと疑ってしまいますわっまさかあの少年が真の主であり、五華であるヴィオラ様に名を与えたとなると‥‥‥あのお方こそが月下香を統べる王なのですかっ」
これまで見たこともない光景が眼前に展開されるみたいに、息を呑んだまま唖然となる配下諸君。唖然とするのか思わず声が漏れるのかどちらでもいいけど、君たち五華のこと大好きだな
確かに皆美人で性格も良くて部下の面倒とか良いし慕われるのは分かるけど、特に男性諸君
慕うのともう一つ別の感情を持っているだろう。ここからでも分かるぞ、その瞳の先に誰が映っているのか!!
「あ、そういえばエルディート。例の件はどうなっている?」
「はい。我ら月下香の資金はネロ様に言われた通り、私が受け持つパンテーラ・ネーラ商会の提供でございます。そしてこの2年と半年で一気に他の商会を追い越し、現状は世界のトップでございます。これも全てはネロ様の発案した例の代物が大きいかと存じます」
ふむ、そういえば去年は会議に出席しなかったせいか全然内情を知らなかったが今回はどうやら色々と詳しく知れそうだな。そして例の代物が利益に大きく関わっていると、それはとても嬉しい報告だ
説明すると例の代物とは”魔車”である。一般に魔車は移動するときに使用され、デザインが商会によって様々だ。魔車は基本的に値段が高い、しかし人生において必ず一度は買う代物でもある
休みは外出したり、家族と遊んだりと様々な用途で使用される魔車は競争率が高くデザインや性能を重視する。
そこに目をつけた俺は最高のデザインをエルディートと考案した。
それこそ通常の魔車の10倍~100倍はする値段で発売したのだ
発売当初はその破格の値段に購入する一般人は現れなかった。しかし貴族や社長がこぞって手を伸ばしてきた。それはこの魔車のデザインや性能が圧倒的に他の商会に比べ群を抜いていたからである
通常の魔車よりも車高が低く、車幅もあり、流れるようなカーブを描く外装に色とりどりのデザイン。そしてとても少ない魔力でスピードが一瞬で加速する性能技術。
そして第一号をパンテーラ224と名付けた
それから顧客層を貴族や社長などの裕福層向けに方針を変え発売から僅か1ヶ月で生産と受注が追いつかないしまつだったとか
それほどに人気があり、魔車業界を独走している。他の商会も挙ってスーパーカーを開発しているらしいがこちらの技術にはまだまだ届くまい
見た目と速さを追求した唯一無二の存在である
「——そうか、それは良くやった。あと一つあったよな?そっちの方はどうなっている」
「はい。完成致しました————“リベラ”ここへ」
エルディートが名を呼ぶと左右に展開している配下参列から一人の女性が歩いてきた
その腕には何か持っているように思われ、エルディートの側まで来ると持っている物を渡し、跪いた。そしてその物を徐に広げて俺に見せてきた
「これが完成形です。ネロ様の案を取り入れ黒を貴重にしました。ある程度の魔法耐性、物理耐性が施された一品です。これは商会での、我々だけの特注性でございます」
体にフィットする形状に防魔ベストを編み込みストレッチ性を聞かせたデザイン
その名も戦闘服。
以前にエルフ軍特魔部隊が着用していた物を改良したデザインである。
エルフ軍の蒼黒い色とは違いこちらはお馴染みの黒である。
はっきり言ってとてもかっこいい
「———っ!これはいいデザインだ。エルディートよく働いてくれた。これをただちに総員に配給しろ。感謝する」
「いえ、ネロ様の案を我らが形にしたまでの事です。感謝を申すのは私の方です」
なんとも素直で律儀なエルディートだな。美人でいて五華のなかで1位2位を争うそのスタイル。どこを取っても完璧でいる。男に生まれて俺はよかったと思うよ‥‥
「あと、気になっていたがそのピアスはなんだ?どうやら数字が書いてあり序列のようだと俺は思うのだが?」
「———それは我が説明しよう主」
次の俺の質問に答えてくれたのは精霊女帝のヴァルネラだ。黒いドレスに銀髪はとても似合う。跪いているとドレスの影から白い肌が露になり光と闇が混ざり合い一層そのお綺麗な肌が際立つ
「主の考察通りこのピアスは序列を表している。序列のトップ5は我ら幹部五華であり、黒いピアスを我々は身に付けておる。して序列6位から10位は他の配下よりも桁違いに優秀な人材で構成され此奴らを称して“五絢と呼び、銀のピアスを身に付けている。11位から最下位までは金のピアスを身につけておる。そして我の考案で配下の闘志を掻き立てる為3ヶ月に一度模擬戦に魔法議論を行っている。これは序列を上げるための考慮であり、戦闘能力が低くとも新たな魔法の開発や研究、任務遂行の成果によって序列は変動する。我のピアスは2位であるが一位はファシーノに譲ったのだ。3位はデリカート、4位はエルディート、5位はヴィオラ改めヴィーナスだな」
ほう、なるほどそういう事か。五華の下に五絢と続いているのか。まあ予想だと五絢は先程に異議を申し立てていた奴らだろうな。見た目が優秀そうだったし、あの場で発言できるのは上位の者だとは薄々感じていた。
そしてヴァルネラが2位だとは意外だったな。一位でもいいのにファシーノに譲るとは‥‥まあ、女子の間で色々とあったのだろう。あまり詮索はしないでおこう。思わぬ地雷を踏みそうだからな
それに戦闘が苦手な奴らでも序列を上げられるコンペや議論はとてもいい考えだな。開発課や研究課はどうしても戦闘が苦手の者が多い。それを考慮しての策とはなかなかやるではないか。
「それはいい案だな。それに五絢か。ヴァルネラそいつらを今ここで紹介してくれ」
「主の申し出ならば‥‥‥‥来い——ミネルバ、トラヌス、ハリア、アントニ、マルクス」
そう言われて配下参列から5人の男女が姿を現す。そして五華の後ろに並び膝をゆっくりと曲げ跪いた
「———五華の方々よりも高位の存在がいるとはっ」
「———我らの希望であり忠誠を捧げる五華の方々。そんな方々が平伏すとなるとっ」
「———まさかっ‥‥‥そのまさかなのかっ」
「———五華すらも従えるこのお方こそが我らの‥‥‥月下香の真の主っ」
———統括者———
‥‥‥ふむ、この眺めはとても良いものだな。配下達の顔色が一同に伺える。こそこそと何やら話していたようだが、俺の聴力を侮るなかれ
困惑していた配下も俺のことをどうやら多分信用して貰えたらしい
これもファシーノたちが平伏したおかげだな
このまま喋らないのも釈然としないのでまずはテキトーに話すか‥‥‥
「———それで話したいことがあるんだろう?」
俺は頬杖を付き玉座に深く座りながらファシーノ達を見下ろす。声はこの広大な部屋に拡張され響き渡り、少しの間を置いてファシーノが代表して語り出した
「———まずは私達がなぜ五華と言われているのかご説明します。それは単純明快、ネロ様が組織する月下香での幹部を総評して五華と部下共に呼ばれています。そして一年前に新しく幹部に名乗り出たヴィオラで5人目です」
そしてファシーノが一旦口を止めると右端に跪くヴィオラさんが顔を上げて話し始めた
「お久しぶりでございます、ネロ様。貴方にお会いするのはこれで三度目です。
冒険者ギルドの際はまだ貴方様の顔が分からず、大変見苦しい所をお見せしました‥‥」
「いいや、仕方ないさ。現に幹部や主要のメンバー以外は俺の存在を話していなかったからな。それよりも‥‥‥三度目?君とはつい最近会ったばかりだと思うが?」
「も、申し訳ございません。実は一年前に貴方様に命を救われたのです。その後月下香に身を置き今では幹部となりました」
一年前だと?それに紅髪の女性‥‥‥‥ああ!あの時かっ!
魔族帝国の領土に侵入したとき、魔獣に襲われていた魔族の女性だ!
瀕死の状態で魔獣に立ち向かう彼女を見て、つい行動してしまったんだよな。結果彼女を助けた事になったのか‥‥‥俺はその時急いでいたのでファシーノに彼女を頼んだ記憶がある
その後彼女とは会っていなかったが、まさか俺の組織に加入して幹部にまでなっているとは予想もしなかったが‥‥
「そうか、魔族帝国領土の女性か。確か吸血鬼の一族だったか?すまない、今思い出したよ」
「い、いえ!ネロ様に覚えて貰えていて光栄ですっ」
「———ネロ様。我ら幹部は貴方に名を授かる定があります。どうかヴィオラにも新たな名を授けてください」
そこにファシーノがタイミングよく話に混ざり、新たな名をこのヴィオラさんに付けてくれという。まさかここで名付ける羽目になるとは‥‥毎回センスが問われるな‥‥
極上に良い名を考えなくては‥‥‥
そうだな、決めたぞ!
「———ヴィーナス・クワトロ。今日からそう名乗るといい」
「あ、ありがたき幸せっこの身も心も全ては御身のままに‥‥‥」
彼女の紅髪が光に照らされ一層その紅が輝く。黒いドレスが彼女の髪や体を強調し、それは夜に咲く赤い花のように美しく美観である
「おお、ヴィオラ様に新たな名が与えられた‥‥」
「ヴィナース様、とても素敵なお名前だ。羨ましい‥‥」
「まさか名をお与えになるとは‥‥‥ネロ様はやはり真の王ということかっ」
「い、未だに夢かと疑ってしまいますわっまさかあの少年が真の主であり、五華であるヴィオラ様に名を与えたとなると‥‥‥あのお方こそが月下香を統べる王なのですかっ」
これまで見たこともない光景が眼前に展開されるみたいに、息を呑んだまま唖然となる配下諸君。唖然とするのか思わず声が漏れるのかどちらでもいいけど、君たち五華のこと大好きだな
確かに皆美人で性格も良くて部下の面倒とか良いし慕われるのは分かるけど、特に男性諸君
慕うのともう一つ別の感情を持っているだろう。ここからでも分かるぞ、その瞳の先に誰が映っているのか!!
「あ、そういえばエルディート。例の件はどうなっている?」
「はい。我ら月下香の資金はネロ様に言われた通り、私が受け持つパンテーラ・ネーラ商会の提供でございます。そしてこの2年と半年で一気に他の商会を追い越し、現状は世界のトップでございます。これも全てはネロ様の発案した例の代物が大きいかと存じます」
ふむ、そういえば去年は会議に出席しなかったせいか全然内情を知らなかったが今回はどうやら色々と詳しく知れそうだな。そして例の代物が利益に大きく関わっていると、それはとても嬉しい報告だ
説明すると例の代物とは”魔車”である。一般に魔車は移動するときに使用され、デザインが商会によって様々だ。魔車は基本的に値段が高い、しかし人生において必ず一度は買う代物でもある
休みは外出したり、家族と遊んだりと様々な用途で使用される魔車は競争率が高くデザインや性能を重視する。
そこに目をつけた俺は最高のデザインをエルディートと考案した。
それこそ通常の魔車の10倍~100倍はする値段で発売したのだ
発売当初はその破格の値段に購入する一般人は現れなかった。しかし貴族や社長がこぞって手を伸ばしてきた。それはこの魔車のデザインや性能が圧倒的に他の商会に比べ群を抜いていたからである
通常の魔車よりも車高が低く、車幅もあり、流れるようなカーブを描く外装に色とりどりのデザイン。そしてとても少ない魔力でスピードが一瞬で加速する性能技術。
そして第一号をパンテーラ224と名付けた
それから顧客層を貴族や社長などの裕福層向けに方針を変え発売から僅か1ヶ月で生産と受注が追いつかないしまつだったとか
それほどに人気があり、魔車業界を独走している。他の商会も挙ってスーパーカーを開発しているらしいがこちらの技術にはまだまだ届くまい
見た目と速さを追求した唯一無二の存在である
「——そうか、それは良くやった。あと一つあったよな?そっちの方はどうなっている」
「はい。完成致しました————“リベラ”ここへ」
エルディートが名を呼ぶと左右に展開している配下参列から一人の女性が歩いてきた
その腕には何か持っているように思われ、エルディートの側まで来ると持っている物を渡し、跪いた。そしてその物を徐に広げて俺に見せてきた
「これが完成形です。ネロ様の案を取り入れ黒を貴重にしました。ある程度の魔法耐性、物理耐性が施された一品です。これは商会での、我々だけの特注性でございます」
体にフィットする形状に防魔ベストを編み込みストレッチ性を聞かせたデザイン
その名も戦闘服。
以前にエルフ軍特魔部隊が着用していた物を改良したデザインである。
エルフ軍の蒼黒い色とは違いこちらはお馴染みの黒である。
はっきり言ってとてもかっこいい
「———っ!これはいいデザインだ。エルディートよく働いてくれた。これをただちに総員に配給しろ。感謝する」
「いえ、ネロ様の案を我らが形にしたまでの事です。感謝を申すのは私の方です」
なんとも素直で律儀なエルディートだな。美人でいて五華のなかで1位2位を争うそのスタイル。どこを取っても完璧でいる。男に生まれて俺はよかったと思うよ‥‥
「あと、気になっていたがそのピアスはなんだ?どうやら数字が書いてあり序列のようだと俺は思うのだが?」
「———それは我が説明しよう主」
次の俺の質問に答えてくれたのは精霊女帝のヴァルネラだ。黒いドレスに銀髪はとても似合う。跪いているとドレスの影から白い肌が露になり光と闇が混ざり合い一層そのお綺麗な肌が際立つ
「主の考察通りこのピアスは序列を表している。序列のトップ5は我ら幹部五華であり、黒いピアスを我々は身に付けておる。して序列6位から10位は他の配下よりも桁違いに優秀な人材で構成され此奴らを称して“五絢と呼び、銀のピアスを身に付けている。11位から最下位までは金のピアスを身につけておる。そして我の考案で配下の闘志を掻き立てる為3ヶ月に一度模擬戦に魔法議論を行っている。これは序列を上げるための考慮であり、戦闘能力が低くとも新たな魔法の開発や研究、任務遂行の成果によって序列は変動する。我のピアスは2位であるが一位はファシーノに譲ったのだ。3位はデリカート、4位はエルディート、5位はヴィオラ改めヴィーナスだな」
ほう、なるほどそういう事か。五華の下に五絢と続いているのか。まあ予想だと五絢は先程に異議を申し立てていた奴らだろうな。見た目が優秀そうだったし、あの場で発言できるのは上位の者だとは薄々感じていた。
そしてヴァルネラが2位だとは意外だったな。一位でもいいのにファシーノに譲るとは‥‥まあ、女子の間で色々とあったのだろう。あまり詮索はしないでおこう。思わぬ地雷を踏みそうだからな
それに戦闘が苦手な奴らでも序列を上げられるコンペや議論はとてもいい考えだな。開発課や研究課はどうしても戦闘が苦手の者が多い。それを考慮しての策とはなかなかやるではないか。
「それはいい案だな。それに五絢か。ヴァルネラそいつらを今ここで紹介してくれ」
「主の申し出ならば‥‥‥‥来い——ミネルバ、トラヌス、ハリア、アントニ、マルクス」
そう言われて配下参列から5人の男女が姿を現す。そして五華の後ろに並び膝をゆっくりと曲げ跪いた
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