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学園都市編 青年期 一章 学園
学園序列2位のヴァレンチーナ
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———私は幼少の頃から王族という立場が嫌いだった
毎日が退屈で仕方なかった。友達と呼べる存在は兄弟ぐらいしか周りにはいなくて、舞踏会に出席すれば権力や地位に目が眩む貴族が話しかけてくる始末。
そして私の容姿だけを見て寄ってくる者達は大概無視し拒絶していった。
「———なぜいう事を聞かぬっ!ヴァレンチーナ‥‥!」
そんな私の王族らしからぬ態度にお父様は激怒し、より一層王族としての稽古や勉学の時間が増え、私の自由が消えていった‥‥
けれど、私にはあるひとつの夢がありました。それは魔法剣士になり国民を守るというもの。ある日、国で行われた武闘大会に出席した時、目の前で繰り広げられた戦いに心奪われました。
私も同じく魔法を扱い、剣術を磨き、彼らのようなカッコイイ魔法剣士になりたい‥‥そう思っていました‥‥
しかし、現実は甘くありませんでした。
魔法剣士になりたいとお父様に言い出せば怒鳴られ、王族に必要な立ち振る舞いや知識を散々叩き込まれました。王城の中でただ只管に王の資質とやらを磨いているのが我慢なならず、まるで檻の中の鳥のようで何処にも自由はなく、差し伸べられた道を歩つまらない人生そのものだった‥‥
———それから数年過ぎた頃。13歳の誕生日を迎え、全階級制定協会の神殿で魔力測定を行う事になった。私は‥‥‥これが最後のチャンスだと思いました。
ここで結果を、魔法の才能を示す事で、夢である魔法剣士への道が開かれる‥‥
そして恐る恐る水晶に手を翳して、私は神に祈った———
『どうか、どうか自由への道を———』
◊◊◊
「———随分と懐かしい記憶‥‥‥あれから6年が過ぎたのね」
目の前で戦闘が行われているにも関わらず、昔の記憶が蘇ってしまうなんて‥‥
あれからどうなったかは今の自分自身を見れば明らか‥‥
魔力測定では7000代を出して周りの大人を全員震撼させたのを今でも鮮明に覚えています。王族だからと生まれながらに特別魔力が高いというのはなく、王族でも各々の魔力量にはばらつきが生じます。一般人よりも多少多い程度と教わっていました。
しかし、私の魔力量は13歳にして7000代の域に到達し、軍で示されるこの数値はAランクもしくはSランクの実力に相当する魔力量。13歳にして新たな可能性、新たな才能が目覚め、頑なに拒否したあのお父様も私の夢である魔法剣士の道をお許しになられた。
それから学園に入学する5年間は毎日魔法を勉強し、毎日剣を振り続けました。あらゆる魔法を試行錯誤しては失敗を繰り返しながら学び、有名な教師に剣術を教わり女の掌ではなくなっても夢の為に努力し続けてきました。
そう———人族歴代最強と称されるパエーゼ=プレチーゾ様に一歩でも近づくため‥‥あの日、彼女の魔法や剣術を見た瞬間から私の人生が大きく変わった。
その後、学園に入学した私は序列システムを大いに活用しようと考えました。
Sクラスで入学した当時は私よりも順位の高い同級生や先輩達に決闘を申し込む毎日。そして2年に進級する頃には序列2位の位置まで辿り着くことに叶いました。それでも私の実力はこんなものではない、更なら境地へと踏み込む為に努力を惜しまない‥‥
———そして今日は新入生の入学式とその後に行われるオリエンテーションがあリます。オリエンテーションでは新入生Aクラスに簡易な模擬試合を魅せる役割を私は請け負うことになってしまい‥‥
つい先程まで新入生に試合を魅せ、上級魔法をただ斬るだけの披露でしたけど大いに喜んでもらえたようで安心しました。
魅せ試合が終了して新入生同士の模擬試合が始まったのですが、SクラスならともかくAクラスの模擬試合を見せられるとなると退屈だと、思っていました。
しかし‥‥‥一人、いいえ二人の魔力に少し違和感があります。一人は観客席から、そしてもう一人は模擬試合の中央に立って対峙している新入生の男子です
一方のレオナルド=ダッチは公爵家の長男で色々と有名で舞踏会でよく見かけます。魔力測定でも評判が良く、解放を覚えたてとかどうとか‥‥一見すれば確実にダッチ家が有利と誰もが思うでしょう。
しかし、あの“レオン”という新入生には何かがあります‥‥‥
不気味というよりおかしいのです。誰もが持っているはずの“魔力”をあまり感じないのです。
ある一定のレベルにまで達すると自分自身以外の魔力も鋭く感じられるようになります。ある一定のレベルとは定かではありませんが、Sランク以上の実力に達すると感じられようになると言います。また圧倒的‥‥暴力的な魔力は誰でも感じられます‥‥‥
それを踏まえて新入生レオンの魔力があまり感じられないのが異常です。本当微々たる魔力なのでしょうか?それならばダッチ家に勝てるはずがありません。
なのに、なぜ彼はあれ程にまで余裕の笑みを浮かべているのでしょう‥‥
私は“その時”がくるまで彼について理解できませんでした。彼の不気味さと余裕ぶりは一体何処からくるものなのか‥‥この目で確かめれば何かが分かる。そう思っていました
しかし、私の目の前で見せられた彼の実力は想像異常でした‥‥‥
ダッチ家に伝わる最上級魔法を意図も簡単に粉砕し、何もなかったかのように静寂が訪れる練習場。響き渡る勝利宣言と新入生達の動揺の声が訪れると我に返る私。
———唖然としてしまいました
次々に落ちてくる真っ赤な隕石を斬撃だけで全て粉砕、いえ粉々にしたのですから‥‥おそらく剣技だけで言えば私と同等かそれ以上の実力。
彼は斬撃と言っていますが、あれは斬撃と風魔法を組み合わせた代物。簡単で誰でも扱うことのできる斬撃と風魔法の融合は威力が乏しいと常識です。
しかし、彼が使った代物はそれ以上の威力っ‥‥最上級魔法の降り注ぐ隕石を粉々にしたあの斬撃は一体‥‥
剣術なのか魔法なのかも怪しい代物を扱う彼は本当にAクラス?
実力は確実にSクラスのもの。それより彼から魔力があまり感じられないのにどうしてあれ程高威力の魔法を扱えるのでしょう?
魔力があまり感じられないなんて人生で”2度目”の出来事です
———あれは2年前の最大の事件
“晦冥の厄災”と後に言われた世界を巻き込んだ戦い
あの時、空を見上げ目にした‥‥天にまで届き、悪しき厄災を滅ぼした黒い魔法
あの魔法こそが頂の魔法と呼ばれる全種族が求める領域。その魔法は頂の魔法なのに何も感じないという不気味な点。そして今回彼が扱った魔法
魔力のあまり感じない彼がどうして‥‥
彼は一体‥‥何者でしょうか‥‥?
‥‥‥私の考えすぎかもしれません。世界の大罪人が学生、それも新入生なんてありえない話です。
ではなぜ、どうして、『似ている』なんて感じたのでしょう‥‥
これは王族たるこの私が、彼を少し監視する必要がありますっ!
そして彼と一戦交えてみたい‥‥!
毎日が退屈で仕方なかった。友達と呼べる存在は兄弟ぐらいしか周りにはいなくて、舞踏会に出席すれば権力や地位に目が眩む貴族が話しかけてくる始末。
そして私の容姿だけを見て寄ってくる者達は大概無視し拒絶していった。
「———なぜいう事を聞かぬっ!ヴァレンチーナ‥‥!」
そんな私の王族らしからぬ態度にお父様は激怒し、より一層王族としての稽古や勉学の時間が増え、私の自由が消えていった‥‥
けれど、私にはあるひとつの夢がありました。それは魔法剣士になり国民を守るというもの。ある日、国で行われた武闘大会に出席した時、目の前で繰り広げられた戦いに心奪われました。
私も同じく魔法を扱い、剣術を磨き、彼らのようなカッコイイ魔法剣士になりたい‥‥そう思っていました‥‥
しかし、現実は甘くありませんでした。
魔法剣士になりたいとお父様に言い出せば怒鳴られ、王族に必要な立ち振る舞いや知識を散々叩き込まれました。王城の中でただ只管に王の資質とやらを磨いているのが我慢なならず、まるで檻の中の鳥のようで何処にも自由はなく、差し伸べられた道を歩つまらない人生そのものだった‥‥
———それから数年過ぎた頃。13歳の誕生日を迎え、全階級制定協会の神殿で魔力測定を行う事になった。私は‥‥‥これが最後のチャンスだと思いました。
ここで結果を、魔法の才能を示す事で、夢である魔法剣士への道が開かれる‥‥
そして恐る恐る水晶に手を翳して、私は神に祈った———
『どうか、どうか自由への道を———』
◊◊◊
「———随分と懐かしい記憶‥‥‥あれから6年が過ぎたのね」
目の前で戦闘が行われているにも関わらず、昔の記憶が蘇ってしまうなんて‥‥
あれからどうなったかは今の自分自身を見れば明らか‥‥
魔力測定では7000代を出して周りの大人を全員震撼させたのを今でも鮮明に覚えています。王族だからと生まれながらに特別魔力が高いというのはなく、王族でも各々の魔力量にはばらつきが生じます。一般人よりも多少多い程度と教わっていました。
しかし、私の魔力量は13歳にして7000代の域に到達し、軍で示されるこの数値はAランクもしくはSランクの実力に相当する魔力量。13歳にして新たな可能性、新たな才能が目覚め、頑なに拒否したあのお父様も私の夢である魔法剣士の道をお許しになられた。
それから学園に入学する5年間は毎日魔法を勉強し、毎日剣を振り続けました。あらゆる魔法を試行錯誤しては失敗を繰り返しながら学び、有名な教師に剣術を教わり女の掌ではなくなっても夢の為に努力し続けてきました。
そう———人族歴代最強と称されるパエーゼ=プレチーゾ様に一歩でも近づくため‥‥あの日、彼女の魔法や剣術を見た瞬間から私の人生が大きく変わった。
その後、学園に入学した私は序列システムを大いに活用しようと考えました。
Sクラスで入学した当時は私よりも順位の高い同級生や先輩達に決闘を申し込む毎日。そして2年に進級する頃には序列2位の位置まで辿り着くことに叶いました。それでも私の実力はこんなものではない、更なら境地へと踏み込む為に努力を惜しまない‥‥
———そして今日は新入生の入学式とその後に行われるオリエンテーションがあリます。オリエンテーションでは新入生Aクラスに簡易な模擬試合を魅せる役割を私は請け負うことになってしまい‥‥
つい先程まで新入生に試合を魅せ、上級魔法をただ斬るだけの披露でしたけど大いに喜んでもらえたようで安心しました。
魅せ試合が終了して新入生同士の模擬試合が始まったのですが、SクラスならともかくAクラスの模擬試合を見せられるとなると退屈だと、思っていました。
しかし‥‥‥一人、いいえ二人の魔力に少し違和感があります。一人は観客席から、そしてもう一人は模擬試合の中央に立って対峙している新入生の男子です
一方のレオナルド=ダッチは公爵家の長男で色々と有名で舞踏会でよく見かけます。魔力測定でも評判が良く、解放を覚えたてとかどうとか‥‥一見すれば確実にダッチ家が有利と誰もが思うでしょう。
しかし、あの“レオン”という新入生には何かがあります‥‥‥
不気味というよりおかしいのです。誰もが持っているはずの“魔力”をあまり感じないのです。
ある一定のレベルにまで達すると自分自身以外の魔力も鋭く感じられるようになります。ある一定のレベルとは定かではありませんが、Sランク以上の実力に達すると感じられようになると言います。また圧倒的‥‥暴力的な魔力は誰でも感じられます‥‥‥
それを踏まえて新入生レオンの魔力があまり感じられないのが異常です。本当微々たる魔力なのでしょうか?それならばダッチ家に勝てるはずがありません。
なのに、なぜ彼はあれ程にまで余裕の笑みを浮かべているのでしょう‥‥
私は“その時”がくるまで彼について理解できませんでした。彼の不気味さと余裕ぶりは一体何処からくるものなのか‥‥この目で確かめれば何かが分かる。そう思っていました
しかし、私の目の前で見せられた彼の実力は想像異常でした‥‥‥
ダッチ家に伝わる最上級魔法を意図も簡単に粉砕し、何もなかったかのように静寂が訪れる練習場。響き渡る勝利宣言と新入生達の動揺の声が訪れると我に返る私。
———唖然としてしまいました
次々に落ちてくる真っ赤な隕石を斬撃だけで全て粉砕、いえ粉々にしたのですから‥‥おそらく剣技だけで言えば私と同等かそれ以上の実力。
彼は斬撃と言っていますが、あれは斬撃と風魔法を組み合わせた代物。簡単で誰でも扱うことのできる斬撃と風魔法の融合は威力が乏しいと常識です。
しかし、彼が使った代物はそれ以上の威力っ‥‥最上級魔法の降り注ぐ隕石を粉々にしたあの斬撃は一体‥‥
剣術なのか魔法なのかも怪しい代物を扱う彼は本当にAクラス?
実力は確実にSクラスのもの。それより彼から魔力があまり感じられないのにどうしてあれ程高威力の魔法を扱えるのでしょう?
魔力があまり感じられないなんて人生で”2度目”の出来事です
———あれは2年前の最大の事件
“晦冥の厄災”と後に言われた世界を巻き込んだ戦い
あの時、空を見上げ目にした‥‥天にまで届き、悪しき厄災を滅ぼした黒い魔法
あの魔法こそが頂の魔法と呼ばれる全種族が求める領域。その魔法は頂の魔法なのに何も感じないという不気味な点。そして今回彼が扱った魔法
魔力のあまり感じない彼がどうして‥‥
彼は一体‥‥何者でしょうか‥‥?
‥‥‥私の考えすぎかもしれません。世界の大罪人が学生、それも新入生なんてありえない話です。
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