Lara

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準備に整備に大忙し~!!

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「あ~疲れた…………」
「お疲れ様です。ああ、これも良いですね……」

べったりと机に引っ付く俺の横で宝石狂が写真を吟味していた。
口調を戻したのは既にファッション部の子たちが退室して俺と宝石狂とホストのみがここに残っているから。

「それにしても……本当に宝石大好き人間だなァ…………」
「ええ、もちろんですとも。私の生は宝石と共にあります」
「もういっそのこと宝石と付き合っちまえよ…………」
「いえ、宝石は人生と相棒。付き添いたいのは貴方、ですかね」
「キモいからそういう冗談はやめろ。掻き毟りたくなるから」
「冗談ではないのですがね……ところで、掻き毟ると言えば」

宝石狂が俺の手首をつかむ。俺は冷汗をかいた、まさか……
宝石狂は瞬き一つせずに俺を覗いてくる。目と、目を合わせるように。

「これのこと、ですかねぇ……?」
「お、まっ!?椿!なんだよこれっ!」

「なん……っで……?」

ぼけーっと俺たちの様子を見守っていたホストも身を乗り出して問いただす。
俺は、おれは……

「あ、はは…………」

   嗤った。

「なんで?なんでそれを聴くのかなァ……?どうして?どーして?あははっ?」

俺の身を覆い隠す。

「椿?……おいっ、どうした!?」
「あははっ、みーんなどうしてそれをきいてくるの?ねぇ、ねえ?」

加速する。

「貴方は…………」
「あはっ、ほうせききょーさん、どーしてかな?ぼく、わかんないんだよね?あれ?ぼく?ぼくって、じぶんのことどうよんでたっけ?あはっ?あはははっ?」

均衡が崩れる。

「ああ…………?そうだった、俺だわ。うん、俺。まだ大丈夫」

戻った。

かくん、と首を傾げて釣り上げていた口を戻す。俺は何処へと行くのか。終わりは来るのか。

「椿…………?」
「んあ?……ああ、ホストか。あー駄目だな、これ。なあホスト、この事は誰にも言うなよ?はははっ」
「お前は…………」

理解できないものを見るような目で俺を見る。ああ、文として称するとおかしいな。でも、そうとしか言えないのだからしょうがない。事実、彼からすれば俺は異質なものとして映ったのではないだろうか。

―――正気ではない。

「そう、思ったよな?」
「――ッ」
「ああ、そうだよ。そうに決まっているじゃないか。とてもではないが、んだよ」
「…………」
「なあ、どうしてなんだろうな。どうして、俺だったんだろう。あれ、おかしいな、こんなこと話すつもりは一切なかったはずなのに。まだ、調整できてないのかな」

きっと、気づかないうちに進行がここまで来ていた。だから、今この異常を赦している。分けようとして、気づいた。―――限界という終わりに。ああ、どうして終わりは来るのかと問いえたのだろう。もう既に、目の前でそれは微笑んでいたのに。

沈黙を選ぶホスト。静観を続ける宝石狂。十分に理解しているじゃないか。自分たちでは何を言っても、どう接しようとも、正解は無いって。

ただ、今はその憐憫の目が煩わしい。

「あっはは、どうせなら――――れば良かったのに」

きっと、この願いも、届かない。

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