Lara

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さよなら、さよなら。

999

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目を開けてもぞりと起き上がる。

既にカーテンから朝日の光が漏れ出ていた。

昨日の行為の名残はなく、綺麗さっぱりとした腕を触る。

横に目を滑らすと愛しいあなたがすやすやと眠っている。

その分厚い唇にキスを落とし、起こさないように立ち上がった。

脱いでそこらに置いておいたシャツとスラックスを着て扉に手をかける。

だけど、振り返って最後になるであろうあなたをもう一度目に焼き付けて扉を開けた。


「ありがとう…だから、さよなら」


さよなら、さよなら。

俺のことはもう忘れてしまえ

朝露のように儚く

雲がかかった月のように朧で

白のようにさらりと無くなったもののようにと

考えてしまえ

もう俺は十分に幸せになれた

満たされた

もしかしたら怒るかもしれない

何故だと

もしかしたら悲しむかもしれない

…泣いてしまうかもしれない

……………無いか

俺様何様龍様だもんな

きっと、また一人で抱え込むかもしれない

ごめんな

ごめん、な


白き鳥は、また過去に囚われるために、飛び去った。


それだけだ



さよなら



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感想 32

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