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第40話:車を注文する
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店員を捕まえて質問攻めにする。
「まずはお飲み物を」
席に案内されて飲み物を勧められる。
あたしはコーヒーを、佳乃はミルクティー、花子はオレンジジュースを注文する。
「まずは安全装備について説明して」
店員さんが一通りの説明をする。
誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などなど。
そこまで色々やってくれるならさっさと自動運転になってくれれば良いのに。
全方位カメラはすごく便利そうだ。
「ナビは付いているのでしょうか?」
佳乃はナビが気になるらしい。
残念ながらナビは標準では付いていないそうだ。しかし、逆に考えれば自分の好きなナビをつけることが出来る。
「スマホの充電は出来る?」
シガーソケットがあれば充電は出来ると思う。
「こちらはオプションでUSBポートを追加できます」
なんと、USBから直接充電できるのか。最近は便利だ。
暗くなったらライトをつけてくれるし、前の車が発進したら教えてくれるし、
どれも今の車には無い装備だ。
そして、おそらく男のままだったらこんな車は選ばなかっただろうし、
そもそも2台目の車を買う必要も無かった。人生分からないもんだ。
「車自体はこれでいいとして色はどんな色があるの?」
店員がパンフレットの色見本のページを開いて説明する。
緑、赤、白、ベージュ、ピンク。選択肢はそれほど多くはない。
あたしの名前的に白を選択するべきなのかな?
「どの色がいい?」
花子はピンクを指さす。佳乃はピンクを指さそうとしてあたしの顔を見る。
そして、白を指さした。明らかに空気を読んだ感じだ。
「お嬢様が運転するのですからやはり白でないと!」
花子もハッとして白を指さし直す。
「これの白を一台お願い。オプションはどんなのがあるの?」
店員が一つ一つ説明してくれる。それを都度いる・いらないで決めていく。
ナビとドライブレコーダーは必須。
ETCは要るかなぁ?高速に乗る予定は特にないんだけど。
悩んでいると佳乃が肩を突いた。口パクで何かを訴えている。
お・ん・え・ん?
ああ、温泉か。温泉に連れて行く約束をした。じゃあ、必要だ。
それとボディーのコーティング。これは新車時に頼まないと!
思い出して再び展示車に戻る。今度は運転席に座ってみる。
ハンドル、アクセル、ブレーキ、届かないことはない。
しかし、その状態では前が見えづらい。店員に頼んで調整してもらう。
シートやペダルの位置ハンドルの高さなどを調整してもらってようやくどうにか運転ができそう。
当たり前だけど、あたしのサイズに調整した状態では佳乃では窮屈すぎて運転できない。
「確認することは一応全部終わったから注文処理を進めて」
免許証を取り出しながら店員に話しかける。
店員もあたしが買うとは思ってなかったのか驚いて免許証を3回くらい確認していた。
「免許証のコピーをお取りしますのでしばらくお待ちください」
ようやく落ち着きを取り戻したのか、テキパキと業務を遂行する。
いくつかの書類に必要事項を記入していく。その中の一つがローンの申込書があった。
「ねえ、ローンじゃないとだめなの?カードは使えないの?」
クレジットカードで普通に一括で支払える金額。わざわざ分割にする必要もない。
「クレジットカードの分割払いでしょうか?」
ああ、そうか。一括で購入すると思ってないわけだ。
あたしのカードに限度額はない。
「いいえ、一括よ?」
再び店員が驚いた顔をする。
「その前に印鑑証明と実印が必要になります。本日お持ちでしょうか?」
持ってる。この前マンションの契約するときに必要書類を取りに行ったのを思い出し、
今回はあらかじめ必要書類を用意した。
佳乃が印鑑証明や車庫証明を店員に渡す。
あたしが必要な箇所に印鑑を押す。
一通りの手続きが終わった。
しかし、自動車というものは買ったからすぐに持って帰れるものじゃない。
基本はセミオーダーメイドになっている。
自動車本体は大量生産しているけど、メーカーオプションやディーラーオプションを取り付ける必要がある。
その後にナンバーを取得したりと手続きが色々ある。らしい。
「ナンバーはいくつにしますか?」
そうか、希望の番号が選べるんだっけ?
真白にしても小姫にしても、良い語呂合わせが思いつかない。
今乗っている車は型式番号がF430だったから、そのまま430にした。
そして、今買おうとしている車は普通に名前で呼ばれる車だからその方法も使えない。
そうすると何かの日付とか?誕生日は9月23日だから923とか?
もしくはこの身体に転生した日の11月1日で1101とか?
「そうね、404にしましょう」
あれ?勝手に台詞が・・・
もしかして、これは神様の決定事項?404ってNot foundか・・・
あたしは本来この世界には存在しないってことね。
まあ、半分以上はリーゼロッテだからね。あながち間違っていない。
「お嬢様、私の誕生日でよろしいのですか?」
え?どういうこと?4月4日ってこと?
「偶然よ。ただ頭に思い浮かんだ数字を言っただけ」
もしかして佳乃も存在しないってこと?さすがにそれはないか。
「404でよろしいでしょうか?」
どうせほかの番号には出来ないようだし、もうどうでもいいや。
「それで手続きを進めてください」
そのまま各種手続きはつつがなく進んでいき、その日の作業は終了。
納車されるまでは2週間ほどかかるらしい。すぐに欲しいのに。
「まずはお飲み物を」
席に案内されて飲み物を勧められる。
あたしはコーヒーを、佳乃はミルクティー、花子はオレンジジュースを注文する。
「まずは安全装備について説明して」
店員さんが一通りの説明をする。
誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などなど。
そこまで色々やってくれるならさっさと自動運転になってくれれば良いのに。
全方位カメラはすごく便利そうだ。
「ナビは付いているのでしょうか?」
佳乃はナビが気になるらしい。
残念ながらナビは標準では付いていないそうだ。しかし、逆に考えれば自分の好きなナビをつけることが出来る。
「スマホの充電は出来る?」
シガーソケットがあれば充電は出来ると思う。
「こちらはオプションでUSBポートを追加できます」
なんと、USBから直接充電できるのか。最近は便利だ。
暗くなったらライトをつけてくれるし、前の車が発進したら教えてくれるし、
どれも今の車には無い装備だ。
そして、おそらく男のままだったらこんな車は選ばなかっただろうし、
そもそも2台目の車を買う必要も無かった。人生分からないもんだ。
「車自体はこれでいいとして色はどんな色があるの?」
店員がパンフレットの色見本のページを開いて説明する。
緑、赤、白、ベージュ、ピンク。選択肢はそれほど多くはない。
あたしの名前的に白を選択するべきなのかな?
「どの色がいい?」
花子はピンクを指さす。佳乃はピンクを指さそうとしてあたしの顔を見る。
そして、白を指さした。明らかに空気を読んだ感じだ。
「お嬢様が運転するのですからやはり白でないと!」
花子もハッとして白を指さし直す。
「これの白を一台お願い。オプションはどんなのがあるの?」
店員が一つ一つ説明してくれる。それを都度いる・いらないで決めていく。
ナビとドライブレコーダーは必須。
ETCは要るかなぁ?高速に乗る予定は特にないんだけど。
悩んでいると佳乃が肩を突いた。口パクで何かを訴えている。
お・ん・え・ん?
ああ、温泉か。温泉に連れて行く約束をした。じゃあ、必要だ。
それとボディーのコーティング。これは新車時に頼まないと!
思い出して再び展示車に戻る。今度は運転席に座ってみる。
ハンドル、アクセル、ブレーキ、届かないことはない。
しかし、その状態では前が見えづらい。店員に頼んで調整してもらう。
シートやペダルの位置ハンドルの高さなどを調整してもらってようやくどうにか運転ができそう。
当たり前だけど、あたしのサイズに調整した状態では佳乃では窮屈すぎて運転できない。
「確認することは一応全部終わったから注文処理を進めて」
免許証を取り出しながら店員に話しかける。
店員もあたしが買うとは思ってなかったのか驚いて免許証を3回くらい確認していた。
「免許証のコピーをお取りしますのでしばらくお待ちください」
ようやく落ち着きを取り戻したのか、テキパキと業務を遂行する。
いくつかの書類に必要事項を記入していく。その中の一つがローンの申込書があった。
「ねえ、ローンじゃないとだめなの?カードは使えないの?」
クレジットカードで普通に一括で支払える金額。わざわざ分割にする必要もない。
「クレジットカードの分割払いでしょうか?」
ああ、そうか。一括で購入すると思ってないわけだ。
あたしのカードに限度額はない。
「いいえ、一括よ?」
再び店員が驚いた顔をする。
「その前に印鑑証明と実印が必要になります。本日お持ちでしょうか?」
持ってる。この前マンションの契約するときに必要書類を取りに行ったのを思い出し、
今回はあらかじめ必要書類を用意した。
佳乃が印鑑証明や車庫証明を店員に渡す。
あたしが必要な箇所に印鑑を押す。
一通りの手続きが終わった。
しかし、自動車というものは買ったからすぐに持って帰れるものじゃない。
基本はセミオーダーメイドになっている。
自動車本体は大量生産しているけど、メーカーオプションやディーラーオプションを取り付ける必要がある。
その後にナンバーを取得したりと手続きが色々ある。らしい。
「ナンバーはいくつにしますか?」
そうか、希望の番号が選べるんだっけ?
真白にしても小姫にしても、良い語呂合わせが思いつかない。
今乗っている車は型式番号がF430だったから、そのまま430にした。
そして、今買おうとしている車は普通に名前で呼ばれる車だからその方法も使えない。
そうすると何かの日付とか?誕生日は9月23日だから923とか?
もしくはこの身体に転生した日の11月1日で1101とか?
「そうね、404にしましょう」
あれ?勝手に台詞が・・・
もしかして、これは神様の決定事項?404ってNot foundか・・・
あたしは本来この世界には存在しないってことね。
まあ、半分以上はリーゼロッテだからね。あながち間違っていない。
「お嬢様、私の誕生日でよろしいのですか?」
え?どういうこと?4月4日ってこと?
「偶然よ。ただ頭に思い浮かんだ数字を言っただけ」
もしかして佳乃も存在しないってこと?さすがにそれはないか。
「404でよろしいでしょうか?」
どうせほかの番号には出来ないようだし、もうどうでもいいや。
「それで手続きを進めてください」
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