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無くしたのは……… By怜皇
失った姿
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怜皇(れお)視点
???『ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
あの日 1番最初に泣きながら叫び声を上げたのは………3人の中では1番表情に乏しい大和(やまと)だった………常に人間味もなく無表情に近いあの大和が………始めて発狂に近い声を出した
大和『陸希(りき)………陸………希………』
そしてあの日 大和の中で何かが壊れた………決して外してはいけない理性の箍(たが)を………大和は愛する人の死によって外されてしまった………
???「怜皇」
怜皇「ラミ・ノイル………」
ラミ「随分と余裕かましてんな?」
やばい………ラミに挿れられてるタイミングで一瞬意識が途切れて………
ラミ「怜皇 何考えた?今の状態で 俺が優しく止まっててやったのに」
怜皇はラミと情報を譲渡する代わりにSEXをしており、ラミは怜皇の要望で挿れてから馴染むまで待っていたのだ
怜皇「………んっ………!………大和が泣き叫んだ時の………」
ラミ「………大和か」
ラミの声のトーンが落ちた………昔は仲間だったのは教えてくれたし………
ラミ「………大和の居場所は俺でも知らない」
怜皇「そう……………なのか?」
ラミ「あらゆる手段で調べても見つからない」
それ程までに徹底しているってことか………
怜皇「?!………んぁぅ………ああっ!!」
ラミ「へばるなよ」
怜皇「ひっ………ああぅ………あああ!!」
一瞬だけラミが悲しげな顔をしてから怜皇を責め、そのまま何度も達せられ怜皇は失神
「パラ………パラ………」
怜皇「ぅ………」
ラミ「起きたか 悪い 無理をさせた」
ラミはベッドの横に服を着た状態で書類を見ていた
怜皇「…………」
銀色の髪………
ラミ「怜皇?」
怜皇「お前 綺麗な銀髪なんだな」
ラミ「………お前で5人目だぞ 俺の本当の髪色を見抜いたの」
5人目………?
怜皇「5人目………?」
ラミ「1人目が俺の親友、2人目が盟友、3人目が大和、4人目が友羽、5人目がお前」
怜皇「その親友と盟友生きてるのか………?」
ラミ「盟友はもう没してるけど親友は生きてる」
そう言いながらラミは怜皇に「風邪ひくから服を着ろ」と言う
怜皇「……………」
ラミ「腰きついか?」
怜皇「大丈夫」
失神した後多分ヤってないんだろうけど………だるいし重いな………しかも痛いし
ラミ「流石に気絶した状態ではヤってないぞ」
怜皇「分かってるよ お前そこまで性欲強くないだろ」
ラミ「………まぁ否定はしないが」
怜皇が起き上がって服を着ている中ラミの携帯に着信
ラミ「はい………ああ………だろうな………分かった………終わり次第向かう」
怜皇「仕事か?」
ラミ「緊急で暗殺依頼入って今対応中らしいんだが………強者だから少し時間がかかってるらしい」
怜皇「なら早めに終わらせよう」
ラミの仲間が苦戦してるってことはかなり強いって事だし………
ラミ「済まないな お前に頼まれてた情報だけど………本名 九条 陸希 身長183cm 元「ジーフェスト」α特殊部隊副隊長 戦闘スタイルは夜戦での銃撃戦を得意としていた 霧崎 大和とは中学時代からの恋人関係 ジーフェスト消滅後はフリーで傭兵をやっていた 愛銃はVp-9とベレッタM92F どちらも大和からの贈り物だな 戦争が始まってからは隠居という形で生活をしていた だが戦争開始8年後に三英雄の目の前で射殺されている ………因みにその射殺をした本人は友羽(ゆう)の実の兄だ」
怜皇「は?」
友羽の実の兄が大和の旦那を殺した………?
ラミ「友羽の旧友が彼が傭兵時代に裏切りを働いて、スパイとして彼が処分したんだが………友羽は当時それを知らなくて兄に殺すよう依頼した で それを知ってる大和は友羽を憎んでる」
怜皇「もしかして大和が決別する寸前に友羽をぶん殴ったのって………」
ラミ「それが理由だろう だが殴っただけならマシだ」
つまり大和は友羽を………
ラミ「3人が揃えば殺し合いになる 特に今の大和は危険だ」
怜皇「え?」
「今の大和は危険」………?
ラミ「大和は今最高額で取引される傭兵の1人だ 基本半年間だけ契約をしてそこからは延長料金を取るんだが………怜皇は「ジーグレイ」ってやつ知ってるか?」
怜皇「名前だけなら………」
ラミ「ジーグレイは「破壊者」として有名で、依頼があれば全てを破壊する 例えそれが人であっても………「最強」として築いてきた帝国であっても………早い時には1時間も満たずに壊し尽くす………そのジーグレイを育てたのは終戦後決別した大和だ ジーグレイは戦争孤児で、大和が育て親であり戦術の師でもある………つまり大和がジーグレイの破壊者としての素質を開花させた そして大和自身も隠し通しただけで破壊衝動はある それも今の世界そのものを壊せるくらいのな」
怜皇「…………」
戦争中時折見せていた破壊者のような表情はそういうことか……
ラミ「ジーグレイはジーグレイでバックに大和がいて、大和の強さを全員知っているから有利に動ける 大和は大和でバックにジーグレイがいて、自分に歯向かう者がいればジーグレイに壊させる………一石二鳥の関係だ」
怜皇「………昔の面影全くないな」
ラミ「お前も人のこと言えたギリじゃないだろ」
怜皇の言葉にド正論で返したラミ
怜皇「………学生時代が1番楽しかった………友羽も大和もよく笑っていた………戦争開始直後から大和は人間味が失せ友羽も無口になった………俺ばかりがよく話してた」
ラミ「………それも運命ってことだろ それ以上は俺も言えないんだ」
ラミは神から与えられた役割の関係もあって、言えることと言えないことと制限がある
怜皇「未来を変える可能性のある発言になるってことだろ?」
ラミ「俺は未来が見えるからな お前ら3人は幼い頃から見てきたが………小さい未来なら変えても問題はない だがお前ら3人の大元となる未来を変えることは不可能だ 俺でさえその先に何があるのかわからない だが助言をするならば、今の大和は危険であることと………残り2人の鉢合わせを回避しろということだけ」
怜皇「肝に銘じておくよ」
怜皇の言葉に安心したであろうラミは少し微笑んで、「資料は置いていくから好きな時に読め」と言って部屋を出ていく
怜皇「ほんと忙しいやつだな」
とか言いながらも俺も暇じゃないんだが………
ラミが去った後 怜皇は何故か分厚い資料をバッグの中に入れ、ホテルを出て経営しているBARへ向かう
店員「店長 お疲れ様です」
怜皇「お疲れ様 客はまだ来てないか?」
店員「まだ4人程度です」
怜皇「分かった」
今の時点で客が4人………恐らくその中に取り引き相手がいる………
客「…………」
怜皇「端の席にいる客にこれ渡してくれ バックにいる」
店員「かしこまりました」
客の1人から感じた視線に怜皇は即座に「別客」だと察し、店員にカードキーを渡してバックヤードへ行く
怜皇「早いな 急用か?」
バックヤードに入ってすぐに来たな………
客「多少」
怜皇「指定された数より八割増ししてあるが………足りるか?」
客「気遣い感謝する 支払いは振り込んでおく」
怜皇が渡したスーツケースの中には、「別客」用の弾倉が詰め込まれており………怜皇はBARを経営しながらも裏組織との関わりを持つ
怜皇「…………」
「別客」が帰り表に戻った怜皇は一人静かに目を閉じ、昔のまだ3人で仲良く食事をしたりしていた頃を思い出す
怜皇「…………」
戦争が始まる前までは普通だったのに………何が2人を変えてしまったんだ………
懐かしき高校時代の光景を思い出しながら………
怜皇は静かに涙を流した………
???『ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
あの日 1番最初に泣きながら叫び声を上げたのは………3人の中では1番表情に乏しい大和(やまと)だった………常に人間味もなく無表情に近いあの大和が………始めて発狂に近い声を出した
大和『陸希(りき)………陸………希………』
そしてあの日 大和の中で何かが壊れた………決して外してはいけない理性の箍(たが)を………大和は愛する人の死によって外されてしまった………
???「怜皇」
怜皇「ラミ・ノイル………」
ラミ「随分と余裕かましてんな?」
やばい………ラミに挿れられてるタイミングで一瞬意識が途切れて………
ラミ「怜皇 何考えた?今の状態で 俺が優しく止まっててやったのに」
怜皇はラミと情報を譲渡する代わりにSEXをしており、ラミは怜皇の要望で挿れてから馴染むまで待っていたのだ
怜皇「………んっ………!………大和が泣き叫んだ時の………」
ラミ「………大和か」
ラミの声のトーンが落ちた………昔は仲間だったのは教えてくれたし………
ラミ「………大和の居場所は俺でも知らない」
怜皇「そう……………なのか?」
ラミ「あらゆる手段で調べても見つからない」
それ程までに徹底しているってことか………
怜皇「?!………んぁぅ………ああっ!!」
ラミ「へばるなよ」
怜皇「ひっ………ああぅ………あああ!!」
一瞬だけラミが悲しげな顔をしてから怜皇を責め、そのまま何度も達せられ怜皇は失神
「パラ………パラ………」
怜皇「ぅ………」
ラミ「起きたか 悪い 無理をさせた」
ラミはベッドの横に服を着た状態で書類を見ていた
怜皇「…………」
銀色の髪………
ラミ「怜皇?」
怜皇「お前 綺麗な銀髪なんだな」
ラミ「………お前で5人目だぞ 俺の本当の髪色を見抜いたの」
5人目………?
怜皇「5人目………?」
ラミ「1人目が俺の親友、2人目が盟友、3人目が大和、4人目が友羽、5人目がお前」
怜皇「その親友と盟友生きてるのか………?」
ラミ「盟友はもう没してるけど親友は生きてる」
そう言いながらラミは怜皇に「風邪ひくから服を着ろ」と言う
怜皇「……………」
ラミ「腰きついか?」
怜皇「大丈夫」
失神した後多分ヤってないんだろうけど………だるいし重いな………しかも痛いし
ラミ「流石に気絶した状態ではヤってないぞ」
怜皇「分かってるよ お前そこまで性欲強くないだろ」
ラミ「………まぁ否定はしないが」
怜皇が起き上がって服を着ている中ラミの携帯に着信
ラミ「はい………ああ………だろうな………分かった………終わり次第向かう」
怜皇「仕事か?」
ラミ「緊急で暗殺依頼入って今対応中らしいんだが………強者だから少し時間がかかってるらしい」
怜皇「なら早めに終わらせよう」
ラミの仲間が苦戦してるってことはかなり強いって事だし………
ラミ「済まないな お前に頼まれてた情報だけど………本名 九条 陸希 身長183cm 元「ジーフェスト」α特殊部隊副隊長 戦闘スタイルは夜戦での銃撃戦を得意としていた 霧崎 大和とは中学時代からの恋人関係 ジーフェスト消滅後はフリーで傭兵をやっていた 愛銃はVp-9とベレッタM92F どちらも大和からの贈り物だな 戦争が始まってからは隠居という形で生活をしていた だが戦争開始8年後に三英雄の目の前で射殺されている ………因みにその射殺をした本人は友羽(ゆう)の実の兄だ」
怜皇「は?」
友羽の実の兄が大和の旦那を殺した………?
ラミ「友羽の旧友が彼が傭兵時代に裏切りを働いて、スパイとして彼が処分したんだが………友羽は当時それを知らなくて兄に殺すよう依頼した で それを知ってる大和は友羽を憎んでる」
怜皇「もしかして大和が決別する寸前に友羽をぶん殴ったのって………」
ラミ「それが理由だろう だが殴っただけならマシだ」
つまり大和は友羽を………
ラミ「3人が揃えば殺し合いになる 特に今の大和は危険だ」
怜皇「え?」
「今の大和は危険」………?
ラミ「大和は今最高額で取引される傭兵の1人だ 基本半年間だけ契約をしてそこからは延長料金を取るんだが………怜皇は「ジーグレイ」ってやつ知ってるか?」
怜皇「名前だけなら………」
ラミ「ジーグレイは「破壊者」として有名で、依頼があれば全てを破壊する 例えそれが人であっても………「最強」として築いてきた帝国であっても………早い時には1時間も満たずに壊し尽くす………そのジーグレイを育てたのは終戦後決別した大和だ ジーグレイは戦争孤児で、大和が育て親であり戦術の師でもある………つまり大和がジーグレイの破壊者としての素質を開花させた そして大和自身も隠し通しただけで破壊衝動はある それも今の世界そのものを壊せるくらいのな」
怜皇「…………」
戦争中時折見せていた破壊者のような表情はそういうことか……
ラミ「ジーグレイはジーグレイでバックに大和がいて、大和の強さを全員知っているから有利に動ける 大和は大和でバックにジーグレイがいて、自分に歯向かう者がいればジーグレイに壊させる………一石二鳥の関係だ」
怜皇「………昔の面影全くないな」
ラミ「お前も人のこと言えたギリじゃないだろ」
怜皇の言葉にド正論で返したラミ
怜皇「………学生時代が1番楽しかった………友羽も大和もよく笑っていた………戦争開始直後から大和は人間味が失せ友羽も無口になった………俺ばかりがよく話してた」
ラミ「………それも運命ってことだろ それ以上は俺も言えないんだ」
ラミは神から与えられた役割の関係もあって、言えることと言えないことと制限がある
怜皇「未来を変える可能性のある発言になるってことだろ?」
ラミ「俺は未来が見えるからな お前ら3人は幼い頃から見てきたが………小さい未来なら変えても問題はない だがお前ら3人の大元となる未来を変えることは不可能だ 俺でさえその先に何があるのかわからない だが助言をするならば、今の大和は危険であることと………残り2人の鉢合わせを回避しろということだけ」
怜皇「肝に銘じておくよ」
怜皇の言葉に安心したであろうラミは少し微笑んで、「資料は置いていくから好きな時に読め」と言って部屋を出ていく
怜皇「ほんと忙しいやつだな」
とか言いながらも俺も暇じゃないんだが………
ラミが去った後 怜皇は何故か分厚い資料をバッグの中に入れ、ホテルを出て経営しているBARへ向かう
店員「店長 お疲れ様です」
怜皇「お疲れ様 客はまだ来てないか?」
店員「まだ4人程度です」
怜皇「分かった」
今の時点で客が4人………恐らくその中に取り引き相手がいる………
客「…………」
怜皇「端の席にいる客にこれ渡してくれ バックにいる」
店員「かしこまりました」
客の1人から感じた視線に怜皇は即座に「別客」だと察し、店員にカードキーを渡してバックヤードへ行く
怜皇「早いな 急用か?」
バックヤードに入ってすぐに来たな………
客「多少」
怜皇「指定された数より八割増ししてあるが………足りるか?」
客「気遣い感謝する 支払いは振り込んでおく」
怜皇が渡したスーツケースの中には、「別客」用の弾倉が詰め込まれており………怜皇はBARを経営しながらも裏組織との関わりを持つ
怜皇「…………」
「別客」が帰り表に戻った怜皇は一人静かに目を閉じ、昔のまだ3人で仲良く食事をしたりしていた頃を思い出す
怜皇「…………」
戦争が始まる前までは普通だったのに………何が2人を変えてしまったんだ………
懐かしき高校時代の光景を思い出しながら………
怜皇は静かに涙を流した………
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