6 / 6
決意
相棒との別れ 兄としての決意
しおりを挟む
仁視点
仁「親父さん」
銀牙「仁 お帰り」
仁「遅くなってしまって申し訳ありません ただ今戻りました」
仁 やっと帰ってこれた……俺の居場所……
天界から帰ってきた時に世界は殆ど変わっていたが……ここだけはいつまでも変わらなかった……当日若い衆だった奴らも昇格し仁の帰りを待ちながら日々を生き、仁が帰ってきた事で一気に騒がしく……
部下「若頭!!おかえんなさい!!」
部下「若頭!!」
ヴァルキ「仁」
仁が帰ってきたを知った部下達がどんどん屋敷に押し寄せ仁の帰りを喜ぶ
ヴァルキ「やっと帰ってきたか おっそい帰宅だな」
仁「忙しかったんだよ 親父さん調理室借りますよ」
銀牙「おう」
調理室を借り仁はどんどん帰ってくる部下達の為に和菓子や美味しいものを作り彩っていく
仁「ほら!!俺特性和菓子と料理だ!たんと食え!!」
全員「おっしゃー!」
まさか銀牙まで乗るとは思わなかったのか仁は笑いながら「どうぞ」と言う
銀牙「本当にお前の作る料理はうまい」
仁「どうも」
嬉しいのか仁は微笑む
~数ヶ月後~
銀牙「……仁が家にも屋敷内にもいない?」
数ヶ月後 珍しく無断欠勤した仁を心配した仁の部下が仁の家を探し、屋敷内にもいない事を銀牙に報告
銀牙「ヴァルキも無断欠勤しているな……」
仁とヴァルキが無断欠勤するなんて事は絶対にない……
銀牙「天界に何かあったのか?」
そう思った銀牙は部下に言い天界に行くがそこにも二人の姿はなかった……
~その頃~
仁「っ!!」
敵「しぶといな……」
仁は昨夜敵の殲滅を終え家に戻る途中で敵に襲われ拉致されていた……そこにヴァルキの姿もあるが仁と同じく一方的に暴行を受けている
敵「お前はどっちの味方なんだよ?スパイとして穂高の組員にさせたのに「言う気は無い」?ふざけているのか?」
仁 ヴァルキは敵だったのか……?だけど「言う気は無い」って事は穂高に味方したって事?
敵に一方的に暴行を加えられながらも仁はヴァルキを思う
ヴァルキ「俺は……元々お前等を「味方」だと思ったことは無い……そこにいる銀髪の男に会えたのなら俺は裏切る気でいた……先延ばしにしただけだ……付け上がるな」
敵「成程……俺らはお前に利用されたってことか」
ヴァルキ「ゲッホゲホゲホ!!」
仁「ヴァルキ!!」
ヴァルキは穂高の味方だった……仁に会うために敵を利用し仁を庇う
ヴァルキ「結局の所その程度って事だ……俺の力を甘く見過ぎなんだよお前ら……舐めるな」
ヴァルキがそう言うと後ろにあった扉が吹っ飛ぶ
味方「警察だ!!貴様らを誘拐拉致容疑と薬物所持、暴行で逮捕する!!」
ヴァルキ「地獄に落ちな」
最後にそう言い残したヴァルキと暴行を受けていた仁は警察に保護され穂高に戻る
銀牙「スパイのつもりが元々敵を利用していただけであって仁に会うためだったのか……」
ヴァルキ「はい」
銀牙「まぁ穂高の敵なら仁と会ってすぐに俺を殺してるしな……普通」
ヴァルキ「割り切り過ぎではありませんか?組長」
ヴァルキの言葉に銀牙は「まさか敵を利用して警察とタッグ組んで敵組織潰すっつー事がねぇからな」と言う
仁「…………」
銀牙とヴァルキの話に仁は無言で目を伏せて耳を傾けていた……仁は悟っているのだ……「落とし前をつけることになる」と……
ヴァルキ「……ですが俺が敵であった事も事実 落とし前をつけますよ」
銀牙、仁「…………」
銀牙も仁もその言葉が出てくるのはわかっていたのだが……言葉が出ない
仁「せめて俺がやる」
相棒である以上仁がヴァルキを粛清しなければならないのだ
ヴァルキ「来いよ」
仁「言われずとも」
ヴァルキと仁が屋敷の外の中庭に出て治っていない傷を放置して戦う……
その顔は苦しみと悲しみに溢れて……
ヴァルキ「!!」
仁「俺の勝ちみたいだな ヴァル」
ヴァルキ「久々に聞いたよ……その名前」
仁は昔(天界で戦争が起きる前)ヴァルキを「ヴァル」と呼び親しんでいた……そして今その名を呼んだということは「死」を表す
ヴァルキは仁の攻撃に耐えきれず倒れ仁がその上に跨る
ヴァルキ「殺せよ 静夜」
「静夜」……それは仁の昔の名前(幼名)……
仁「…………」
ヴァルキ「え?」
仁が刀を振り上げ止めを刺されると思ったヴァルキは止めは刺されずに、真横に刃がある事に驚く
仁「I to you got a "consciousness" Instead I of you to take the ...... your life that does not kill you I any Blingee "permanent sleep."(俺はお前を殺せない ……お前の命を奪う代わりに 俺はお前の「意識」を貰い お前に俺は「永久の眠り」を贈ろう)」
英語で仁は伝える……ヴァルキはその言葉は理解出来ない、が大事なことを言っているのは理解出来た
ヴァルキ「またいつか会おうな」
仁「……See you again in the new bright a no ...... darkness peace in the world the world ...... my old friend by ......(……新しい世界で……闇の無い平和な明るい世界でまた会おう……我が旧友よ……)」
仁は最後にヴァルキにそう言い残し天使の力を使いヴァルキの意識を貰い、ヴァルキは仁が死ぬまで永久に眠る……
仁「Val's eyes are open also ...... and your force woke up when I died(俺が死んだ時にヴァルの目は覚めます……そして貴方の力も開放される)」
眠ったヴァルキを屋敷内の自室内に寝かせ仁は銀牙にそう言う……
銀牙「決意したのか」
仁「ええ……俺は俺なりにやっていきましたので」
銀牙「もう帰ってこないのか」
仁「無理……ですね」
寂しげに呟く仁は「今月末に行きます」と言うので銀牙は、「それまではのんびりしとけ」と答え部屋を出ると啜り泣きが聞こえ何も言わず歩く
~落ち着いた頃~
仁 もうすぐ俺の入墨が両腕に回る……それまでにはケリをつけないと……
既に両腕に回りつつある入墨を触りながら仁はヴァルキの事や組みの事を思う
仁 余り時間が無い……もう……俺が俺でいられる時間が……持っても天界では数十年だろう……(天界での数十年は短い)
限りなく少なくなった仁の時間……決して抗えない宿命の時……
~月末~
銀牙「……また会えるか?」
仁「いつになるかは分かりません……だけどきっと会えます」
銀牙「……これを持っていけ」
夜 皆が寝静まった頃に仁は飛び立とうとして銀牙に呼び止められとある物を渡される
銀牙「昔……いつか来る別れの時にと思って買った物だ……名前が掘られてる もし自らの道を踏み間違えそうになったらそれを見ろ……そしたら答えが出る」
仁「ありがとう……最後の最後まで気を遣わせて」
銀牙は名前の掘られたドッグタッグネックレスを仁に渡し、仁は今迄見せた事の無い笑みを銀牙に見せて飛び立つ
煌「兄さん?」
仁「ここじゃあまだ昼……か……」
葵「……そのネックレスは……」
仁「母上の兄君 銀牙さんから貰い受けたものですよ……俺が下界に落ちた時に出会った方です」
葵がネックレスの存在に気が付き微笑む
葵「お帰りなさい 仁」
仁「ただいま?」
親の温もりを余り知らない仁は葵の言葉にクエスチョンマークを付けながら返し、数十年共に過ごす
~数十年後~
もうその頃には仁の意識はなくただ思うがままに天使達を殺していた……
煌「…………」
既になくなった仁の意識……それを止められるのは煌のみ
煌「………?」
煌は何も喋らずに仁に応戦していたが時折違和感を感じていた……所々で仁の動きがストップしているのだ……しかも急所に限って……
煌「……なっ!!??」
仁「油断大敵と俺は教えたぞ 煌」
仁 意識が無いと思ってたのか……まぁわざとそうしたんだがな
油断した煌の首元に刃を突きつけて仁は言う「油断大敵」……と
仁「……構えだ 煌」
数十時間戦い仁は煌に「構えを取れ」と言い構えを取った煌と仁は走り出すが……
煌「え」
仁「これでいい」
仁が突然止まり刀を離して手を広げ煌の刀が仁の胸を貫通……
煌「兄さん……?」
仁「……これで……良いんだ……入墨を……持つ人間の末路……最終的に訪れる……死……俺自身……が……全てを壊す……その……前に……や……みを……晴らしたかった……」
煌「だからって己の身を犠牲にする事は無かったんじゃ……」
刀を抜き倒れた仁を抱き抱え涙目で訴える煌……仁の胸から溢れる血……その流血は仁の命を削る
仁「闇を……晴らすのには……こう……するし……か……無かった……「大罪を負いし者現れし時……全ての闇が晴らされるだろう」……昔からの……言い伝え……俺は……拭いきれない……程……罪に汚れたから……大罪を背負い込めば……世界から……闇が消えると……思ったんだ……もう……入墨を背負う者や……闇に……突き進む者……は……現れない……」
煌「つまり仁は俺達を護る為に……?」
煌が死にかけている仁の名を呼んだ……初めて「兄さん」ではなく「仁」と……
仁「ああ……明るい……せか……い……で生きて……俺の分……も……」
煌「仁……」
仁「大……丈夫……必……ず……お前の元に……帰ってくる……から……いつになるのかは……分からない……けど……待ってて……くれるか……?」
どんどん流れゆく血液と薄れゆく瞳の光
煌「いつまでも待つよ……仁がまた俺の前で笑いながら「ただいま」っていう日が来るまで!!」
仁「ありがとう……煌…………お前と背中合わせで……戦えたのは……凄く……楽しかったよ…………ごめんな……煌……愛してる……そして……サヨナラだ」
そう言って事切れた……仁はとても綺麗で儚い死に方だった……泣き叫ぶ煌の中で眠る様に事切れた仁の服は黒い……
銀牙「「黒き衣を纏いし者が散りし時 全ての闇は晴らされるだろう」……かつてこの世界を作った天使が言い残した言葉……仁の人生と命を犠牲にそれは実現したか……」
低く唸るような声で葵とやってきた銀牙は事切れた仁に近寄り手の甲にキスを落とす……それは「最愛」の証……(本来は敬意の意だが小説では最愛の意)
銀牙「蓮花さんの元へ行け……静夜……またいつか会える日を待っている」
仁を抱き抱え泣く煌と同じように銀牙も葵も心からの涙を流した……自らの人生と命を犠牲にした仁へと……
全ての闇が晴らされた日……1人の青年の命は幕を下ろした……
黒き衣を纏い1人で大罪を負い……この世の全てのものを護り……多くの悲しみを残して……
仁「親父さん」
銀牙「仁 お帰り」
仁「遅くなってしまって申し訳ありません ただ今戻りました」
仁 やっと帰ってこれた……俺の居場所……
天界から帰ってきた時に世界は殆ど変わっていたが……ここだけはいつまでも変わらなかった……当日若い衆だった奴らも昇格し仁の帰りを待ちながら日々を生き、仁が帰ってきた事で一気に騒がしく……
部下「若頭!!おかえんなさい!!」
部下「若頭!!」
ヴァルキ「仁」
仁が帰ってきたを知った部下達がどんどん屋敷に押し寄せ仁の帰りを喜ぶ
ヴァルキ「やっと帰ってきたか おっそい帰宅だな」
仁「忙しかったんだよ 親父さん調理室借りますよ」
銀牙「おう」
調理室を借り仁はどんどん帰ってくる部下達の為に和菓子や美味しいものを作り彩っていく
仁「ほら!!俺特性和菓子と料理だ!たんと食え!!」
全員「おっしゃー!」
まさか銀牙まで乗るとは思わなかったのか仁は笑いながら「どうぞ」と言う
銀牙「本当にお前の作る料理はうまい」
仁「どうも」
嬉しいのか仁は微笑む
~数ヶ月後~
銀牙「……仁が家にも屋敷内にもいない?」
数ヶ月後 珍しく無断欠勤した仁を心配した仁の部下が仁の家を探し、屋敷内にもいない事を銀牙に報告
銀牙「ヴァルキも無断欠勤しているな……」
仁とヴァルキが無断欠勤するなんて事は絶対にない……
銀牙「天界に何かあったのか?」
そう思った銀牙は部下に言い天界に行くがそこにも二人の姿はなかった……
~その頃~
仁「っ!!」
敵「しぶといな……」
仁は昨夜敵の殲滅を終え家に戻る途中で敵に襲われ拉致されていた……そこにヴァルキの姿もあるが仁と同じく一方的に暴行を受けている
敵「お前はどっちの味方なんだよ?スパイとして穂高の組員にさせたのに「言う気は無い」?ふざけているのか?」
仁 ヴァルキは敵だったのか……?だけど「言う気は無い」って事は穂高に味方したって事?
敵に一方的に暴行を加えられながらも仁はヴァルキを思う
ヴァルキ「俺は……元々お前等を「味方」だと思ったことは無い……そこにいる銀髪の男に会えたのなら俺は裏切る気でいた……先延ばしにしただけだ……付け上がるな」
敵「成程……俺らはお前に利用されたってことか」
ヴァルキ「ゲッホゲホゲホ!!」
仁「ヴァルキ!!」
ヴァルキは穂高の味方だった……仁に会うために敵を利用し仁を庇う
ヴァルキ「結局の所その程度って事だ……俺の力を甘く見過ぎなんだよお前ら……舐めるな」
ヴァルキがそう言うと後ろにあった扉が吹っ飛ぶ
味方「警察だ!!貴様らを誘拐拉致容疑と薬物所持、暴行で逮捕する!!」
ヴァルキ「地獄に落ちな」
最後にそう言い残したヴァルキと暴行を受けていた仁は警察に保護され穂高に戻る
銀牙「スパイのつもりが元々敵を利用していただけであって仁に会うためだったのか……」
ヴァルキ「はい」
銀牙「まぁ穂高の敵なら仁と会ってすぐに俺を殺してるしな……普通」
ヴァルキ「割り切り過ぎではありませんか?組長」
ヴァルキの言葉に銀牙は「まさか敵を利用して警察とタッグ組んで敵組織潰すっつー事がねぇからな」と言う
仁「…………」
銀牙とヴァルキの話に仁は無言で目を伏せて耳を傾けていた……仁は悟っているのだ……「落とし前をつけることになる」と……
ヴァルキ「……ですが俺が敵であった事も事実 落とし前をつけますよ」
銀牙、仁「…………」
銀牙も仁もその言葉が出てくるのはわかっていたのだが……言葉が出ない
仁「せめて俺がやる」
相棒である以上仁がヴァルキを粛清しなければならないのだ
ヴァルキ「来いよ」
仁「言われずとも」
ヴァルキと仁が屋敷の外の中庭に出て治っていない傷を放置して戦う……
その顔は苦しみと悲しみに溢れて……
ヴァルキ「!!」
仁「俺の勝ちみたいだな ヴァル」
ヴァルキ「久々に聞いたよ……その名前」
仁は昔(天界で戦争が起きる前)ヴァルキを「ヴァル」と呼び親しんでいた……そして今その名を呼んだということは「死」を表す
ヴァルキは仁の攻撃に耐えきれず倒れ仁がその上に跨る
ヴァルキ「殺せよ 静夜」
「静夜」……それは仁の昔の名前(幼名)……
仁「…………」
ヴァルキ「え?」
仁が刀を振り上げ止めを刺されると思ったヴァルキは止めは刺されずに、真横に刃がある事に驚く
仁「I to you got a "consciousness" Instead I of you to take the ...... your life that does not kill you I any Blingee "permanent sleep."(俺はお前を殺せない ……お前の命を奪う代わりに 俺はお前の「意識」を貰い お前に俺は「永久の眠り」を贈ろう)」
英語で仁は伝える……ヴァルキはその言葉は理解出来ない、が大事なことを言っているのは理解出来た
ヴァルキ「またいつか会おうな」
仁「……See you again in the new bright a no ...... darkness peace in the world the world ...... my old friend by ......(……新しい世界で……闇の無い平和な明るい世界でまた会おう……我が旧友よ……)」
仁は最後にヴァルキにそう言い残し天使の力を使いヴァルキの意識を貰い、ヴァルキは仁が死ぬまで永久に眠る……
仁「Val's eyes are open also ...... and your force woke up when I died(俺が死んだ時にヴァルの目は覚めます……そして貴方の力も開放される)」
眠ったヴァルキを屋敷内の自室内に寝かせ仁は銀牙にそう言う……
銀牙「決意したのか」
仁「ええ……俺は俺なりにやっていきましたので」
銀牙「もう帰ってこないのか」
仁「無理……ですね」
寂しげに呟く仁は「今月末に行きます」と言うので銀牙は、「それまではのんびりしとけ」と答え部屋を出ると啜り泣きが聞こえ何も言わず歩く
~落ち着いた頃~
仁 もうすぐ俺の入墨が両腕に回る……それまでにはケリをつけないと……
既に両腕に回りつつある入墨を触りながら仁はヴァルキの事や組みの事を思う
仁 余り時間が無い……もう……俺が俺でいられる時間が……持っても天界では数十年だろう……(天界での数十年は短い)
限りなく少なくなった仁の時間……決して抗えない宿命の時……
~月末~
銀牙「……また会えるか?」
仁「いつになるかは分かりません……だけどきっと会えます」
銀牙「……これを持っていけ」
夜 皆が寝静まった頃に仁は飛び立とうとして銀牙に呼び止められとある物を渡される
銀牙「昔……いつか来る別れの時にと思って買った物だ……名前が掘られてる もし自らの道を踏み間違えそうになったらそれを見ろ……そしたら答えが出る」
仁「ありがとう……最後の最後まで気を遣わせて」
銀牙は名前の掘られたドッグタッグネックレスを仁に渡し、仁は今迄見せた事の無い笑みを銀牙に見せて飛び立つ
煌「兄さん?」
仁「ここじゃあまだ昼……か……」
葵「……そのネックレスは……」
仁「母上の兄君 銀牙さんから貰い受けたものですよ……俺が下界に落ちた時に出会った方です」
葵がネックレスの存在に気が付き微笑む
葵「お帰りなさい 仁」
仁「ただいま?」
親の温もりを余り知らない仁は葵の言葉にクエスチョンマークを付けながら返し、数十年共に過ごす
~数十年後~
もうその頃には仁の意識はなくただ思うがままに天使達を殺していた……
煌「…………」
既になくなった仁の意識……それを止められるのは煌のみ
煌「………?」
煌は何も喋らずに仁に応戦していたが時折違和感を感じていた……所々で仁の動きがストップしているのだ……しかも急所に限って……
煌「……なっ!!??」
仁「油断大敵と俺は教えたぞ 煌」
仁 意識が無いと思ってたのか……まぁわざとそうしたんだがな
油断した煌の首元に刃を突きつけて仁は言う「油断大敵」……と
仁「……構えだ 煌」
数十時間戦い仁は煌に「構えを取れ」と言い構えを取った煌と仁は走り出すが……
煌「え」
仁「これでいい」
仁が突然止まり刀を離して手を広げ煌の刀が仁の胸を貫通……
煌「兄さん……?」
仁「……これで……良いんだ……入墨を……持つ人間の末路……最終的に訪れる……死……俺自身……が……全てを壊す……その……前に……や……みを……晴らしたかった……」
煌「だからって己の身を犠牲にする事は無かったんじゃ……」
刀を抜き倒れた仁を抱き抱え涙目で訴える煌……仁の胸から溢れる血……その流血は仁の命を削る
仁「闇を……晴らすのには……こう……するし……か……無かった……「大罪を負いし者現れし時……全ての闇が晴らされるだろう」……昔からの……言い伝え……俺は……拭いきれない……程……罪に汚れたから……大罪を背負い込めば……世界から……闇が消えると……思ったんだ……もう……入墨を背負う者や……闇に……突き進む者……は……現れない……」
煌「つまり仁は俺達を護る為に……?」
煌が死にかけている仁の名を呼んだ……初めて「兄さん」ではなく「仁」と……
仁「ああ……明るい……せか……い……で生きて……俺の分……も……」
煌「仁……」
仁「大……丈夫……必……ず……お前の元に……帰ってくる……から……いつになるのかは……分からない……けど……待ってて……くれるか……?」
どんどん流れゆく血液と薄れゆく瞳の光
煌「いつまでも待つよ……仁がまた俺の前で笑いながら「ただいま」っていう日が来るまで!!」
仁「ありがとう……煌…………お前と背中合わせで……戦えたのは……凄く……楽しかったよ…………ごめんな……煌……愛してる……そして……サヨナラだ」
そう言って事切れた……仁はとても綺麗で儚い死に方だった……泣き叫ぶ煌の中で眠る様に事切れた仁の服は黒い……
銀牙「「黒き衣を纏いし者が散りし時 全ての闇は晴らされるだろう」……かつてこの世界を作った天使が言い残した言葉……仁の人生と命を犠牲にそれは実現したか……」
低く唸るような声で葵とやってきた銀牙は事切れた仁に近寄り手の甲にキスを落とす……それは「最愛」の証……(本来は敬意の意だが小説では最愛の意)
銀牙「蓮花さんの元へ行け……静夜……またいつか会える日を待っている」
仁を抱き抱え泣く煌と同じように銀牙も葵も心からの涙を流した……自らの人生と命を犠牲にした仁へと……
全ての闇が晴らされた日……1人の青年の命は幕を下ろした……
黒き衣を纏い1人で大罪を負い……この世の全てのものを護り……多くの悲しみを残して……
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
【完結】逃がすわけがないよね?
春風由実
恋愛
寝室の窓から逃げようとして捕まったシャーロット。
それは二人の結婚式の夜のことだった。
何故新妻であるシャーロットは窓から逃げようとしたのか。
理由を聞いたルーカスは決断する。
「もうあの家、いらないよね?」
※完結まで作成済み。短いです。
※ちょこっとホラー?いいえ恋愛話です。
※カクヨムにも掲載。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
婚約破棄されたので、隠していた聖女の力で聖樹を咲かせてみました
Megumi
恋愛
偽聖女と蔑まれ、婚約破棄されたイザベラ。
「お前は地味で、暗くて、何の取り柄もない」
元婚約者である王子はそう言い放った。
十年間、寡黙な令嬢を演じ続けた彼女。
その沈黙には、理由があった。
その夜、王都を照らす奇跡の光。
枯れた聖樹が満開に咲き誇り、人々は囁いた。
「真の聖女が目覚めた」と——
【完結】婚約者なんて眼中にありません
らんか
恋愛
あー、気が抜ける。
婚約者とのお茶会なのにときめかない……
私は若いお子様には興味ないんだってば。
やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
それに強くて守ってもらえそう。
男はやっぱり包容力よね!
私も守ってもらいたいわぁ!
これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……
短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる