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ハーマ

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苦痛の共有

手を取り合う

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颯斗視点

煌「本当に俺なんかが相手で良いんですか?」

颯斗「ここにいるαじゃ相手にならん  Ω部隊でこの時間に入れるのは恐らく瑛か君だけだ」

煌「え?」

「補佐官」であろうものがそれを知らないのか………

颯斗「Ω部隊は基本朝からトレーニングルームには入れない  夜から訓練があるのはそれのためだ  αのいる時間にΩが居てヒートが来たらそれこそ危険過ぎる  Ωのフェロモンはβさえも引きつける  それに甘ったるすぎて胸焼けもする」

煌「一言余計な気がしますけど………」

颯斗「今ではお前だけだぞ俺にツッコミ入れられるの」

煌「ふふ  そうですか?」

笑った………気分が高揚していると笑うんだな

颯斗「神風  颯斗  αだ  名は?」

煌「嵐川  煌Ωの補佐官です」

颯斗「補佐官  相手を頼む」

煌「お手柔らかに」

上等………


トレーニングルームに僅かな緊張が走る………2人が意識を集中させた時点で、その場にいる者達は即座に退避


颯斗「ぐっ?!」

重っ?!


煌に先制攻撃を許した颯斗は煌の攻撃の重さに驚く


颯斗「一撃が重いな  咄嗟に腕でガードしたが折れるかと思った」

いやそもそもヒビが入ったんだけど………

煌「腕ぶら下がってるだけになってますよ?ヒビでも入りました?」

颯斗「挑発が好きだな補佐官」

絶対泣かす


煌の挑発に颯斗がカチンと来て颯斗も攻撃を加えていく


煌「くっ」

颯斗「オラどうした  さっきの威勢の良さはあの時だけか?!」

煌「そんなわけないでしょ!!」


颯斗の高度な攻撃に煌の高度な防衛を繰り広げ、傍観者達は余りの高度さにドン引き


「ドグン」

颯斗「!?」

煌「?!」


しかしそんな高度な攻防は、トレーニングルームに突如広がった、甘い香りに颯斗も煌も驚き傍観者達も滅茶苦茶驚く


颯斗「はぁ…………は…くっそ………」

先週終わったばかりだぞ………なんで今また………

修「颯斗!!」

颯斗「ぅ………くぅ………」

苦しい………頭がフラフラする………

煌「この匂いは………」

やばい影響が補佐官にまで………

修咲「早く出ないと危険だ  補佐官済まない  トレーニングは中止で頼む」

煌「早く行ってあげてください  っ  俺もやばい………」

颯斗「済まない………」


突如として漂った香りに理性が崩れそうになった煌や颯斗は、その場を離れて颯斗は家に帰り煌は自室に籠る


龍「この前終わったばかりじゃないのか?」

颯斗「そのはずだ  だが………ヒートが来た」


※作者です

今作のオメガバースは独自の設定がありますので説明致します


今作のα、β、Ωでは

βよりのα

Ωよりのα

αよりのβ

Ωよりのβ

βよりのΩ

αよりのΩ

といった型があり

βよりのα

αよりのβ

Ωよりのβ

βよりのΩ

と言った型は少なくはなく誰からも理解をされています

しかし

Ωよりのαと

αよりのΩ


の数は知られている数が2種合わせても10人程しか居らず、颯斗はΩよりのαという珍しい型を持ちます

Ωよりになると個人差はあるが少なくとも、1月に1回~2年に1回にヒートが起きるため、その時に性行為を行うと孕むと言った設定です

αよりであれば相手が同じΩであるとしても番になれるため、ひっそりと番同士になるものもいます(元となる種がΩに限る)


↑以上説明でした


龍也「補佐官………もしかして「魂の番」なんじゃないか?」

颯斗「………可能性はあるが  今は風呂に入る」

颯葉「いてら」

とりあえず抜かねぇと………


ヒートが来たことによって颯斗は勃起しており、それを抜かなければならないが、相手を呼ぶのも面倒でそのまま風呂の中で抜く


颯斗「くっ………ぅ………んん………!」

おいちょっと待て………今ので3回目だぞ………まだかよ………


何故かいつもよりもヒートが中々抜けず、結局10回目に到達して漸く落ち着いた


颯斗「………琴華」

琴華「うん?………って服着なよ颯斗  風邪ひくよ」

銀糸「珍しいな  パンイチでタオル片手にリビング来るの」


風呂に上がってから颯斗は気になったことがあったので、髪をタオルドライをしつつリビングへ


颯斗「補佐官って確か雀の元番だよな」

琴華「そうだけど番解消は煌が言い出したんだよ?  それがどうかしたの?」

颯斗「いや………」

番の解消は自分から………か………ならば番に関しては問題ないな

悠「なにか気になることがあんの?」

颯斗「彼は「苦しんでいる」何年もの間  引きずって抜け出せていない」

彪斗「…………」

彪斗は何か知ってるようだが……言う気は無いな

颯斗「………まぁ今すぐ理由が知りたい訳でもないからな」


颯斗はそう言ってリビングからでていきそのまま部屋に籠る


恐らく紅雀が話していたのは彼のことだろう………雀の元番で紅雀と雀を惹き合わせた………自分はまたヒートに苦しむことになるのに………それを介さず自分から番の解消を提案したと………


紅雀が話していた人物が今日出会ったΩの補佐官で、トレーニングルームに入った瞬間の感情を見た颯斗は、「一体何に苦しんでいるのか」が気になった


颯斗「…………」

もしかしたらα狩りの被害者か?だが情報には彼の名前は家族構成の中にもなかった………

颯斗「考えていてもしょうがないか………」


颯斗はそう言ってベッドに潜りそのまま眠る


~翌日~

颯斗「…………」

煌「…………」


翌日  軍内に雀の姿がなく部屋に行ってみると、既に亡くなっている雀を煌が静かに見ていて、何が起きたのかを察してしまう


最高司令官「補佐官  何があった?」


雀が亡くなっているのを知った最高司令官に、煌と颯斗は呼び出されたが煌はショックの余り話せない


煌「…………」

颯斗「深咲(みさき)  気を使えないのかお前は」

最高司令官「颯斗さん………」

俺はちゃん気を使えと教えたんだけどな………

颯斗「補佐官  この鍵もって地下駐車場に行け  スイッチ押せばロックが解除される  エンジンだけ入れて助手席にいろ」

煌「えっ」

颯斗「今軍にいてもお前が危険だぞ」

煌「…………」


颯斗なりの優しさで煌に車の鍵を渡しそう言うと、煌も察したのか静かに頷いて部屋を出ていく


颯斗「元とは言え彼は雀の番だ  そんな奴が雀の姿が見えずに心配をしないと思うか?」

最高司令官「いえ………」

颯斗「部屋も知っていて当然だし  行ってみたら雀が亡くなっているとなれば混乱もする  あからさまにショック状態に陥っていただろ」

最高司令官「はい………」


颯斗は見ていないようで実はちゃんと見ており、煌の今の状態がどれほど不安定かよく分かる


颯斗「暫く彼はうちで引き取る  ことが冷めたら言え  そうなったら俺もここに来る」


颯斗はそう言い放って部屋を出て地下駐車場に向かい、エンジンのかかった愛車に煌がいることを確認して、運転席に乗り込み車を発信させる


煌「どこに向かって?」

颯斗「俺の家だ  補佐官  お前実年齢は?」

煌「85………」

颯斗「なら同い年だな  時間外やプライベートの時は「颯斗」でいい  俺も「煌」と呼ぶ  タメ口でいい」

意外に歳いってんな………

煌「………仕事中になんて呼べばいい?」

颯斗「「英雄」と「様」つけ以外で頼む」


颯斗は「英雄」と呼ばれるのを嫌っており基本言わせない


煌「…………」

颯斗「…………」


移動中  何の音もない中で颯斗のインカムに連絡が入る


颯斗「Information provision?………Busy now………It will take two hours at least………Understood(情報提供か?………今忙しい………せめて後2時間はかかる………分かった)」

煌「…………」

颯斗「I don't go to the army for a while………Because I'm hanging………Lack of sleep is terrible………No………In the morning………Because it is custom………Again………I know(暫く軍に行かない………掛け持ちしてるからな………寝不足が酷いんだよ………いや………朝はいつもだけど………習慣だから無理………また今度な………分かったよ)」

朱雀はどこから情報を仕入れてるんだ………

煌「何ヶ国語話せるんだ?」


不意にインカムの電源を落とした颯斗にそう聞いてきた煌


颯斗「んー………基本英語か日本語で対応するからな………一応日本語と英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語の6ヶ国語だな」

煌「結構話せるんだな」

颯斗「仕事を掛け持ちしてるんだ  軍での仕事はほぼ無いに等しい  それじゃあ生計立てられないから他にも色々とな」

煌「え?」

ん?

煌「申し訳ないんだけど颯斗って役職何?」

颯斗「今は監視官  普段から余り軍に居ないのは「呼ばれない」と行かないからだ  と言っても基本的に自分の気分で行くから居たり居なかったり」


実は颯斗  昔はα隊の隊長を務めていたが今は監視官


煌「…………」

颯斗「着いたぞ」


話をしている間に颯斗宅に着き颯斗の案内の元家の中へ


琴華「颯斗お帰り  ………あれ?補佐官??」

颯斗「暫く家に泊める  コーヒーと紅茶頼めるか?」

銀糸「分かった」


とりあえず煌をリビングに案内し颯斗は部屋で着替える


颯斗「………煌  お前部屋に荷物ないけど」

煌「普段から支給品しか使ってない」

颯斗「…………明日服買いに行くぞ」

支給品って………質の悪い………

零「ほい紅茶とコーヒー」

煌「紅茶ありがとう  ………なんで俺を颯斗の家に?」


零から紅茶とコーヒーをそれぞれ受け取って、漸く煌から言葉を紡ぎ出す


颯斗「聞きたいことがあったのと先に話した通りだ」

煌「聞きたいこと?」

颯斗「長い年月が経っても「苦しんでいる」のは何故だ?」

煌「…………」

地雷なんだろうが………聞かなきゃわからない

煌「…………」

颯斗「話しにくいのなら俺から話そう  お前は「瑛」を知っているよな?Ω隊の隊長で歴代最強」

煌「分かるけど………」

颯斗「瑛は俺の番だ  そして俺は瑛を目の前で殺された」


颯斗の言葉に煌が驚いた表情をする


颯斗「瑛の腹の中に宿った俺との子供もその時死んだ  俺の片腕には「屈服の証」として、トライバルタトゥーが刻まれている  そのトライバルタトゥーは時として激痛を感じる………失神しそうになるくらい痛む  そして瑛がもう居ないと………子供がいないと実感させられて自分の無力さに苦しむ」

煌「…………」


颯斗の言葉に煌は悲しげな顔を見せる


颯斗「普段は上着を着てるんだが………見せてやる」


颯斗はそう言って着ていた長袖よ上着を脱ぐ


煌「っ………」

颯斗「どうした?」


颯斗の腕にくっきりと残るトライバルタトゥーに、煌は息をのみ颯斗は少し遠目になった


煌「………痛かったろ  その腕のタトゥー入れられた時」

颯斗「痛かった  初めて泣き叫んだ」

瑛が見ている中………無理矢理抑え込まれて肩を外されて………肩を外された激痛にタトゥーを入れられる激痛を重ねられた……痛いなんてものじゃなかった………下手すりゃショック死する所だった………

颯斗「瑛がモニター越しに見てる中で無理矢理抑え込まれて………肩を外された激痛にタトゥーを入れられる激痛………激痛を重ねられて下手すりゃショック死する所だった」

煌「………「屈服」させられて最後には番も奪われたのか………」

颯斗「それ以外にも諸々奪われてきたが………瑛の死とこの証を刻まれたのは応えた」

今では痛みが少しずつ悪化して薬なしではもう無理だろうな……

颯斗「今は痛みが悪化の一方でな………痛み止めのおかげでなんとかなっている  もう薬なしでは生活ができない」

煌「…………」


颯斗はもう身体の芯の部分が痛みに侵食されていて、痛み止めもいつまで持つかわからない


煌「………補佐官になる前………」


ふと煌が紅茶を眺めながらぽつりぽつりと話し始める


煌「補佐官になる前日にαの弟をαに惨いやり方で殺された………俺が行った時に呼吸をしていた方が奇跡で………弟が死んだ次の日に俺は補佐官になった  これを知ってるのは同期の琴華だけ  そして颯斗だけだ」

颯斗「弟を補佐官になる前日に失ったのか………確かにそんなことがあれば笑わなくなるのは当然だな」

成程………弟の死を受け入れられていないのか………

颯斗「俺の実の兄  遥もαで別のαの餌食になった  兄は今も精神病院に入院してる」

煌「…………」

颯斗「なあ煌  お前の苦痛は共有できるんじゃないか?弟を失った悲しみは俺もわかる」

失ったのを受け入れられていない気持ちも………

煌「え?」

颯斗「失ったのを受け入れられていない気持ちも悲しみも………分かるんだよ  俺だって瑛の死を受け入れられていないし今でも悲しい  だから………な?共有しよう  家の場所は助手席にいた時に見たろ?辛くなれば来ればいい  悲しくなったらくればいい  連絡先を教えるから連絡してくれ  俺が戦闘中だったらそう言うから  うちに来いよ」









颯斗はそう言って煌に手を差し伸べた………
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