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頭上では雲一つない青い空が何処までも続いている、空の下は砂漠地帯が見渡す限り続いている。草木が見当たらない。窓から見かける景色はもっと樹々があり動物もいたのに、ここ数年で最悪な方向に変わり果ててしまった。
「シュウ様、シフラン国から手紙が来ております」
「そうか、読んでくれ」
「はい」
シュウは窓から離れて自分の部屋の椅子に座って部下をみつめている。
シュウの部下で従者の男が手紙の封を開けて白い手紙の紙を開き、言葉を発した。
「そちらの宴に参加します。婚約者ともども宜しくお願います」と書かれています」
「参加して頂けるのだな?」
「はい、そのようです」
「そうか」
「アリバックの動きが気になりますか?」
「そうだな、何やら不穏な気配があってな。シフランを敵に回したくないのだが。アリバックは次期王様にと言われている方の婚約者を狙っているなどと、頭が痛くなってくる。いくら、兄弟国と言っても庇いきれないかもしれん」
「シュウ様、また頭痛ですか?」
「心配事が多くて胃も痛いな」
「薬をお持ちしますか?」
「あぁ、頼む」
そう言って、従者が部屋を出て行くのを見てからシュウは机の引き出しから手紙を出して目で文章なぞって、その手紙を読んだ。
【シフランの国には新種の薬を作る王族が居るという。俺達に協力してくれるよな? そいつは美しい外見ではなく凡人の一般人にしか見えない奴だ。お前の好きな美しい王族にそんな奴はいらないだろう? 返事を楽しみにしている】
シュウは額に手を当てて、天井見上げた。
「板挟みってこんな事を言うんだろうな」
シフランを敵に回したくないが、この手紙の主であるアリバックの王族は陰湿で欲しい物はなんでも手にしたい性分だ。大国を敵に回しても、無事にでいられると言う楽観視が怖すぎる。特に、今回の宴には紅玉様が来る。冷徹無慈悲の王族だと聞いている。婚約者の蒼だけの前では素をだして、可愛がっているとか。そんな大事にしている王族の婚約者を攫うなどと、竜の逆鱗に触れる様なものなのに。シリエも同じ手紙を貰ったと言っていたが、直ぐにその手紙を燃やして捨ててしまったらしい。持っていて、その内容を誰かに知られてシフランに知らせる者がいたら、いくら王族でも命はないだろう。大国であり良き隣国として付き合っている我らはどちらの国つけばいいのか。紅玉様の婚約者は過去に攫われているので、我が国主催の宴で攫われては俺の首が飛ぶだけならいい。国ごと潰されるだろう。
大国のシフラン。
兄弟国のアリバック。
頭も胃も痛くてたまらない。早く、薬を持ってきてくれ!
「シュウ様、シフラン国から手紙が来ております」
「そうか、読んでくれ」
「はい」
シュウは窓から離れて自分の部屋の椅子に座って部下をみつめている。
シュウの部下で従者の男が手紙の封を開けて白い手紙の紙を開き、言葉を発した。
「そちらの宴に参加します。婚約者ともども宜しくお願います」と書かれています」
「参加して頂けるのだな?」
「はい、そのようです」
「そうか」
「アリバックの動きが気になりますか?」
「そうだな、何やら不穏な気配があってな。シフランを敵に回したくないのだが。アリバックは次期王様にと言われている方の婚約者を狙っているなどと、頭が痛くなってくる。いくら、兄弟国と言っても庇いきれないかもしれん」
「シュウ様、また頭痛ですか?」
「心配事が多くて胃も痛いな」
「薬をお持ちしますか?」
「あぁ、頼む」
そう言って、従者が部屋を出て行くのを見てからシュウは机の引き出しから手紙を出して目で文章なぞって、その手紙を読んだ。
【シフランの国には新種の薬を作る王族が居るという。俺達に協力してくれるよな? そいつは美しい外見ではなく凡人の一般人にしか見えない奴だ。お前の好きな美しい王族にそんな奴はいらないだろう? 返事を楽しみにしている】
シュウは額に手を当てて、天井見上げた。
「板挟みってこんな事を言うんだろうな」
シフランを敵に回したくないが、この手紙の主であるアリバックの王族は陰湿で欲しい物はなんでも手にしたい性分だ。大国を敵に回しても、無事にでいられると言う楽観視が怖すぎる。特に、今回の宴には紅玉様が来る。冷徹無慈悲の王族だと聞いている。婚約者の蒼だけの前では素をだして、可愛がっているとか。そんな大事にしている王族の婚約者を攫うなどと、竜の逆鱗に触れる様なものなのに。シリエも同じ手紙を貰ったと言っていたが、直ぐにその手紙を燃やして捨ててしまったらしい。持っていて、その内容を誰かに知られてシフランに知らせる者がいたら、いくら王族でも命はないだろう。大国であり良き隣国として付き合っている我らはどちらの国つけばいいのか。紅玉様の婚約者は過去に攫われているので、我が国主催の宴で攫われては俺の首が飛ぶだけならいい。国ごと潰されるだろう。
大国のシフラン。
兄弟国のアリバック。
頭も胃も痛くてたまらない。早く、薬を持ってきてくれ!
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