公爵令嬢に転生しましたがルートなどを間違うと即死ゲームみたいです!

いずみ

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新しい人生を始めましたがゲームの世界でした!

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 私はゲームが好きだった。こんな面白いものがあったなんてと父にゲームを買い与えて貰ったら時に感じたのはそんな幸福感だった。だが、私はボールを追いかけて道路に飛び出した男の子を助けて交通事故で亡くなってしまった。18歳の時の事だった。
 目を開けると、頭が痛くて起き上がる、私はベッドに寝かされている様だった。真正面に大きな鏡があった。長い黒髪、赤い瞳に白い肌をした6歳位に少女が居た。私は「誰?」と尋ねたが少女も同じ言葉と動作をしていた。私は顔を両手で触った。鏡の中の少女もだ。
「え、嘘でしょ!」
 どうやら、私は生まれ変わっていたようだった。
 記憶を辿ると庭で散歩中に転んで頭を打った衝撃で前世を思い出したらしい。そして、不可解のなのが、文章が浮かんでいる。文字を読んでみた。
『これから始まる貴方の物語は間違ったルートにいったり、目標を達成できなかった場合は即死する事になります。長生きしたい場合は画面が赤くなる警告にならないようにしましょう。黒い画面になった場合は即死します。それではゲームをお楽しみください』
 画面にはそう書かれていた。
「即死ってなに? ルートって、ゲームって、え? 此処ってゲーム内なの?」
 画面にはゲームを始めますか、『はいorいいえ』と言う文字が浮かんでいる。
 私はココは「はい」だと思い、「はい」を押した。だが反応がないので言葉で「はい」とこたえたのだ。すると、ゲームがスタートした。
 画面には私のレベルや名前に使える魔法が書かれている。
「えっと、なになに? 私の名前はレシェンヌ・アレグートで歳は6歳か公爵家の長女で属性は風魔法か」
 小さな手を動かしてみて、此処のゲーム内に異世界転生したんだなと実感した。
 画面がレベルなど書かれていたものから文字が変更される。
『目標・新しく出来た家族と仲良くなれ、出来なければ即死』と書かれていた。
 新しい家族って誰だよ!
 私の謎に思っていると私の部屋の扉がノックされた。
「はい」と私が返事をすると、大人の男性と女性が入ってきた。見た事がある、私のここでの両親だった。
「どうだい、怪我の具合は?」
「えっと、お父様」
「まだ気分が悪いのかしら?」
「お母様」
 美形と美人の両親なのに、何故だか私の外見は平凡だった。
「何か私に御用でしょうか?」
「怪我をしているのにごめんねレシェンヌ、僕の親友が亡くなってその息子をこの屋敷に引き取ろうと思っているんだ」
「お父様の親友の息子さん?」
「あぁ、そうだよ。とても優しい子だからスグに仲良くなれると思う。クレス君、部屋に入って来てくれ」
「失礼します」
 父親が呼ぶと、少年が一人入ってきた。そして、父と母の間に立たされている。
「この子の名は今日からクレス・アレグートと言うんだ。レシェンヌ、宜しくね」
「……」
「レシェンヌ?」
「あ、ごめんなさい。ちょっと吃驚して」
 この子も両親も見た事がある! 前世の記憶から思い出したけど、このゲームの世界は乙女ゲームと戦闘系ゲームの世界が合体しているゲームの世界だ!
 ゲームの名前は「恋するレベルアップ」で「恋レべ」と呼ばれている。
 攻略対象者には目の前の男の子、クレス。私の義理の弟も入っている。だが、私の名前に聞き覚えがないのは、きっとモブキャラだからだろう。ゲームの中のクレスは家族愛に飢えた人間で女も男もとっかえひっかえの恋の多い男性だった。乙女ゲームの主人公と出会うまでは。クレスは姉から虐められていた聞く。この身体の子は我儘だったから、過去の記憶を思い出してため息が出る性格の悪さだ。クレスは銀の髪に青い瞳をした美少年だった。攻略対象なので外見はとても整っている。
 私はベッドから出て、靴を履いてクレスの前に立った。
 背は私と同じくらいだ。
「私はレシェンヌ・アレグート、レシェって呼んでね。私はクレスって呼ぶから。これから宜しくね」
 私がそう挨拶するとお父様の後ろに隠れてしまった。
「よ、宜しくお願いします。レシェ姉上」
 そう言ったクレスは目が警戒していた。
 この子と仲良く出来るか不安しかなかった。
 出来なければ即死。何がなんでも、回避しなければならない!
 絶対に攻略してみせる!
 そう意気込むがこのクレスという子はなかなかの強敵だったのだ。
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