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ナニ…ヲ…

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 「…ルナちゃん…」
 「ルナちゃん!」
 「ルナ!」

 3人がルナに突っ込んでいく、俺は倒れないように全員を受け止める

「ちょっと!つぶれてしまうわよ!ほら離れて泣き止みなさい!」
 「…その女、切り刻んで切り刻んで…とどめはルナに討たせてあげるから、うちに切り刻ませない!」
 「殺るならなんでも手伝う!僕は何をすればいい!?」
 「どこにいるんですか?魔族領ですか?」
 「俺も全力でぶん殴る、殺しちまったら悪いが怒りが収まりそうにない」
 「だから待ちなさい!もう死んでるわ!」

なんだって!この怒りをどうすればいいんだ!!!!!

 「どうやったらそいつ生き返らせれる?ルナなら方法わかるか?そいつは俺が殺す!」
 「そうね、うちも殺りたいから2回分ね!」
 「僕も!!だから3回!」
 「ルナちゃんの分を忘れてますよ5回です」
 「ないわよ!死者蘇生なんて!!いい加減落ちつきなさい!!!」

ハァハァ…落ち着くまでルナを撫でまくる、ひたすら撫でて心を落ち着かせる

「やっと落ち着いたかしら?」
 「悪い興奮しすぎた…」
 「ごめんなさい…勝手に髪の色が変わっていたわ…」
 「僕も我を忘れて…」
 「…蘇生魔法ってないんですかね?古代魔法ならもしかして…」
 「メリル!落ち着てないわ!」

 『バシッ』

 「…すみません///…古代魔法なんて伝説ですもんね…ごめんなさい…でも最高司祭様ならもしかして…」

 『バシッ』

うわぁ…今の痛そうだ…

「…う…痛いです…」
 「メリルが悪いわ、謝らないわよ」
 「はい…ごめんねルナちゃん…」
 「みんなが怒ってくれてることは素直にうれしいわ…ありがと…///」
 「でも!僕前に死者の魂を呼び出し人形に宿した迷い人の話聞いたよ!」
 「どこにいる!そいつ!!」

 『バシッ』『バシッ』

 「いいかげんにしなさい!!」

 今度は俺とリリィが叩かれた…ターニャもなんか言おうとしたが言う前に俺達が叩かれ知らん顔してる…

「…あなた達、魔王が何人いるか知ってる?」
 「は?魔王は一人なんじゃないのか?」
 「違いますよ、魔王と認められているのは現在7名、その中の1人が6人魔王を統べる大魔王ククレロ・ロエですよ」
 「そんなに魔王がいるのか」
 「自称魔王は数しれず…大魔王が統治する6つ魔国は6人の魔王それぞれが管理しているわ、人間の一部の国と協力関係にあるわ」
 「僕達の住むサリアは王様が倒れてすぐに契約破棄しちゃったんだけどね…」
 「大魔王ククレロ・ロエは、あの女を殺してくれた者の子孫よ、大魔王の側近だった星読みのカシージャに仕えていたメイドだったらしいわ、そして初代大魔王と妻のあの女の血は魔国から排除されたわ、子孫は確認されていないわ」
 「そうか…どうやってもルナの仇は取れないのか…」

 『バシッ』

 「死んでないわよ!それに本当にもういいの!次に言ったら噛み千切るわよ!!」
 「おまっ!噛み千切るって何をだよ!!」

 『バシッ!!』

 「乙女に何言わせる気よ!!!」
 「「「///」」」

 「…自分で言っといて…なぁルナ…嫌に耳年増っぽいが…何歳だ?」
 「レディに年齢を聞く気!?」
 「普通にルナの事は知りたいが?気になるだろ?言いたくないなら無理に言わせる気はないが」
 「…数えてないわ、生まれてからの年数なんて…わからないわ…」
 「ステータスでは何歳になってるんだ?」
 「え!?…書いてある…け…ど…」
 「やっぱ言いたくないか?」
 「…さい…」
 「え?なんだって?」
 「9歳よ!9歳!!悪かったわね!!」


やべー…5歳位と思ってた…
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