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隠し事
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目を覚ますとそこは自分の部屋ではなかった。
「やってしまった…」
何かがあるわけではないが、主人の部屋で、しかも抱き合って寝るなど騎士としてどうなのだろうかと自分を責めた。
隣で眠っているリア様は、幸せそうに俺にくっ付いている。
「参ったな。」
好きな人がこうも無防備に腕の中にいることで、俺は頭を押さえた。
それに酔っていた記憶がなければ、ベッドに侵入した変態だと思われ兼ねない。
そのため、リア様が起きる前にゆっくりとベッドから抜け出し、部屋の中にある扉から自身の部屋へと戻った。
そして、ひんやりとするベッドに入り、また眠りについた。
「おはようございます。」
にっこりといつものように挨拶をすると、もう既にいつものリア様が椅子に座っていた。
「おはよう、ゼノ。よく眠れたかしら?」
その言葉だけでは覚えているのか覚えていないのか判断するには曖昧だった。
「ええ。疲れも残っていませんし、大丈夫です。リア様は如何ですか?」
「私も何だか元気よ。記憶が少し曖昧だけれど…」
そう言って困ったように笑っていた。
曖昧な記憶であれば、深く聞かない方がいいと思い、俺はスキンシップを取るために近付いた。
「リア様。いつものよろしいですか?」
「ええ。お願いするわ。」
主人の許可を取り、ゆっくりと抱きしめる。
力を入れたら折れてしまいそうな彼女を優しく撫でた。
「もっと強く抱きしめてもらえるかしら?」
「…分かりました。」
力加減が難しいと思いつつ、先ほどよりもリア様と近付いた。
「うん。これならゼノを近くに感じられるわ。」
そう言って俺の胸に耳をぴったりとくっ付けた。
「っ。リア様。おやめください。今心臓がバクバクしていて聞かれるのが恥ずかしいです。」
離れる許可を貰っていない俺はまだリア様を抱きしめている。
「ふふっ。嬉しいわ。緊張してくれているの?」
「そりゃ…」
そうだろう。心から好きなのだ。
いくら戦いしかしてこなかった俺でも好きな女性の前では緊張くらいする。
「私もね、緊張するのよ?」
ほら?と言いながら俺の手を自分の胸に押し当てた。
「っ。」
「ね?分かる?」
正直言って分かるわけがない。
手に伝わる柔らかさの衝撃と、自分の鼓動が大きすぎてリア様の心臓がどんな動きをしているのか全く把握することができなかった。
するとコンコンと扉が鳴った。
「あ、シャノンね。いいわよ。」
まだキスまで済ませていないが、いつもの定位置へと立った。
「おはようございます。ヴィクトリア様。ゼノ。」
ニッコリと笑うシャノン卿はいつも通りだ。
「今日も変わりなく…。
………ヴィー。何か私に隠していることはありますか?」
いつもと変わらない挨拶を最後までせず、シャノン卿はリア様の変化に気付いたようだ。
「…いいえ。何も。」
目線を外したリア様は俺から見ても怪しかった。
「…ゼノ。説明できるね?」
リア様が言わないとなれば俺に聞こうと思ったのだろう。シャノン卿の言えという圧力に俺は口を開いた。
「…申し訳ございません。」
主人に言うなと言われればそれは絶対なのだ。
「そうか、ヴィーに止められているのだな。
主人を売らないその騎士心は認めることにしよう。」
俺が口を割らないと判断したのか、またリア様に喋りかけた。
「昨日は夜会でしたよね。
大方、セシルが酒でも持ってきて、
私に黙って飲んだとか…」
ピクッと目を細めるシャノン卿は、どこかで見ていたのではないかというほどの推察力だ。
「……うっ…さすがね、シャノン。
どうして分かったの?」
「部屋に嗅ぎ慣れない香りが残っていますし、普段摂取しないアルコールのせいで、少し目元が浮腫んでおられますからね。」
その言葉にリア様は直ぐに瞼を押さえていた。
「まあ、ゼノが一緒だったようなので、許すことにしましょう。
しかし、ヴィー。
私やゼノだから無事でいられるのですからね?
他の男性の前で飲もうものなら危険でしかありません。
ゼノも経験して分かったでしょう。
ヴィーに酒は合いません。いいですね?」
そう言うシャノン卿に俺は同感した。
確かにあれほど求められれば応じない男はいないだろう。
昨日の自分を心から褒めてやりたいと思った。
「…分かったわ。もう飲まない。」
シャノン卿にも俺にも止められてしまったリア様はしょんぼりとしていた。
「それに、もし好きな殿方がいるのでしたら、酒の力を借りることなく想いを伝えないと本気だと思って貰えませんよ?」
クドクドと長い説教が始まったシャノン卿を止められる者はいない。
俺もリア様もひたすら時間が過ぎるのを待っていた。
「…今回のことは許してさしあげますが、罰として今日の執務を増やします。
ゼノが庇ってくれたおかげでこれだけで済むのですからね。
今回は多めに見てあげますが、次はありませんよ。」
ギッと睨みを効かせるシャノン卿に、リア様ははい。と小さく返事をしていた。
「シャノン卿。」
部屋を出て行ったシャノン卿を呼び止める。
「ゼノ。今回はヴィーが迷惑をかけたね。大変だったろう?」
「えっと、まあ…。」
確かに大変だった。しかし同時にあんなに可愛い所を見れてラッキーだったとも思う。
「ヴィーは反省したようだし、暫くは酒に手を出すことはしないだろう。
それよりも、私を呼び止めた用件を聞こうか。何かわからない事でもあったのか?」
「い、いえ、そういうわけではなくてですね…
もし、良ければなのですが、執務がひと段落したらヴィクトリア様を城外へと連れ出す許可を頂けないかと…」
「なんだと?」
「っ。」
目を光らせたシャノン卿に俺は一瞬怯んだが、そのまま続けた。
「ヴィクトリア様は執務以外で外に出ません。
たまには息抜きをさせてあげたいのです
。」
ジッと見つめる俺に、シャノン卿は小さくため息をついた。
「ゼノは皇女様をよく見ているのだな…」
一瞬寂しそうな顔をしたが、すぐにいつもの笑顔に戻っていた。
「いいだろう。
しかし必ずゼノが側につく事。
それと行く場所を予め私に報告するというのなら許可を出そう。」
「ありがとうございます!」
俺はそう言ってシャノン卿に深く礼をした。
シャノン卿はまた歩き出し、俺は彼を見送った後に部屋へと戻った。
「うぅぅ…。こんなに沢山あったら終わらないわよ。」
泣き言を言いつつも、リア様はどんどん手を進めた。
「沢山ありますが、頑張ってください。」
「うぅぅ…そうよね、やるわ。」
何だか可哀想に思えるのは俺が彼女に惹かれているからだろうか。
「…糧になるかは分かりませんが、
執務が1日分前倒しで終えることが出来たら、一緒に城外へ行きませんか?」
すると今にも止まりそうだったその手がついに止まってしまった。
「え?」
驚いているようで、俺の方をポカンと見ていた。
その顔に俺はしまったと思った。
「…もしかして何か別の事の方が良かったでしょうか。勝手にシャノン卿に話をつけてしまったので。」
何か別にやりたい事でもあったかもしれない。
生まれてこの方、女性と付き合ったことがない俺は、女性が息抜きに何をしたいかを予想する能力は備わっていないのに、勝手に彼女が喜んでくれるのではないかと思っていたのだ。
するとフルフルと首を振っていた。
「違うの…嬉しいわ。それは本当なのよね?本当に執務が終わったら街に出てもいいのかしら?」
「ええ。シャノン卿の許可は取りましたので大丈夫です。
ただ、どこへ行くかの報告と、私も同行することが条件だそうで…よろしいでしょうか?」
きっと1人で過ごしたいだろうが、そういう訳にもいかない。国の存亡に関わる存在のリア様に何かあれば、俺の首だけでは済まされないのだ。
「むしろゼノと一緒がいいわ!」
みるみるうちに笑顔になっていくリア様を見て、俺は安心した。
騎士としてちゃんとリア様に認めてもらえてるようで嬉しい。
「それは良かった。どこへ行きたいとか希望はありますか?」
「そうね…ゼノがよく行く場所を巡ってみたいわ。」
ニッコリとそう言われても俺は困るだけだ。俺がよく行く場所は野郎の溜まり場でしかないし、皇女が行くにはあまりにも場違いなのだ。
「…それでは噴水のある公園などいかがでしょうか?」
唯一と言っていいほどのまともな場所を提案すると、リア様はすぐに良いわね!と喜んでくれた。
「そうと決まればフルスピードで片付けるわよ!」
先ほどよりも進みが良くなり、ペンを走らせるリア様の横で、俺はシャノン卿に提出する書類を作ることにした。
「やってしまった…」
何かがあるわけではないが、主人の部屋で、しかも抱き合って寝るなど騎士としてどうなのだろうかと自分を責めた。
隣で眠っているリア様は、幸せそうに俺にくっ付いている。
「参ったな。」
好きな人がこうも無防備に腕の中にいることで、俺は頭を押さえた。
それに酔っていた記憶がなければ、ベッドに侵入した変態だと思われ兼ねない。
そのため、リア様が起きる前にゆっくりとベッドから抜け出し、部屋の中にある扉から自身の部屋へと戻った。
そして、ひんやりとするベッドに入り、また眠りについた。
「おはようございます。」
にっこりといつものように挨拶をすると、もう既にいつものリア様が椅子に座っていた。
「おはよう、ゼノ。よく眠れたかしら?」
その言葉だけでは覚えているのか覚えていないのか判断するには曖昧だった。
「ええ。疲れも残っていませんし、大丈夫です。リア様は如何ですか?」
「私も何だか元気よ。記憶が少し曖昧だけれど…」
そう言って困ったように笑っていた。
曖昧な記憶であれば、深く聞かない方がいいと思い、俺はスキンシップを取るために近付いた。
「リア様。いつものよろしいですか?」
「ええ。お願いするわ。」
主人の許可を取り、ゆっくりと抱きしめる。
力を入れたら折れてしまいそうな彼女を優しく撫でた。
「もっと強く抱きしめてもらえるかしら?」
「…分かりました。」
力加減が難しいと思いつつ、先ほどよりもリア様と近付いた。
「うん。これならゼノを近くに感じられるわ。」
そう言って俺の胸に耳をぴったりとくっ付けた。
「っ。リア様。おやめください。今心臓がバクバクしていて聞かれるのが恥ずかしいです。」
離れる許可を貰っていない俺はまだリア様を抱きしめている。
「ふふっ。嬉しいわ。緊張してくれているの?」
「そりゃ…」
そうだろう。心から好きなのだ。
いくら戦いしかしてこなかった俺でも好きな女性の前では緊張くらいする。
「私もね、緊張するのよ?」
ほら?と言いながら俺の手を自分の胸に押し当てた。
「っ。」
「ね?分かる?」
正直言って分かるわけがない。
手に伝わる柔らかさの衝撃と、自分の鼓動が大きすぎてリア様の心臓がどんな動きをしているのか全く把握することができなかった。
するとコンコンと扉が鳴った。
「あ、シャノンね。いいわよ。」
まだキスまで済ませていないが、いつもの定位置へと立った。
「おはようございます。ヴィクトリア様。ゼノ。」
ニッコリと笑うシャノン卿はいつも通りだ。
「今日も変わりなく…。
………ヴィー。何か私に隠していることはありますか?」
いつもと変わらない挨拶を最後までせず、シャノン卿はリア様の変化に気付いたようだ。
「…いいえ。何も。」
目線を外したリア様は俺から見ても怪しかった。
「…ゼノ。説明できるね?」
リア様が言わないとなれば俺に聞こうと思ったのだろう。シャノン卿の言えという圧力に俺は口を開いた。
「…申し訳ございません。」
主人に言うなと言われればそれは絶対なのだ。
「そうか、ヴィーに止められているのだな。
主人を売らないその騎士心は認めることにしよう。」
俺が口を割らないと判断したのか、またリア様に喋りかけた。
「昨日は夜会でしたよね。
大方、セシルが酒でも持ってきて、
私に黙って飲んだとか…」
ピクッと目を細めるシャノン卿は、どこかで見ていたのではないかというほどの推察力だ。
「……うっ…さすがね、シャノン。
どうして分かったの?」
「部屋に嗅ぎ慣れない香りが残っていますし、普段摂取しないアルコールのせいで、少し目元が浮腫んでおられますからね。」
その言葉にリア様は直ぐに瞼を押さえていた。
「まあ、ゼノが一緒だったようなので、許すことにしましょう。
しかし、ヴィー。
私やゼノだから無事でいられるのですからね?
他の男性の前で飲もうものなら危険でしかありません。
ゼノも経験して分かったでしょう。
ヴィーに酒は合いません。いいですね?」
そう言うシャノン卿に俺は同感した。
確かにあれほど求められれば応じない男はいないだろう。
昨日の自分を心から褒めてやりたいと思った。
「…分かったわ。もう飲まない。」
シャノン卿にも俺にも止められてしまったリア様はしょんぼりとしていた。
「それに、もし好きな殿方がいるのでしたら、酒の力を借りることなく想いを伝えないと本気だと思って貰えませんよ?」
クドクドと長い説教が始まったシャノン卿を止められる者はいない。
俺もリア様もひたすら時間が過ぎるのを待っていた。
「…今回のことは許してさしあげますが、罰として今日の執務を増やします。
ゼノが庇ってくれたおかげでこれだけで済むのですからね。
今回は多めに見てあげますが、次はありませんよ。」
ギッと睨みを効かせるシャノン卿に、リア様ははい。と小さく返事をしていた。
「シャノン卿。」
部屋を出て行ったシャノン卿を呼び止める。
「ゼノ。今回はヴィーが迷惑をかけたね。大変だったろう?」
「えっと、まあ…。」
確かに大変だった。しかし同時にあんなに可愛い所を見れてラッキーだったとも思う。
「ヴィーは反省したようだし、暫くは酒に手を出すことはしないだろう。
それよりも、私を呼び止めた用件を聞こうか。何かわからない事でもあったのか?」
「い、いえ、そういうわけではなくてですね…
もし、良ければなのですが、執務がひと段落したらヴィクトリア様を城外へと連れ出す許可を頂けないかと…」
「なんだと?」
「っ。」
目を光らせたシャノン卿に俺は一瞬怯んだが、そのまま続けた。
「ヴィクトリア様は執務以外で外に出ません。
たまには息抜きをさせてあげたいのです
。」
ジッと見つめる俺に、シャノン卿は小さくため息をついた。
「ゼノは皇女様をよく見ているのだな…」
一瞬寂しそうな顔をしたが、すぐにいつもの笑顔に戻っていた。
「いいだろう。
しかし必ずゼノが側につく事。
それと行く場所を予め私に報告するというのなら許可を出そう。」
「ありがとうございます!」
俺はそう言ってシャノン卿に深く礼をした。
シャノン卿はまた歩き出し、俺は彼を見送った後に部屋へと戻った。
「うぅぅ…。こんなに沢山あったら終わらないわよ。」
泣き言を言いつつも、リア様はどんどん手を進めた。
「沢山ありますが、頑張ってください。」
「うぅぅ…そうよね、やるわ。」
何だか可哀想に思えるのは俺が彼女に惹かれているからだろうか。
「…糧になるかは分かりませんが、
執務が1日分前倒しで終えることが出来たら、一緒に城外へ行きませんか?」
すると今にも止まりそうだったその手がついに止まってしまった。
「え?」
驚いているようで、俺の方をポカンと見ていた。
その顔に俺はしまったと思った。
「…もしかして何か別の事の方が良かったでしょうか。勝手にシャノン卿に話をつけてしまったので。」
何か別にやりたい事でもあったかもしれない。
生まれてこの方、女性と付き合ったことがない俺は、女性が息抜きに何をしたいかを予想する能力は備わっていないのに、勝手に彼女が喜んでくれるのではないかと思っていたのだ。
するとフルフルと首を振っていた。
「違うの…嬉しいわ。それは本当なのよね?本当に執務が終わったら街に出てもいいのかしら?」
「ええ。シャノン卿の許可は取りましたので大丈夫です。
ただ、どこへ行くかの報告と、私も同行することが条件だそうで…よろしいでしょうか?」
きっと1人で過ごしたいだろうが、そういう訳にもいかない。国の存亡に関わる存在のリア様に何かあれば、俺の首だけでは済まされないのだ。
「むしろゼノと一緒がいいわ!」
みるみるうちに笑顔になっていくリア様を見て、俺は安心した。
騎士としてちゃんとリア様に認めてもらえてるようで嬉しい。
「それは良かった。どこへ行きたいとか希望はありますか?」
「そうね…ゼノがよく行く場所を巡ってみたいわ。」
ニッコリとそう言われても俺は困るだけだ。俺がよく行く場所は野郎の溜まり場でしかないし、皇女が行くにはあまりにも場違いなのだ。
「…それでは噴水のある公園などいかがでしょうか?」
唯一と言っていいほどのまともな場所を提案すると、リア様はすぐに良いわね!と喜んでくれた。
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