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【side 山根】世の中には色んなことがあるんだなぁ
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自分で言うのもなんだが、結構フランクな奴だと思って生きてきたのだが…。周りは僕の事をそうとは捉えてくれず、割と寂しい人生を歩むことになってしまっていた。非常に残念である。
だからか何処の飲み屋がいいなんてわからないし、宅飲みでの作法とやらも知らない。自分なりに調べてみたりはしたのだが、何処をどう見ていいのか分からなくて、結局高城くんと話し合って宅飲みをする事になったのである。
「…わかったよ。お口あーんして。」
「あー……んっ♡……んむっ、んー…♡ふはっ、お酒の味がするぅ…なんか、やらしー……っむ、ぁ♡♡ ん゛んんーーっ♡」
「むぅーー…♡んっ♡…そりゃぁ、ん、飲んでたからね…♡」
だから。
だから…まさか玄関先で同僚と、同僚の受け持つ生徒が濃厚なキスをぶちかましているところに鉢合わせてしまっても、どうしていいかなんか…もっと分からなかったのだ。
「……行ったか。」
何やら小さい声で話をしてから、二人は家を出ていったのだった。高城くんの反応的に浅見が来るとは思わなかったのだろう。ほんのり酔いの残る頭を動かして自身のスマホを見る。時刻は二十一時半を過ぎている。恐らく、送っていったのかもしれない。
正直…横になってから瞼は閉じていたが、流石に爆睡をするわけにもいかないから何とか意識だけは保っていたのだ。それがまさかこんな場面に遭遇してしまうなんて。もう驚きすぎて酔いがほぼ消え去っている。
「高城くんと…浅見かぁ。」
身体をのっそりと起こし、テーブルに置いてくれた水のペットボトルを口にして耽る。
仲がいいなぁとは思っていたが、ちゅーする仲だったとは。空気感的に…恐らく付き合っているのだろうな。慣れていたし。
放課後になると定期的に高城くんがどこかに消えているのはあったが…もしや二人でこっそり逢瀬してたのか?
あと…あれだ。
僕と高城くんが仲良くしているのをいの一番に見つけ浅見が不満そうにしていたのも…嫉妬していたのか。そう思うと彼等の行動にも説明がつく。
そもそもここ半年間で急速に仲が良くなっていた。つまりは高城くんが就任してからだいぶ早い段階で二人は恋仲になっていたことになる。
あの問題児代表の浅見が大人しくなったのは、全て彼のおかげだったわけだ。
「……なるほどなぁ。」
この間の僕と高城くんがホールで話している時の突撃された時の浅見達の反応を見るに、完全に予想だが…あの二人の関係性を知っているのだろう。
つまりは受け入れているもの達がいるのだ。
…………そうか、アリなのか。
本来であれば罰せられる関係性なのは間違いないのだが、教員も含め受け入れられている。
確かに先程の二人を見ていたら本当に幸せそうだったし、そう考えを変えてしまう人もいるだろうな。そういう選択肢もあるのか。
それじゃぁ、僕は……どうしよう。
「……あ、山根くん。目が覚めたんだね。今日はもうそろそろお開きにしようか。」
彼等が家を出てから三十分位経った頃だろうか、高城くんだけが帰宅したのだった。手にはビニール袋が提げられている。きっとコンビニに行ってきたという、体なのだろう。
いつも通りほわほわとしているから、きっとすんなりとあの子を送ることが出来たのだろうな。良かった良かった。
「そうだな。また、近い内にしたいなって思ってるんだが、どうかな。」
「…もちろん!僕も同期飲みしたい!」
「そう言ってくれると嬉しい。…あ、でもあれか。浅見を説得するのが大変か?」
「………………………………へ?」
あ。
やべ、ポロった。
つい…ついこのほんわかした空気感に流されてしまった。今回は業務の疲れとかもあるし、久々の飲酒だ。酔いのまわりが早かった。
このままで終わるのもなんだか惜しいとぼんやりと考えていたら、口からこぼす必要のない言葉が漏れ出てしまっていたのである。お酒の力は…怖いものだ。
やばい…冷や汗が背中にダラダラと流れている。
「ご、ごめん…。言わない方が良かったよな。」
「ちょ、待って。え?ど、どどどどういう…。」
「悪い。高城くんが家から出る時に浅見が来てたの見ちゃったんだ。その、二人がしてるところも」
「!?!?」
凄い慌ててる。
けどもうここまで言っちゃったし、隠す必要もないか。
「……安心して欲しい。二人の関係性について僕が口外することはないぞ。」
「そ、そそそうなの?!」
「うん。改めて考えてみたんだが、うん。お似合いだなぁと思えたんだ。」
そうなのだ。
酔いが回ってるから若干思考の巡りは悪いかもしれないが、やはりそう思うのだ。
普段ツンケンしてる浅見が高城くんの前だと、飼い猫の様になっている様がなんだか妙に面白いなと思えてしまう。
逆に普段ヘタレ気味な高城くんは浅見の前だと男らしいのも興味深いし。
チグハグな二人が並んで一緒にいる様が、良いなぁと思えたのだ。
「うん。言わないさ。」
「そ、そっかぁ…。」
彼の傍により、瞳を合わせた。
本気だよって、嘘じゃないよと伝える為に。
「だからさ、今度は二人の話を聞かせて欲しいんだ。その為に、また浅見の事を説得…してくれるか?」
そう言うと、高城くんはくしゃりと微笑んでくれたのだった。
「…一緒に怒られてくれるなら、いーよ。」
「そう来たか。よし、友達として頑張ってみるよ。」
だからか何処の飲み屋がいいなんてわからないし、宅飲みでの作法とやらも知らない。自分なりに調べてみたりはしたのだが、何処をどう見ていいのか分からなくて、結局高城くんと話し合って宅飲みをする事になったのである。
「…わかったよ。お口あーんして。」
「あー……んっ♡……んむっ、んー…♡ふはっ、お酒の味がするぅ…なんか、やらしー……っむ、ぁ♡♡ ん゛んんーーっ♡」
「むぅーー…♡んっ♡…そりゃぁ、ん、飲んでたからね…♡」
だから。
だから…まさか玄関先で同僚と、同僚の受け持つ生徒が濃厚なキスをぶちかましているところに鉢合わせてしまっても、どうしていいかなんか…もっと分からなかったのだ。
「……行ったか。」
何やら小さい声で話をしてから、二人は家を出ていったのだった。高城くんの反応的に浅見が来るとは思わなかったのだろう。ほんのり酔いの残る頭を動かして自身のスマホを見る。時刻は二十一時半を過ぎている。恐らく、送っていったのかもしれない。
正直…横になってから瞼は閉じていたが、流石に爆睡をするわけにもいかないから何とか意識だけは保っていたのだ。それがまさかこんな場面に遭遇してしまうなんて。もう驚きすぎて酔いがほぼ消え去っている。
「高城くんと…浅見かぁ。」
身体をのっそりと起こし、テーブルに置いてくれた水のペットボトルを口にして耽る。
仲がいいなぁとは思っていたが、ちゅーする仲だったとは。空気感的に…恐らく付き合っているのだろうな。慣れていたし。
放課後になると定期的に高城くんがどこかに消えているのはあったが…もしや二人でこっそり逢瀬してたのか?
あと…あれだ。
僕と高城くんが仲良くしているのをいの一番に見つけ浅見が不満そうにしていたのも…嫉妬していたのか。そう思うと彼等の行動にも説明がつく。
そもそもここ半年間で急速に仲が良くなっていた。つまりは高城くんが就任してからだいぶ早い段階で二人は恋仲になっていたことになる。
あの問題児代表の浅見が大人しくなったのは、全て彼のおかげだったわけだ。
「……なるほどなぁ。」
この間の僕と高城くんがホールで話している時の突撃された時の浅見達の反応を見るに、完全に予想だが…あの二人の関係性を知っているのだろう。
つまりは受け入れているもの達がいるのだ。
…………そうか、アリなのか。
本来であれば罰せられる関係性なのは間違いないのだが、教員も含め受け入れられている。
確かに先程の二人を見ていたら本当に幸せそうだったし、そう考えを変えてしまう人もいるだろうな。そういう選択肢もあるのか。
それじゃぁ、僕は……どうしよう。
「……あ、山根くん。目が覚めたんだね。今日はもうそろそろお開きにしようか。」
彼等が家を出てから三十分位経った頃だろうか、高城くんだけが帰宅したのだった。手にはビニール袋が提げられている。きっとコンビニに行ってきたという、体なのだろう。
いつも通りほわほわとしているから、きっとすんなりとあの子を送ることが出来たのだろうな。良かった良かった。
「そうだな。また、近い内にしたいなって思ってるんだが、どうかな。」
「…もちろん!僕も同期飲みしたい!」
「そう言ってくれると嬉しい。…あ、でもあれか。浅見を説得するのが大変か?」
「………………………………へ?」
あ。
やべ、ポロった。
つい…ついこのほんわかした空気感に流されてしまった。今回は業務の疲れとかもあるし、久々の飲酒だ。酔いのまわりが早かった。
このままで終わるのもなんだか惜しいとぼんやりと考えていたら、口からこぼす必要のない言葉が漏れ出てしまっていたのである。お酒の力は…怖いものだ。
やばい…冷や汗が背中にダラダラと流れている。
「ご、ごめん…。言わない方が良かったよな。」
「ちょ、待って。え?ど、どどどどういう…。」
「悪い。高城くんが家から出る時に浅見が来てたの見ちゃったんだ。その、二人がしてるところも」
「!?!?」
凄い慌ててる。
けどもうここまで言っちゃったし、隠す必要もないか。
「……安心して欲しい。二人の関係性について僕が口外することはないぞ。」
「そ、そそそうなの?!」
「うん。改めて考えてみたんだが、うん。お似合いだなぁと思えたんだ。」
そうなのだ。
酔いが回ってるから若干思考の巡りは悪いかもしれないが、やはりそう思うのだ。
普段ツンケンしてる浅見が高城くんの前だと、飼い猫の様になっている様がなんだか妙に面白いなと思えてしまう。
逆に普段ヘタレ気味な高城くんは浅見の前だと男らしいのも興味深いし。
チグハグな二人が並んで一緒にいる様が、良いなぁと思えたのだ。
「うん。言わないさ。」
「そ、そっかぁ…。」
彼の傍により、瞳を合わせた。
本気だよって、嘘じゃないよと伝える為に。
「だからさ、今度は二人の話を聞かせて欲しいんだ。その為に、また浅見の事を説得…してくれるか?」
そう言うと、高城くんはくしゃりと微笑んでくれたのだった。
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「そう来たか。よし、友達として頑張ってみるよ。」
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