60 / 92
最終章
第一部 貴方に、――4
しおりを挟む
ラケシスのこともエリシャヴェーラ様のことも解決しないまま日は行き過ぎ……
ある日、わたくしは修道院を訪れていました。
「いらっしゃい、アルテナ」
迎えてくださったアンナ様と軽い抱擁。それから、アンナ様はわたくしを修道院の裏の建物へと案内してくれました。
そこは禊ぎの施設でした。
修道院で婚儀を行う場合、花嫁がドレスを着る前に入る場所です。
十字に建てられた建物の中央に、丸くくりぬかれた禊ぎの場。近くの山から汲んでくる聖なる水がなみなみと湛えられています。
ここに浸かることで――
花嫁は、己の純潔を神に証明するのです。
「ドレスはもうすぐできそうなんですってね?」
アンナ様が悪戯っぽくそう言って、わたくしはぽっと頬を染めました。
ヒューイ様は一度本気になるととんでもない力を発揮するようで、騎士の礼服もわたくしのドレスも、予定よりずっと早く出来上がりそうだとのこと。
一度、サイズを確認するためヒューイ様に会いにいきました。
ただでさえ不健康そうな顔つきをしたヒューイ様は、いったい何晩眠っていないのか、目の下は真っ黒、顔色は真っ白。それなのに目だけはらんらんと輝いていて、「俺の邪魔をするな邪魔をするやつはコロス」とその目つきが雄弁に物語っていました。
「ヒューイ・グロース様……有名な仕立て屋さんですね。気が向かなければ決して仕事をしないそうですから、あの方に作っていただけるなんて、幸運と思わなくてはなりませんよ、アルテナ」
「そ、そんな方だったのですか……」
わたくしたちの婚儀の衣装を作るのを嫌がっていたのは騎士を嫌ってのことだと思っていたのですが、そうでもないようです。
アンナ様はくすくす笑い、それからわたくしの手を取りました。
「あなたは周りから祝福されて結婚するのです。よきことと思わなければね」
「……はい」
禊ぎの間から修道院に戻ると、なぜか場が騒然となっていました。
「いったいどうしたの」
アンナ様が率先して、近場の修道女を捕まえます。
「あ、アンナ様。実はシェーラが――」
「シェーラが?」
久しぶりの親友の名にわたくしは息を呑みました。
そして。事態は最悪の方向へと転がり出したのです――
*
「シェーラ殿にも魔物が取り憑いただと……!?」
騎士が呆然とわたくしの言葉を繰り返しました。「馬鹿な、なぜシェーラ殿に!」
「……分からないのです。シェーラは眠り込んでしまっていて……」
魔物に取り憑かれたのだと判断したのは、アンナ様の知己の魔術師様でした。おそらく間違いではありません。
わたくしも眠るシェーラを見ました。顔色は白く、本当にただ眠っているだけのようで、けれど――その両手両足が真っ黒に黒ずんでいました。
黒ずんでいる部分に触ると、石のように固かったのです。まるでシェーラの体が石化していっているかのように。
それは、ラケシスの手紙にあったエリシャヴェーラ様の症状と同じでした。
その日のシェーラの行動を調べてみたところ、外出したのはたしかのようです。シェーラには、護衛という名の王宮からの監視がついています。
その監視人たちが、はっきり見ていたのです。
シェーラがいかにもスラム街に住んでいそうな、みすぼらしい姿の男と話していたところを。
そして、その男と離れたころ――突然倒れ、そのまま昏睡してしまったと。
監視人の一人はすかさずそのみすぼらしい男を追ったそうです。ですが、男はどこの道を見ても見つからず、煙のように消えてしまったとか。
ひょっとしたらあれこそが魔物憑きの人間だったのかもしれない――と、監視人は言いました。
魔物憑きが魔物憑きを増やしているのかもしれないと。
「でもシェーラは眠り込んでいるだけで動かないのです。エリシャヴェーラ様と同じように……仲間を増やすにしては、おかしいではないですか」
わたくしが騎士に訴えると、騎士は難しい顔でうなずきました。
「その通りだな。何か別の理由があるのかもしれない――とにかく、町に他にも同じ症状で寝込んでいる者がいないかどうかを調べなくては」
「アンナ様が手配してくださっています。情報は、わたくし――というよりヴァイス様に伝わるようにしてくださると、約束してくださいました」
「それはありがたい。俺は親父殿と知り合いの連中に頼むかな」
顔が広いのはアレクサンドル様だけではないのでした。騎士は騎士で相当な顔の広さを誇ります。
数日もしないうちに、同じ状態で寝込んでいる一般人が少なくとも数人いることが分かりました。
被害者に共通項はありません。老若男女問わず、寝込んでいるそうです。みんな手足が石のように冷たく、固くなっていっているとか。
彼らのうち数人は、昏睡する直前に見知らぬ人間と話していたという目撃情報がありました。ただしそれはシェーラのときのようなみすぼらしい男ではなく、若い女であるときもあれば、体格のいい男であるときもあったそうです。
わたくしは毎日のようにシェーラのお見舞いに行きました。
シェーラの手足の黒ずみは、だんだん範囲を広げているように思えました。このまま胸に広がり、やがて顔まで達するのでしょうか。そう思うとぞっと心の臓が震えました。
(ああ、どうして)
昏睡する親友をなすすべもなく見つめながら、わたくしは必死で神に祈りました。
(どうしてなのですか。どうしてこんなことが……どうか、救いの手を)
そして脳裏に一人の人物の顔を思い浮かべました。ヨーハン・グリッツェン様――私の知る限り最高の魔物学の学者さん。
(ヨーハン様がいれば、この事態の原因も分かるのかしら)
今日もシェーラに何もしてあげることができないまま、とぼとぼと修道院から帰途につきました。
騎士に、移動には馬車を使うように言われています。ですがその日は何となく馬車に乗る気になれず、一人歩いてお屋敷への方角へと向かいました。歩けば相当な距離があるのは分かっていますが――
「アルテナ様」
呼びかけられたのは、まさにそのとき。
わたくしはゆるゆると鈍い反応で振り向きました。
そして――目を見開きました。
「ヨーハン様!」
「あはは~お久しぶりです~。お元気でしたかアルテナ様」
ヨーハン・グリッツェン様。まさにその人が、以前と同じようにへらっとした笑顔でそこにいました。
わたくしたちは人気のない公園へと移動しました。ヨーハン様が、「こんなところ誰かに見られたら僕がヴァイス様に殺されちゃう」とおっしゃったからでした。
「ヴァイス様もヨーハン様に会いたがっていましたよ……?」
「魔物の情報のために、でしょう? 僕自身のことは割とどうでもいいはずですよ~」
気のせいか、ヨーハン様の言動にどこかとげとげしいものを感じます。
わたくしたちは木陰のベンチに座りました。
常緑樹の公園です。木漏れ日が、わたくしたちの足下に輝かしい丸い光をたくさん落としていました。シェーラの病状を見た直後でなければ、見とれてしまえる美しさだったのですが……
わたくしは隣に座るヨーハン様をじっと見つめました。
「あの、ヨーハン様」
「――町で蔓延している、魔物化の話でしょう?」
ヨーハン様はわたくしを見ていませんでした。足下の木漏れ日を、ひとつひとつ目に焼き付けるようにして見ています。
彼の言う通りだったので、わたくしは息を呑んで言葉の続きを待ちました。
「実はあれ、王都が最初じゃないんですよ~。別の町で始まって……そっちも大混乱になってます~」
「……!? そんな話は聞こえてきていませんでしたが……」
「そりゃあそうでしょうねえ」
意味深に、ヨーハン様は唇を歪めました。そして、
「対処法はまだ見つかってません~。いや……見つかってるっていうのかな? ただ、実行ができません~」
「ど、どういうことですか?」
「治す方法が極めて困難なんですー。魔物の弱点が見えない状態ですから。普通魔物は、弱点を潰せば消滅するんですけどねえ」
「弱点……」
例えばシェーラのお父様に憑いた魔物の場合は爪でした。爪を切ってさえしまえば魔物は消滅したのです。
「あるいは、弱点の部分から引きずり出すこともできるんですよ~。って、教えましたっけね」
「はい。例えば目から入った魔物は目から引きずり出せるんでしたよね?」
現実問題、目から引きずり出すところを想像するとぞっとするのですが、できないことではないそうです。
ただ実際には、目を潰してさっさと魔物を消滅させる手を取ることのほうが多いそうで……被害者の目は、もちろん悲惨なことになるのです。
それでもその手を取られることのほうが多いほどに、取り憑いた魔物を『引きずり出す』のは難しいこと。
ヨーハン様は顔を上げ、人のいない小さな公園を眺めました。
「……僕、最初にこの騒ぎが起きた町にたまたまいたんですよねえ……」
「どこの町ですか?」
ヨーハン様の口から出たのは、王都の隣の町でした。サンミリオンとは、方角が逆になります。
それほど近いところで起こっていたのに――なぜ王都には情報が届いていないのでしょうか?
そう問うと、ヨーハン様はくっくっと皮肉げに笑いました。何だか彼らしくありません。
「……王宮はとっくに知っていますよ。お得意のだんまりです」
「そんな……!」
ヨーハン様は初めてわたくしを見ました。
いつも眠たげだった目がはっきりと見開いて、わたくしを見ていました。
「なぜだんまりなのか分かりますか。――原因は、王宮だからですよ」
ある日、わたくしは修道院を訪れていました。
「いらっしゃい、アルテナ」
迎えてくださったアンナ様と軽い抱擁。それから、アンナ様はわたくしを修道院の裏の建物へと案内してくれました。
そこは禊ぎの施設でした。
修道院で婚儀を行う場合、花嫁がドレスを着る前に入る場所です。
十字に建てられた建物の中央に、丸くくりぬかれた禊ぎの場。近くの山から汲んでくる聖なる水がなみなみと湛えられています。
ここに浸かることで――
花嫁は、己の純潔を神に証明するのです。
「ドレスはもうすぐできそうなんですってね?」
アンナ様が悪戯っぽくそう言って、わたくしはぽっと頬を染めました。
ヒューイ様は一度本気になるととんでもない力を発揮するようで、騎士の礼服もわたくしのドレスも、予定よりずっと早く出来上がりそうだとのこと。
一度、サイズを確認するためヒューイ様に会いにいきました。
ただでさえ不健康そうな顔つきをしたヒューイ様は、いったい何晩眠っていないのか、目の下は真っ黒、顔色は真っ白。それなのに目だけはらんらんと輝いていて、「俺の邪魔をするな邪魔をするやつはコロス」とその目つきが雄弁に物語っていました。
「ヒューイ・グロース様……有名な仕立て屋さんですね。気が向かなければ決して仕事をしないそうですから、あの方に作っていただけるなんて、幸運と思わなくてはなりませんよ、アルテナ」
「そ、そんな方だったのですか……」
わたくしたちの婚儀の衣装を作るのを嫌がっていたのは騎士を嫌ってのことだと思っていたのですが、そうでもないようです。
アンナ様はくすくす笑い、それからわたくしの手を取りました。
「あなたは周りから祝福されて結婚するのです。よきことと思わなければね」
「……はい」
禊ぎの間から修道院に戻ると、なぜか場が騒然となっていました。
「いったいどうしたの」
アンナ様が率先して、近場の修道女を捕まえます。
「あ、アンナ様。実はシェーラが――」
「シェーラが?」
久しぶりの親友の名にわたくしは息を呑みました。
そして。事態は最悪の方向へと転がり出したのです――
*
「シェーラ殿にも魔物が取り憑いただと……!?」
騎士が呆然とわたくしの言葉を繰り返しました。「馬鹿な、なぜシェーラ殿に!」
「……分からないのです。シェーラは眠り込んでしまっていて……」
魔物に取り憑かれたのだと判断したのは、アンナ様の知己の魔術師様でした。おそらく間違いではありません。
わたくしも眠るシェーラを見ました。顔色は白く、本当にただ眠っているだけのようで、けれど――その両手両足が真っ黒に黒ずんでいました。
黒ずんでいる部分に触ると、石のように固かったのです。まるでシェーラの体が石化していっているかのように。
それは、ラケシスの手紙にあったエリシャヴェーラ様の症状と同じでした。
その日のシェーラの行動を調べてみたところ、外出したのはたしかのようです。シェーラには、護衛という名の王宮からの監視がついています。
その監視人たちが、はっきり見ていたのです。
シェーラがいかにもスラム街に住んでいそうな、みすぼらしい姿の男と話していたところを。
そして、その男と離れたころ――突然倒れ、そのまま昏睡してしまったと。
監視人の一人はすかさずそのみすぼらしい男を追ったそうです。ですが、男はどこの道を見ても見つからず、煙のように消えてしまったとか。
ひょっとしたらあれこそが魔物憑きの人間だったのかもしれない――と、監視人は言いました。
魔物憑きが魔物憑きを増やしているのかもしれないと。
「でもシェーラは眠り込んでいるだけで動かないのです。エリシャヴェーラ様と同じように……仲間を増やすにしては、おかしいではないですか」
わたくしが騎士に訴えると、騎士は難しい顔でうなずきました。
「その通りだな。何か別の理由があるのかもしれない――とにかく、町に他にも同じ症状で寝込んでいる者がいないかどうかを調べなくては」
「アンナ様が手配してくださっています。情報は、わたくし――というよりヴァイス様に伝わるようにしてくださると、約束してくださいました」
「それはありがたい。俺は親父殿と知り合いの連中に頼むかな」
顔が広いのはアレクサンドル様だけではないのでした。騎士は騎士で相当な顔の広さを誇ります。
数日もしないうちに、同じ状態で寝込んでいる一般人が少なくとも数人いることが分かりました。
被害者に共通項はありません。老若男女問わず、寝込んでいるそうです。みんな手足が石のように冷たく、固くなっていっているとか。
彼らのうち数人は、昏睡する直前に見知らぬ人間と話していたという目撃情報がありました。ただしそれはシェーラのときのようなみすぼらしい男ではなく、若い女であるときもあれば、体格のいい男であるときもあったそうです。
わたくしは毎日のようにシェーラのお見舞いに行きました。
シェーラの手足の黒ずみは、だんだん範囲を広げているように思えました。このまま胸に広がり、やがて顔まで達するのでしょうか。そう思うとぞっと心の臓が震えました。
(ああ、どうして)
昏睡する親友をなすすべもなく見つめながら、わたくしは必死で神に祈りました。
(どうしてなのですか。どうしてこんなことが……どうか、救いの手を)
そして脳裏に一人の人物の顔を思い浮かべました。ヨーハン・グリッツェン様――私の知る限り最高の魔物学の学者さん。
(ヨーハン様がいれば、この事態の原因も分かるのかしら)
今日もシェーラに何もしてあげることができないまま、とぼとぼと修道院から帰途につきました。
騎士に、移動には馬車を使うように言われています。ですがその日は何となく馬車に乗る気になれず、一人歩いてお屋敷への方角へと向かいました。歩けば相当な距離があるのは分かっていますが――
「アルテナ様」
呼びかけられたのは、まさにそのとき。
わたくしはゆるゆると鈍い反応で振り向きました。
そして――目を見開きました。
「ヨーハン様!」
「あはは~お久しぶりです~。お元気でしたかアルテナ様」
ヨーハン・グリッツェン様。まさにその人が、以前と同じようにへらっとした笑顔でそこにいました。
わたくしたちは人気のない公園へと移動しました。ヨーハン様が、「こんなところ誰かに見られたら僕がヴァイス様に殺されちゃう」とおっしゃったからでした。
「ヴァイス様もヨーハン様に会いたがっていましたよ……?」
「魔物の情報のために、でしょう? 僕自身のことは割とどうでもいいはずですよ~」
気のせいか、ヨーハン様の言動にどこかとげとげしいものを感じます。
わたくしたちは木陰のベンチに座りました。
常緑樹の公園です。木漏れ日が、わたくしたちの足下に輝かしい丸い光をたくさん落としていました。シェーラの病状を見た直後でなければ、見とれてしまえる美しさだったのですが……
わたくしは隣に座るヨーハン様をじっと見つめました。
「あの、ヨーハン様」
「――町で蔓延している、魔物化の話でしょう?」
ヨーハン様はわたくしを見ていませんでした。足下の木漏れ日を、ひとつひとつ目に焼き付けるようにして見ています。
彼の言う通りだったので、わたくしは息を呑んで言葉の続きを待ちました。
「実はあれ、王都が最初じゃないんですよ~。別の町で始まって……そっちも大混乱になってます~」
「……!? そんな話は聞こえてきていませんでしたが……」
「そりゃあそうでしょうねえ」
意味深に、ヨーハン様は唇を歪めました。そして、
「対処法はまだ見つかってません~。いや……見つかってるっていうのかな? ただ、実行ができません~」
「ど、どういうことですか?」
「治す方法が極めて困難なんですー。魔物の弱点が見えない状態ですから。普通魔物は、弱点を潰せば消滅するんですけどねえ」
「弱点……」
例えばシェーラのお父様に憑いた魔物の場合は爪でした。爪を切ってさえしまえば魔物は消滅したのです。
「あるいは、弱点の部分から引きずり出すこともできるんですよ~。って、教えましたっけね」
「はい。例えば目から入った魔物は目から引きずり出せるんでしたよね?」
現実問題、目から引きずり出すところを想像するとぞっとするのですが、できないことではないそうです。
ただ実際には、目を潰してさっさと魔物を消滅させる手を取ることのほうが多いそうで……被害者の目は、もちろん悲惨なことになるのです。
それでもその手を取られることのほうが多いほどに、取り憑いた魔物を『引きずり出す』のは難しいこと。
ヨーハン様は顔を上げ、人のいない小さな公園を眺めました。
「……僕、最初にこの騒ぎが起きた町にたまたまいたんですよねえ……」
「どこの町ですか?」
ヨーハン様の口から出たのは、王都の隣の町でした。サンミリオンとは、方角が逆になります。
それほど近いところで起こっていたのに――なぜ王都には情報が届いていないのでしょうか?
そう問うと、ヨーハン様はくっくっと皮肉げに笑いました。何だか彼らしくありません。
「……王宮はとっくに知っていますよ。お得意のだんまりです」
「そんな……!」
ヨーハン様は初めてわたくしを見ました。
いつも眠たげだった目がはっきりと見開いて、わたくしを見ていました。
「なぜだんまりなのか分かりますか。――原因は、王宮だからですよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる