異世界に来たんだから自分の欲望に忠実に生きる!

修ですが

文字の大きさ
7 / 98

7話 スキルリスト

しおりを挟む
 「ハゲの事は一旦置いておくかの。」

 どうも神様はハゲには興味がなさそうだ。確かに何らかの力でフサフサに出来るのならば神様自身既にフサフサのはず。
 それに外見で判断するなとか言ってた気もするし。余りに興味のなさそうな事を追求しても良くないだろう。
 それでも俺は感謝の気持ちでいっぱいだが伝わってるのかな。

 「勿論、伝わっておるぞ。」

 「あ、すいません。口に出てましたか。」

 「ワシは神だからな、何時でもではないが心は読めるぞい。」

 流石は神様。サラッと凄い事を言い出したな。これは絶対に親しくなってもっとチートを頂かなければ。強力なのを。

 ゴマすり苦手なんだけどな、何を言えば喜ぶのかな?
 情報がたりなくて何も思いつかない。
 ここが勝負所だよな、集中してより良い結果になるように誘導せねば。

 「また、ゲスい事を考えだしたの」

 しまったあ、心が読めると言われたばかりなのに。チートが、俺のチートが遠ざかるぅ。

 「飽きた言う割りにはチートに拘るのう」

 反省してます。格好つけてました。
 楽か辛いかなら楽して生活したい。
 ここが異世界なら尚更。

 「若さ以外にも求めるとは強欲じゃな」

 若さには正直感激したさ。だけどあんな恐竜達が住む世界で何の知識も技術、技能も無ければ抵抗する事も出来ませんよ?
 逃げ回るだけとかどんな罰ゲームですか?
 「あの、その、申し上げにくいんですが」

 「なんぞい?」

 「若さを返上するので他のチートと替えて貰えませんか?」
 
 「なんと?」

 本当にすいません。
 
 この世界で生きていく力が欲しいと正直に話した。

 「ふむ、まあ無理矢理この世界に連れてきた訳じゃし若さはプレゼントじゃ」

 「で、何が欲しいのじゃ?」

 「欲しいのは…。」

 何がこの世界で有用なのか解らない現状で安易にアレコレ欲しいとは言えず神様にお願いしたのは…。

 「それはスキルリストじゃな」

 「出来たら解説付きのが欲しいです。」

 長い下積みと幾多の経験により発動するスキル。
 習得条件が解らなければ努力のしようもない。

 「よかろう。」

 「この世界は其方が馴染め易いようにはしてある積もりじゃ。」
 
 「テレビゲーム的な世界と言えば分かり易いじゃろ。」

 「其方が正義の味方か悪の枢軸になり果てるかは今の時点では解らぬがありきたりでは面白くなかろう。のう?」

 でも、俺の人生なんですよね?面白い、面白くないって言われてもね。

 面白く行くならハゲの救世主的な感じでも良くないだろうか。興味なさそうだからならないけど救世主には。
 
 「ゲーム的なら死んでも、」
 「死んだら終わりじゃ!」

 復活無しとは無理ゲーじゃなければ良いが。
 「では今度こそ別れじゃ。」

 「えっ!まだ聞きたい事が沢山ある」

 「色々話しては冒険の醍醐味が薄れるじゃろうが。これでも話してやったほうじゃぞ!」

 命がけの冒険なんてしたくはありませんよ。

 「話しをするかわりに特別に今回だけスキルポイントを多めに付与しておいたぞい、嬉しかろう?」

 出た!今回だけ、特別とかって通販みたいな煽りが入ったよ。特別じゃなくて全員そうなんでしょ?
 
 「あれ、全員?」

 自分で言った言葉を繰り返し呟いた。

 「俺以外にも居るのかも。」

 そうだよ、俺だけとは限らないじゃ。
 同じ日本人とは限らないだろうけど。

 眺めていたスキルリストが手から消えた。

 「あっ!か、神様!」

 そんな神様、もう行っちゃったんですか?まだ全然見てないのに。こんな短時間では覚わらないですよ。

 「神様カムバック!」

 「まだ居るぞよ。」

 「へ?」

 失礼しました。スキルリストが消えたのは神様がずっと手に持ったままでは不便であろうと俺の脳に刷り込んでくれたらしい。

 「嬉しいかろう?」
 「もっとワシを褒め称えても!」

 なにやら神様は一人で盛り上がってるようだ。
 神様が言うにはリストを念じるだけで見る事が出来るとの事。
 これは有難い事なので素直に感謝の気持ちを伝えた。
 各リストに記載されてるスキルにはそれぞれ必要なポイント数が違うとの事なので後でじっくり検討しようと思う。
 同じように自分のパラメータも念じるだけで脳内に自分だけ解らしい。

 「では、さらばじゃ」

 「あ!か、神様ぁ!」

 今度こそ本当に行かれたようだ。
 結局最後まで神様の名前は聞けなかったのは何故なのか。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?

サクラ近衛将監
ファンタジー
 神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。  転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。  「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。  これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。  原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

ここは少女マンガの世界みたいだけど、そんなこと知ったこっちゃない

ゆーぞー
ファンタジー
気がつけば昔読んだ少女マンガの世界だった。マンガの通りなら決して幸せにはなれない。そんなわけにはいかない。自分が幸せになるためにやれることをやっていこう。

処理中です...