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29話 提案があります。
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「私は…帰りたい…」
マチルダは俺の目を見ている。
その目は期待をしている。
だが、俺はその期待を裏切る言葉を吐き出す。
「それは、辞めた方が良い。」
「何故…ですか?」
やっぱりこの男はって顔をしている。
解りますよ、解ります。
帰りたいって言葉は本心じゃないよね?
逃げ出したいじゃないの?
俺みたいな男と一秒でも一緒には居たくないと。
興奮すると理性が飛ぶとかどんだけ脆い精神だよって思ってますよね。
興奮したと言いまた襲うつもりですかと此方を見てきた。
でも逃がさない。
まだ俺が楽しんでないからだ。
飽きるまでは一緒に居て貰うよ。
俺はマチルダに最もらしい事をいう。
「理由は山賊に襲われたからです。」
「また襲われるからですか?」
ん?また襲われるとは?
まさか!この女は自分が可愛いと自覚しているのか?
いままで演技で善良な世間知らずなフリをしているだけか?
普通は「また」とは言わないだろう。
自分の容姿を自覚してなければ出ない言葉だ。
嫌な感じだ、俺はマチルダを手玉に取ろうと本性を隠して接してるが本性を隠してるのはマチルダも同じか。
手玉に取る積もりが取られ兼ねない。
気を引き締めてマチルダが使う言葉を一言一句確かめる。
昨日の晩の事が突然頭に浮かぶ。
股間から血を流して居たから純潔を奪われたと思った。そんな相手に挿入するのはどうかと思えた、だが
あの血は本当に破瓜の血か?
生理だった可能性は?
あの手の職業の方達が今日は生理だからやめようとするか?
誰よりも自分の欲望に正直な人達なはず。お構い無しだろう。
人は見掛けによらないという。
性格の善し悪しは顔にでる。
女性は皆、女優ともいう。
解らなくなってきた。疑えばきりが無い。この考えは保留する。
思考を元に戻す。
「違う、そうじゃない。」
「では、何故…?」
「マチルダさんは言いましたよね?同時期に入ったメンバーが居ると。」
「は、はい。それが?」
マチルダはそれが何か問題かと聞いて来る。
「タイミングが良いと思いませんか?」
「えっ?」
マチルダに説明する。
「先導者と距離が空いたから伝令役が追い掛けたんですよね?」
「そうです。」
襲撃自体が計画的だった可能性が高い。只の遭遇戦で背後からの奇襲は出来過ぎだ。山賊と同時期に入ったメンバーが裏で繋がっていたと見るべきだ。
「そうかも…しれません。ですが」
マチルダは俺から逃げたくて逃げたくて仕方ないらしい。
「あれから4日も経ってますね」
「はい?」
どうしてそんな事を言い出すのかと思ったらしい。
「逃げ出した方向は何故川沿いに?」
「混乱してたからです。」
「来た道を戻れば確実に仲間の元へ行けたはずなのに何故川沿いに?」
「あ、いえ…それは?」
何を言われてるのか解らないらしい、混乱しだした。
もう一押しだな。
説明を続ける。
マチルダと同時期に入ったメンバーが山賊と繋がっていると、来た道を引き返せば仲間の元に辿り着けたはずなのに川沿いへ進路を取った事。
あれから4日も過ぎている事を説明する。
「そして今から仲間の元へ顔を出す、そうですね?」
「はい、そうしたいです。」
「同時期に入ったメンバーが山賊と繋がっていた、マチルダも山賊と繋がっている。」
「なっ何を!」
「そう思われても不思議はないですよ。」
「そんな。」
襲撃された仲間で生き残りが他にいなければ仲間たちはどう思う?
4日間も今まで何をしていたと?
「山賊に捕らわれて居たと伝えます!」
「他の仲間が全員殺されたのに無傷で解放されたと信じますか?都合良く奇跡が起きたと思いますか?」
「でも、私は信頼してます。」
「マチルダさんが仲間を信頼したい気持ちは解ります。だが、時期が悪かった。同時期に入ったメンバーと山賊がグルだったのは事実です。貴女は違うとは思わないでしょう。無傷で解放された事も疑わしい。寧ろ仲間だから無傷だと。」
更に畳みかける。
「マチルダさんは拷問を受けますよ、本当の事を言え!と」
家族ほど信頼する相手から拷問を受けると拷問だけでなく山賊達と同じ事をされるでしょうと。
「信頼する相手達からの性暴力に耐えられますか?仲間達は何人いるんですか?10人20人?全員を相手にする事になりますよ。一度ではないですよ、奴隷のように毎日毎日、何度も何度も繰り返されます。」
「私は…どうしたら。」
手を握り目を見る。
「提案があります。」
かねてからの計画を口にだす。
この世界の知識が欲しいと一般常識から魔物や魔法まで。
対価として今あるお金を全て渡すことで新しい生活には充分な支度金になるどろう。
生活が起動に乗るまでは近くで護衛する旨も伝える。
「私で解る事なら」
上手く行った、今は時間が必要だ。
緑深い森の中で周りには誰も居ない。
そんな環境で二人で生活を始めれば俺を頼らざる得ない。
マチルダの攻撃力が如何ほどかは解らないが4人相手では無力な程度の力しかない。
頼る俺を頼る、それが俺への依存に繋がる。依存という名のコップから依存が溢れ出た時には何をしても大丈夫な状態になっているだろう。
無理矢理する事は考えていない。
俺に必要なのは情報だ、嘘や偽りの情報は要らない。
紳士的に接すれば少なくても嘘は言わないだろう。
今は俺に協力すると得だと思わせておけば良い。
マチルダにした説明には無理がある。
先導役と山賊が繋がっていたという部分。
繋がっていたとどう証明する?生き残りは誰も居ないとなれば証明する者が居ない。死人に口なしだ。
マチルダは気付いて無さそうだ。
仲間達から強姦されるって言葉が強すぎたらしい。本当にそうなるかは俺にも解らない、そうなったら嫌でしょ?って感じに煽っただけだ。嘘は言っていない。
ションボリしているマチルダに声を掛ける。
「そろそろ昼だから食事の支度をするけど肉だけでは飽きるから森に入ろうと思うが一緒に来るか?」
「…はい。行きます。」
マチルダは俺の目を見ている。
その目は期待をしている。
だが、俺はその期待を裏切る言葉を吐き出す。
「それは、辞めた方が良い。」
「何故…ですか?」
やっぱりこの男はって顔をしている。
解りますよ、解ります。
帰りたいって言葉は本心じゃないよね?
逃げ出したいじゃないの?
俺みたいな男と一秒でも一緒には居たくないと。
興奮すると理性が飛ぶとかどんだけ脆い精神だよって思ってますよね。
興奮したと言いまた襲うつもりですかと此方を見てきた。
でも逃がさない。
まだ俺が楽しんでないからだ。
飽きるまでは一緒に居て貰うよ。
俺はマチルダに最もらしい事をいう。
「理由は山賊に襲われたからです。」
「また襲われるからですか?」
ん?また襲われるとは?
まさか!この女は自分が可愛いと自覚しているのか?
いままで演技で善良な世間知らずなフリをしているだけか?
普通は「また」とは言わないだろう。
自分の容姿を自覚してなければ出ない言葉だ。
嫌な感じだ、俺はマチルダを手玉に取ろうと本性を隠して接してるが本性を隠してるのはマチルダも同じか。
手玉に取る積もりが取られ兼ねない。
気を引き締めてマチルダが使う言葉を一言一句確かめる。
昨日の晩の事が突然頭に浮かぶ。
股間から血を流して居たから純潔を奪われたと思った。そんな相手に挿入するのはどうかと思えた、だが
あの血は本当に破瓜の血か?
生理だった可能性は?
あの手の職業の方達が今日は生理だからやめようとするか?
誰よりも自分の欲望に正直な人達なはず。お構い無しだろう。
人は見掛けによらないという。
性格の善し悪しは顔にでる。
女性は皆、女優ともいう。
解らなくなってきた。疑えばきりが無い。この考えは保留する。
思考を元に戻す。
「違う、そうじゃない。」
「では、何故…?」
「マチルダさんは言いましたよね?同時期に入ったメンバーが居ると。」
「は、はい。それが?」
マチルダはそれが何か問題かと聞いて来る。
「タイミングが良いと思いませんか?」
「えっ?」
マチルダに説明する。
「先導者と距離が空いたから伝令役が追い掛けたんですよね?」
「そうです。」
襲撃自体が計画的だった可能性が高い。只の遭遇戦で背後からの奇襲は出来過ぎだ。山賊と同時期に入ったメンバーが裏で繋がっていたと見るべきだ。
「そうかも…しれません。ですが」
マチルダは俺から逃げたくて逃げたくて仕方ないらしい。
「あれから4日も経ってますね」
「はい?」
どうしてそんな事を言い出すのかと思ったらしい。
「逃げ出した方向は何故川沿いに?」
「混乱してたからです。」
「来た道を戻れば確実に仲間の元へ行けたはずなのに何故川沿いに?」
「あ、いえ…それは?」
何を言われてるのか解らないらしい、混乱しだした。
もう一押しだな。
説明を続ける。
マチルダと同時期に入ったメンバーが山賊と繋がっていると、来た道を引き返せば仲間の元に辿り着けたはずなのに川沿いへ進路を取った事。
あれから4日も過ぎている事を説明する。
「そして今から仲間の元へ顔を出す、そうですね?」
「はい、そうしたいです。」
「同時期に入ったメンバーが山賊と繋がっていた、マチルダも山賊と繋がっている。」
「なっ何を!」
「そう思われても不思議はないですよ。」
「そんな。」
襲撃された仲間で生き残りが他にいなければ仲間たちはどう思う?
4日間も今まで何をしていたと?
「山賊に捕らわれて居たと伝えます!」
「他の仲間が全員殺されたのに無傷で解放されたと信じますか?都合良く奇跡が起きたと思いますか?」
「でも、私は信頼してます。」
「マチルダさんが仲間を信頼したい気持ちは解ります。だが、時期が悪かった。同時期に入ったメンバーと山賊がグルだったのは事実です。貴女は違うとは思わないでしょう。無傷で解放された事も疑わしい。寧ろ仲間だから無傷だと。」
更に畳みかける。
「マチルダさんは拷問を受けますよ、本当の事を言え!と」
家族ほど信頼する相手から拷問を受けると拷問だけでなく山賊達と同じ事をされるでしょうと。
「信頼する相手達からの性暴力に耐えられますか?仲間達は何人いるんですか?10人20人?全員を相手にする事になりますよ。一度ではないですよ、奴隷のように毎日毎日、何度も何度も繰り返されます。」
「私は…どうしたら。」
手を握り目を見る。
「提案があります。」
かねてからの計画を口にだす。
この世界の知識が欲しいと一般常識から魔物や魔法まで。
対価として今あるお金を全て渡すことで新しい生活には充分な支度金になるどろう。
生活が起動に乗るまでは近くで護衛する旨も伝える。
「私で解る事なら」
上手く行った、今は時間が必要だ。
緑深い森の中で周りには誰も居ない。
そんな環境で二人で生活を始めれば俺を頼らざる得ない。
マチルダの攻撃力が如何ほどかは解らないが4人相手では無力な程度の力しかない。
頼る俺を頼る、それが俺への依存に繋がる。依存という名のコップから依存が溢れ出た時には何をしても大丈夫な状態になっているだろう。
無理矢理する事は考えていない。
俺に必要なのは情報だ、嘘や偽りの情報は要らない。
紳士的に接すれば少なくても嘘は言わないだろう。
今は俺に協力すると得だと思わせておけば良い。
マチルダにした説明には無理がある。
先導役と山賊が繋がっていたという部分。
繋がっていたとどう証明する?生き残りは誰も居ないとなれば証明する者が居ない。死人に口なしだ。
マチルダは気付いて無さそうだ。
仲間達から強姦されるって言葉が強すぎたらしい。本当にそうなるかは俺にも解らない、そうなったら嫌でしょ?って感じに煽っただけだ。嘘は言っていない。
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