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92話 偽りの勇者
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先ずは魔族の軍勢の足止めを行う、先頭部隊に向けて魔法を放つ。
『ファイヤーボール』
『ファイヤーボール』
魔法を放っては後退しまた放つ。
魔族達は広く展開しているのをなんとか中央に集めたい。
「MAP兵器は纏めて倒さないと旨味がないよな」
散会している魔族達を纏めて倒すには個別に倒していては効率が悪い、前回初めて魔力切れを経験した身としては余裕があるうちに撤退したい。
右に左に魔法を放ちながら後退を続けながらついにその時が訪れた。
「そろそろだな」
左右の魔族達が中央に寄り出したのだ。
「前方幅100m高さ10mイメージは津波で全てを飲み込むように!」
「行けぇぇ!」
俺に向かって殺到してくる魔物達に向け炎の壁『ファイヤーウォール』を打ち出した。
イメージが強すぎたせいか、木々からは煙や炎が立ちのぼり辺り一面森林火災のような感じになっていた。
真面に魔法を浴びた魔族達は消し炭のよえな状態で地面に転がり生きている魔族からは悲鳴をあげていた。
体が半分近く燃えている魔族に慈悲を与える。
苦しみ藻搔く魔族に短剣でトドメを刺して回った。
心臓を刺し首を落とす作業を続けていると新たな反応が現れた。
先頭部隊の魔族よりも豪華な鎧を身に着けている事から精鋭部隊だと認識して一旦後退して森の中に身を潜ませる。
如何にも強そうな護衛を引き連れた魔族が奥こら現れた。
「あれが指揮官か?」
派手な武装に身を包む髪が腰まで伸びている。
俺の目的は経験値だ。
目的自体は倒した魔族達で既に達成している。
魔族を全滅させる必要はない、安全に経験値稼ぎが出来れば良いのだ。
そもそも魔族と争っているのは王国で俺は王国の家臣ではない。
家臣ではない俺が魔族を倒しても経験値以外に得る物はないのだから無理はしない。
無理はしないが無理をする時もある。
女性絡みの時は無理を無茶をする。
「あの指揮官は女性か?」
ここまで知り合った女性達はほぼ美女揃いだった。
一部そうでない者達も居たが。
確率は50%以上が普通以上だ、顔位は確かめてから戻りたい。
不細工なら帰れば良いだけだ。
俺は『忍び足』を使い息を殺して指揮官を見つめ続けた。
指揮官が兜を外して脇に抱える。
「ちょっ、こっちを向けよ」
兜を脱いどだ指揮官は部下に指示をしているのか此方を見ない。
髪はしなやかでツヤツヤと光っており手入れが行き届いている、この時点で女性に間違いないと思った。
依然、指揮官は此方を見ないので業を煮やした俺は同じく後姿を晒している護衛に向け落ちている石を拾い上げて投げつける。
怒って投げたので力がこもった石は護衛の頭に直撃し爆散した。
飛び散った血が指揮官に降りかかり残りの護衛達が走り回る。
余計見えなくなり指揮官は兜被り部下達に指示を出し始める。
「失敗した、小石にすれば良かった」
折角近くにいるのだから顔位は拝んで帰ろうとマジックバックから河原で拾った残りの石を取り出して投擲を開始する。
百発百中、一投一殺。
魔族達は声を上げる事も出来ずに倒れていく。
投擲中と投げ終わりは『忍び足』の効果が切れる為か魔族に発見されたが投擲した石により頭を砕く。
護衛も何人か倒すが指揮官の周りは依然数が多く近寄れないので投擲を止めて魔法に切り換える。
「殺傷よりも爆風を吹き飛ばすイメージで指揮官の周り!」
そうイメージし魔法を放つ。
『ファイヤーボール』
指揮官の近辺に四方八方に魔法を放ち爆発、爆風が起こる。
辺り一帯は穴ボコだらけで砂塵が舞い視界が悪い。
俺は指揮官に近寄り捕縛の魔法で拘束した。
「手足グルグルの芋虫状態!」
『バインド』
俺は指揮官を拉致る事に成功し未だ視界が悪い中を抱き抱えて走り山の頂上、勇者の拠点に向かう。
拠点に辿り着いた俺は眼下で動き回る魔族に向けて魔法をばらまくように放ち、そして大声で叫ぶ。
「お前達の指揮官は俺が預かった!俺の名は勇者!」
「返して欲しければ俺を倒しに王都に来い!」
遅くれるば命の保証はしないと宣言し指揮官を抱えて走りだす。
これであのチキン勇者は嫌でも戦う事になるとほくそ笑む。
俺が本物の勇者かどうかは関係ない、指揮官を拉致った事は事実なのだ。
これまでの魔族達の侵攻がどの程度の力加減なのかは知らないが今回の事で本気で攻めてくるだろう。
俺にとっては魔族も王国も関係なくどちらも経験値の素くらいにしか思っていない。
「面白くなってきた」
ゴブオ達への良い土産話が出来たと喜ぶ。
『ファイヤーボール』
『ファイヤーボール』
魔法を放っては後退しまた放つ。
魔族達は広く展開しているのをなんとか中央に集めたい。
「MAP兵器は纏めて倒さないと旨味がないよな」
散会している魔族達を纏めて倒すには個別に倒していては効率が悪い、前回初めて魔力切れを経験した身としては余裕があるうちに撤退したい。
右に左に魔法を放ちながら後退を続けながらついにその時が訪れた。
「そろそろだな」
左右の魔族達が中央に寄り出したのだ。
「前方幅100m高さ10mイメージは津波で全てを飲み込むように!」
「行けぇぇ!」
俺に向かって殺到してくる魔物達に向け炎の壁『ファイヤーウォール』を打ち出した。
イメージが強すぎたせいか、木々からは煙や炎が立ちのぼり辺り一面森林火災のような感じになっていた。
真面に魔法を浴びた魔族達は消し炭のよえな状態で地面に転がり生きている魔族からは悲鳴をあげていた。
体が半分近く燃えている魔族に慈悲を与える。
苦しみ藻搔く魔族に短剣でトドメを刺して回った。
心臓を刺し首を落とす作業を続けていると新たな反応が現れた。
先頭部隊の魔族よりも豪華な鎧を身に着けている事から精鋭部隊だと認識して一旦後退して森の中に身を潜ませる。
如何にも強そうな護衛を引き連れた魔族が奥こら現れた。
「あれが指揮官か?」
派手な武装に身を包む髪が腰まで伸びている。
俺の目的は経験値だ。
目的自体は倒した魔族達で既に達成している。
魔族を全滅させる必要はない、安全に経験値稼ぎが出来れば良いのだ。
そもそも魔族と争っているのは王国で俺は王国の家臣ではない。
家臣ではない俺が魔族を倒しても経験値以外に得る物はないのだから無理はしない。
無理はしないが無理をする時もある。
女性絡みの時は無理を無茶をする。
「あの指揮官は女性か?」
ここまで知り合った女性達はほぼ美女揃いだった。
一部そうでない者達も居たが。
確率は50%以上が普通以上だ、顔位は確かめてから戻りたい。
不細工なら帰れば良いだけだ。
俺は『忍び足』を使い息を殺して指揮官を見つめ続けた。
指揮官が兜を外して脇に抱える。
「ちょっ、こっちを向けよ」
兜を脱いどだ指揮官は部下に指示をしているのか此方を見ない。
髪はしなやかでツヤツヤと光っており手入れが行き届いている、この時点で女性に間違いないと思った。
依然、指揮官は此方を見ないので業を煮やした俺は同じく後姿を晒している護衛に向け落ちている石を拾い上げて投げつける。
怒って投げたので力がこもった石は護衛の頭に直撃し爆散した。
飛び散った血が指揮官に降りかかり残りの護衛達が走り回る。
余計見えなくなり指揮官は兜被り部下達に指示を出し始める。
「失敗した、小石にすれば良かった」
折角近くにいるのだから顔位は拝んで帰ろうとマジックバックから河原で拾った残りの石を取り出して投擲を開始する。
百発百中、一投一殺。
魔族達は声を上げる事も出来ずに倒れていく。
投擲中と投げ終わりは『忍び足』の効果が切れる為か魔族に発見されたが投擲した石により頭を砕く。
護衛も何人か倒すが指揮官の周りは依然数が多く近寄れないので投擲を止めて魔法に切り換える。
「殺傷よりも爆風を吹き飛ばすイメージで指揮官の周り!」
そうイメージし魔法を放つ。
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辺り一帯は穴ボコだらけで砂塵が舞い視界が悪い。
俺は指揮官に近寄り捕縛の魔法で拘束した。
「手足グルグルの芋虫状態!」
『バインド』
俺は指揮官を拉致る事に成功し未だ視界が悪い中を抱き抱えて走り山の頂上、勇者の拠点に向かう。
拠点に辿り着いた俺は眼下で動き回る魔族に向けて魔法をばらまくように放ち、そして大声で叫ぶ。
「お前達の指揮官は俺が預かった!俺の名は勇者!」
「返して欲しければ俺を倒しに王都に来い!」
遅くれるば命の保証はしないと宣言し指揮官を抱えて走りだす。
これであのチキン勇者は嫌でも戦う事になるとほくそ笑む。
俺が本物の勇者かどうかは関係ない、指揮官を拉致った事は事実なのだ。
これまでの魔族達の侵攻がどの程度の力加減なのかは知らないが今回の事で本気で攻めてくるだろう。
俺にとっては魔族も王国も関係なくどちらも経験値の素くらいにしか思っていない。
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