喫茶店で出会ったあなた

y.s

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一杯目

あなたとの距離

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早速喫茶店へ朝から向かった。今朝はとても清々しかった。少しするといつもの喫茶店の年期が入った看板が見える。窓から人影が見えた。
「昨日の男の人かな。早いな~」
そうして喫茶店の中に入った。
「おはよう。」
「お、おはようございます。」
なぜか少し緊張してしまう。男の人とめったに二人きりにはならないからだ。椅子に掛かっているエプロンを着て早速何をしようかと思っていると
「テーブルをふいてくれないかな。」
「はい!」
そしてあまり数もないテーブルを黙々と拭いた。またもやあのときの静寂が訪れた。と思ったらコーヒーを注ぐ音が聞こえてきた。それと同時にコーヒーの良い香りが部屋中に広がる。
「は~…良い香りだなー!」
思わず言ってしまった!と言うような顔をしていると
「良い香りでしょ。よかったら飲むかい?」
「え、だ、大丈夫なんですか?お客さん来ちゃいますよ!?!?」
「あれ?もしかしてドアの前の看板、見てないの?」
「え?」
足早に外のドアを見ると看板には『close』
と書いてあった。
「開店まであと1時間もあるんだけど」
「す、すいません」
恥ずかしくなってしょんぼりしているとコーヒーを出してくれた。
「落ち着こうか。」
男性は微笑んでくれた。
「いただきます。」
    コーヒーを一口飲んで少し心も落ち着いた。
「君はここの近くにある高校の生徒だよね?」
「は、はい!二年生です。」
「そっか」
「あの…今さらなんですけど、年はおいくつなんですか?それと、お名前は…」
「そっか、忘れてたな笑僕の名前は秋山彰。21だよ。君は?」
「私は町田ユキです。よろしくお願いいたします。」
お互いに自己紹介したからなのか、少し緊張がほぐれて、距離感が近くなったような気がした。

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