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出会い
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シルベスター王国第一王子であるアラン殿下の婚約者候補となる子女たちが、王宮が誇る美しい庭園に集められ、賑やかな様相を醸し出している。
私、ユリアーナ・ジルコニアもその中の一人であった。
アラン殿下は御年12歳となられ、王子なだけあって端正な甘い顔立ちで、大層な人気を博していた。
ジルコニア家は伯爵家であり、公爵家や侯爵家に比べたら身分は劣るものの、年がアラン殿下の3歳年下と年齢的に釣り合いが取れていることもあり、最有力候補であると目されていた。
というのも、私以外の候補者は5歳、3歳、2歳とまだまだ幼女であるためである。
そのため、アラン殿下の婚約者になるのは自分であると大層な自信と優越感を持って、私はこの場に挑んだのである。
そう、アラン殿下が登場するあの時までは…ーーー。
ーーー
こんなことを言うのも何であるが、私の親は大変な過保護であり、私はほとんど屋敷から出たことはなく、アラン殿下のことは噂で聞くのみで、今日ようやく初めて拝顔できると、夢見る乙女のように頬を赤らめ、殿下の登場を私は今か今かと落ち着かない気持ちで待っていた。
そして、私の目にようやく殿下の姿が写り込み、殿下が顔を上げた時、偶然殿下と視線が交差した。
そのことに歓喜の悲鳴を小さく上げたのと、私の頭の中に膨大な情報が泉のように沸き上がってきたのは同時であった。
それは、私が前世で地球の日本というところで生きていたこと。
そこで乙女ゲームという恋愛を疑似体験するような遊びに夢中になっていたこと。
そのゲームは、面白いくらい何の捻りもない設定だが、絵が綺麗で声優の声が腰が抜けるほど美声であったため、当時かなりの人気を博していた。
その主な内容としては、高い魔力を持った平民の女の子が、第一王子や公爵令息、騎士、学園の教師を攻略していくありきたりなものである。
そして、その第一王子というのは、もちろんアラン殿下のことであり、私、ユリアーナ・ジルコニアはアラン殿下ルートでの悪役令嬢で、最後は断罪されて家からも断絶され、修道院へ向かう途中で襲われ、エンドロールくらいで身売りをしているような映像が流れて終わること…。
そしてそれらの情報が無理矢理全て頭の中へ叩き込まれた瞬間、先程までときめきで赤らんでいた顔が一転して、一気に青ざめていくのが分かった。
「……ーーーーーーーっ!」
悲鳴が漏れそうになるのを必死に口を手で覆い抑える。
アラン殿下は私にはあまり興味がないようで、すぐに視線を外されていたのが幸いであった。
でなければ、殿下の顔を見て青ざめるなど、痛くもない腹を探られかねないところであるし、何よりも不敬な態度であるのは確実だった。
震える足を叱咤し、周りに不審に思われない程度に少しずつ賑わいから遠ざかる。
このときの私は、できるだけアラン殿下という私の将来の脅威から遠ざかることでいっぱいで、周りに気を配る余裕などどこにもなかった。
ある程度賑わいから遠ざかったのを確認し、勢いよく踵を返して走り出した瞬間目の前に現れた黒い影に対処しきれずそのままその人物に突っ込み、その人物もろとも地面に倒れ込んだのは言うまでもない。
「…っ!申し訳ありま…」
謝りながら顔を上げた瞬間、それどころではないと頭では分かっていても、目の前に現れた紅色の瞳に一瞬にして見惚れる。
それはまるで、ルビーのような鮮やかな紅。
だけれど、どこか無機質で感情がこもらず、ふとした拍子に割れてしまいそうな危うさを孕んだ紅。
この紅が、喜びに輝いたらどんなに綺麗だろうと、状況も忘れてうっとりと見つめる。
「きれい…」
ほうっとため息をつくようにそう呟くと、目の前の紅は驚いたように見開かれた。
あぁ、驚きに彩られた紅も素敵、と先程とはまた違った色合いの紅に酔いしれていた私に、不機嫌を隠そうともしない声が掛けられる。
「重い」
「…え?」
その声にようやく自分の状態を確認する。
目の前には紅色の瞳…だけではなく、それを持つこの世のものとは思えないほど天使のような顔をしたまだあどけなさの残る男の子。
そして、私の手は彼の顔の両サイドに突かれ、体は言わずもがな彼の上に。
「きゃあああ!」
ずざざざっと音がしそうな勢いで、彼から距離を取る。
バクバクと激しく動く心臓を押さえる私を横目に、男の子は埃を軽く払う動作をすると、何事もなかったかのように立ち上がる。
その様を呆然と見つめる私に、彼は不機嫌そうに目を細めた。
「俺は見世物じゃない。ジロジロ見るな。不愉快だ」
「あ…。ご、ごめんなさい。つい、綺麗で見とれてしまいました」
不躾な態度であったことに今更ながら気付き、慌てて立ち上がり謝罪するが、羞恥で顔に熱が籠る。
「綺麗…?」
彼の戸惑ったような呟きが聞こえた直後、婚約者候補たちを引き連れたアラン殿下がこちらに近づいてきた。
「あぁユリアーナ嬢、ここにいたのか。」
私に人当たりのいい笑顔を向けた後、私の隣に立つ彼に目を止め眉をしかめる。
「…ヴィルフェルム、なぜお前がここにいる?不吉な顔を晒すな。令嬢たちが怯えるだろう!」
そのあまりな物言いに、思わず隣の彼の顔を見上げる。
そこには何の感情も浮かべない、人形のような表情があるのみだった。
その様子から、これが今日だけのことではなく、日常的に言われているだろうことを悟る。
その瞬間、噂を聞いてアラン殿下に対して抱いていた憧れの思いが一気に砕け散り、怒りへと変わる。
「殿下、その言い方はあんまりです!この方のどこが不吉だというのですか。何も恐ろしいことをされていないのに、怯えるなんてありえません」
そう言い切った私に、他の令嬢からの驚きの視線が注がれる。
その様子から、そう思っているのは私だけで、他の令嬢はアラン殿下の言うように怯えの気持ちを持っているのだと察し、理解ができず首をかしげる。
そんな中、アラン殿下は庇ったはずの令嬢からの思わぬ叱責に、酷く気分を害されたようで、瞳に剣呑な光を乗せて鋭く私を睨み付けた。
「あの血のような紅の瞳が不吉ではなくてなんだというのだ。あれは呪われている。そんな者のそばにいれば穢れが移るというもの。私はあなたのために言っているのだぞ?」
私のためといいつつ、ヴィルフェルム様を貶す度にアラン殿下の表情に愉悦の色が加わる。
人を貶めて、自分を優位に立たせようとするその様子に、嫌悪感が沸き上がる。
「私にはヴィルフェルム様の瞳は宝石のように綺麗に見えます。血のようなだなんて、あまりにも情緒に欠けた物言いですわね。それに穢れだなんて!殿下のその考えの方が汚れているのではないですか?」
「っ無礼者!」
私の言葉にカッとなったアラン殿下が声を荒げ、一歩私の方に踏み出す。
その剣幕に、言い過ぎたと思っても後の祭りである。
私は、迫り来る衝撃に身を竦ませた瞬間、隣から静かな落ち着いた声音で、アラン殿下に言葉が掛けられる。
「兄上。それ以上近づくと、あなたの言う呪いや穢れが移るかもしれませんが、いいのですか?」
ヴィルフェルム様の言葉に、アラン殿下はギクリと身を強張らせると、大きく舌打ちをした。
「ユリアーナ嬢、あなたは候補者から外させてもらう」
そう言い残し、そそくさと候補者たちを伴って立ち去っていくアラン殿下の背中に、私は気づかれないようにべぇっと舌を出す。
「なぜ私を庇った?」
静かな怒りを伴う声音に、隣の人物を見上げる。
「同情ならいらない」
吐き捨てるように言うヴィルフェルム様に、先程のアラン殿下とのやりとりで、まだ鎮火していない怒りが首をもたげる。
「庇ったわけでも、同情したわけでもありません。私は私が綺麗だと思ったものを貶されて心底ムカついただけです。それに、アラン殿下の腐った考え方も大嫌いです」
何か文句がありますか、とふんぞり返ってから、はたと気づく。
アラン殿下を兄上と呼んでいたこの人の正体に。
考えるまでもない。
第2王子のヴィルフェルム殿下、その人である。
屋敷から出ない私の情報量はかなり少ないが、王族の名前くらいは貴族の嗜みとして叩き込まれている。
2人の王族に対してやらかしてしまった己の失態に、一気に変な汗が噴き出してくるのを感じる。
せっかく婚約者候補から外されて破滅の道から解放されたはずが、違うルートでの破滅の道がこんにちはしていたなんて。
わ、笑えない。
なんて考えていた私の横で、くつりと笑う声がする。
驚いて見上げると、ヴィルフェルム様が笑いを堪えながら、でも耐えきれないというように肩を震わせていた。
先程のものとは一転して、紅の瞳がキラキラと輝いている。
「やっぱり綺麗…」
ほうっと息をついて呟く私に、ヴィルフェルム様が笑いを止めて心底理解できないと言うように首をかしげる。
「そんなことを言うのはお前くらいだ。皆、先程兄上が言っていたようなことを言って、近付きたがらないのに」
変なやつ、と言いながら優しく微笑むヴィルフェルム様に胸が温かく高鳴るのを感じた。
私、ユリアーナ・ジルコニアもその中の一人であった。
アラン殿下は御年12歳となられ、王子なだけあって端正な甘い顔立ちで、大層な人気を博していた。
ジルコニア家は伯爵家であり、公爵家や侯爵家に比べたら身分は劣るものの、年がアラン殿下の3歳年下と年齢的に釣り合いが取れていることもあり、最有力候補であると目されていた。
というのも、私以外の候補者は5歳、3歳、2歳とまだまだ幼女であるためである。
そのため、アラン殿下の婚約者になるのは自分であると大層な自信と優越感を持って、私はこの場に挑んだのである。
そう、アラン殿下が登場するあの時までは…ーーー。
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こんなことを言うのも何であるが、私の親は大変な過保護であり、私はほとんど屋敷から出たことはなく、アラン殿下のことは噂で聞くのみで、今日ようやく初めて拝顔できると、夢見る乙女のように頬を赤らめ、殿下の登場を私は今か今かと落ち着かない気持ちで待っていた。
そして、私の目にようやく殿下の姿が写り込み、殿下が顔を上げた時、偶然殿下と視線が交差した。
そのことに歓喜の悲鳴を小さく上げたのと、私の頭の中に膨大な情報が泉のように沸き上がってきたのは同時であった。
それは、私が前世で地球の日本というところで生きていたこと。
そこで乙女ゲームという恋愛を疑似体験するような遊びに夢中になっていたこと。
そのゲームは、面白いくらい何の捻りもない設定だが、絵が綺麗で声優の声が腰が抜けるほど美声であったため、当時かなりの人気を博していた。
その主な内容としては、高い魔力を持った平民の女の子が、第一王子や公爵令息、騎士、学園の教師を攻略していくありきたりなものである。
そして、その第一王子というのは、もちろんアラン殿下のことであり、私、ユリアーナ・ジルコニアはアラン殿下ルートでの悪役令嬢で、最後は断罪されて家からも断絶され、修道院へ向かう途中で襲われ、エンドロールくらいで身売りをしているような映像が流れて終わること…。
そしてそれらの情報が無理矢理全て頭の中へ叩き込まれた瞬間、先程までときめきで赤らんでいた顔が一転して、一気に青ざめていくのが分かった。
「……ーーーーーーーっ!」
悲鳴が漏れそうになるのを必死に口を手で覆い抑える。
アラン殿下は私にはあまり興味がないようで、すぐに視線を外されていたのが幸いであった。
でなければ、殿下の顔を見て青ざめるなど、痛くもない腹を探られかねないところであるし、何よりも不敬な態度であるのは確実だった。
震える足を叱咤し、周りに不審に思われない程度に少しずつ賑わいから遠ざかる。
このときの私は、できるだけアラン殿下という私の将来の脅威から遠ざかることでいっぱいで、周りに気を配る余裕などどこにもなかった。
ある程度賑わいから遠ざかったのを確認し、勢いよく踵を返して走り出した瞬間目の前に現れた黒い影に対処しきれずそのままその人物に突っ込み、その人物もろとも地面に倒れ込んだのは言うまでもない。
「…っ!申し訳ありま…」
謝りながら顔を上げた瞬間、それどころではないと頭では分かっていても、目の前に現れた紅色の瞳に一瞬にして見惚れる。
それはまるで、ルビーのような鮮やかな紅。
だけれど、どこか無機質で感情がこもらず、ふとした拍子に割れてしまいそうな危うさを孕んだ紅。
この紅が、喜びに輝いたらどんなに綺麗だろうと、状況も忘れてうっとりと見つめる。
「きれい…」
ほうっとため息をつくようにそう呟くと、目の前の紅は驚いたように見開かれた。
あぁ、驚きに彩られた紅も素敵、と先程とはまた違った色合いの紅に酔いしれていた私に、不機嫌を隠そうともしない声が掛けられる。
「重い」
「…え?」
その声にようやく自分の状態を確認する。
目の前には紅色の瞳…だけではなく、それを持つこの世のものとは思えないほど天使のような顔をしたまだあどけなさの残る男の子。
そして、私の手は彼の顔の両サイドに突かれ、体は言わずもがな彼の上に。
「きゃあああ!」
ずざざざっと音がしそうな勢いで、彼から距離を取る。
バクバクと激しく動く心臓を押さえる私を横目に、男の子は埃を軽く払う動作をすると、何事もなかったかのように立ち上がる。
その様を呆然と見つめる私に、彼は不機嫌そうに目を細めた。
「俺は見世物じゃない。ジロジロ見るな。不愉快だ」
「あ…。ご、ごめんなさい。つい、綺麗で見とれてしまいました」
不躾な態度であったことに今更ながら気付き、慌てて立ち上がり謝罪するが、羞恥で顔に熱が籠る。
「綺麗…?」
彼の戸惑ったような呟きが聞こえた直後、婚約者候補たちを引き連れたアラン殿下がこちらに近づいてきた。
「あぁユリアーナ嬢、ここにいたのか。」
私に人当たりのいい笑顔を向けた後、私の隣に立つ彼に目を止め眉をしかめる。
「…ヴィルフェルム、なぜお前がここにいる?不吉な顔を晒すな。令嬢たちが怯えるだろう!」
そのあまりな物言いに、思わず隣の彼の顔を見上げる。
そこには何の感情も浮かべない、人形のような表情があるのみだった。
その様子から、これが今日だけのことではなく、日常的に言われているだろうことを悟る。
その瞬間、噂を聞いてアラン殿下に対して抱いていた憧れの思いが一気に砕け散り、怒りへと変わる。
「殿下、その言い方はあんまりです!この方のどこが不吉だというのですか。何も恐ろしいことをされていないのに、怯えるなんてありえません」
そう言い切った私に、他の令嬢からの驚きの視線が注がれる。
その様子から、そう思っているのは私だけで、他の令嬢はアラン殿下の言うように怯えの気持ちを持っているのだと察し、理解ができず首をかしげる。
そんな中、アラン殿下は庇ったはずの令嬢からの思わぬ叱責に、酷く気分を害されたようで、瞳に剣呑な光を乗せて鋭く私を睨み付けた。
「あの血のような紅の瞳が不吉ではなくてなんだというのだ。あれは呪われている。そんな者のそばにいれば穢れが移るというもの。私はあなたのために言っているのだぞ?」
私のためといいつつ、ヴィルフェルム様を貶す度にアラン殿下の表情に愉悦の色が加わる。
人を貶めて、自分を優位に立たせようとするその様子に、嫌悪感が沸き上がる。
「私にはヴィルフェルム様の瞳は宝石のように綺麗に見えます。血のようなだなんて、あまりにも情緒に欠けた物言いですわね。それに穢れだなんて!殿下のその考えの方が汚れているのではないですか?」
「っ無礼者!」
私の言葉にカッとなったアラン殿下が声を荒げ、一歩私の方に踏み出す。
その剣幕に、言い過ぎたと思っても後の祭りである。
私は、迫り来る衝撃に身を竦ませた瞬間、隣から静かな落ち着いた声音で、アラン殿下に言葉が掛けられる。
「兄上。それ以上近づくと、あなたの言う呪いや穢れが移るかもしれませんが、いいのですか?」
ヴィルフェルム様の言葉に、アラン殿下はギクリと身を強張らせると、大きく舌打ちをした。
「ユリアーナ嬢、あなたは候補者から外させてもらう」
そう言い残し、そそくさと候補者たちを伴って立ち去っていくアラン殿下の背中に、私は気づかれないようにべぇっと舌を出す。
「なぜ私を庇った?」
静かな怒りを伴う声音に、隣の人物を見上げる。
「同情ならいらない」
吐き捨てるように言うヴィルフェルム様に、先程のアラン殿下とのやりとりで、まだ鎮火していない怒りが首をもたげる。
「庇ったわけでも、同情したわけでもありません。私は私が綺麗だと思ったものを貶されて心底ムカついただけです。それに、アラン殿下の腐った考え方も大嫌いです」
何か文句がありますか、とふんぞり返ってから、はたと気づく。
アラン殿下を兄上と呼んでいたこの人の正体に。
考えるまでもない。
第2王子のヴィルフェルム殿下、その人である。
屋敷から出ない私の情報量はかなり少ないが、王族の名前くらいは貴族の嗜みとして叩き込まれている。
2人の王族に対してやらかしてしまった己の失態に、一気に変な汗が噴き出してくるのを感じる。
せっかく婚約者候補から外されて破滅の道から解放されたはずが、違うルートでの破滅の道がこんにちはしていたなんて。
わ、笑えない。
なんて考えていた私の横で、くつりと笑う声がする。
驚いて見上げると、ヴィルフェルム様が笑いを堪えながら、でも耐えきれないというように肩を震わせていた。
先程のものとは一転して、紅の瞳がキラキラと輝いている。
「やっぱり綺麗…」
ほうっと息をついて呟く私に、ヴィルフェルム様が笑いを止めて心底理解できないと言うように首をかしげる。
「そんなことを言うのはお前くらいだ。皆、先程兄上が言っていたようなことを言って、近付きたがらないのに」
変なやつ、と言いながら優しく微笑むヴィルフェルム様に胸が温かく高鳴るのを感じた。
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