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[お岩さんside]恋するご令嬢はお岩さんに語り掛ける。
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ぬう?またメンタルが巨岩のようなお嬢ちゃんが儂の前にきたぞい。
「ねぇねぇお岩さん、聞いて?今日私ね、王子様に呼び出されたのよ!」
この子は儂のことを『お岩さん』と呼ぶんじゃが、やめてほしいのう。割れた皿の数をかぞえる幽霊じゃないんじゃし。
「それでね、なんて言われたと思う?うふふふふ」
そういえば王子様に呼び出されたんじゃったか。この子は毎回王子様の話を嬉しそうに話すんじゃが、全部内容がろくでもないからのう。どうせ今回もろくでもないんじゃろうよ。
「正解は~・・・『君、上着が表裏逆だよ』よ!きゃ~~」
やはりろくでもないのう!というか普通逆さまに着てたら気づくじゃろ!そんなことを王子様に指摘されたら恥ずかしすぎて逃げ出したくなるじゃろう!
「それでね、実はその後、更にお声をかけてくださったのよ!」
なんと!更にか!これもおそらくはろくでもないことじゃよ。
「うふふふ、なんて言われたと思う?ふふふふふ」
まさかスカートまで逆に履いてたんじゃ・・・いや、さすがにそれはお嬢ちゃんに失礼じゃったか、すまんのう。
「正解は~・・・『スカートも表裏逆だよ』よ!いや~~~ん!」
まさかの正解じゃったわ!謝って損したわい!それはさすがに「いや~~~ん!」ではすまんぞ!大穴に飛び込むくらい恥ずかしい話じゃぞ!
「こんなに話しかけて貰えるのなら、明日は上下逆に着ちゃおうかしら♪なーんてね!」
ば、ば、ばっかもーーん!少しは恥じらいを覚えんか!このお嬢ちゃんのメンタル、どうなっとるんじゃい!
って、おい、どうしたんじゃお嬢ちゃん・・・服に手をかけおって・・・まさか!
シュバッ!シュバッ!
こらあああ!ここで服を上下逆に着替えるなぁ!しかもなんという迷いのない動きじゃ!外で着替えるとか羞恥心どうなっとるんじゃぁ!珍妙な姿を儂に見せるな!
「お岩さん、ばいば~い♪」
お、おい!その恰好で帰るのはさすがにやめたほうがいいぞ!おいいいいい!
「ねぇねぇお岩さん、聞いて?今日私ね、王子様に呼び出されたのよ!」
この子は儂のことを『お岩さん』と呼ぶんじゃが、やめてほしいのう。割れた皿の数をかぞえる幽霊じゃないんじゃし。
「それでね、なんて言われたと思う?うふふふふ」
そういえば王子様に呼び出されたんじゃったか。この子は毎回王子様の話を嬉しそうに話すんじゃが、全部内容がろくでもないからのう。どうせ今回もろくでもないんじゃろうよ。
「正解は~・・・『君、上着が表裏逆だよ』よ!きゃ~~」
やはりろくでもないのう!というか普通逆さまに着てたら気づくじゃろ!そんなことを王子様に指摘されたら恥ずかしすぎて逃げ出したくなるじゃろう!
「それでね、実はその後、更にお声をかけてくださったのよ!」
なんと!更にか!これもおそらくはろくでもないことじゃよ。
「うふふふ、なんて言われたと思う?ふふふふふ」
まさかスカートまで逆に履いてたんじゃ・・・いや、さすがにそれはお嬢ちゃんに失礼じゃったか、すまんのう。
「正解は~・・・『スカートも表裏逆だよ』よ!いや~~~ん!」
まさかの正解じゃったわ!謝って損したわい!それはさすがに「いや~~~ん!」ではすまんぞ!大穴に飛び込むくらい恥ずかしい話じゃぞ!
「こんなに話しかけて貰えるのなら、明日は上下逆に着ちゃおうかしら♪なーんてね!」
ば、ば、ばっかもーーん!少しは恥じらいを覚えんか!このお嬢ちゃんのメンタル、どうなっとるんじゃい!
って、おい、どうしたんじゃお嬢ちゃん・・・服に手をかけおって・・・まさか!
シュバッ!シュバッ!
こらあああ!ここで服を上下逆に着替えるなぁ!しかもなんという迷いのない動きじゃ!外で着替えるとか羞恥心どうなっとるんじゃぁ!珍妙な姿を儂に見せるな!
「お岩さん、ばいば~い♪」
お、おい!その恰好で帰るのはさすがにやめたほうがいいぞ!おいいいいい!
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