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二章:初めての雨
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ユーグさんは金色の長い髪をゆったりと片側で一つに束ね、紺色のローブを羽織っている。
これぞ魔法使い! という格好に、私は思わず見入ってしまった。
まるでファンタジー映画から抜け出してきたみたいな人だ。
明るい場所で改めて見ると、整った男性らしい顔立ちがはっきりと分かった。右側のこめかみにある細長い傷跡には気づかない振りで、私はぺこりと頭を下げた。
「こんにちは。先日は色々とありがとうございました。これ、ベネッサさんから預かってきました」
ユーグさんは瞳を輝かせ、嬉しそうにバスケットを受け取る。
「やった! ダンがそろそろ帰ってくる頃かなって思ってたんだよね。しばらくご馳走だな~」
「んじゃ、渡したから」
ラスが私の手を握り、踵を返そうとする。
もう帰るの? 世間話もなし?
驚いた私と不機嫌そうなラスを見て、ユーグさんは苦笑した。
「せっかく来てくれたんだし、入ってよ」
「え、でも……」
「いいでしょ、ラス。私なら大丈夫。決まった相手はもういるから」
ユーグさんは私ではなく、ラスに向かって話しかけた。
ラスは彼の言葉を吟味するように考え込んだが、それも僅かな時間で、すぐにこくりと頷いた。
決まった相手がいる、という言葉に、期待が湧く。
ユーグさんに奥さんがいるのなら、女性の知り合いが増えることになるのだ。
「お邪魔します」
掘っ建て小屋のようだと思った家の中は、案外きちんと整えられていた。
床には毛織の絨毯が敷かれているし、窓辺には手作りらしきロッキングチェアが置かれている。
部屋を取り囲むようにしつらえられた天井までの書棚には、たくさんの本が詰まっていた。
活版印刷はない世界だから、魔法で書き写したのだろうか。
「すごい……。この世界にも本があるんですね」
「本?」
「これです」
私が書棚の本を指すと、ユーグさんは「ああ」と頷いた。
「これは全部魔法書だよ。ミカの世界には魔法はないって聞いてるけど、本当はあるの?」
「いえ、ないです。こういう形の紙に、いろんな物語が綴られているもののことなんですけど――」
本について懸命に説明してみたが、ユーグさんもラスも首を傾げる。
「私の知ってる限りではないな。料理のレシピを書き留めたものとか魔法書とか、そういうのは割と出回ってるけど」
「そうなんですね……」
この世界の人は、一体どういう風に余暇を楽しんでるんだろう。
テレビやインターネット、映画はもちろん、本や漫画すらないなんて。
それとも元の世界が、娯楽に特化し過ぎているのだろうか。
「立ち話もなんだし、座ろうか。えーと、椅子……」
ユーグさんが指を振ると、奥の部屋の扉が開き、そこからふわふわと椅子が漂ってやってきた。台所からも似たような造りの椅子が浮遊してくる。
彼がパチンと指を鳴らすと、私とラスの前にふわりと着地した。
魔法使いだと知った今でも、こうして間近で見るとやはり驚くし、興奮してしまう。
「ミカは魔法が好きなの?」
声には出さなかったのだが、表情で丸わかりだったらしい。
「はい。さっき話した物語には、魔法使いが活躍する話も沢山あったんですよ。すごいな、私にも使えたらいいのにな、って子どもの頃はよく思ってました」
「へえ。ミカの世界は面白いね」
「そうですか?」
「だって、現実には存在しないものの話を、想像だけで本当のことみたいに書いてるってことでしょ?」
「言われてみれば、そうですね」
私とユーグさんが魔法の話をしている間、ラスは椅子に行儀よく腰掛け、床に届かない足をぶらぶら揺らしていた。
いかにも退屈そうだったが、話に無理に割り込んできたりはしない。
ラスの育ちの良さを垣間見た気がして、微笑ましくなる。
「そろそろお暇しようか」
私が声をかけると、ラスの顔がパッと明るくなる。
「うん、帰ろう」
ラスは私の手を握り、ぐいぐいと引っ張って外に出た。
「困ったことがあったら、いつでもおいで」
「はい、ありがとうございました」
見送りに出てくれたユーグさんに手を振って、踵を返す。
そういえば、奥さんって出かけてたのかな。挨拶したかったのに、聞くの忘れてた。
「ユーグさんの奥さんって、どんな人?」
隣を歩くラスに尋ねてみる。
ラスはきょとんとした顔で、私を見上げてきた。
「知らない。あいつ、嫁さんがいるのか?」
不思議そうに問い返され、訳が分からなくなる。
「決まった人がいるって言ってなかった? ラスも頷いてたでしょ」
「ああ、あれか。嘘の匂いはしなかったから、そうなんだ、と思っただけだ」
「じゃあ、ここにはいないの? ラスが見たことないだけ?」
「さあ。俺も父さんも見たことはないな」
ラスはそう言ったっきり、話を止めてしまう。
隠し事をしているわけではなく、それ以上の興味がないのだとよく分かる態度だった。
急に自分が詮索好きな人間に思えて、恥ずかしくなった。
家から道へと出たところで、ラスが私の手を一旦離した。
おもむろにこちらを向き、両手を差し伸べてくる。
「はい、ミカ。俺に掴まって」
「やっぱり飛んで帰るの?」
「そっちのが早いって。帰りも歩いてったら、爪が割れるぞ」
ラスの言う通り、すでにわたしのつま先は限界だった。
覚悟を決めて腰を屈め、小さな身体に抱きついてみる。
ラスはふわりと翼を広げ、その場で軽く浮いた。
閉じている時は小さく見えたが、広がった翼は大きく、立派だった。
「俺の首に手を回して……ん、そんな感じ」
ラスの愛らしい声が耳のすぐ傍で聞こえる。
くすぐったくて、思わず頬が緩んだ。
「ミカは可愛いな」
ラスはそう言って私の頬に軽く口づけた。
突然のスキンシップに目を丸くした瞬間、身体が空に浮く。
みるみるうちに地面が遠ざかっていくのを見て、咎めようとした気持ちはあっという間に吹っ飛んだ。
「ひ、ひゃああ……っ!」
みっともない悲鳴が上がる。
これは駄目だ、これは怖い!!
命綱なしで、宙づりにされているのと同じ状態なのだ。恐怖を感じないわけがない。
ラスに回した手に力が入り、華奢な身体をぎりぎりと締め付けた。
ああ、これ絶対苦しいよね……!
必死に力を抜こうとするものの、空中浮遊に慄いた体はちっとも言うことをきかない。
「ははっ、大丈夫だよ、ミカ。絶対落としたりしないって」
ところがラスは、余裕のある声でそう言って笑った。
驚いて我に返ると、彼の細い腕が鋼のように硬いことに気づく。
私の腰に回した手は力強く、はためく翼に一切の揺らぎは見えない。
「ゆっくり飛ぶから。怖いなら、目、閉じてろ」
ラスを初めて「男の子」だと思った。
ぎゅ、と細い首にしがみつき目を閉じる。
やがて風が髪をなぶりはじめた。
頬に感じる清かな風が、恐怖に強張った心を少しづつほぐしていく。
家に到着する頃には、私はラスとの空中散歩を悪くないと思い始めていた。
これぞ魔法使い! という格好に、私は思わず見入ってしまった。
まるでファンタジー映画から抜け出してきたみたいな人だ。
明るい場所で改めて見ると、整った男性らしい顔立ちがはっきりと分かった。右側のこめかみにある細長い傷跡には気づかない振りで、私はぺこりと頭を下げた。
「こんにちは。先日は色々とありがとうございました。これ、ベネッサさんから預かってきました」
ユーグさんは瞳を輝かせ、嬉しそうにバスケットを受け取る。
「やった! ダンがそろそろ帰ってくる頃かなって思ってたんだよね。しばらくご馳走だな~」
「んじゃ、渡したから」
ラスが私の手を握り、踵を返そうとする。
もう帰るの? 世間話もなし?
驚いた私と不機嫌そうなラスを見て、ユーグさんは苦笑した。
「せっかく来てくれたんだし、入ってよ」
「え、でも……」
「いいでしょ、ラス。私なら大丈夫。決まった相手はもういるから」
ユーグさんは私ではなく、ラスに向かって話しかけた。
ラスは彼の言葉を吟味するように考え込んだが、それも僅かな時間で、すぐにこくりと頷いた。
決まった相手がいる、という言葉に、期待が湧く。
ユーグさんに奥さんがいるのなら、女性の知り合いが増えることになるのだ。
「お邪魔します」
掘っ建て小屋のようだと思った家の中は、案外きちんと整えられていた。
床には毛織の絨毯が敷かれているし、窓辺には手作りらしきロッキングチェアが置かれている。
部屋を取り囲むようにしつらえられた天井までの書棚には、たくさんの本が詰まっていた。
活版印刷はない世界だから、魔法で書き写したのだろうか。
「すごい……。この世界にも本があるんですね」
「本?」
「これです」
私が書棚の本を指すと、ユーグさんは「ああ」と頷いた。
「これは全部魔法書だよ。ミカの世界には魔法はないって聞いてるけど、本当はあるの?」
「いえ、ないです。こういう形の紙に、いろんな物語が綴られているもののことなんですけど――」
本について懸命に説明してみたが、ユーグさんもラスも首を傾げる。
「私の知ってる限りではないな。料理のレシピを書き留めたものとか魔法書とか、そういうのは割と出回ってるけど」
「そうなんですね……」
この世界の人は、一体どういう風に余暇を楽しんでるんだろう。
テレビやインターネット、映画はもちろん、本や漫画すらないなんて。
それとも元の世界が、娯楽に特化し過ぎているのだろうか。
「立ち話もなんだし、座ろうか。えーと、椅子……」
ユーグさんが指を振ると、奥の部屋の扉が開き、そこからふわふわと椅子が漂ってやってきた。台所からも似たような造りの椅子が浮遊してくる。
彼がパチンと指を鳴らすと、私とラスの前にふわりと着地した。
魔法使いだと知った今でも、こうして間近で見るとやはり驚くし、興奮してしまう。
「ミカは魔法が好きなの?」
声には出さなかったのだが、表情で丸わかりだったらしい。
「はい。さっき話した物語には、魔法使いが活躍する話も沢山あったんですよ。すごいな、私にも使えたらいいのにな、って子どもの頃はよく思ってました」
「へえ。ミカの世界は面白いね」
「そうですか?」
「だって、現実には存在しないものの話を、想像だけで本当のことみたいに書いてるってことでしょ?」
「言われてみれば、そうですね」
私とユーグさんが魔法の話をしている間、ラスは椅子に行儀よく腰掛け、床に届かない足をぶらぶら揺らしていた。
いかにも退屈そうだったが、話に無理に割り込んできたりはしない。
ラスの育ちの良さを垣間見た気がして、微笑ましくなる。
「そろそろお暇しようか」
私が声をかけると、ラスの顔がパッと明るくなる。
「うん、帰ろう」
ラスは私の手を握り、ぐいぐいと引っ張って外に出た。
「困ったことがあったら、いつでもおいで」
「はい、ありがとうございました」
見送りに出てくれたユーグさんに手を振って、踵を返す。
そういえば、奥さんって出かけてたのかな。挨拶したかったのに、聞くの忘れてた。
「ユーグさんの奥さんって、どんな人?」
隣を歩くラスに尋ねてみる。
ラスはきょとんとした顔で、私を見上げてきた。
「知らない。あいつ、嫁さんがいるのか?」
不思議そうに問い返され、訳が分からなくなる。
「決まった人がいるって言ってなかった? ラスも頷いてたでしょ」
「ああ、あれか。嘘の匂いはしなかったから、そうなんだ、と思っただけだ」
「じゃあ、ここにはいないの? ラスが見たことないだけ?」
「さあ。俺も父さんも見たことはないな」
ラスはそう言ったっきり、話を止めてしまう。
隠し事をしているわけではなく、それ以上の興味がないのだとよく分かる態度だった。
急に自分が詮索好きな人間に思えて、恥ずかしくなった。
家から道へと出たところで、ラスが私の手を一旦離した。
おもむろにこちらを向き、両手を差し伸べてくる。
「はい、ミカ。俺に掴まって」
「やっぱり飛んで帰るの?」
「そっちのが早いって。帰りも歩いてったら、爪が割れるぞ」
ラスの言う通り、すでにわたしのつま先は限界だった。
覚悟を決めて腰を屈め、小さな身体に抱きついてみる。
ラスはふわりと翼を広げ、その場で軽く浮いた。
閉じている時は小さく見えたが、広がった翼は大きく、立派だった。
「俺の首に手を回して……ん、そんな感じ」
ラスの愛らしい声が耳のすぐ傍で聞こえる。
くすぐったくて、思わず頬が緩んだ。
「ミカは可愛いな」
ラスはそう言って私の頬に軽く口づけた。
突然のスキンシップに目を丸くした瞬間、身体が空に浮く。
みるみるうちに地面が遠ざかっていくのを見て、咎めようとした気持ちはあっという間に吹っ飛んだ。
「ひ、ひゃああ……っ!」
みっともない悲鳴が上がる。
これは駄目だ、これは怖い!!
命綱なしで、宙づりにされているのと同じ状態なのだ。恐怖を感じないわけがない。
ラスに回した手に力が入り、華奢な身体をぎりぎりと締め付けた。
ああ、これ絶対苦しいよね……!
必死に力を抜こうとするものの、空中浮遊に慄いた体はちっとも言うことをきかない。
「ははっ、大丈夫だよ、ミカ。絶対落としたりしないって」
ところがラスは、余裕のある声でそう言って笑った。
驚いて我に返ると、彼の細い腕が鋼のように硬いことに気づく。
私の腰に回した手は力強く、はためく翼に一切の揺らぎは見えない。
「ゆっくり飛ぶから。怖いなら、目、閉じてろ」
ラスを初めて「男の子」だと思った。
ぎゅ、と細い首にしがみつき目を閉じる。
やがて風が髪をなぶりはじめた。
頬に感じる清かな風が、恐怖に強張った心を少しづつほぐしていく。
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