❤️天翔るリアの女王・第2部❤️

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第3章。バルデラン暗黒ウォールVol-3-2。

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❤️天翔るリアの女王第2部  Vol-3-2❤️
第3章。バルデラン暗黒ウォールVol-3-2。
 AG4.3紀元630年11月2日。~AG4.3紀元630年11月3日。

(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。

❣️ミロル・ラハム・リア。
 ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
 ラレン銀河連合帝国女王。

(天空の女神)
❣️ティアラ・ラハム・ライフマザー。

(天空の女神直系の子孫)
❣️ティア・ラハム・リア。
 リアリアン銀河連合帝国初代女王。
 リア種族統一女王。

❣️ティアラ。
 超絶集合精神知性体。

❣️8身合体融合超越知性脳ミロティシア。

(バルデラン暗黒ウォール)
💚アドルフ・ラハム・バルデラン。
 バルデラン公爵。ミロルとミロナの伯父。

❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
 バルデラン公爵の長女。

💚マリエル・ラハム・バルデラン。
 バルデラン公爵の長男。

❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
 バルデラン公爵の次女。

💚ロペス・ナブ・ドガル。
 バルデラン連邦執政官。

💚ハル・メドラ・ヤブダン。
 バルデラン連邦軍事司令長官。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 第3章。バルデラン暗黒ウォール Vol-3-2。
 デビルフォース3台が発進して直後、無数の戦艦が発進する。軌道リングから離脱した3台のデビルフォースが、浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラの天頂方向から攻撃を開始する。マリエラは瞬時にSDRFバリアーサーフバリアと7DWMバリアを展開させ、3重バリア構造に切り替える。デビルフォース3台から殆んど同時に砲撃されるが、マダルリアン7MDゼロ・マリエラの3重構造バリアは難なく受け止める。
 
 第2軍のミロナ神聖女王警護部隊が動き出し、3個艦隊が迎撃に向かう。更に、第2軍の浮揚要塞マダルリアン7MD5台が惑星デランに近付き、エネルギー吸収装置を稼働させる。
 マダルリアンから強烈な7RF砲が放射され、デビルフォースのバリアを霞める。ミロナは可能な限り人的被害を出したく無かったので、バリアを消滅させる程度にしたかった。だが、デビルフォースのバリアは微動だにもしない。
「7RF砲でバリアを直撃せよ❗️」と、命じるミロナ。
 強烈な7RF砲がデビルフォースのパラレルフォームバリアを直撃する。バリアが真っ赤に燃え上がる。構造亀裂が現れプラズマ放電現象が走る。パラレルフォームバリアが不安定になるが辛うじて持ちこたえる。
「レネス砲で砲撃せよ❗️」と、ミロナ。
 強烈なレネス砲のスパイラルビームが、パラレルフォームバリアに構造亀裂を発生其処を突き抜けてデビルフォースの船体を貫通する。其の直後、バリアが不安定になり崩壊する。
「麻痺砲射撃後後、生体金属ライフォムを放射せよ❗️」と、ミロナ。
「了解しました。放射後牽引ビームで捕獲します」と、マリエラ。
 惑星デランのバリアが崩壊する。同時に軌道リングから無数のビームが群がっているゴットライナーを砲撃する。軌道リングからの強烈なAFF砲により、ゴットライナーは次々と破壊され消滅して行く。だか圧倒的な台数を誇るゴットライナー艦隊は、破壊されながらも次々と軌道リングの砲座を破壊して行く人。大気圏内に進入したゴットライナー数万台は、地上の軍事基地の攻撃を開始する。人的被害を最小限に抑える為に、先ず始めに麻痺砲で攻撃。自動砲座を徹底的に破壊して行く。
 政庁制圧艦隊は、地上500メートル上空から戦闘ロボットとドール型半生体兵員を雨の様に降下させている。

 第2母星の防衛長官から緊急極秘通信を受けたバルデラン皇帝は、ロベルト・ラハム・デラン執政官に極秘ダイレクト通信を送る。
 通信スクリーンに向かって敬礼をする。
「陛下、サー❗️直接の通信とは何か重大な事件が発生したのでしょうか」
「相変わらす鋭いな。其の通りじゃ。実は、第2母星系がバルデラン公爵傘下の船団に攻撃を受けている。彼等は強力で危機に貧している。早急に引き返し敵船団を殲滅させよ」と、命じる。
「承知致しました陛下❗️」
「では、朗報を期待している」と、話して一方的にコンタクトを切る。
 暫し考えてから「全船団に緊急報告。皇帝陛下から極秘通信が届いた。第2母星デランが攻撃を受けているとの事だ。よって、早急に引き返し敵船団を殲滅する。以上だ❗️」と、命じる。
 全船団がデビルフォース・ライアンに追従してユーターンして行く。10数秒後。次々とドロップアップして行く。

 AG4.3紀元630年11月2日。ルダン星系内に、デビルフォース・ライアンを先頭に次々とドロップダウンして来る。
 浮揚要塞マダルリアン数十台とゴットライナー数百万台がバルデラン銀河帝国船団を包囲する。其の間を抜けて、浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラがデビルフォース・ライアンの正面に接近して五千メートル手前で停止する。
「マリエラ❗️星系全体を封印せよ❗️」と、ミロナが命令する。
「通信コンタクトを❗️」ラブリナが命令する。

 デビルフォース・ライアンの司令センターに座していたロベルト・ラハム・デラン執政官は、ドロップダウンしたと同時に超巨大な母船団と数百万台の戦艦に包囲され非常に驚き恐怖を抱く。其の上、いきなり全天の風景が変化しグレイ色に変化した事に更に驚いた。
「一体どうなっているのだ❗️」堪らずぼやく。
「執政官、通信です❗️」
 通信スクリーンに女性の上半身が映し出されている。
「私は神聖リア帝国艦隊統合司令長官のラブリナ・ラハム・リアで有る。バルデラン銀河帝国執政官ロベルト・ラハム・デランに告げる。現在置かれている状況は把握しているで有ろう。直ちに無条件降伏されよ❗️」と、呼び掛ける。

 数秒後。マダルリアン7MDゼロ・マリエラ統合司令センター内の通信スクリーンに男性の上半身が映し出される。
 かなり驚いて「ロベルト・ラハム・デランです❗️貴女方はバルデラン公爵傘下の船団では無いのですか⁉️」と、問い掛けて来る。
 ミロナとミロルがラブリナに代わり「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️」
「で、私が双子の妹で有り、ラレン銀河連合帝国女王のミロル・ラハム・リアです❗️バルデラン公爵傘下の船団では有りませんが、全く関係が無いとは言えないが、其れは遠い過去の事」と、説明を終える。続けて「此の戦争は、バルデラン銀河帝国が我が帝国内に侵入し制圧を開始したからです❗️故に、私は天空の女神に救援シグナルを送り双子の姉の支援を受けたのです」
「と、言う事だ。よってバルデラン銀河帝国は只の侵略者で有り正義は我々に有る。にも関わらず、私は人道的に解放を進め人的被害は最小限に抑えている❗️」と、ミロナが代わって説明する。
 暫し考えて「お二人は天空の女神ティア・ラハム・リア直径の子孫なのでしょうか⁉️」と、問い掛ける。
 ミロナは微笑んで「其の通り。我々は不老不死で直系の一族じゃ。只、現在では私とミロルの2人だけとなった❗️」と、答える。
「解りました。では無条件降伏します❗️」と、執政官。
「ロベルト・ラハム・デラン執政官。貴方と個人的対談したい。宜しいか❗️」と、ミロナ・ラハム・リア。
「承知致しました。では、搭載挺で伺います❗️」
「其の必要は無い。私が一人で迎えに行く。暫し待たれよ❗️」と、ミロナ。
「一人で迎えに行くとはどう言う事。万が一に殺害されたらどうするの❗️」と、ミロルが問い掛ける。
「大丈夫、私には特殊能力が有り、何人足りとも殺害は出来ないわ❗️貴女もよミロル」と、答えていきなり消滅する。同時にロベルト・ラハム・デラン執政官の背後に出現する。
 いきなり現れたので驚いたのか、二人の兵士がエネルギー銃を抜いてミロナに発砲する。其のエネルギーが全て吸収され、ミロナの全身が金色に輝き出す。
 振り向き「愚か者ども❗️現在の如何なる兵器であれ、此の私を抹殺する事は出来ないと知れ❗️」と、右手を射撃した兵士に向けると瞬時に消滅する。
「馬鹿者ども。ミロナ神聖女王陛下に武器を向けるな。我々は瞬時に消滅させられるぞ。此れは命令だ。命令に背く者がいれば私の敵対者として射殺する❗️」厳しい口調で伝える。
「神聖女王陛下❗️我が部下が発砲した事に対しお詫び申し上げます❗️」と、深々と一礼する。副官に留守を託す。
 ミロナは執政官の手を繋ぎ、瞬間移動しマリエラ統合司令センター内の第一会議室に現れる。
 会議室には、ミロルとフランソファとラブリナの三人が着席している。ミロナは執政官に着席を促してから自分も着席する。
 ミロナは、改めて紹介してから「ロベルト・ラハム・デラン執政官、貴方を此処に呼び出したのは真実を伝える為です❗️」と、前置きして「私を射撃した三人は、貴方を監視する任務を受けた皇帝の秘密情報部隊員だ」と、説明する。
「何故解ったのですか」問い掛けるロベルト執政官。
「私は思考を読むことが出来るからだ。」と、答えるミロナ。
 小一時間程説明して、最後に「先ずは、ロベルト執政官が信頼出来る仲間を集め、アルフ・メデロ・デラン皇帝の秘密諜報部隊並び部下等を探し出し拘束する必要が有る。とは言え簡単な事でないと承知している。
 作戦としては、デラン皇帝の重臣の一人で有るバナル・メデロ・バル惑星防衛長官を監視し皇帝一派を割り出す。或いは、拘束して尋問するかの二通りの案が有る」と、ミロナ。
「ミロナ、本人が意識出来ない方法で思考を捜査する事も尋問する事も可能ですよ❗️」と、フランソファ。
「思考シュプラー(思考追跡捜査機)と、思考リサーチャー(思考捜査機)を使用するつもりなのね❗️」と、ラブリナ。
「そうよ。其れを使用すれば本人に悟られる事無く調べられるわ」と、フランソファ。
「承知した。ではロベルト執政官。政府要人を招集されよ。会見場所は軌道リングのデビルフォース格納エリアに浮揚都市を製造する」と、ミロナ。
「えっ❗️」ロベルト執政官は驚く。「其れでは何年も掛かるのでは」と、問い掛ける。
「心配無いわ。僅か数時間で復元出来るから」と、ミロナに代わりフランソファが答える。
  ミロナの対話を聞いていたマリエラは「浮揚都市復元を開始しました。2時間後に完了予定です。尚、軌道リングの修復はAG4.3紀元630年11月3日午前8時に完了致します」
「待て、マリエラ」と、呼び掛け思い描いた思考内容を伝える。
「承知致しました。復元仕様の変更を致します。但し、完了予定時間が遅れます」と、答えるマリエラ。
「構わない」と、ミロナ。と答えてから「ロベルト執政官、会見の段取りをされよ❗️」と、命令する。

 ロベルト執政官は、デビルフォース・ライアンに戻った。此の時点で、デビルフォース・ライアンは完全制圧されていた。皇帝一派は一掃され、ライアンの搭載脳、操縦系統、船体等はミロナリオン生体金属に変換されミロナの承認が無ければ何人足りとも手も足も出せない。
 信頼出来る副臣が「執政官閣下、ミロナ神聖女王陛下よりコンタクトが有り、政府とのコンタクトを確立させました」と、報告する。
 ロベルト執政官は、通信スクリーンを見て、暫し考えてから「私の独断で無条件降伏した事に対し、諸君の思いは多々有るで有ろう。従って皆の意見を聞きたい❗️」と、スクリーンに向かって話し掛ける。
「我々が無敵で有ると考えていたデビルフォース3台が、たったの一撃でバリアが破壊され航行不能にされ拿捕。其の上、難攻不落と自慢していた軌道リング防衛システムが
破壊された上、惑星を守るパラレルフォームバリアが不可思議な方法で消滅されられました。と、言う事実から執政官の判断は但しと考えています❗️」と、防衛司令長官。
「我が民族の名誉の為、最後まで戦い続けるべきと考えています。だが、人命を尊重して苦渋の判断をした事は評価します❗️」と、内務執務官。
「私は軍事に関しては全く解りませんが、科学的見解から意見を述べれば彼等の科学的レベルは我々より数十万年の差があり太刀打ちするのは不可能です❗️」と、科学技術長官。
「6次元通信による銀河間の通信は遮断され、我々は完璧に綴じ込められました。詰まり、我々に袋の鼠状態です❗️従って、執政官の判断は正しい選択だと評価しています❗️」情報・通信統轄官。
「我々は無条件降伏したが、精神的には降伏していません。従って、地下組織を結成して反撃の時を待つべきです」と、秘密情報局長官。
 皆の意見を聞いてから「皆の意見は全て受け入れた。私の意見としては、無条件降伏はやむ無しとする。但し、秘密情報局長官の意見を取り入れて極秘に地下組織の結成を依頼する。軍事防衛長官は彼をサポートして武器の調達並びに極秘に戦艦等の製造を託す。
 科学技術長官は、新兵器の開発並びに不可思議なバリアを分析して撃ち破る方法を研究して頂きたい。但し、極秘に、絶対に悟られない様にプロジェクトを進行させて頂きたい。以上だ❗️此の計画に意義有れば意見を伺う」
 暫く待ったが意見は無かった。「では次に、神聖リア帝国女王から我々政府要人と対談したいと命令されている。従って、其の命令通り対談しなければならない。会見場所は現在修復している軌道リングに新たに建設される浮揚都市との事だ。各々個人的に会見の準備して頂きたい」と、締め括る。
「では、会見まではかなりの時間的余裕が有りますね❗️」と、科学技術長官。
 執政官は苦笑いして「其れが、残念ながら余り無い。遅くとも11月4日には会見せねばならないだろうな❗️」と、答える。
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