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第3章。バルデラン暗黒ウォールVol-3-1。
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❤️天翔るリアの女王第2部 Vol-3-1❤️
第3章。バルデラン暗黒ウォールVol-3-1。
AG4.3紀元630年10月20日。~AG4.3紀元630年11月2日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
(天空の女神)
❣️ティアラ・ラハム・ライフマザー。
(天空の女神直系の子孫)
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️8身合体融合超越知性脳ミロティシア。
(バルデラン暗黒ウォール)
💚アドルフ・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵。ミロルとミロナの伯父。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長女。
💚マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長男。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。
💚ロペス・ナブ・ドガル。
バルデラン連邦執政官。
💚ハル・メドラ・ヤブダン。
バルデラン連邦軍事司令長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第3章。バルデラン暗黒ウォール Vol-3-1。
AG4.3紀元630年10月20日。突撃特殊艦隊の製造が完了する。管理司令はラブリナが担当し、出撃命令を出す。マリエラから戦艦ゴムラ100台と、搭載艦ガロン1万台が次々と7MDトンネルからドロップダウンして来る。
全艦隊同時に、メンタルヒュプノバリアの有効範囲は60光秒圏内に突入して行く。マリエラは用心の為に、6次元メンタル・フォーム・バリアを展開している。
特殊艦隊は用心しながら接近して行く。放射中心部に、直径2万キロメートルの球体が不気味に鎮座している。至近距離まで接近するといきなり砲撃して来た。特殊艦隊の7MDバリアが燃え上がるが、持ち堪え反撃を開始。7次元RF砲(7RF砲)は強力で、直径2万キロメートルの球体の砲座数台が一瞬で消滅する。
球体の格納庫が開き、万能戦艦ゴムラ7MDにそっくりな戦艦100台が次々と飛び出し、特殊艦隊に襲い掛かる。搭載艦ガロンは敏捷に動き回りながら砲撃を避けて、数100台が球体に取り付く。取り付くと同時に球体に穴を開け、戦闘ロボット、ロボット兵員が中に進入して行く。
ラブリナの指示で、戦闘は意図的に激しく且つ長引かせている。
フランソファは自分の研究サークルに戻り、やり残した研究と新たな研究を開始する。特に、ダークエネルギー、ダークマター、メンタルヒュプノ波の研究分析等も始める。
AG4.3紀元630年10月21日。ダークエネルギー、ダークマター、メンタルヒュプノ波が人口的に造られたと突き止める。更に研究を進め、対抗方法並びに無効する研究を推進する。
いきなり未知船団数10万台がドロップダウンして来る。其の船団が球体の防衛の為に戦闘に加わる。劣勢に追い込まれた特殊艦隊は、球体の格納庫扉を砲撃して破壊。中に逃げ込む。
ラムレルリアン7MDは待機させ、マリエラは6次元メンタル・フォーム・バリアと7MDバリアを展開させメンタルヒュプノバリア圏内に進入し直ちに敵船団に対抗する。マリエラは敵船団を破壊はせずに、航行不能に止め牽引ビームで巨大な格納庫に収容して行く。
「ラブリナ❗️敵船団を一気に航行不能には出来ないのかしら」と、問い掛ける。
「ミロナリニクス素粒子を大量に放射して敵船団に取り付かせれば、ミロナリニクス反応が開始され敵船団の金属全てがミロナリニクスに変換され制御不能にさせることは可能ですが、現状では難しいわね❗️」会話を聞いていたフランソファが、ラブリナに変わって答える。
「其れなら良い方法が有るわよ❗️ラムレルリアンの保存倉庫には、エネルギー吸収装置、エネルギー変換装置、エネルギー凝固装置が有るから、エネルギー吸収装置で敵船団の動きを停める事が可能よ❗️」と、ミロルが思い出して話し掛ける。
ミロルはラムレルリアンとコンタクトを取り。エネルギー吸収装置を準備させ、敵船団を航行不能にする様に命じる。
「承知致しました❗️」と、ラムレルリアンの合体生体脳マレラムが答える。
10数分後。ラムレルリアンがメンタルヒュプノバリア圏内に進入して来る。エネルギー吸収装置100台を砲座として設置して、次々と放射して行く。エネルギーが消滅して航行不能に陥った敵艦隊を次々と牽引フィールドで格納庫に収容して行く。
10万台全てを収容するのに4時間で終了して、収容した敵艦隊の制圧を始める。
ラブリナは、制圧部隊に全員無傷で捕虜にするよう命じる。命令を受けた制圧部隊司令は、ヒュプノ・メンタル放射で一時暗示命令を出した。全面降伏を暗示され、戦艦から次々と降りて来る。
捕虜を兵員、下士官、上級士官に分け収容する。50数分後、報告を受けたラブリナ等は、敵艦隊最高司令官の尋問に立ち合う事にした。
数分後。ミロナ等4人は尋問室に入る。中にいた最高司令官は、双子のミロナとミロルを見てひどく驚いた。何を思ったのか、立ち上がり2人に深々と一礼する。
着陸したミロナは、いきなり問い掛ける。「何故私とミロルに儀礼したのですか⁉️」
「私は、ドレル銀河ドバン星系第3惑星レロンの、レロン連邦共和国軍司令官のハル・メドラ・ヤブダンです」と、自己紹介してから「貴女方御二人は、我々の伝説上の双子の女神、守護神だからです❗️
バルデラン銀河帝国バルデラン皇帝の命令により敵対した事を、心からお詫び申し上げます」と、答える。
「ハル司令長官、バルデラン銀河帝国母星系が何処に有るのか御存知なのか❗️」問い掛けるミロル。
「残念ながら解りません❗️」と、ハル司令長官。
「では、ハル司令長官。バルデラン暗黒ウォールに付いて知る事の全てを教えて頂きたい❗️」と、ミロナ。
ハル・メドラ・ヤブダン司令官長官が話し始める。先ず始めに古からの伝記を話し出す。
(バルデラン神話)
天空の女神ティアラ・ラハム・ライフマザーが大宇宙を創造し、数多くの星を造り銀河を造り続ける。次に己の子供達を産み出した。
子供達は成長し、星から飛び出し数多くの星に辿り着く。各々に成長し新たな文明に産まれ、やがて互いの主権を巡り争いが始まる。
天空の女神の化身であるティア・ラハム・リア女王が長い時を経て、混沌の戦乱を収め統一文明を築いた。やがて統一女王は進化して、天空の女神の元に旅達、残した子アーリア女神に全てを託した。
女神アーリアは双子の子を宿し、一人を天空に放った。其の子は種族の半数等と共に、バルデランに宿り文明を築いた。時を経て種族間の争いが起こり、やがて文明を二分する争いになる。
デラン伯爵の圧倒的な戦力に押され、バルデラン公爵は女神を擁護する為にバルデラン銀河団を脱出する。
次に、バルデラン暗黒ウォールの歴史を話し出した。
(バルデラン伝記)
バルデラン暗黒ウォールに残された我々バルデラン連邦は、バルデラン公の密命を受け、自主的にデラン伯の軍門に下り監視する任を引き受けた。だが、デラン伯の高度な技術力で人工的に暗黒物質を造り出し、不可思議なフィールドでバルデラン銀河団を包み込むプロジェクトを開始した。
脱出したバルデラン公は、マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラームに一時避難し、更に遠方のマレール銀河団に調査隊を出発させ永住出来る星系を探し出した。
数年後。マレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレルを発見し、永住する為に開発を開始。同時に、マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラームを、デラン伯との戦争に備え軍事出撃拠点として開発を開始する。
何事も無く数千年の時が流れ、バルデラン公は天空の女神の直系の姫を女王として、ラレン銀河連合帝国を建国して、デラン伯が建国したデラン銀河帝国との全面戦争に突入した。
デラン銀河帝国の軍事力は更に強化されており、ラレン銀河連合帝国軍は始めは劣勢だった。そして、遂にマレール超銀河団ナバル銀河郡60銀河がデラン伯に制圧されてしました。
長きに渡ったバルデラン公の軍事力強化政策が実り、遂に反撃を開始する事が可能となった。バルデラン公のラレル銀河連合帝国船団は、次々とデラン銀河帝国軍を撃破して行き、マレール超銀河団ナバル銀河郡を残し全ての星系の奪還に成功したが、双方共に疲弊していた。
バルデラン公の提案で停戦条約が締結され平和が訪れる。だが、大いなる野望を棄てきれずいたデラン伯は、一計を案じ、自分の娘で有るフェリア・ラハム・デランとバルデラン公の長男ドゴル・ラハム・バルデランとを結婚させる事に成功する。そして表向きは親交を深め、裏ではラレル銀河連合帝国の制圧統合を画策していた。
デラン伯爵はバルデラン銀河帝国を建国させ、デラン伯は自ら大公と名乗り、長男のロベルト・ラハム・デランをバルデラン銀河帝国皇帝に就任させる。だが、デラン伯は大きな誤算をしていた。
長男のロベルトは父より知的で野心家で策略に長けていた。彼は、デラン伯爵の側近の一人から極秘の軍事惑星デランの座標を聞き出し自分直属の親衛隊で軍事惑星デランを制圧し側近の一人を反逆者に祭り上げ内乱を勃発させて、デラン伯爵と反逆者を暗殺してデラン銀河帝国を掌握した。そして、デラン銀河帝国をバルデラン銀河帝国に改名して自ら皇帝となった。
裏切られたと知ったバルデラン公爵は、政治並びに軍事的に安定させてから、一族並びに直属の軍属等を引き連れて極秘星系に隠遁した。
そして、現在に至ったのですと、締め括る。
聞き終えたミロナは「有難うヤブダン司令官長官❗️此でバルデラン暗黒ウォールの実態並びに事情、歴史が解った。我々は全力で貴殿方バルデラン連邦を護り、且つ保護する。で、貴方の力をお借りしたい」と、話し掛ける。
「何なりとと、サー❗️」
「では、バルデラン連邦の最高要人を招集して頂きたい。其の会議で此れからの事を決めて行きたい❗️」と、提案する。
AG4.3紀元630年10月21日。第一回バルデラン連邦会議が開催される。先ず始めに各々自己紹介をする。
ミロルが「先ず始めに」と切り出し、続けて「私を護ってくれたバルデラン公爵の意思を受け継ぎ、貴殿方バルデラン連邦をラレン銀河連合帝国傘下として全面的に保護します。更に、双子の姉ミロナも全面的にバックアップしてくれますので安心して下さい❗️」
ミロナが割り込んで「先ずは各銀河の主星系の保護する為に、7MDバリアで封印します。封印しても出入りは自由に出来ますので全く問題は有りません。更に軍事、通信、物流、経済、文化等を向上させる為に力を入れます❗️」と、話す。
続けてミロルが「軍事、通信、物流に関しては、神聖リア帝国が全力を挙げて第4惑星を改造して造り上げます。従って、バルデラン連邦にも多大な協力をお願いしたい❗️」
「承知しております陛下。サー❗️」と、バルデラン連邦執政官のロペス・ナブ・ドガル。
「ロペス連邦執政官、全星系の詳細なデータを提出願いたい❗️」と、ラブリナ。
「承知致しました閣下、サー❗️」と、ロペス連邦執政官。
「ところでロペス連邦執政官。何か要望は有りますか❗️」と、ミロナが問い掛ける。
「自国防衛の為に、強力なバルデラン連邦共和国軍を設立したいと考えています❗️其の為の援助のお願い致します。更に、ラレル銀河連合帝国兵員としての人材提供を致します」と、ロペス連邦執政官。
「承知した。では、正式にハル・メドラ・ヤブダンを大元帥に任命し、バルデラン連邦共和国軍の最高司令長官とする。更に、ラレン銀河連合帝国軍バルデラン方面軍の統轄大元帥に任命し兼任させる事にする」と、ミロナが答える。
「承知致しました。サー❗️」と、ロペス連邦執政官。
提出された全ての植民星系並びに各銀河のデータを組み入れたマリエラは、286銀河の主星系の改造命令を出した。其の通信は6次元生体脳メンタル通信機ネットワークにより、アルティミスを経由して本国まで届けられる。
8身合体融合超越知性脳ミロティシアは、数万台規模で各種機知、ユニット、戦艦等をバルデラン暗黒ウォールに送り出す。
7MDトンネル転送ネットワークを経由して、バルデラン暗黒ウォールのドレル銀河ドバン星系外縁に次々と各種ユニット並びに艦隊がドロップダウンしてくる。7MDバリアユニットと7MDトンネル転送ユニットと6次元メンタル思念波フォーム通信機ユニットの3台火と組みとして286組みが各銀河向かって行く。後を追うように、7MDバリアユニット数100万台が各銀河に別れて向かって行った。
各銀河の主星系の封印作業は驚異的な早さで進行され、7MDトンネル転送ネットワークと6次元メンタル思念波フォーム通信ネットワークで結ばれて行く。同時に全銀河の探査が本格的に開始される。更に、バルデラン連邦共和国の調査船が数十万台が所属銀河内の調査を開始しロボット探査艦7MTDネットワークに組み入れられる。
民間の船舶もかなりの台数が各銀河内を往来している。其の中の一台が、とある銀河の一星系から無数の戦艦が飛び去るのを目視した。バルデラン連邦共和国宇宙航空局からの通達で事情を知っていた船長は、座標データを記録させ所属銀河の宇宙航空局に戻り報告する。
連邦共和国宇宙航空局経由でミロナ等に報告が届けられる。
ミロナの対応は素早かった。マリエラを発進させ「マリエラ、7MDバリアユニットを射出し星系全体を封印。封印後、星系を制圧せよ❗️」と、命じる。
「此でバルデラン銀河帝国の命運が決まったわね❗️」と、微笑んで話し掛けるラブリナ。
「だと良いのだけど❗️」と、ミロル。ラブリナは其の言葉にミロルを見る。何か良からぬ予感を抱いていると判断するが、あえて追及するのは止める。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
バルデラン銀河帝国の全皇帝であったアドルフ・ラハム・バルデランが、バールン銀河ダレル星系第3惑星レロンを極秘星系として開発し星系を主星系として開発していた。其の極秘星系を手に入れたアルフ・メデロ・デラン皇帝は、第3惑星レロンをバルデラン銀河帝国の母星系として開発を始め第1母星とした。旧母星は第2母星として極秘6次元転送ネットワークで接続させている。第2母星として監視ネットワークも充実している。其の第2母星を統轄管理している執政官ロベルト・ラハム・デランが親戚で有るアルフ・メデロ・デラン皇帝に報告する。
「承知した。だが、敵は膨大な戦力を持つ強敵じゃ。勝てる相手とは思えない❗️」
「では、祖先のミラクルスーパー母船デビルフォース・ライアンを出撃させます。此れに対抗出来る戦艦は存在しないと考えています。更に、我が新鋭艦隊は祖先のスーパー兵器を搭載しています❗️充分に対抗出来るでしょう」と、言い切るロベル執政官。
「承知した。但し無理な攻撃は控えよ。数少ない親戚の一人を失うわけには行かないからな❗️」と、アルフ・メデロ・デラン皇帝。
「はい、父上。最大の警戒をしながら進撃します」と、ロベル執政官。
「では、ロベル❗️敵対者を殲滅せよ❗️」と、命じる。
ロベル執政官は古から受け継げられている超スーパー兵器を搭載したミラクル母船デビルフォース・ライアンで出撃して行った。此の出撃は、神聖リア帝国ロボット探査艦7MTD ネットワークには全く探知されなかった。
数時間後。バルデラン銀河帝国艦隊数百万台が次々と発進して行く。
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AG4.3紀元630年11月2日。バルデン銀河ルダン星系外縁に数十万台の7MDバリアユニットがドロップダウンして来る。其等が星系全体を球状に取り囲む。同時に、ロボット探査艦7MTD数台と、自立型浮揚7MDトンネル転送ユニット数台が星系内に進入する。
星系内の探査結果を考慮した生体脳マリエラは、浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラの到着を待つ事にした。
星系内に浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラが、7MDトンネルからドロップダウンして来る。ルダン星系外縁で待機していたフローラ・ラハム・アンドライダ統轄元帥の第2軍が、各艦隊毎にドロップダウンして来る。
星系内に進入した第2軍船団を目視したバルデラン銀河帝国第2母星の防衛長官は、直ちに本国の皇帝に極秘ダイレクトコンタクトする。
「陛下、バルデラン公爵傘下らしき未知船団が星系内に進入致しました。直ちに防衛システムを作動させます❗️」
「承知した。では、万が一に備えて極秘6次元転送ネットワークシステムを破壊し防衛せよ❗️」と、命じてコンタクトを切る。
いきなり星系内に強烈な光球が広がる。マリエラの統合司令センターで目撃したミロナはマリエラに問い掛ける。
「何が起こった❗️」と叫ぶミロナ。
「星系内の重要施設を意図的に破壊した様です」と、答えるマリエラ。
赤道上の軌道リングが深紅に輝き、惑星デランが臼赤いバリアに包まれる。
「あのバリアは神代記に存在したミラクルスーパー兵器の一つで有るバラレルフォームバリア、現在の兵器では破壊不可能なバリアよ❗️」と、フランソファ・ラハム・リア。
「エネルギー吸収装置或いはエネルギー変換装置、エネルギー凝固装置で対処すれば可能かも」と、ミロル。
「では、先ずエネルギー吸収装置試して見よう」と、ラブリナ。
「承知しました❗️超大型エネルギー吸収装置を稼働させます」と、マリエラ。
7MDバリアを展開して惑星デランに接近して行く。有効範囲で有る10万キロメートル迄接近し停止。超大型エネルギー吸収装置を稼働させる。
船体中央部から直径100メートルの青白いビールが伸びて行き臼赤いバリアに届く。同時にエネルギー吸引が開始される。10分、30分と経過する。1時間が経過すると、バリアが歪み始める。
安心していたバルデラン銀河帝国第2母星の防衛長官は、バリアが揺らぎ始めると慌てて軌道リングの防衛システムを稼働させる。同時に3台のデビルフォースを緊急発進させ迎撃を命じる。
第3章。バルデラン暗黒ウォールVol-3-1。
AG4.3紀元630年10月20日。~AG4.3紀元630年11月2日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
(天空の女神)
❣️ティアラ・ラハム・ライフマザー。
(天空の女神直系の子孫)
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️8身合体融合超越知性脳ミロティシア。
(バルデラン暗黒ウォール)
💚アドルフ・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵。ミロルとミロナの伯父。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長女。
💚マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の長男。
❣️マリエル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。
💚ロペス・ナブ・ドガル。
バルデラン連邦執政官。
💚ハル・メドラ・ヤブダン。
バルデラン連邦軍事司令長官。
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第3章。バルデラン暗黒ウォール Vol-3-1。
AG4.3紀元630年10月20日。突撃特殊艦隊の製造が完了する。管理司令はラブリナが担当し、出撃命令を出す。マリエラから戦艦ゴムラ100台と、搭載艦ガロン1万台が次々と7MDトンネルからドロップダウンして来る。
全艦隊同時に、メンタルヒュプノバリアの有効範囲は60光秒圏内に突入して行く。マリエラは用心の為に、6次元メンタル・フォーム・バリアを展開している。
特殊艦隊は用心しながら接近して行く。放射中心部に、直径2万キロメートルの球体が不気味に鎮座している。至近距離まで接近するといきなり砲撃して来た。特殊艦隊の7MDバリアが燃え上がるが、持ち堪え反撃を開始。7次元RF砲(7RF砲)は強力で、直径2万キロメートルの球体の砲座数台が一瞬で消滅する。
球体の格納庫が開き、万能戦艦ゴムラ7MDにそっくりな戦艦100台が次々と飛び出し、特殊艦隊に襲い掛かる。搭載艦ガロンは敏捷に動き回りながら砲撃を避けて、数100台が球体に取り付く。取り付くと同時に球体に穴を開け、戦闘ロボット、ロボット兵員が中に進入して行く。
ラブリナの指示で、戦闘は意図的に激しく且つ長引かせている。
フランソファは自分の研究サークルに戻り、やり残した研究と新たな研究を開始する。特に、ダークエネルギー、ダークマター、メンタルヒュプノ波の研究分析等も始める。
AG4.3紀元630年10月21日。ダークエネルギー、ダークマター、メンタルヒュプノ波が人口的に造られたと突き止める。更に研究を進め、対抗方法並びに無効する研究を推進する。
いきなり未知船団数10万台がドロップダウンして来る。其の船団が球体の防衛の為に戦闘に加わる。劣勢に追い込まれた特殊艦隊は、球体の格納庫扉を砲撃して破壊。中に逃げ込む。
ラムレルリアン7MDは待機させ、マリエラは6次元メンタル・フォーム・バリアと7MDバリアを展開させメンタルヒュプノバリア圏内に進入し直ちに敵船団に対抗する。マリエラは敵船団を破壊はせずに、航行不能に止め牽引ビームで巨大な格納庫に収容して行く。
「ラブリナ❗️敵船団を一気に航行不能には出来ないのかしら」と、問い掛ける。
「ミロナリニクス素粒子を大量に放射して敵船団に取り付かせれば、ミロナリニクス反応が開始され敵船団の金属全てがミロナリニクスに変換され制御不能にさせることは可能ですが、現状では難しいわね❗️」会話を聞いていたフランソファが、ラブリナに変わって答える。
「其れなら良い方法が有るわよ❗️ラムレルリアンの保存倉庫には、エネルギー吸収装置、エネルギー変換装置、エネルギー凝固装置が有るから、エネルギー吸収装置で敵船団の動きを停める事が可能よ❗️」と、ミロルが思い出して話し掛ける。
ミロルはラムレルリアンとコンタクトを取り。エネルギー吸収装置を準備させ、敵船団を航行不能にする様に命じる。
「承知致しました❗️」と、ラムレルリアンの合体生体脳マレラムが答える。
10数分後。ラムレルリアンがメンタルヒュプノバリア圏内に進入して来る。エネルギー吸収装置100台を砲座として設置して、次々と放射して行く。エネルギーが消滅して航行不能に陥った敵艦隊を次々と牽引フィールドで格納庫に収容して行く。
10万台全てを収容するのに4時間で終了して、収容した敵艦隊の制圧を始める。
ラブリナは、制圧部隊に全員無傷で捕虜にするよう命じる。命令を受けた制圧部隊司令は、ヒュプノ・メンタル放射で一時暗示命令を出した。全面降伏を暗示され、戦艦から次々と降りて来る。
捕虜を兵員、下士官、上級士官に分け収容する。50数分後、報告を受けたラブリナ等は、敵艦隊最高司令官の尋問に立ち合う事にした。
数分後。ミロナ等4人は尋問室に入る。中にいた最高司令官は、双子のミロナとミロルを見てひどく驚いた。何を思ったのか、立ち上がり2人に深々と一礼する。
着陸したミロナは、いきなり問い掛ける。「何故私とミロルに儀礼したのですか⁉️」
「私は、ドレル銀河ドバン星系第3惑星レロンの、レロン連邦共和国軍司令官のハル・メドラ・ヤブダンです」と、自己紹介してから「貴女方御二人は、我々の伝説上の双子の女神、守護神だからです❗️
バルデラン銀河帝国バルデラン皇帝の命令により敵対した事を、心からお詫び申し上げます」と、答える。
「ハル司令長官、バルデラン銀河帝国母星系が何処に有るのか御存知なのか❗️」問い掛けるミロル。
「残念ながら解りません❗️」と、ハル司令長官。
「では、ハル司令長官。バルデラン暗黒ウォールに付いて知る事の全てを教えて頂きたい❗️」と、ミロナ。
ハル・メドラ・ヤブダン司令官長官が話し始める。先ず始めに古からの伝記を話し出す。
(バルデラン神話)
天空の女神ティアラ・ラハム・ライフマザーが大宇宙を創造し、数多くの星を造り銀河を造り続ける。次に己の子供達を産み出した。
子供達は成長し、星から飛び出し数多くの星に辿り着く。各々に成長し新たな文明に産まれ、やがて互いの主権を巡り争いが始まる。
天空の女神の化身であるティア・ラハム・リア女王が長い時を経て、混沌の戦乱を収め統一文明を築いた。やがて統一女王は進化して、天空の女神の元に旅達、残した子アーリア女神に全てを託した。
女神アーリアは双子の子を宿し、一人を天空に放った。其の子は種族の半数等と共に、バルデランに宿り文明を築いた。時を経て種族間の争いが起こり、やがて文明を二分する争いになる。
デラン伯爵の圧倒的な戦力に押され、バルデラン公爵は女神を擁護する為にバルデラン銀河団を脱出する。
次に、バルデラン暗黒ウォールの歴史を話し出した。
(バルデラン伝記)
バルデラン暗黒ウォールに残された我々バルデラン連邦は、バルデラン公の密命を受け、自主的にデラン伯の軍門に下り監視する任を引き受けた。だが、デラン伯の高度な技術力で人工的に暗黒物質を造り出し、不可思議なフィールドでバルデラン銀河団を包み込むプロジェクトを開始した。
脱出したバルデラン公は、マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラームに一時避難し、更に遠方のマレール銀河団に調査隊を出発させ永住出来る星系を探し出した。
数年後。マレール銀河団ラレン銀河ラレロ星系第3惑星ラレルを発見し、永住する為に開発を開始。同時に、マレール銀河郡ラレン銀河マゼル星系第3惑星ラームを、デラン伯との戦争に備え軍事出撃拠点として開発を開始する。
何事も無く数千年の時が流れ、バルデラン公は天空の女神の直系の姫を女王として、ラレン銀河連合帝国を建国して、デラン伯が建国したデラン銀河帝国との全面戦争に突入した。
デラン銀河帝国の軍事力は更に強化されており、ラレン銀河連合帝国軍は始めは劣勢だった。そして、遂にマレール超銀河団ナバル銀河郡60銀河がデラン伯に制圧されてしました。
長きに渡ったバルデラン公の軍事力強化政策が実り、遂に反撃を開始する事が可能となった。バルデラン公のラレル銀河連合帝国船団は、次々とデラン銀河帝国軍を撃破して行き、マレール超銀河団ナバル銀河郡を残し全ての星系の奪還に成功したが、双方共に疲弊していた。
バルデラン公の提案で停戦条約が締結され平和が訪れる。だが、大いなる野望を棄てきれずいたデラン伯は、一計を案じ、自分の娘で有るフェリア・ラハム・デランとバルデラン公の長男ドゴル・ラハム・バルデランとを結婚させる事に成功する。そして表向きは親交を深め、裏ではラレル銀河連合帝国の制圧統合を画策していた。
デラン伯爵はバルデラン銀河帝国を建国させ、デラン伯は自ら大公と名乗り、長男のロベルト・ラハム・デランをバルデラン銀河帝国皇帝に就任させる。だが、デラン伯は大きな誤算をしていた。
長男のロベルトは父より知的で野心家で策略に長けていた。彼は、デラン伯爵の側近の一人から極秘の軍事惑星デランの座標を聞き出し自分直属の親衛隊で軍事惑星デランを制圧し側近の一人を反逆者に祭り上げ内乱を勃発させて、デラン伯爵と反逆者を暗殺してデラン銀河帝国を掌握した。そして、デラン銀河帝国をバルデラン銀河帝国に改名して自ら皇帝となった。
裏切られたと知ったバルデラン公爵は、政治並びに軍事的に安定させてから、一族並びに直属の軍属等を引き連れて極秘星系に隠遁した。
そして、現在に至ったのですと、締め括る。
聞き終えたミロナは「有難うヤブダン司令官長官❗️此でバルデラン暗黒ウォールの実態並びに事情、歴史が解った。我々は全力で貴殿方バルデラン連邦を護り、且つ保護する。で、貴方の力をお借りしたい」と、話し掛ける。
「何なりとと、サー❗️」
「では、バルデラン連邦の最高要人を招集して頂きたい。其の会議で此れからの事を決めて行きたい❗️」と、提案する。
AG4.3紀元630年10月21日。第一回バルデラン連邦会議が開催される。先ず始めに各々自己紹介をする。
ミロルが「先ず始めに」と切り出し、続けて「私を護ってくれたバルデラン公爵の意思を受け継ぎ、貴殿方バルデラン連邦をラレン銀河連合帝国傘下として全面的に保護します。更に、双子の姉ミロナも全面的にバックアップしてくれますので安心して下さい❗️」
ミロナが割り込んで「先ずは各銀河の主星系の保護する為に、7MDバリアで封印します。封印しても出入りは自由に出来ますので全く問題は有りません。更に軍事、通信、物流、経済、文化等を向上させる為に力を入れます❗️」と、話す。
続けてミロルが「軍事、通信、物流に関しては、神聖リア帝国が全力を挙げて第4惑星を改造して造り上げます。従って、バルデラン連邦にも多大な協力をお願いしたい❗️」
「承知しております陛下。サー❗️」と、バルデラン連邦執政官のロペス・ナブ・ドガル。
「ロペス連邦執政官、全星系の詳細なデータを提出願いたい❗️」と、ラブリナ。
「承知致しました閣下、サー❗️」と、ロペス連邦執政官。
「ところでロペス連邦執政官。何か要望は有りますか❗️」と、ミロナが問い掛ける。
「自国防衛の為に、強力なバルデラン連邦共和国軍を設立したいと考えています❗️其の為の援助のお願い致します。更に、ラレル銀河連合帝国兵員としての人材提供を致します」と、ロペス連邦執政官。
「承知した。では、正式にハル・メドラ・ヤブダンを大元帥に任命し、バルデラン連邦共和国軍の最高司令長官とする。更に、ラレン銀河連合帝国軍バルデラン方面軍の統轄大元帥に任命し兼任させる事にする」と、ミロナが答える。
「承知致しました。サー❗️」と、ロペス連邦執政官。
提出された全ての植民星系並びに各銀河のデータを組み入れたマリエラは、286銀河の主星系の改造命令を出した。其の通信は6次元生体脳メンタル通信機ネットワークにより、アルティミスを経由して本国まで届けられる。
8身合体融合超越知性脳ミロティシアは、数万台規模で各種機知、ユニット、戦艦等をバルデラン暗黒ウォールに送り出す。
7MDトンネル転送ネットワークを経由して、バルデラン暗黒ウォールのドレル銀河ドバン星系外縁に次々と各種ユニット並びに艦隊がドロップダウンしてくる。7MDバリアユニットと7MDトンネル転送ユニットと6次元メンタル思念波フォーム通信機ユニットの3台火と組みとして286組みが各銀河向かって行く。後を追うように、7MDバリアユニット数100万台が各銀河に別れて向かって行った。
各銀河の主星系の封印作業は驚異的な早さで進行され、7MDトンネル転送ネットワークと6次元メンタル思念波フォーム通信ネットワークで結ばれて行く。同時に全銀河の探査が本格的に開始される。更に、バルデラン連邦共和国の調査船が数十万台が所属銀河内の調査を開始しロボット探査艦7MTDネットワークに組み入れられる。
民間の船舶もかなりの台数が各銀河内を往来している。其の中の一台が、とある銀河の一星系から無数の戦艦が飛び去るのを目視した。バルデラン連邦共和国宇宙航空局からの通達で事情を知っていた船長は、座標データを記録させ所属銀河の宇宙航空局に戻り報告する。
連邦共和国宇宙航空局経由でミロナ等に報告が届けられる。
ミロナの対応は素早かった。マリエラを発進させ「マリエラ、7MDバリアユニットを射出し星系全体を封印。封印後、星系を制圧せよ❗️」と、命じる。
「此でバルデラン銀河帝国の命運が決まったわね❗️」と、微笑んで話し掛けるラブリナ。
「だと良いのだけど❗️」と、ミロル。ラブリナは其の言葉にミロルを見る。何か良からぬ予感を抱いていると判断するが、あえて追及するのは止める。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
バルデラン銀河帝国の全皇帝であったアドルフ・ラハム・バルデランが、バールン銀河ダレル星系第3惑星レロンを極秘星系として開発し星系を主星系として開発していた。其の極秘星系を手に入れたアルフ・メデロ・デラン皇帝は、第3惑星レロンをバルデラン銀河帝国の母星系として開発を始め第1母星とした。旧母星は第2母星として極秘6次元転送ネットワークで接続させている。第2母星として監視ネットワークも充実している。其の第2母星を統轄管理している執政官ロベルト・ラハム・デランが親戚で有るアルフ・メデロ・デラン皇帝に報告する。
「承知した。だが、敵は膨大な戦力を持つ強敵じゃ。勝てる相手とは思えない❗️」
「では、祖先のミラクルスーパー母船デビルフォース・ライアンを出撃させます。此れに対抗出来る戦艦は存在しないと考えています。更に、我が新鋭艦隊は祖先のスーパー兵器を搭載しています❗️充分に対抗出来るでしょう」と、言い切るロベル執政官。
「承知した。但し無理な攻撃は控えよ。数少ない親戚の一人を失うわけには行かないからな❗️」と、アルフ・メデロ・デラン皇帝。
「はい、父上。最大の警戒をしながら進撃します」と、ロベル執政官。
「では、ロベル❗️敵対者を殲滅せよ❗️」と、命じる。
ロベル執政官は古から受け継げられている超スーパー兵器を搭載したミラクル母船デビルフォース・ライアンで出撃して行った。此の出撃は、神聖リア帝国ロボット探査艦7MTD ネットワークには全く探知されなかった。
数時間後。バルデラン銀河帝国艦隊数百万台が次々と発進して行く。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
AG4.3紀元630年11月2日。バルデン銀河ルダン星系外縁に数十万台の7MDバリアユニットがドロップダウンして来る。其等が星系全体を球状に取り囲む。同時に、ロボット探査艦7MTD数台と、自立型浮揚7MDトンネル転送ユニット数台が星系内に進入する。
星系内の探査結果を考慮した生体脳マリエラは、浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラの到着を待つ事にした。
星系内に浮揚要塞マダルリアン7MDゼロ・マリエラが、7MDトンネルからドロップダウンして来る。ルダン星系外縁で待機していたフローラ・ラハム・アンドライダ統轄元帥の第2軍が、各艦隊毎にドロップダウンして来る。
星系内に進入した第2軍船団を目視したバルデラン銀河帝国第2母星の防衛長官は、直ちに本国の皇帝に極秘ダイレクトコンタクトする。
「陛下、バルデラン公爵傘下らしき未知船団が星系内に進入致しました。直ちに防衛システムを作動させます❗️」
「承知した。では、万が一に備えて極秘6次元転送ネットワークシステムを破壊し防衛せよ❗️」と、命じてコンタクトを切る。
いきなり星系内に強烈な光球が広がる。マリエラの統合司令センターで目撃したミロナはマリエラに問い掛ける。
「何が起こった❗️」と叫ぶミロナ。
「星系内の重要施設を意図的に破壊した様です」と、答えるマリエラ。
赤道上の軌道リングが深紅に輝き、惑星デランが臼赤いバリアに包まれる。
「あのバリアは神代記に存在したミラクルスーパー兵器の一つで有るバラレルフォームバリア、現在の兵器では破壊不可能なバリアよ❗️」と、フランソファ・ラハム・リア。
「エネルギー吸収装置或いはエネルギー変換装置、エネルギー凝固装置で対処すれば可能かも」と、ミロル。
「では、先ずエネルギー吸収装置試して見よう」と、ラブリナ。
「承知しました❗️超大型エネルギー吸収装置を稼働させます」と、マリエラ。
7MDバリアを展開して惑星デランに接近して行く。有効範囲で有る10万キロメートル迄接近し停止。超大型エネルギー吸収装置を稼働させる。
船体中央部から直径100メートルの青白いビールが伸びて行き臼赤いバリアに届く。同時にエネルギー吸引が開始される。10分、30分と経過する。1時間が経過すると、バリアが歪み始める。
安心していたバルデラン銀河帝国第2母星の防衛長官は、バリアが揺らぎ始めると慌てて軌道リングの防衛システムを稼働させる。同時に3台のデビルフォースを緊急発進させ迎撃を命じる。
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