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第2章。新たな時代 Vol-2-2。
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❤️天翔るリアの女王第2部 Vol-2-2❤️
第2章。新たな時代 Vol-2-2。
AG4.3紀元630年10月7日。~AG4.3紀元630年10月13日。
(登場人物)リア人。
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️リンダ・ラハム・アンドライダ。
惑星ラーム統轄女王。
❣️レムラ・ラハム・アンドライダ。
ラーム防衛艦隊司令長官。大元帥。
❣️ジーナ・ラハム・アンドライダ。
ラレイダ常駐船団統合大元帥。統合本部長官。
❣️バーラ・ラハム・リア。
副統合大元帥。副統合本部長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第2-2章。新たな時代 Vol-2-2。
ミロナは、新たに発見した銀河団をミロナリアン超銀河団と命名し、最も近い銀河に出撃拠点の建設を命じる。
AG4.3紀元630年10月7日。見つけ出したミロナリアン超銀河団ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルに出撃拠点の建設を開始する。此の事がマリエラから本国に伝えられる。
本国より10億8千万光年離れているミロナリアン超銀河団ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルを、神聖リア帝国第7母星と認定にて本格的な開発をする事が帝国頂上会議で決定する。
本国並びにアルティミスから各種機材、パーツ並びに資材等が自立型マルチ貨物列車7MDで次々と輸送されて来る。
AG4.3紀元630年10月12日。リストアリバイブラーの働きも有り、ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルは第7母星に相応しい改造が完了した。
本部から赴任して来たミランダ・ラハム・アンドロイダが統轄女王に就任し、ミロナリアン超銀河団制圧を担当する事になった。其の為の戦力として、100個軍が到着する。
ミロナ等はミランダ・ラハム・アンドロイダ統轄女王と対談する。
ミロナは「ミロナリアン超銀河団の調査、制圧を託したい。我々はバルデラン暗黒ウォールの調査と、バルデラン銀河帝国の母星系を探し出します。ミランダ❗️或いは、ミロナリアン超銀河団内にバルデラン銀河帝国の母星系が有るかも知れないので、情報の共有化をお願いしたい❗️」と、要請する。
「承知致しましたミロナ様❗️但し、危険が迫った場合は早急に救援シグナルを送信して下さい。全力で救援に駆け付けます❗️ミロナ様が滞在している所が即神聖リア帝国の中枢であり帝国其のものであると認識していて下さい❗️」と、ミランダ統轄女王。
「忠告並びに痛い所を指摘されたわ❗️でも、私の我儘をストレートに指摘してくれる人がいた事に感謝します。有難うミランダ❗️何か道を外しそうな時はまた指摘して下さい」と、謙虚に答える。
ミランダはにっこりと微笑んで「リアナお姉様から聞いていた通りの人ですわね❗️ミロナ様は、素直で謙虚で、誠実其のものですもの」
「ミランダ、誉めすぎです❗️私は責任の重過から逃れてふらふらしている我儘し放題なのですから」と、謙遜して答える。
「国民の誰一人も、其の様に考えている人はおりません❗️寧ろ、偉大なる指導者、或いは女神様だと崇められていますよ❗️」と、ミランダ。
「ミロナは絶大なる信頼を得ているのね❗️」と、ミロルが割って入る。
「ミロル様❗️ミロナ様と瓜二つなのですね。2人並んだら見分けが付きません」と、感嘆する。
「では、神聖リア帝国の階級紋章を付ける事にする」
「階級紋章等有りませんが⁉️」と、ミランダ。
「マリエラが盗み聞きしているだろうから、恐らく早急に考え出すでしょう❗️」と、ミロナ。
何処からと無く笑い声が聞こえて来る。「ミロナ様、盗み聞きとは酷い言い掛かりです」と、抗議するマリエラ。
「マリエラ❗️冗談よ。気にしないで。階級紋章の件宜しくね」と、ミロナ。
「承知しておりますミロナ様❗️早急に正式な階級と階級紋章を検討します」と、マリエラ。
「マリエラめっ❗️かなり進化して益々人らしく成長したのね」
「有難う御座います❗️」と、マリエラ。
「ミランダ❗️と、言う事で近々完成するでしょう。では、私達は出発する」と、ミロナ。
フランソファ・ラハム・リアは、先ず始めにバルデラン暗黒ウォールに7MDトンネルを反転させて穴開ける作業を開始する。調整に少々時間が掛かるが、滞りなく穴が開いた。次に7DMリサチャーと、6MTリサチャーで内部の調査を開始する。10数分後。驚くべき結果が判明する。
フランソファはミロナ等とコンタクトを取り「ミロナ❗️バルデラン暗黒ウォールの内部は空洞になっていて、中に2、300個の銀河が存在しているわ。不思議な事に、バルデラン暗黒ウォールは、人口的に捜査されている可能性が有るわ❗️其の証拠に、内部の中枢部から全方向にダークエネルギーが放射されているの」と、説明する。
ミロナは一瞬驚く、ネガティブ種族の事が頭を過ったからで有る。
「フランソファ❗️ネガティブ放射は存在するの」と、問い掛ける。
「ネガティブ放射❗️全く存在して無いけど。寧ろポジティブ放射が満ち溢れているけど」と、答えるフランソファ。
「バカね❗️ミロナはネガティブ種族の事を思い描いたのよ」と、ラブリナ。
「アッ❗️すっかり忘れていたわ」と、フランソファ。
「ラブリナ❗️ネガティブ種族って」と、問い掛けるミロル。
ミロナが代わって答える。「我々全体をポジティブ種族と認定し、其れに反する種族をネガティブ種族と認定したのよ❗️更に詳細な区別すると、性格、思考形態が我々とは正反対なのよ。物資と反物質、或いは陰と陽の関係と言うのかしら。互いに相容れない間柄の関係だと言う事よ❗️」と、説明するミロナ。
「良く解らないけど、未だ存在しているの❗️」と、ミロル。
「リアリアン超銀河団ゾーン第3エリアに存在しているわ❗️現在はお互いに緩衝しない様に心掛けているけど」と、ラブリナが答える。
「では、休戦状態と言う事ね❗️恐らく、其の間、ネガティブ種族は勢力並びに軍事力の強化をしているわよ。其れで良いの。後日大いなる脅威になるわよ❗️」と、警告するミロル。
「其れは承知している。とはいえ、全面戦争になればかなり長引き、甚大なる被害が想定され、だから第3エリア内に封じ込める政策を選択したのよ❗️」と、説明するミロナ。
「其れも作戦の一つでしょうけど、大きな賭けだわ。駄作だと思うけど❗️」と、ミロル。
「そうかも知れない❗️マアッ、今となっては致し方がない。其れより、バルデラン暗黒ウォール内部の銀河団が気に掛かる。恐らく、其処にハマルデラン帝国の母星系が存在している可能性が非常に高い。フランソファ❗️ダークマターが取り除く事は出来ないのか」と、ミロルとの話を終わらせる為に、フランソファに問い掛ける。
「其れは無理ね❗️精々巨大なトンネルを構築させる程度よ」と、答えるフランソファ。
「では、恒久的なトンネルを構築して、何時でも出入り出来る様に出来ないかしら❗️」と、ミロナは
「7MDトンネルを恒久的に安定させるには、7MDトンネルをスバイヤル状態に保たなければならないのよ❗️現状では開発に時間が掛かるわよ❗️」と、フランソファが説明する。続けて「但し、自立型7MDトンネル浮揚ユニットをバルデラン暗黒ウォールの内外に配備すれば自由に出入り可能になるけど❗️」と、説明を終える。
「では、其の方法で配備してして❗️」と、ミロナ。
「了解。配備が完了したら戻るわね」と、フランソファ。
数時間。フランソファが統合本部司令センターに戻って来た。
「準備完了したわよ。何時でも中に進入出来るわ❗️」と、戻るなり報告する。
「ミロナ❗️安全性を確保する為に事前にロボット探査艦を送り出して調査させるべきよ」と、ミロルが警告する。ミロナとは若干性格が異なり慎重さが強い。
「そうね。ミロルの忠告に従うわ❗️」と、ミロナ。
会話を聞いていたマリエラは「現在保有しているロボット探査艦10万台を射出します❗️引き続き全力で探査艦を製造します。数日中には新たに10万台射出可能です」と、報告する。
「有難うマリエラ❗️原料、資材、部品等の補充は確保出来るのかしら」と、ミロナ。
「マルチ貨物列車が日数回運んで来ますので充分です。手抜かりは有りません」
「で、あったな。失礼な事を聞いてしまったわ」と、ミロナ。
其の遣り取りに、司令センター内に笑い声が広がる。
「ミロナ様❗️バルデラン暗黒ウォール内部に、自立型7MDトンネル浮揚ユニットを数台配備すればトンネルを造る必要は有りません。計算上上位次元からのドロップダウンなので、バルデラン暗黒ウォールの影響は受けません❗️」と、超絶知性生体脳ミロティシアが話し掛けて来た。
「本当に❗️」と、フランソファが問いただす。
「はい。私の計算に間違いは有りません」と、ミロティシアが答える。
「帝国最高の頭脳が計算したのでしたら間違いはないわね❗️では、トンネルを開通させて自立型7MDトンネル浮揚ユニットを5台送り込みましょう」と、フランソファ。
万が一に備え、計画は二通りで実行する事に決定した。先ず始めに7MDトンネルを開通させ、7MDトンネル浮揚ユニット5台を送り込む。次に7MDトンネルを常時安定させる為に、外部に3台を常時配備して3交代で稼働を続ける。
進入した7MDトンネル浮揚ユニット5台から受け入れ完了のシグナルが届く。最初に探査艦10万台が次々とドロップアップして行く。続いて、フローラ・ラハム・アンドライダ統轄元帥傘下の第2軍がドロップアップして行く。最後に、マリエラとラムレルリアン7MDがドロップアップして行った。
「マリエラ❗️バルデラン暗黒ウォール内部に第2出撃拠点を造りたい。早急に適切な星系を探し出して欲しい❗️」と、指示するラブリナ。
「了解致しました」と、マリエラ。
AG4.3紀元630年10月14日。バルデラン暗黒ウォール内部のバルダロス銀河ダルス星系第3惑星ロメスと命名して開発を開始する。
封印作業が完了して、出撃拠点としての開発も終了する。其の報告を受けたパメラ・ラハム・アンドライダ副大元帥は、第3軍、第4軍、第5軍を派遣し、リンダ・ラハム・アンドライダ統轄女王に、第6軍、第7軍派遣を要請する。
数時間後。報告を受けた新戦力の体制が整った。タイミング良く、探査艦からの報告も届き始め状況が少しづつ判明して来た。ミロナは最高幹部を召集し、制圧作戦会議を開催する。
「先ずはバルデラン母星系を探す事が第1の目標ですが、彼等は出てこないでしょう。従って286銀河同時に制圧を始め彼等を誘き寄せる作戦では如何かしら❗️」と、ラレン銀河連合帝国第1軍レリル・ラハム・リア統轄元帥。
「戦力を分散させれば想定外の大敗をする可能性があります。従って限定で、各軍10銀河の制圧を担当する作戦が妥当かと考えています❗️」と、第5軍のカテーナ・ラハム・アンドライダ統轄元帥。
「ダークエネルギーを放射している中心地を特定して、其処に何が存在しているか確認しましょう❗️恐らく其処はバルデラン銀河帝国に取っては最重要地域性に違い無いわ。其処を守る為に出てくるかも知れないわ❗️」と、フランソファ。
「フランソファ❗️万が一にも其の人工的に放射されている施設が破壊されたらどうなるの」と、ミロルが問い掛ける。
「ダークエネルギーとダークマターについては、研究段階で未だ詳細は不明なのよ❗️只、二通りの推測が出来るわ。
一つは、ダークマターが銀河団の重力に引かれ収縮し、塊となって重力が発生し周囲のダークマター等を引寄せ内部圧力に高熱が発生し燃え上がり恒星に成長するわね。其等恒星同士が衝突し、大爆発しブラックホールに進化して銀河団を呑み込むでしょう❗️
二つ目の推測は、ダークエネルギーの反発重力により急速に収縮して銀河団を呑み込んで超巨大ブラックホールが形成されるでしょう」と、答える。
「何れにしても銀河団は消滅するのね❗️」と、ミロル。
「と言うことは、軽はずみな破壊はしないと考えるかもね❗️」と、ラブリナ。
「彼等のメンタリーティは解らないけど、精神面においても、最重要な施設を簡単に破壊させないように防衛すると思うわ❗️」と、フランソファ。
「破壊しないで制圧する事にする。で、制圧作戦について他に意見は無いの❗️」と、ミロナ。
「全戦闘用母船ゴットライム7MD500万台と全戦艦ゴムラ7MD。5億台で全銀河同時に制圧作戦を実行してどうかしら❗️」と、ドゴン・ラハム・リア第1軍副統轄元帥。
暫し待ってから「他に意見は無いようなので、意見を纏める。マリエラは単独で放射中心地を目指す。第1軍、第2軍、第3軍、第4軍、第5軍は、パメラ・ラハム・アンドライダ副大元帥指揮の元全銀河同時制圧を実行する。
戦力としては、全ゴットライム500万台と、全ゴムラ5億台とする。マダルリアンは万が一或いは緊急事態に備えて待機させる❗️詳細はパメラ副大元帥を中心として打ち合わせて欲しい❗️」と、決定するミロナ。
マリエラは特定した放射中心地に向かった。残り60光秒圏内に入った時、いきなり脳内に脅迫的なメンタルヒュプノの圧力が掛かり、マリエラは緊急停止し後退する。残り60光秒圏内から離脱するとメンタルヒュプノの圧力は嘘の様に消える。
「ターゲットの60光秒圏内入ると同時に、脅迫的なメンタルヒュプノ波動の圧力が襲い掛かりましたので緊急後退しました。結果、60光秒圏内から離脱すると同時に圧力は消えました。従って、メンタルヒュプノバリアの有効範囲は60光秒圏内であると判明致しました。進入するには、6次元メンタル・フォーム・バリアを展開して進入するか、生体脳を持たない完全なロボット部隊だけです❗️」と、マリエラが説明する。
「此の様なバリアを利用出来るとすれば、其の科学レベルは我々に匹敵するか、或いは其れ以上だと考えられるわ❗️」と、フランソファが自分の見解を話す。
「マリエラ、生体脳が搭載されていない完全ロボット化された部隊は有るのかしら❗️」と、ラブリナが問い掛ける。
「有りません❗️但し、ミロナリオン生体金属並びにMC金属を使用して製造すれば完全ロボット戦艦の製造が可能です」と、答えるマリエラ。
「では早急に突撃制圧部隊として戦艦ゴムラ100台程度、搭載艦ガロン1000台程度で良いわ」と、ラブリナ。
「了解しました❗️では、ミロナ様専用の特殊突撃戦隊として製造開始します」と、マリエラ。
第2章。新たな時代 Vol-2-2。
AG4.3紀元630年10月7日。~AG4.3紀元630年10月13日。
(登場人物)リア人。
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。総合科学部局長。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。神聖リア帝国副摂政。
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️ティア・ラハム・リア。
リアリアン銀河連合帝国初代女王。
リア種族統一女王。
❣️ティアラ。
超絶集合精神知性体。
❣️リンダ・ラハム・アンドライダ。
惑星ラーム統轄女王。
❣️レムラ・ラハム・アンドライダ。
ラーム防衛艦隊司令長官。大元帥。
❣️ジーナ・ラハム・アンドライダ。
ラレイダ常駐船団統合大元帥。統合本部長官。
❣️バーラ・ラハム・リア。
副統合大元帥。副統合本部長官。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第2-2章。新たな時代 Vol-2-2。
ミロナは、新たに発見した銀河団をミロナリアン超銀河団と命名し、最も近い銀河に出撃拠点の建設を命じる。
AG4.3紀元630年10月7日。見つけ出したミロナリアン超銀河団ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルに出撃拠点の建設を開始する。此の事がマリエラから本国に伝えられる。
本国より10億8千万光年離れているミロナリアン超銀河団ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルを、神聖リア帝国第7母星と認定にて本格的な開発をする事が帝国頂上会議で決定する。
本国並びにアルティミスから各種機材、パーツ並びに資材等が自立型マルチ貨物列車7MDで次々と輸送されて来る。
AG4.3紀元630年10月12日。リストアリバイブラーの働きも有り、ナリダナ銀河ナリル星系第3惑星ナロルは第7母星に相応しい改造が完了した。
本部から赴任して来たミランダ・ラハム・アンドロイダが統轄女王に就任し、ミロナリアン超銀河団制圧を担当する事になった。其の為の戦力として、100個軍が到着する。
ミロナ等はミランダ・ラハム・アンドロイダ統轄女王と対談する。
ミロナは「ミロナリアン超銀河団の調査、制圧を託したい。我々はバルデラン暗黒ウォールの調査と、バルデラン銀河帝国の母星系を探し出します。ミランダ❗️或いは、ミロナリアン超銀河団内にバルデラン銀河帝国の母星系が有るかも知れないので、情報の共有化をお願いしたい❗️」と、要請する。
「承知致しましたミロナ様❗️但し、危険が迫った場合は早急に救援シグナルを送信して下さい。全力で救援に駆け付けます❗️ミロナ様が滞在している所が即神聖リア帝国の中枢であり帝国其のものであると認識していて下さい❗️」と、ミランダ統轄女王。
「忠告並びに痛い所を指摘されたわ❗️でも、私の我儘をストレートに指摘してくれる人がいた事に感謝します。有難うミランダ❗️何か道を外しそうな時はまた指摘して下さい」と、謙虚に答える。
ミランダはにっこりと微笑んで「リアナお姉様から聞いていた通りの人ですわね❗️ミロナ様は、素直で謙虚で、誠実其のものですもの」
「ミランダ、誉めすぎです❗️私は責任の重過から逃れてふらふらしている我儘し放題なのですから」と、謙遜して答える。
「国民の誰一人も、其の様に考えている人はおりません❗️寧ろ、偉大なる指導者、或いは女神様だと崇められていますよ❗️」と、ミランダ。
「ミロナは絶大なる信頼を得ているのね❗️」と、ミロルが割って入る。
「ミロル様❗️ミロナ様と瓜二つなのですね。2人並んだら見分けが付きません」と、感嘆する。
「では、神聖リア帝国の階級紋章を付ける事にする」
「階級紋章等有りませんが⁉️」と、ミランダ。
「マリエラが盗み聞きしているだろうから、恐らく早急に考え出すでしょう❗️」と、ミロナ。
何処からと無く笑い声が聞こえて来る。「ミロナ様、盗み聞きとは酷い言い掛かりです」と、抗議するマリエラ。
「マリエラ❗️冗談よ。気にしないで。階級紋章の件宜しくね」と、ミロナ。
「承知しておりますミロナ様❗️早急に正式な階級と階級紋章を検討します」と、マリエラ。
「マリエラめっ❗️かなり進化して益々人らしく成長したのね」
「有難う御座います❗️」と、マリエラ。
「ミランダ❗️と、言う事で近々完成するでしょう。では、私達は出発する」と、ミロナ。
フランソファ・ラハム・リアは、先ず始めにバルデラン暗黒ウォールに7MDトンネルを反転させて穴開ける作業を開始する。調整に少々時間が掛かるが、滞りなく穴が開いた。次に7DMリサチャーと、6MTリサチャーで内部の調査を開始する。10数分後。驚くべき結果が判明する。
フランソファはミロナ等とコンタクトを取り「ミロナ❗️バルデラン暗黒ウォールの内部は空洞になっていて、中に2、300個の銀河が存在しているわ。不思議な事に、バルデラン暗黒ウォールは、人口的に捜査されている可能性が有るわ❗️其の証拠に、内部の中枢部から全方向にダークエネルギーが放射されているの」と、説明する。
ミロナは一瞬驚く、ネガティブ種族の事が頭を過ったからで有る。
「フランソファ❗️ネガティブ放射は存在するの」と、問い掛ける。
「ネガティブ放射❗️全く存在して無いけど。寧ろポジティブ放射が満ち溢れているけど」と、答えるフランソファ。
「バカね❗️ミロナはネガティブ種族の事を思い描いたのよ」と、ラブリナ。
「アッ❗️すっかり忘れていたわ」と、フランソファ。
「ラブリナ❗️ネガティブ種族って」と、問い掛けるミロル。
ミロナが代わって答える。「我々全体をポジティブ種族と認定し、其れに反する種族をネガティブ種族と認定したのよ❗️更に詳細な区別すると、性格、思考形態が我々とは正反対なのよ。物資と反物質、或いは陰と陽の関係と言うのかしら。互いに相容れない間柄の関係だと言う事よ❗️」と、説明するミロナ。
「良く解らないけど、未だ存在しているの❗️」と、ミロル。
「リアリアン超銀河団ゾーン第3エリアに存在しているわ❗️現在はお互いに緩衝しない様に心掛けているけど」と、ラブリナが答える。
「では、休戦状態と言う事ね❗️恐らく、其の間、ネガティブ種族は勢力並びに軍事力の強化をしているわよ。其れで良いの。後日大いなる脅威になるわよ❗️」と、警告するミロル。
「其れは承知している。とはいえ、全面戦争になればかなり長引き、甚大なる被害が想定され、だから第3エリア内に封じ込める政策を選択したのよ❗️」と、説明するミロナ。
「其れも作戦の一つでしょうけど、大きな賭けだわ。駄作だと思うけど❗️」と、ミロル。
「そうかも知れない❗️マアッ、今となっては致し方がない。其れより、バルデラン暗黒ウォール内部の銀河団が気に掛かる。恐らく、其処にハマルデラン帝国の母星系が存在している可能性が非常に高い。フランソファ❗️ダークマターが取り除く事は出来ないのか」と、ミロルとの話を終わらせる為に、フランソファに問い掛ける。
「其れは無理ね❗️精々巨大なトンネルを構築させる程度よ」と、答えるフランソファ。
「では、恒久的なトンネルを構築して、何時でも出入り出来る様に出来ないかしら❗️」と、ミロナは
「7MDトンネルを恒久的に安定させるには、7MDトンネルをスバイヤル状態に保たなければならないのよ❗️現状では開発に時間が掛かるわよ❗️」と、フランソファが説明する。続けて「但し、自立型7MDトンネル浮揚ユニットをバルデラン暗黒ウォールの内外に配備すれば自由に出入り可能になるけど❗️」と、説明を終える。
「では、其の方法で配備してして❗️」と、ミロナ。
「了解。配備が完了したら戻るわね」と、フランソファ。
数時間。フランソファが統合本部司令センターに戻って来た。
「準備完了したわよ。何時でも中に進入出来るわ❗️」と、戻るなり報告する。
「ミロナ❗️安全性を確保する為に事前にロボット探査艦を送り出して調査させるべきよ」と、ミロルが警告する。ミロナとは若干性格が異なり慎重さが強い。
「そうね。ミロルの忠告に従うわ❗️」と、ミロナ。
会話を聞いていたマリエラは「現在保有しているロボット探査艦10万台を射出します❗️引き続き全力で探査艦を製造します。数日中には新たに10万台射出可能です」と、報告する。
「有難うマリエラ❗️原料、資材、部品等の補充は確保出来るのかしら」と、ミロナ。
「マルチ貨物列車が日数回運んで来ますので充分です。手抜かりは有りません」
「で、あったな。失礼な事を聞いてしまったわ」と、ミロナ。
其の遣り取りに、司令センター内に笑い声が広がる。
「ミロナ様❗️バルデラン暗黒ウォール内部に、自立型7MDトンネル浮揚ユニットを数台配備すればトンネルを造る必要は有りません。計算上上位次元からのドロップダウンなので、バルデラン暗黒ウォールの影響は受けません❗️」と、超絶知性生体脳ミロティシアが話し掛けて来た。
「本当に❗️」と、フランソファが問いただす。
「はい。私の計算に間違いは有りません」と、ミロティシアが答える。
「帝国最高の頭脳が計算したのでしたら間違いはないわね❗️では、トンネルを開通させて自立型7MDトンネル浮揚ユニットを5台送り込みましょう」と、フランソファ。
万が一に備え、計画は二通りで実行する事に決定した。先ず始めに7MDトンネルを開通させ、7MDトンネル浮揚ユニット5台を送り込む。次に7MDトンネルを常時安定させる為に、外部に3台を常時配備して3交代で稼働を続ける。
進入した7MDトンネル浮揚ユニット5台から受け入れ完了のシグナルが届く。最初に探査艦10万台が次々とドロップアップして行く。続いて、フローラ・ラハム・アンドライダ統轄元帥傘下の第2軍がドロップアップして行く。最後に、マリエラとラムレルリアン7MDがドロップアップして行った。
「マリエラ❗️バルデラン暗黒ウォール内部に第2出撃拠点を造りたい。早急に適切な星系を探し出して欲しい❗️」と、指示するラブリナ。
「了解致しました」と、マリエラ。
AG4.3紀元630年10月14日。バルデラン暗黒ウォール内部のバルダロス銀河ダルス星系第3惑星ロメスと命名して開発を開始する。
封印作業が完了して、出撃拠点としての開発も終了する。其の報告を受けたパメラ・ラハム・アンドライダ副大元帥は、第3軍、第4軍、第5軍を派遣し、リンダ・ラハム・アンドライダ統轄女王に、第6軍、第7軍派遣を要請する。
数時間後。報告を受けた新戦力の体制が整った。タイミング良く、探査艦からの報告も届き始め状況が少しづつ判明して来た。ミロナは最高幹部を召集し、制圧作戦会議を開催する。
「先ずはバルデラン母星系を探す事が第1の目標ですが、彼等は出てこないでしょう。従って286銀河同時に制圧を始め彼等を誘き寄せる作戦では如何かしら❗️」と、ラレン銀河連合帝国第1軍レリル・ラハム・リア統轄元帥。
「戦力を分散させれば想定外の大敗をする可能性があります。従って限定で、各軍10銀河の制圧を担当する作戦が妥当かと考えています❗️」と、第5軍のカテーナ・ラハム・アンドライダ統轄元帥。
「ダークエネルギーを放射している中心地を特定して、其処に何が存在しているか確認しましょう❗️恐らく其処はバルデラン銀河帝国に取っては最重要地域性に違い無いわ。其処を守る為に出てくるかも知れないわ❗️」と、フランソファ。
「フランソファ❗️万が一にも其の人工的に放射されている施設が破壊されたらどうなるの」と、ミロルが問い掛ける。
「ダークエネルギーとダークマターについては、研究段階で未だ詳細は不明なのよ❗️只、二通りの推測が出来るわ。
一つは、ダークマターが銀河団の重力に引かれ収縮し、塊となって重力が発生し周囲のダークマター等を引寄せ内部圧力に高熱が発生し燃え上がり恒星に成長するわね。其等恒星同士が衝突し、大爆発しブラックホールに進化して銀河団を呑み込むでしょう❗️
二つ目の推測は、ダークエネルギーの反発重力により急速に収縮して銀河団を呑み込んで超巨大ブラックホールが形成されるでしょう」と、答える。
「何れにしても銀河団は消滅するのね❗️」と、ミロル。
「と言うことは、軽はずみな破壊はしないと考えるかもね❗️」と、ラブリナ。
「彼等のメンタリーティは解らないけど、精神面においても、最重要な施設を簡単に破壊させないように防衛すると思うわ❗️」と、フランソファ。
「破壊しないで制圧する事にする。で、制圧作戦について他に意見は無いの❗️」と、ミロナ。
「全戦闘用母船ゴットライム7MD500万台と全戦艦ゴムラ7MD。5億台で全銀河同時に制圧作戦を実行してどうかしら❗️」と、ドゴン・ラハム・リア第1軍副統轄元帥。
暫し待ってから「他に意見は無いようなので、意見を纏める。マリエラは単独で放射中心地を目指す。第1軍、第2軍、第3軍、第4軍、第5軍は、パメラ・ラハム・アンドライダ副大元帥指揮の元全銀河同時制圧を実行する。
戦力としては、全ゴットライム500万台と、全ゴムラ5億台とする。マダルリアンは万が一或いは緊急事態に備えて待機させる❗️詳細はパメラ副大元帥を中心として打ち合わせて欲しい❗️」と、決定するミロナ。
マリエラは特定した放射中心地に向かった。残り60光秒圏内に入った時、いきなり脳内に脅迫的なメンタルヒュプノの圧力が掛かり、マリエラは緊急停止し後退する。残り60光秒圏内から離脱するとメンタルヒュプノの圧力は嘘の様に消える。
「ターゲットの60光秒圏内入ると同時に、脅迫的なメンタルヒュプノ波動の圧力が襲い掛かりましたので緊急後退しました。結果、60光秒圏内から離脱すると同時に圧力は消えました。従って、メンタルヒュプノバリアの有効範囲は60光秒圏内であると判明致しました。進入するには、6次元メンタル・フォーム・バリアを展開して進入するか、生体脳を持たない完全なロボット部隊だけです❗️」と、マリエラが説明する。
「此の様なバリアを利用出来るとすれば、其の科学レベルは我々に匹敵するか、或いは其れ以上だと考えられるわ❗️」と、フランソファが自分の見解を話す。
「マリエラ、生体脳が搭載されていない完全ロボット化された部隊は有るのかしら❗️」と、ラブリナが問い掛ける。
「有りません❗️但し、ミロナリオン生体金属並びにMC金属を使用して製造すれば完全ロボット戦艦の製造が可能です」と、答えるマリエラ。
「では早急に突撃制圧部隊として戦艦ゴムラ100台程度、搭載艦ガロン1000台程度で良いわ」と、ラブリナ。
「了解しました❗️では、ミロナ様専用の特殊突撃戦隊として製造開始します」と、マリエラ。
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