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第5章。ロボット帝国 Vol-5-4。

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❤️天翔るリアの女王第2部  Vol-5-4❤️
第5章。ロボット帝国 Vol-5-4。
 AG4.3紀元631年4月6日。~AG4.3紀元631年4月19日。

(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
 能力者(思念波。念動力、瞬間移動。原子変換能力。ヒュプノ能力。次元転換能力。物資復元能力(リストラリバイブラ能力)

❣️ミロル・ラハム・リア。
 ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
 ラレン銀河連合帝国女王。

❣️フランソファ・ラハム・リア。
 クォークトロニクス学者。高エネルギー学者。高次元学者。天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️ラブリナ・ラハム・リア。
 リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。

❣️ホナミ・ラハム・リア。
 科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。

❣️ララ・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。レーマー(統合大元帥)。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。

❣️ミレル・ラハム・リア。
 クリスタルレーネ母船長官。ミロナ神聖女王親衛部隊副統合司令長官。

❣️ラレイル・ラハム・リア。
 ミロナ神聖女王親衛部隊統轄大元帥。

❣️ロレイン・ラハム・リア。
 神聖リア帝国副摂政。統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。神聖リア帝国旅団船団司令長官。

❣️エリル・ラハム・バルデラン。
 バルデラン公爵の次女。科学技術庁長官。公女。科学調査船団10万台の統轄司令。

❣️ティル・メデロ・デラン。
 アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。

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第5章。ロボット帝国 Vol-5-4。 
 ニグラ・ダルン・デロル第2方面軍大元帥傘下の船団が敗退し、ホイヘン銀河がミリアン銀河連合帝国に制圧された事を知ったドゴル・ダルン・デロル7世皇帝は、激憤してヨダ・ダルン・デロル帝国軍総督を咜り付ける。
「ヨダ総督、直ちにホイヘン銀河を奪取し、ミリアン銀河連合帝国を叩き潰せ❗️」と、劇を飛ばす。
「仰せのままに❗️」と、儀礼し玉座から退室して行った。
 総督府に戻り部下を召集する。AG4.3紀元631年4月6日。総督は、ミリアン銀河連合帝国制圧船団を組織し、
ナルレ・ダルン・デロル第2皇女をミリアン銀河連合帝国制圧船団統合司令長官とし、ダナ・ダルン・デロル帝国軍統轄大元帥をミリアン銀河連合帝国制圧船団長兼副司令長官として10個船団を出発させた。
 彼等の当面の目的地はホイヘン銀河で有る。1時間後、10個船団が次々とホイヘン銀河外縁にドロップダウンして来た。

 探査艦7MTD・Fネットワークは、直ちに探知したデータをホイヘン銀河バレン星系第4惑星バランのレノマ・ラハム・リアン総督に報告する。
 報告を受けたレノマ総督はニヤリと微笑んだ。直ぐに極秘回線を開き、カナレロ・ラハム・リアン統轄女王に報告をする。
「貴方の戦力だけで足りますか、かなりの巨大な船団ですが❗️」心配して問い掛ける。
「恐らくは互角程度には戦えるでしょう。万が一敗戦しそうな時は救援願います❗️」と、答える。
「では御武運を❗️」と、答えて女王はコンタクトを切る。
 レノマ・ラハム・リアン総督は、改造した浮揚戦闘起動リングヘル・Fを起動させ、星系外縁ハロー部に隠す。更に、リストアリバイブラーで浮揚戦闘起動リングヘル・Fの復元を開始させる。
 星系防衛の為に、4個軍を第4惑星と第5惑星の中間に配備し、1個軍を第3惑星全面に配置する。迎え撃つ準備は整った。だが、用心深い総督は更に5個軍を予備戦力として第5巨大ガス惑星に隠した。
 AG4.3紀元631年4月8日。バレン星系外縁より3光年離れた宙域に次々とドロップダウンする。用心深いナルレ・ダルン・デロル第2皇女の命令で、直接攻撃を控えたので有る。
 偵察艦10台が発進し、バレン星系に向かった。ナルレ第2皇女は偵察艦から報告が届く迄待機する意思を固める。
 探知ネットワークは、敵制圧船団の動きを把握していた。其の情報はレノマ・ラハム・リアン総督と、カナレロ・ラハム・リアン統轄女王並びに超越知性生体脳レーネも共有していた。報告を受けたミロナは一気に制圧したい願望に捕らわれるが、押し止める。
 カナレロ女王は敵船団が余りにも巨大な船団なのを心配し、本国のミラン・ラハム・リアン摂政に通達した。
 万が一の場合は全力で救援するとの報告を受け、些か安心感が沸いて来た。後は総督の手腕を祈るだけだった。

 AG4.3紀元631年4月13日。調査艦1台が戻り、ナルレ・ダルン・デロル第2皇女に報告する。
「敵艦隊は第4と第5惑星の中間と、第3惑星全面に船団を配備して待ち構えています。概算ですが、我が船団の十分の1程度です❗️」と、報告した。
「ご苦労様でした。一気に叩き潰せる戦力ですが、我々が気が付かない罠が有るかも知れない。従って、陽動攻撃を仕掛けて敵の出方を確認する。ダルバ・ダルン・デロル第1船団長、陽動攻撃を開始せよ❗️」と命令する。
 命を受けたダルバ第1船団長は、本隊から離脱してドロップアップして行く。同時にバレン星系外縁から3光月離れた宙域にドロップダウンする。
 AG4.3紀元631年4月14日。ダルバ第1船団長は、作戦内容を伝え、ヤナル・ダルン・デロル第101軍大元帥に偽装攻撃を命令する。
 レノマ・ラハム・リアン総督は、1個戦隊に、敵船団が攻撃を開始したら迎撃する様命令を出す。防衛船団から1個戦隊は7MDバリアを展開して本隊から離脱。先頭に躍り出る。そして、全面にメンタル・フォーム・フィールドを展開させる。敵101ー01艦隊が星系内に進入し、1個戦隊に急接近して来る。
 射程距離に入ると同時に一斉に砲撃を開始する。何百状ものエネルギービームが1個戦隊に伸びて来るが、2キロメートル前方で見えない壁に阻まれ四方八方に跳び散る。
 其の直後。1個戦隊が反撃を開始。マダルリアンの主砲が敵艦隊の中心部に命中し、瞬時に半数程か消滅。生き延びた敵艦隊は急旋回し脱出を試みるが、戦闘用母船ゴットライムから射出された戦艦ゴムラ数万台に追撃され全滅した。
 監視していたヤナル・ダルン・デロル第101軍大元帥は、些か恐怖を感じた。敵対している未知種族は、我々より数段科学レベルが高い。戦って勝てる相手では無いのでは、との思いが沸き上がって来た。自制して第2皇女に報告する。
「妃殿下、サー。偽装攻撃艦隊は全滅して失敗でした。所見ですが、未知種族の科学力はかなり優れており、我々は手も足も出せませんでした❗️」と、正直に報告する。
「私も確認した。未知と戦うには、我々も超大型母船を中心に戦う必要が有る。ヤナル大元帥、御苦労でした。かなり参考になりました❗️」と答える。
 ヤナル大元帥はホッとした。バッシングされると思っていたからだ。妃殿下の心の広さに敬意が芽生える。

 第2妃殿下は、通信ネットワークで大幹部等と戦略会議を開く。
 第2船団長のナルゴ・ダルン・デロルが最初に口を開いた。「妃殿下、サー。たった1星系を制圧出来ない様では、ミリアン銀河連合帝国の制圧等叶う訳が有りません❗️我々は自慢出きる程の巨大な戦力を有しています。此処は出し惜しみする事無く、大戦力を持って一気に制圧するべきです❗️スタートは、バレン星系第3惑星バルボなのですから」と、力説する。
「私は戦って見て感じた事は、敵種族は不可思議防御フィールドを展開させ、我々の攻撃を防いでおり、此のフィールドを破壊しない限り敵母船の直接攻撃は不可能です❗️だが、幾ら優れた防御フィールドであれ、許容限界が有るはずです。従って、我々が同時に攻撃すれば必ず破壊出来るでしょう❗️」と、話すヤナル・ダルン・デロル第101軍大元帥。
「では、私の全船団で攻撃しましょう❗️」と、ナルゴ・ダルン・デロル第2船団長。
「いやっ、私の船団が突入します。101ー01艦隊の仇討ちを兼ねて」と、ダルバ・ダルン・デロル第1船団長。
 其れから小一時間の協議を繰り返し、最終的にダルバ・ダルン・デロル第1船団長の提案で第1船団が制圧船団に選ばれた。
 AG4.3紀元631年4月16日。第1船団は待機ポジションから発進し、バレン星系に向かった。30数分後、次々とドロップアップし、バレン星系内にドロップダウンする。

 探知センターからレノマ・ラハム・リアン総督に、緊急通信が届く。
「探知センターです❗️敵船団が星系内にドロップダウンしてきました」と、報告する。
「承知した❗️」と、総督。通信回線を切り替えて「戦闘体制フォーメーション・アルファ。可能な限り敵船団を無力化して拿捕せよ❗️」と、命令する。
 マダルリアンは横一線に並びに、戦闘用母船ゴットライムは半数毎上下に移動開始する。敵船団は、まるで猪の様に楔形体型で一直線に進んでくる。
「全母船へ、メンタル・フォーム・フィールドを展開。マダルリアンは包囲包囲する様に移動開始❗️」と、命令するレノマ・ラハム・リアン総督。
 射程距離に入ると同時に「各戦隊毎全面の母船に集中攻撃せよ❗️」と、ダルバ・ダルン・デロル第1船団長が号令を出す。
 強烈な集合エネルギービームが、各マダルリアンのメンタル・フォーム・フィールドに命中し7色に輝きだした直後に大爆発して消滅する。
 スクリーンを見ていた総督は「全マダルリアン砲撃開始❗️戦闘起動リングヘル・F、敵船団の背後から攻撃せよ❗️」と、命令する。
 マダルリアンの主砲が同時に火を吹く。其の直後、敵船団は散開し砲撃を交わす行動を開始するが間に合わず数百台が大爆発して消滅する。
 マダルリアン船団は包囲擂る様に移動するが、敵船団は四方八方に散開した為包囲作戦は失敗する。双方供に距離を開け対峙する。そんな状態の時、戦闘起動リングヘルが敵船団の背後に出現し攻撃を開始する。
 戦況は一変した。敵母船は慌てて蜘蛛の子を散らす様に四方八方に退避して行く。其の素早さは称賛に値する。
 数時間が経過するが、戦況に編かは無い。レノマ・ラハム・リアン総督は、捕獲を諦め、早期に決着を付ける決断を決意をする。全船団に、ゼロ次元フィールド触手砲で攻撃する様命令する。
 復元完了した起動リングヘル・F2と、起動リングヘル・F12台を敵船団の左右に進行させ、分断する戦略で有る。だが、敵船団は其の作戦を見抜き、後方に下がって行く。
 レノマ総督は長期戦を覚悟する。忍耐強く敵船団の出方を待つ事にする。戦闘フォーメーションをU字形体型に変更する。

 ミリアン銀河連合帝国制圧船団統合司令長官で有る。ナルレ・ダルン・デロル第2公女は、全く進展がない制圧作戦に若干苛立っていた。ダナ・ダルン・デロル帝国軍総統轄大元帥を呼び出し、早く制圧する様激を飛ばす。
 第2皇女から激を飛ばされたダナ・ダルン・デロル総統轄大元帥は、ダルバ・ダルン・デロル第1船団長に対し厳しい口調で、早々に制圧する様厳命する。
 AG4.3紀元631年4月18日。ダルバ第1船団長は、死を覚悟して一斉攻撃命令する。ダルバ第1船団長は包囲されると考え、本隊から船団を2つ別けて突撃する。
「よし、罠に掛かった。全マダルリアンへ。円錐形体型で間に突撃せよ❗️」と、号令を出す。
 2つに別れた敵船団は先頭の起動リングヘルに猛攻撃しながら外側に逃げて行き、逆に取り囲む様に回り込む。気が付いた時には手遅れだった。
 マダルリアンの7MDバリアは真っ赤に燃え上がり、許容限界を越え数回揺らいで弾け飛んだ。
 マダルリアンは反撃に転じるが、船体に次々とエネルギービームが命中する。自己修復能力、エネルギー吸収能力を持つミロナリオン生体金属が敵船団のエネルギービームを吸収し船体を強化させる。
「全船団ゼロフィールドバリアを展開し、ゼロ次元フィールド砲で反撃せよ❗️」と、レノマ総督は号令する。
 マダルリアンの反撃は凄まじく、敵船団はゼロ次元フィールド砲が命中する宇宙が燃え上がり構造亀裂が発生し吸い込まれて消滅する。
 マダルリアンも集中砲火で数台大爆発して行く。数時間後。双方供に大打撃を受け戦線から離脱する。戦闘体型を立て直し、再び対峙する。


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 ライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥は、3銀河同時制圧を決意する。ノナロン銀河制圧船団はパレロ・ラハム・リアン401軍大元帥に、ナロバルボ銀河制圧船団はイレヌラ・ラハム・リアン402軍大元帥。ナロルダル銀河制圧船団はヌレイル・ラハム・リアン403軍を任命した。
 3銀河制圧船団は、AG4.3紀元631年4月6日午前10時。本隊から離脱して数分後に、ドロップアップして行った。
 
 AG4.3紀元631年4月18日。ノナロン銀河、ナロバルボ、イナロルダル銀河の3銀河の極秘星系開発が完了し、3銀河制圧作戦を開始する。3銀河外縁にドロップダウンし、数分後には3銀河内に警報が響き渡り、数秒後ナルレ・ダルン・デロル第2皇女に通報が届いた。
 懸命なナルレ第2皇女は「どうやら罠に填まった様ね❗️我々をホイヘン銀河バレン星系に呼び寄せ、其の隙に3銀河を制圧する作戦とは。司令長官と会って見たいわね❗️」と、ナルレ第2皇女。
「ダナ総統轄大元帥、バレン星系制圧は託す。私は3銀河の救援向かう❗️」
「承知致しました❗️」

 ナルレ第2皇女率いる本隊は、急遽反転して3銀河方面に向かってドロップアップして行く。同時に、3銀河近辺にドロップダウンした。直ちに探知作業を開始する。数時間後。現在地から3銀河を挟んで反対側にライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥傘下の本隊を探知する。更に、3銀河の外縁にも敵営を探知する。
「ナルゴ第2船団長、3銀河救援を託す。直ちに敵船団を殲滅させよ❗️」と、命じる。本隊から離れて、第2船団が離脱して行く。本隊も移動を続け敵本隊に向かう。
 AG4.3紀元631年4月19日。ナルゴ・ダルン・デロル第2船団長傘下の艦隊が、3銀河の外縁に到着する。敵艦隊の動向を探り、各艦隊を送り出した。


AG4.3紀元631年4月6日。
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 マザーシップ・クリスタルレーネの超越知性生体脳レーネは、回収した6次元メンタル標識塔を改造し、番号を付けて送り出した。更に新造した自立型マルチ6次元メンタル標識塔ミル7MDも続き番号を付けて次々と送り出している。其の成果も有り、ミロダリアン超銀河団東部の状況がかなり判明していた。
 ロボット帝国のミリアン銀河連合帝国の銀河制圧も掌握している。だが、間も無く銀河対戦が勃発する事までは気が付かなかった。

 AG4.3紀元631年4月18日。ラブリナは待機する事に飽きていた。其れに対しフランソファは新兵器の開発とダークエネルギー、ダークマターの研究に没頭している。
 其の様な状態の時、探知ネットワークからロボット帝国が3銀河の制圧を開始したとの報告が届いた。
「ミロナ。ミロル❗️3銀河方面に様子を探りに行きましょう」と、強引に説得。
 ミロナ等幹部は押しきられ、3銀河方面に向かう事になった。マザーシップ・クリスタルレーネは音も振動間も無く静かに発進する。数秒後。瞬間移動し、3銀河近辺に復帰する。超越知性生体脳レーネは、完成した自立型マルチ6次元メンタル標識塔ミル7MD5台を3銀河近辺に送り出す。同時に、自立型ロボット探査艦7MTD数万台を射出する。
「芝下待機し、3銀河並びに周辺の調査します❗️」と、超越知性生体脳レーネ。
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