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第5章。ロボット帝国 Vol-5-5。
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❤️天翔るリアの女王第2部 Vol-5-5❤️
第5章。ロボット帝国 Vol-5-5。
AG4.3紀元631年4月20日。~AG4.3紀元631年4月23日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
能力者(思念波。念動力、瞬間移動。原子変換能力。ヒュプノ能力。次元転換能力。物資復元能力(リストラリバイブラ能力)
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
クォークトロニクス学者。高エネルギー学者。高次元学者。天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ホナミ・ラハム・リア。
科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。
❣️ララ・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。レーマー(統合大元帥)。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。
❣️ミレル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長官。ミロナ神聖女王親衛部隊副統合司令長官。
❣️ラレイル・ラハム・リア。
ミロナ神聖女王親衛部隊統轄大元帥。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。神聖リア帝国旅団船団司令長官。
❣️エリル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。科学技術庁長官。公女。科学調査船団10万台の統轄司令。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第5章。ロボット帝国 Vol-5-5。
探知ネットワークセンターから報告が届く。
「探知ネットワークセンターです❗️ホイヘン銀河バレン星系の戦況は、殲滅戦の様相が濃厚です。レノマ・ラハム・リアン総督が開発した浮揚戦闘起動リングヘル・F2台が、最終兵器で有るゼロフィールドバリアを展開し、ゼロ次元フィールド砲を使用する決意をした様です❗️」と、声が広がる。
「通信センター❗️レノマ・ラハム・リアン総督とダイレクトコンタクトは可能か、可能なら直ちにコンタクトせよ❗️」と、命令する。
数秒後。レノマ・ラハム・リアン総督がスクリーンに現れる。
「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️」と、話し掛ける。
ミロナの遺伝子で培養され造られたレノマ・ラハム・リアン総督は、人目見ただけで創造者で有ると認識し、深々と儀礼する。
「レディマスター・ミロナ陛下、サー❗️陛下の命令で、ミロダリアン超銀河団東部制圧作戦を実行中です❗️」と、報告する。
「承知しています。只、レノマ総督が開発した浮揚戦闘起動リングヘルは殲滅兵器の様です。使用するのは構わないが、極力虐殺する様な使用は慎みなさい。探知ネットワークからの報告では、ダルバ・ダルン・デロル第1船団の殲滅を決意した様ですが、可能ならフォーム・フォース・フィールドで封じ込め捕獲なさい❗️」と、命令する。
「サー❗️レディマスターの仰せのままに」と、答える。
ミロナは通信回線を切り替えて、ミロダリアン超銀河団東部ダリル銀河団ミリアン銀河ミリル星系第3惑星リアンの、ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアンと、コンタクトを付ける。
スクリーンにイメージ像が映る。「レディマスター❗️ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアンです。ミロダリアン超銀河団東部制圧は順調に進行中です」と、報告する。
「レノマ総督から聞いています❗️3銀河の制圧も開始された様ですね」と、答える。
「ライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥傘下の401軍ロコ・ラハム・リアン大元帥はノナロン銀河制圧軍を、402軍ラナ・ラハム・リアン大元帥は、ナロバルボ銀河制圧。403軍イム・ラハム・リアン大元帥は、イナロルダル銀河制圧を担当しています❗️」と、報告する。
「各銀河の制圧は、極力人命の損失が出ない様な作戦で実行して欲しい」
「かなり難しい注文ですが、レディマスターの要望に叶う様実行します❗️」と、答える。
「此処は偽装出撃ポイントです❗️何れダリル銀河連合帝国に気が付かれるでしょう。従って、更に偽装して此処から引き上げ、マザーシップ・クリスタルレーネに戻ります❗️」と、ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアン。
「承知した。ダリル銀河連合帝国の切れ者、ナルレ・ダルン・デロル第2皇女が動き出した。ミルルのロボット帝国の場所を確保しておく。早々に偽装して撤退なさい❗️」
「レディマスターの仰せのままに❗️」
AG4.3紀元631年4月21日。ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアン等一行が、マザーシップ・クリスタルレーネに格納される。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロナ神聖女王から命令を受けたレノマ総督は、ダルバ第1船団を捕獲する為に、最終防衛ラインを第3惑星バルボから30万キロメートル全面に10個軍を布陣させ、
本隊20個軍から5個軍を前衛船団として本隊から5万キロメートル前進させる。再配置が終了したAG4.3紀元631年4月20日午前9時。レノマ・ラハム・リアン総督は攻撃命令を出した。
前衛船団5個軍が、ダルバ第1船団の本隊に向かって突進して行く。ダルバ第1船団長は判断を間違えてしまった。前回と同じ戦法だと思い、左右に別れながら攻撃を開始する。
レノマ総督の本隊真も左右な別れ、更に外側に展開して行く。前衛船団は第1船団を突き抜けて急速旋回する。
第1船団は、退路を絶たれた状態になり、第3惑星バルボに進路を取るしかない。だが、其の全面には10個軍が待機している。
ダルバ第1船団長は自分の判断が間違えたと認識し後悔する。もはや、玉砕しか無いとの思いが脳裏に走る。いきなり全面には10個軍が左右に別れ包囲する。
第1船団は減速するしか方法がなくなる。ダルバ第1船団長は減速して、小旋回するが反撃する事は出来なかった。
「私はミリアン銀河連合帝国バレン星系総督のレノマ・ラハム・リアンです❗️もはや逃げ道は有りません。我々は虐殺するつもりは有りませんので、降伏する事をお薦めします❗️」と、メッセージを送信する。
AG4.3紀元631年4月21日。ダルバ第1船団長は、側近幹部等と話し合い降伏を決意した。降伏した第1船団は第4惑星バラン宇宙空港に着陸する。其の報告は直ちにクリスタルレーネに届けられる。
レノマ総督はリストアリバイブラー10台で、浮揚戦闘起動リングヘルを1日100台ペースで復元している。完成した浮揚戦闘起動リングヘルは、3銀河制圧船団司令長官のライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥の元に送り続けている。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ダリル銀河連合帝国ナルレ・ダルン・デロル第2皇女の船団は、3銀河を挟んで対峙している。聡明で用心深いナルレ第2皇女は、数100台の調査船を送り出している。
ナルレ第2皇女は、後手になっている最大の要因は情報不足が原因だと気が付いていた。本国の帝国軍総督ヨダ・ダルン・デロルと、極秘通信でコンタクトを取り、探知・通信ネットワークを早急に構築する様要請する。ヨダ総督は、第2皇女の説明に納得し早急に要望に答えると約束する。
AG4.3紀元631年4月21日。ナルレ第2皇女の船団は更に3銀河に接近する。遠距離探知で走査を開始する。其の結果、第2方面軍本拠星系で有るミロダリアン超銀河団東部東宙域ノナロン銀河に戦力が集中していると判明する。
AG4.3紀元631年4月20日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
AG4.3紀元631年4月23日。
第1船団が降伏したとの報告を受けたクリスタルレーネは、ホイヘン銀河バレン星系第4惑星バランに移動し、ダルバ・ダルン・デロル第1船団長並びに第1船団を引き取り、再び3銀河に戻った。
星系外で傍観していたミリアン銀河連合帝国制圧船団副司令長官ダナ・ダルン・デロル帝国軍統轄大元帥は、AG4.3紀元631年4月22日ナルレ第2皇女と合流し、詳細を報告する。
報告を聞いたナルレ第2皇女は「で、ダナ統轄大元帥は只傍観し救援活動はしないで逃げ戻ったか❗️愚か者め。ダナが救援に向かえばダルバを助けられたかも知れないのに」と、叱り付ける。続けて「マアッ、良い❗️介入しても助けられたかどうかは解らない。ダナが戻っただけでも良しとします❗️」
「妃殿下、サー❗️此の失態の汚名を晴らすチャンスすを下さい」と、申し出る。
「では、第2方面軍本拠星系救援の為にノナロン銀河へ向かえ。吉報を期待しています❗️」
「サー❗️」
ダナ・ダルン・デロル帝国軍総統轄大元帥傘下の船団が本隊から離脱して10数分後にドロップアップして行く。同時にノナロン銀河外縁にドロップダウンする。
探知ネットワークセンターからライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥に報告が届く。
「敵船団がノナロン銀河外縁にドロップダウンして来ました。救援船団と思われます❗️」
「了解した。レノマ・ラハム・リアン総督が届けてくれた浮揚戦闘起動リングヘル・F100台を差し向けよう❗️」と、隣の副臣に話し掛ける。
ダナ総統轄大元帥傘下の船団が、ノルン星系外縁にドロップアップする。戦況を見極めま、背後から襲い掛かる。
ロコ・ラハム・リアン大元帥傘下の401軍は、挟撃され戦況は圧倒的に不利な状態になる。ロコ大元帥はゼロフィールドバリアを展開し、フォーム・フォース・フィールド放射で防御エネルギー障壁を造る。戦闘フォーメーションを横2列に変更し、防御しながら左右に移動して行く。
ダナ総統轄大元帥は、始めて見る戦闘体型に一瞬戸惑うが、砲撃命令を出す。マダルリアンの主砲も火を吹き、炎のカーテンを作り出す。ダナ総統轄大元帥の船団は、炎のカーテンが邪魔して正確な砲撃が出来ない。其の上、見方同士の相討ちの危険が有る。砲撃を戸惑っている間に、401軍はすり抜けダナ総統轄大元帥の船団の背後に回る。奇抜な戦闘体型に翻弄され形勢が逆転する。
AG4.3紀元631年4月23日。浮揚戦闘起動リングヘル100台が星系内にドロップダウンしてくる。軌道リングヘルが、アッと言う間に包囲する。
ダナ総統轄大元帥は、軌道リングヘルの恐ろしさを知っているだけに、包囲網を突破する気にはならなかった。
「私はミリアン銀河連合帝国401軍大元帥のロコ・ラハム・リアンです❗️逃げ道は有りません。速やかに降伏する事をお薦めします❗️」と、メッセージを送信する。
数分後。通信が届く。「これ以上戦えば、我々は全滅し、惑星にも甚大な霜害が出るだろう❗️従って、降伏するしか無いと判断した」と、ダナ総統轄大元帥が降伏する意思を伝えて来た。
「懸命な判断に感謝します❗️我々は帝国から解放を目指しています。暫し、政権が安定する迄新任総督が統治しますが、民主共和国ができ次第完全自治国家となります」等、説明する。
ダナ総統轄大元帥は微笑んで「私は政治家では無いのでよく解らないが、主旨は理解しました」と、答える。
ノナロン銀河ノルン星系第3惑星ノラン制圧完了の報告は、ライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥を通じてクリスタルレーネに届いた。
「ライミ、捕虜全員を引き取りにノナロン銀河ノルン星系に行くので、401軍ロコ・ラハム・リアン大元帥に伝えて欲しい❗️」と、話す。
「承知致しましたレディマスター、サー❗️」と、答えコンタクトを切る。
クリスタルレーネは瞬間移動して、ノルン星系第3惑星ノラン近くに出現する。外から見ると、全体がミルク色ぽいが、7色に黄金色に輝いている。いきなり全面に7MDトンネルが出現する。其処に向かってダナ総統轄大元帥傘下の船団と、星系防衛艦隊が次々と突入して行く。
トンネルを潜り抜けると、まるで惑星の地上の様な風景が広がり、山脈の麓から広大な宇宙空港が広がっている。其処に同型の船団が着陸している。其れを見て、ダルバ・ダルン・デロル第1船団だと解った。
空港管制からの指示で、次々と着陸する。着陸した順に搭乗員達が下船してくる。地上には乗員輸送車が次々と到着し搭乗員達を乗せて、山脈の方向に飛行して行く。
クリスタルレーネの超越知性生体脳レーネは、レノマ・ラハム・リアン総督から受け取った浮揚戦闘起動リングヘルのデータを元に、リストアリバイブラーで復元を開始する。其の復元能力は、1日で1万台で有る。
ナルレ第2皇女は、探知・通信ネットワークが構築される迄動かず、情報収集だけに力を注いでいた。AG4.3紀元631年4月24日、ナルレ第2皇女の偵察艦が、ダナ総統轄大元帥の船団が降伏した事を確認していた。其の後、信じられない様な超巨大な黄金色に輝く球体を探知し報告した。
報告と映像を見たナルレ第2皇女は「何と、我々はどういう相手と戦っているのだろうか❗️」かなりショックを受け、身震いする。
「ハルレ、どう思う❗️」と、問い掛ける。
「我々は戦ってはならない、神々の一族と戦っているのではないでしょか❗️」と、答えるハルレ。
微笑んで「だとしたらどうしたら良い❗️」と、ナルレ第2皇女。
「コンタクトを付けては如何ですか❗️」と、ハルレ。
数秒間考えて、通信回線を開く。
「私はダリル銀河連合帝国第2皇女の、ナルレ・ダルン・デロルです❗️黄金色に輝く球体の支配者にメッセージを送ります。我々は何の為に戦っているのですか、貴殿方が神々の一族なら、我々は何か大きな過ちを犯していたのでしょうか❗️可能なら返信願います」と、話し送信するナルレ第2皇女。
数秒後。「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️」
「私は双子の妹で、ラレン銀河連合帝国女王のミロル・ラハム・リアです❗️」
「伝説の双子の女神❗️本当に存在していたのですね」感激するナルレ第2皇女。
微笑んで「我々真正リア人は不老不死です❗️超古代から宇宙の平和と安らぎを担って来ました。だが、貴殿方ダリル銀河連合帝国は独裁政治で民を支配して来ました。其の政治体制を打破する為にロボット帝国を造り、各星系を解放する為に戦わせました。だが、手違いでかなりの犠牲者を出した様です❗️其の事に対し謝罪致します」2人同時に深々と儀礼する。
ハルレ第2皇女は感動して「神々も間違いを侵すのですね❗️人間的なので安心しました」と、ハルレ第2皇女。
「ダナ総統轄大元帥並びにニグラ・ダルン・デロル第2方面軍大元帥閣下等は私のマザーシップ・クリスタルレーネ内に保護しています❗️ハルレ第2皇女妃殿下、私を信頼出来るならクリスタルレーネに来て下さい。是非、対談したい」と、話し掛ける。
「承知致しました❗️」
第5章。ロボット帝国 Vol-5-5。
AG4.3紀元631年4月20日。~AG4.3紀元631年4月23日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。マルチ能力者。
能力者(思念波。念動力、瞬間移動。原子変換能力。ヒュプノ能力。次元転換能力。物資復元能力(リストラリバイブラ能力)
❣️ミロル・ラハム・リア。
ミロナ・ラハム・リアの双子の妹。
ラレン銀河連合帝国女王。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
クォークトロニクス学者。高エネルギー学者。高次元学者。天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊統合司令長官。大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。
❣️ホナミ・ラハム・リア。
科学技術部局生体脳・ライフトロン研究部主幹。
❣️ララ・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。レーマー(統合大元帥)。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。
❣️ミレル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長官。ミロナ神聖女王親衛部隊副統合司令長官。
❣️ラレイル・ラハム・リア。
ミロナ神聖女王親衛部隊統轄大元帥。
❣️ロレイン・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア統轄女王の従姉。神聖リア帝国旅団船団司令長官。
❣️エリル・ラハム・バルデラン。
バルデラン公爵の次女。科学技術庁長官。公女。科学調査船団10万台の統轄司令。
❣️ティル・メデロ・デラン。
アルフ・メデロ・デラン男爵の長女。超次元物理学者。高次通信学者。
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第5章。ロボット帝国 Vol-5-5。
探知ネットワークセンターから報告が届く。
「探知ネットワークセンターです❗️ホイヘン銀河バレン星系の戦況は、殲滅戦の様相が濃厚です。レノマ・ラハム・リアン総督が開発した浮揚戦闘起動リングヘル・F2台が、最終兵器で有るゼロフィールドバリアを展開し、ゼロ次元フィールド砲を使用する決意をした様です❗️」と、声が広がる。
「通信センター❗️レノマ・ラハム・リアン総督とダイレクトコンタクトは可能か、可能なら直ちにコンタクトせよ❗️」と、命令する。
数秒後。レノマ・ラハム・リアン総督がスクリーンに現れる。
「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️」と、話し掛ける。
ミロナの遺伝子で培養され造られたレノマ・ラハム・リアン総督は、人目見ただけで創造者で有ると認識し、深々と儀礼する。
「レディマスター・ミロナ陛下、サー❗️陛下の命令で、ミロダリアン超銀河団東部制圧作戦を実行中です❗️」と、報告する。
「承知しています。只、レノマ総督が開発した浮揚戦闘起動リングヘルは殲滅兵器の様です。使用するのは構わないが、極力虐殺する様な使用は慎みなさい。探知ネットワークからの報告では、ダルバ・ダルン・デロル第1船団の殲滅を決意した様ですが、可能ならフォーム・フォース・フィールドで封じ込め捕獲なさい❗️」と、命令する。
「サー❗️レディマスターの仰せのままに」と、答える。
ミロナは通信回線を切り替えて、ミロダリアン超銀河団東部ダリル銀河団ミリアン銀河ミリル星系第3惑星リアンの、ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアンと、コンタクトを付ける。
スクリーンにイメージ像が映る。「レディマスター❗️ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアンです。ミロダリアン超銀河団東部制圧は順調に進行中です」と、報告する。
「レノマ総督から聞いています❗️3銀河の制圧も開始された様ですね」と、答える。
「ライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥傘下の401軍ロコ・ラハム・リアン大元帥はノナロン銀河制圧軍を、402軍ラナ・ラハム・リアン大元帥は、ナロバルボ銀河制圧。403軍イム・ラハム・リアン大元帥は、イナロルダル銀河制圧を担当しています❗️」と、報告する。
「各銀河の制圧は、極力人命の損失が出ない様な作戦で実行して欲しい」
「かなり難しい注文ですが、レディマスターの要望に叶う様実行します❗️」と、答える。
「此処は偽装出撃ポイントです❗️何れダリル銀河連合帝国に気が付かれるでしょう。従って、更に偽装して此処から引き上げ、マザーシップ・クリスタルレーネに戻ります❗️」と、ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアン。
「承知した。ダリル銀河連合帝国の切れ者、ナルレ・ダルン・デロル第2皇女が動き出した。ミルルのロボット帝国の場所を確保しておく。早々に偽装して撤退なさい❗️」
「レディマスターの仰せのままに❗️」
AG4.3紀元631年4月21日。ミリアン銀河帝国女王ミルル・ラハム・リアン等一行が、マザーシップ・クリスタルレーネに格納される。
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ミロナ神聖女王から命令を受けたレノマ総督は、ダルバ第1船団を捕獲する為に、最終防衛ラインを第3惑星バルボから30万キロメートル全面に10個軍を布陣させ、
本隊20個軍から5個軍を前衛船団として本隊から5万キロメートル前進させる。再配置が終了したAG4.3紀元631年4月20日午前9時。レノマ・ラハム・リアン総督は攻撃命令を出した。
前衛船団5個軍が、ダルバ第1船団の本隊に向かって突進して行く。ダルバ第1船団長は判断を間違えてしまった。前回と同じ戦法だと思い、左右に別れながら攻撃を開始する。
レノマ総督の本隊真も左右な別れ、更に外側に展開して行く。前衛船団は第1船団を突き抜けて急速旋回する。
第1船団は、退路を絶たれた状態になり、第3惑星バルボに進路を取るしかない。だが、其の全面には10個軍が待機している。
ダルバ第1船団長は自分の判断が間違えたと認識し後悔する。もはや、玉砕しか無いとの思いが脳裏に走る。いきなり全面には10個軍が左右に別れ包囲する。
第1船団は減速するしか方法がなくなる。ダルバ第1船団長は減速して、小旋回するが反撃する事は出来なかった。
「私はミリアン銀河連合帝国バレン星系総督のレノマ・ラハム・リアンです❗️もはや逃げ道は有りません。我々は虐殺するつもりは有りませんので、降伏する事をお薦めします❗️」と、メッセージを送信する。
AG4.3紀元631年4月21日。ダルバ第1船団長は、側近幹部等と話し合い降伏を決意した。降伏した第1船団は第4惑星バラン宇宙空港に着陸する。其の報告は直ちにクリスタルレーネに届けられる。
レノマ総督はリストアリバイブラー10台で、浮揚戦闘起動リングヘルを1日100台ペースで復元している。完成した浮揚戦闘起動リングヘルは、3銀河制圧船団司令長官のライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥の元に送り続けている。
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ダリル銀河連合帝国ナルレ・ダルン・デロル第2皇女の船団は、3銀河を挟んで対峙している。聡明で用心深いナルレ第2皇女は、数100台の調査船を送り出している。
ナルレ第2皇女は、後手になっている最大の要因は情報不足が原因だと気が付いていた。本国の帝国軍総督ヨダ・ダルン・デロルと、極秘通信でコンタクトを取り、探知・通信ネットワークを早急に構築する様要請する。ヨダ総督は、第2皇女の説明に納得し早急に要望に答えると約束する。
AG4.3紀元631年4月21日。ナルレ第2皇女の船団は更に3銀河に接近する。遠距離探知で走査を開始する。其の結果、第2方面軍本拠星系で有るミロダリアン超銀河団東部東宙域ノナロン銀河に戦力が集中していると判明する。
AG4.3紀元631年4月20日。
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AG4.3紀元631年4月23日。
第1船団が降伏したとの報告を受けたクリスタルレーネは、ホイヘン銀河バレン星系第4惑星バランに移動し、ダルバ・ダルン・デロル第1船団長並びに第1船団を引き取り、再び3銀河に戻った。
星系外で傍観していたミリアン銀河連合帝国制圧船団副司令長官ダナ・ダルン・デロル帝国軍統轄大元帥は、AG4.3紀元631年4月22日ナルレ第2皇女と合流し、詳細を報告する。
報告を聞いたナルレ第2皇女は「で、ダナ統轄大元帥は只傍観し救援活動はしないで逃げ戻ったか❗️愚か者め。ダナが救援に向かえばダルバを助けられたかも知れないのに」と、叱り付ける。続けて「マアッ、良い❗️介入しても助けられたかどうかは解らない。ダナが戻っただけでも良しとします❗️」
「妃殿下、サー❗️此の失態の汚名を晴らすチャンスすを下さい」と、申し出る。
「では、第2方面軍本拠星系救援の為にノナロン銀河へ向かえ。吉報を期待しています❗️」
「サー❗️」
ダナ・ダルン・デロル帝国軍総統轄大元帥傘下の船団が本隊から離脱して10数分後にドロップアップして行く。同時にノナロン銀河外縁にドロップダウンする。
探知ネットワークセンターからライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥に報告が届く。
「敵船団がノナロン銀河外縁にドロップダウンして来ました。救援船団と思われます❗️」
「了解した。レノマ・ラハム・リアン総督が届けてくれた浮揚戦闘起動リングヘル・F100台を差し向けよう❗️」と、隣の副臣に話し掛ける。
ダナ総統轄大元帥傘下の船団が、ノルン星系外縁にドロップアップする。戦況を見極めま、背後から襲い掛かる。
ロコ・ラハム・リアン大元帥傘下の401軍は、挟撃され戦況は圧倒的に不利な状態になる。ロコ大元帥はゼロフィールドバリアを展開し、フォーム・フォース・フィールド放射で防御エネルギー障壁を造る。戦闘フォーメーションを横2列に変更し、防御しながら左右に移動して行く。
ダナ総統轄大元帥は、始めて見る戦闘体型に一瞬戸惑うが、砲撃命令を出す。マダルリアンの主砲も火を吹き、炎のカーテンを作り出す。ダナ総統轄大元帥の船団は、炎のカーテンが邪魔して正確な砲撃が出来ない。其の上、見方同士の相討ちの危険が有る。砲撃を戸惑っている間に、401軍はすり抜けダナ総統轄大元帥の船団の背後に回る。奇抜な戦闘体型に翻弄され形勢が逆転する。
AG4.3紀元631年4月23日。浮揚戦闘起動リングヘル100台が星系内にドロップダウンしてくる。軌道リングヘルが、アッと言う間に包囲する。
ダナ総統轄大元帥は、軌道リングヘルの恐ろしさを知っているだけに、包囲網を突破する気にはならなかった。
「私はミリアン銀河連合帝国401軍大元帥のロコ・ラハム・リアンです❗️逃げ道は有りません。速やかに降伏する事をお薦めします❗️」と、メッセージを送信する。
数分後。通信が届く。「これ以上戦えば、我々は全滅し、惑星にも甚大な霜害が出るだろう❗️従って、降伏するしか無いと判断した」と、ダナ総統轄大元帥が降伏する意思を伝えて来た。
「懸命な判断に感謝します❗️我々は帝国から解放を目指しています。暫し、政権が安定する迄新任総督が統治しますが、民主共和国ができ次第完全自治国家となります」等、説明する。
ダナ総統轄大元帥は微笑んで「私は政治家では無いのでよく解らないが、主旨は理解しました」と、答える。
ノナロン銀河ノルン星系第3惑星ノラン制圧完了の報告は、ライミ・ラハム・リアン第4方面軍統轄大元帥を通じてクリスタルレーネに届いた。
「ライミ、捕虜全員を引き取りにノナロン銀河ノルン星系に行くので、401軍ロコ・ラハム・リアン大元帥に伝えて欲しい❗️」と、話す。
「承知致しましたレディマスター、サー❗️」と、答えコンタクトを切る。
クリスタルレーネは瞬間移動して、ノルン星系第3惑星ノラン近くに出現する。外から見ると、全体がミルク色ぽいが、7色に黄金色に輝いている。いきなり全面に7MDトンネルが出現する。其処に向かってダナ総統轄大元帥傘下の船団と、星系防衛艦隊が次々と突入して行く。
トンネルを潜り抜けると、まるで惑星の地上の様な風景が広がり、山脈の麓から広大な宇宙空港が広がっている。其処に同型の船団が着陸している。其れを見て、ダルバ・ダルン・デロル第1船団だと解った。
空港管制からの指示で、次々と着陸する。着陸した順に搭乗員達が下船してくる。地上には乗員輸送車が次々と到着し搭乗員達を乗せて、山脈の方向に飛行して行く。
クリスタルレーネの超越知性生体脳レーネは、レノマ・ラハム・リアン総督から受け取った浮揚戦闘起動リングヘルのデータを元に、リストアリバイブラーで復元を開始する。其の復元能力は、1日で1万台で有る。
ナルレ第2皇女は、探知・通信ネットワークが構築される迄動かず、情報収集だけに力を注いでいた。AG4.3紀元631年4月24日、ナルレ第2皇女の偵察艦が、ダナ総統轄大元帥の船団が降伏した事を確認していた。其の後、信じられない様な超巨大な黄金色に輝く球体を探知し報告した。
報告と映像を見たナルレ第2皇女は「何と、我々はどういう相手と戦っているのだろうか❗️」かなりショックを受け、身震いする。
「ハルレ、どう思う❗️」と、問い掛ける。
「我々は戦ってはならない、神々の一族と戦っているのではないでしょか❗️」と、答えるハルレ。
微笑んで「だとしたらどうしたら良い❗️」と、ナルレ第2皇女。
「コンタクトを付けては如何ですか❗️」と、ハルレ。
数秒間考えて、通信回線を開く。
「私はダリル銀河連合帝国第2皇女の、ナルレ・ダルン・デロルです❗️黄金色に輝く球体の支配者にメッセージを送ります。我々は何の為に戦っているのですか、貴殿方が神々の一族なら、我々は何か大きな過ちを犯していたのでしょうか❗️可能なら返信願います」と、話し送信するナルレ第2皇女。
数秒後。「私は神聖リア帝国神聖女王のミロナ・ラハム・リアです❗️」
「私は双子の妹で、ラレン銀河連合帝国女王のミロル・ラハム・リアです❗️」
「伝説の双子の女神❗️本当に存在していたのですね」感激するナルレ第2皇女。
微笑んで「我々真正リア人は不老不死です❗️超古代から宇宙の平和と安らぎを担って来ました。だが、貴殿方ダリル銀河連合帝国は独裁政治で民を支配して来ました。其の政治体制を打破する為にロボット帝国を造り、各星系を解放する為に戦わせました。だが、手違いでかなりの犠牲者を出した様です❗️其の事に対し謝罪致します」2人同時に深々と儀礼する。
ハルレ第2皇女は感動して「神々も間違いを侵すのですね❗️人間的なので安心しました」と、ハルレ第2皇女。
「ダナ総統轄大元帥並びにニグラ・ダルン・デロル第2方面軍大元帥閣下等は私のマザーシップ・クリスタルレーネ内に保護しています❗️ハルレ第2皇女妃殿下、私を信頼出来るならクリスタルレーネに来て下さい。是非、対談したい」と、話し掛ける。
「承知致しました❗️」
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