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第2章。極秘作戦Vol-1-1。

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❤️コスモラーナ帝国❤️
第2章。極秘作戦Vol-1-1。
 2756年4月29日~2756年8月20日。

(登場人物)
💛超弩級戦艦アラタリアン・リアナ。
 直系18、000メートル。
 ❣️生体脳ラタリアナ。
で、結婚旅行に出発。
💚アラン・レムル・レム。
 コスモラーナ帝国皇帝。キングマスター。アラン総合研究センター総合長。

(同行者10人)護衛10人。
❣️キルルキル・レムル・レム。
 コスモラーナ帝国統轄女王。副皇帝兼皇帝全権代理。シャルルクル神聖女王の長女。長女。アランの第1正妻。

❣️タリアナル・バルダラ・ルダン。
 コスモラーナ帝国女王。副皇帝兼皇帝全権代理。ナタリア・バルダラ・ルダン統轄女王の娘。アラン・レムル・レム皇帝の第2正妻。

❣️アフロディーナ・レムル・ムア。
 コスモラーナ帝国女王。コスモドリアン連邦共和国神聖女王。ムア種族最高位指導者。第3正妻。

❣️近江(藤原)沙羅。
 コスモラーナ帝国女王。副皇帝兼皇帝全権代理。日本連邦共和国女王。東大生。藤原一族直系の末裔。藤原財団第1継承者。アランの第4正妻。

❣️シャルルメイヤ・レムル・レム。
 コスモラーナ帝国女王。シャルルクルの娘、5女。

❣️ラムレアナ・レムル・レム。
 コスモラーナ帝国副女王。シャルルクル女王の従妹。

❣️マナレル・レムル・レム。
 レムル銀河連邦帝国軍統合大元帥。親族。

❣️パレル・レムル・レム。
 超能力研究所総長。

❣️タリルナ・レムル・レム。
 思念波研究所所長。

❣️ハマレルナ・レムル・レム。
 天才マルチ医学者。メンタル波動学者。

❣️カラミナル・レムル・レム。
 6次元数学者。未来予想学者。統計・確率学者。

❣️キャリル・タリアラン・コスモレルナー。
 コスモラーナ帝国統轄女王。アランの親衛隊司令長官兼王族警護部隊司令長官。

(エスパー部隊)5000人。
❣️アロマ・バルダラ・ルダン。
 エスパー部隊統轄司令。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第2章。極秘作戦Vol-1-1。
(本文)
 コスモラーナ帝国は新本拠地星系を、シャルゼロン星系第3惑星はシャルロンに遷都し新体制を布令する。
 シャルゼロン星系をレムリアル、第3惑星シャルロンをレムルと改名し、シャルルクル・レムル・レム統轄女王を、ゴッドマザーに似合うコスモラーナ帝国神聖女王に推薦する。
 キングマスター事アラン・レムル・レムは形だけの皇帝を継続。其の皇帝をサポートする為に、シャルレナ・レムル・レム。アフロディーナ・レムル・ムア。シャーミン・レムル・ムア。ラロット・レムル・ムア。ナタリア・バルダラ・ルダン等5人の副皇帝件代行を任命する。
 5人の副皇帝の中で、シャルレナ・レムル・レム統轄副皇帝兼皇帝の全権代理が事実上の皇帝としてコスモラーナ帝国を統轄運営している。

 レムリアン星系第3惑星レムは、コスモラーナ帝国の総力を上げて改造が進行している。指揮しているのはアラン・レムル・レムで有る。自分が発明したアラドロン復元機を操作して、想定以上に進行している。
 シャルバラン大陸の西側にレイバラン山脈。東側にランレルバン山脈。南側にラレルダン山脈。北側にキュレラン山脈の中央部に有るシャレルナ大平原の改造が始まってから数ヵ月後の2756年7月25日。西側に聳えるレイバラン山脈麓に、直系100キロメートルの円内に、レム式の巨大な4つの宮殿が完成する。最もレイバラン山脈に近い場所に聳え建つ宮殿は後宮で神聖女王が居住する館で有る。其の全面の一際巨大な宮殿は本宮殿になる。皇帝と其の一族が居住する館だ。其の左右に右宮殿、左宮殿が建つ。右宮殿は親衛隊の本部。左宮殿は王族警備部隊の本部宮殿で有る。
 東側にランレルバン山脈側の最前面に建っているのが摂政府宮殿で有る。其等全体を包み込む様に建っているドーナツ状宮殿は、皇帝の親衛隊並びに王族警護部隊の関連宮殿で有る。是等全体をレムリアン宮殿と命名する。
 レムリアン宮殿の正面ゲートの三方は、宮殿を囲む様に5キロメートルの広場になっている。
 正面ゲートから一直線に東に伸びるメイン通りの6キロメートルから、各政庁のビルが建ち並んでいる。更に6キロメートル先から、延々と住宅街が広がっている。殆んど完成に近付いている。
 ある程度目処が付いたので、アランは搭載艦で第4惑星と、建設中の浮揚軍事要塞都市アラドロンの視察に向かった。同行者はシャルレナ皇帝全権代理と、シャルレイナ・レムル・レム副統轄女王と、マナレル・レムル・レム統合大元帥とキャリル統轄女王で有る。
 完成後マナレル統合大元帥に引き渡す事になっている。アランが発明したアラドロン復元機が最大限に活用されており、ほぼ完成している。
 司令センターの巨大スクリーンを見て「想像していた寄り巨大なのですね」と、話し掛けるマナレル統合大元帥。
 アランは微笑んで「第4惑星シャルダンの改造計画も順調に進行しています。翌年には完了予定ですが、セクション毎に完成しましたら引渡し出来ます❗️」と、答えるアラン皇帝。皇帝職なのに謙虚で有る。
「アラン様は、レム歴史上最高の偉大なる科学者です。奇跡の様な数々の発明品に敬意を表意します❗️」と、マナレル統合大元帥。
「其れは誉めすぎですよ、マナレル統合大元帥閣下❗️私は好きで研究しているのだから」と、アラン。
「マナレル統合大元帥閣下❗️アラン様は謙虚で根っ子からの科学者ですので」と、キャレル統轄女王がホローする。
「視察が終わり次第宮殿に戻り、神聖女王と会議です」と、全員に話し掛けるシャルレナ皇帝全権代理。

 一通り視察を終えたアラン等は、タリアナル転送機で本宮殿に移動する。
「会議迄まだ時間が有るな。コーヒーでも飲むかな。皆様はどうする❗️」と、問い掛ける。
「コーヒーですか」と、問い掛けるシャルレナ。
「テラ連邦共和国では古来からのメジャーな飲み物なのだが。マアッ、付き合わなくとも良いが。レムの飲料水も有るので」と、アラン。
 人一倍好奇心の強いシャルレイナ・レムル・レム副統轄女王は「試しにお兄様と同じ物を飲んで見るわ❗️」と、話す。
「シャルレイナ、コーヒーを飲むなら、此れにしなさい」と、砂糖とミルク入りを指差す。
「お兄様と同じ物をが良いわ❗️」一度言ったら引っ込めない。
 ボタンを押してブラックコーヒー入りのコップを取り、一口飲み込む。
「苦い❗️何よこれっ、全然美味しくない」と、顔を歪める。
「シャルレイナ、だから言ったじゃないか」と話して、砂糖、ミルク入りコーヒーを出して手渡す。
 用心して一口飲み込む「美味しい❗️」と、話すシャルレイナ。
 賑やかに話しながら時間を費やす。
「そろそろ時間だわ❗️」と、シャルレナ皇帝全権代理。
 5分前に会議室に入る。既にシャルルクル神聖女王等側近幹部等が着席していた。アラン等は着席して会議が始まる。
 進行役のマナレル統合大元帥が「先ず始めに新本拠地星系の開発状況ですが、少し前に視察に行きました。見た限りではほぼ完成に近付いているとの印象を感じました。其の進行状況の説明をアラン様にお願いします❗️」
「進行状況を説明致します。先ず、第3惑星レムのシャルバラン大陸中央部のシャレルナ大平原に建設中の帝都シャルン並びに関連施設、住宅街エリア等はほぼ完了に近付いています。完了した宮殿エリア、関連施設等は使用可能です。商業エリア、住宅街エリアは、80パーセント完了しています。次に、第4惑星バルダンの改造、開発等は70パーセントが完了しています。第3惑星と第4惑星軌道の中間宙域に建設中の浮揚軍事要塞都市アラドロンは、ほぼ完了しています。完了次第、同宙域の7ヶ所に建設を予定しています❗️」と、説明を終える。
「有難う御座います❗️此処までで何か質問は有りますか」と、問い掛けるマナレル。暫く様子を見て「質問が無いようですので、次の議題をに移ります。此れはキングマスターからの提案ですが、コスモドーム・マザーとコスモドリアンを分離して、コスモドリアン並びにムア種族の本拠地星系として新たに発見した星系をドリアン星系第3惑星ムアと命名し、ムア種族の本拠地星系にしたい。と言う提案です。此の議題の評決を取ります」
 結果は、反対が1票だけだった。
「では、反対者の意見を伺います」
「反対の理由は只1つ、将来力を付けたムア種族が完全独立して反乱を引き起こす可能性が有るからです❗️」と、話すシャルルメイヤ・レムル・レム女王。
「確かに、其の可能性を否定出来ません。但し、其のリスクは、テラ連邦共和国、ルダン連邦共和国等にもあります。常に其の様なリスクは付いて回ります。其の様な事態を起こさない様な政治、軍事体制、人脈等の融和、融合、協力、信頼を得られ様に努力する事が我々の責任です。私は其の様な事態が勃発しない様に、各種族の指導者等にゴースト・エッグを授与して有りますので、其の様な事態は起こらないと信じています❗️」と、弁明するアラン。
「アラン様の論理的な理由と意思を尊重します❗️」と、シャルルメイヤ。
「同意して頂き有難う御座います❗️では、次ね議題です。現在銀河系の東側を支配しているオウリエイト帝国の件です。皆様方の意見を伺います」
「科学レベルはほぼ同程度の相手となりますと、双方共に甚大な被害が有るでしょう。従って、全面戦争を避けて、限定的なゲリラ戦法でオウリエイト帝国の本拠地星系を急襲し、皇帝等重臣を排除する作戦の提案します❗️」と、ナターシャル副女王。
「先ずは、通信、探知ネットワークを構築して、オウリエイト帝国の状況を把握してから作戦をたてるべきでしょう」と、シャルレナ皇帝全権代理。
 暫し待ってから「アラン様❗️何か意見が有りますか」と、問い掛ける。
「直系18、000メートルの超弩級戦艦アラタリアンは、現在銀河系では最強の戦艦です。既に量産を始めており、現在10万台を越しています❗️種族保存母船内でも製造を開始していますので、数年後には500万台を越すでしょう。更に、腕時計型タリアナル通信機、万能腰ベルト複合型が有ればゲリラ戦法で皇帝等重臣達を逮捕、拘束が可能でしょう❗️特殊部隊を編成して作戦を実行出来るでしょう」と、話すアラン。
 暫し待ってから「他に意見が無い様なので、意見を纏めます。先ず、銀河系東側に探知、通信ネットワークを構築してオウリエイト帝国の状況を把握してから作戦をたてる。其で宜しいでしょうか❗️」と、問い掛ける。全員一致で全員賛成する。
「では、次の議題は、レムアリアン超銀河団の伯爵問題です。此処は最初に、アラン様の意見を伺いますます❗️」
「超弩級戦艦アラタリアンは、6次元空間を経由して、距離に関係無く瞬時に移動出来るタリアナル推進機(6次元推進機関)を装備しておりますので、此処からレムアリアン超銀河団迄瞬時に移動出来ます❗️故に、アラタリアン数台を派遣して現況を探る事も可能ですし、タリアナル通信機でコンタクトも可能。更に、タリアナル転送機で人員等の移動も可能ですので、是等を使えば、1億光年も直ぐ隣になります。
 今説明した通り、伯爵の動きを探り、同時に極秘星系を開発して前進基地を建設する事を提案します❗️」と、アランが話す。
「アラン様の提案に付いて何か有りますか」
「超大型のタリアナル推進機の製造可能でしょうか。例えば、シャルルレムリアン或いはコスモドーム・マザーの様な母船ですが❗️」と、問い掛けるラムレアナ・レムル・レム副女王。
「考えた事は有りませんが、理論的には可能です。事実、直系60キロメートル小型母船コスモシャルゼンのタリアナル推進機は完了し量産体制に入りました。現在は、更に大型の直系6000キロメートル大型戦闘母船コスモシャルアのタリアナル推進機を製造中です。其が完成しましたら直系6億キロメートル大型戦闘母船コスモシャルリアンのタリアナル推進機の設計と製造を開始します❗️」と、答える。
「更に大型のタリアナル推進機の製造を同時進行は出来ないのかしら❗️」と、問い掛けるシャルルクル神聖女王。
「勿論可能です。では、神聖女王陛下の意向を受けてシャルルレムリアンのタリアナル推進並びにテレネパス・バリア等の製造を開始します」と、答えるアラン。
「では、最後の議題です。種族並びに民族の多様化です。此れから銀河系西部の移住が開始されれば必然的に種族が多くの民族が誕生し、民族間の争いが生じます。其にどう対処する等の問題です。皆様方の意見を聞かせて下さい❗️」
「現在、キングマスターはコスモラーナ帝国で58、697星系、テラ連邦共和国は8、600星系。合計で67、297星系を支配し完了していますが、どの様な方策で支配しているのでしょうか❗️」と、アランに問い掛けるシャルレナ・レムル・レム皇帝全権代理。
「何もしておりません。敢えて言うならば、信頼と友情と相互平和主義でしょうか❗️」と、答えるアラン。
「参考になります。と言う事は帝国主義の専制君主制は長続きしないと言う事ですね」と、問い掛けるシャルレナ。
「其の通りです。但し、其の主張は、アラン総合研究センターの6次元数学者のカラミナル・レムル・レム教授の受け入りです❗️」と、答える。
「コスモドーム・マザーに真正レム人が在住していたのですね❗️」と、感動して話し掛けるシャルレナ。
「はい❗️彼女以外にも多数おります」と、答えるアラン。
「と言う事は、既に反乱の目が生まれている可能が有りますね❗️」と、ラムレアナ副女王。
「100パーセント確実でしょう❗️其の点、我々にはお互いに信頼していますので、其の様な兆候は全く有りません」と、答えるアラン。
「偉大なる指導者であり科学者で有るキングマスターの言葉ですわね❗️」と、シャルレナ。かなり感動をしている。
「では、次にフリートークに移ります❗️」
「神聖女王陛下にお尋ね致します❗️何故、此の様な壮大なる計画を立てて実行に移したのでしょうか」と、問い掛ける。
「簡単に説明します❗️此処から1億光年離れたレムアリアン超銀河団のレムル銀河連邦帝国で、ダナグルン・レムル・レム伯爵が、ムルンダ連邦帝国皇帝と名乗り戦いを挑んで来ました。長い戦乱が続き、我々は種族を保存する為に壮大なる計画を実行し、先に、辺境銀河群に最愛の娘と優秀な人材を送り込みました。其の後、我々は滅亡する前に超銀河団から脱出して来たのです❗️」
「女王陛下❗️詳細は理解出来ました。既に話したように我がコスモラーナ帝国には数々のミラクルな発明品が有り、戦力も充分な程所有しております。我々に取って最大の強みは、タリアナル推進機です❗️此のエンジンは、6次元空間を経由して、距離に関係無く瞬時に移動出来る推進機関です。例え、1億光年であれ瞬時移動可能です。タリアナル通信機は、6次元空間を経由して時間のロス無く通信を可能にする通信機です。タリアナル転送機は、6次元空間を時間、空間、距離等を超越して瞬時に移動出来る転送機が有ります❗️此の3大発明品が大いに有利になります」と、女王の心を読み取り説明するアラン。
「私は偉大なる息子を得られて誇りに思います❗️」と、母親らしく声をかける。
「アッ❗️もう1つ大事な事をゴッドマザーに話すのを忘れました。私には3人の妻がおります。第1正妻がキルルキルです。第2正妻は、旧バルダン連邦帝国ナタリア・バルダラ・ルダン統轄女王の娘で有るタリアナル・バルダラ・ルダン第1王女です。第3正妻は、コスモラーナ帝国直轄日本連邦共和国の藤原財団の1人娘藤原沙羅です。近江財団と藤原財団が1つになり、テラ連邦共和国最大の財団となり経済、科学、医学、軍事等を支配しています。と、言う事で、何もしないと言うのか真実では有りませんでした。知らない内に3大連邦共和国の支配者になっていた様です。申し訳有りません。私は軍事や政治には全く興味が有りませんので」と、弁明するアラン。
 其の一言で雰囲気が和み、会話しやすくなる。
「アランって、意外と天然なのね❗️」と、キルルキル。
 其の一言で全員が微笑む。更に雰囲気が明るくなる。
 シャルレナが「アランは最初から3大連邦共和国の後継者で支配者になれる状況だったのね」と、話し掛ける。
「伯母様の言う通りですね。余りにも自然に結婚をしてしまい、全く気が付かなかった」と、話した事で更に天然さを披露する結果となる。
「アランは根っ子からの科学者タイプなので、其の様な事には疎いのよ❗️」と、夫で有るアランを庇うキルルクル。
「マアッ、お二人仲が良い事❗️」と、冷やかす伯母のシャルレイ。
 キルルクルは顔を真っ赤に染める。
 状況を変えようとアランが「オウリエイト帝国への特殊部隊は、私の親衛隊コスモ・ダイレクト・フリート(CDF)に託す事にしたい❗️」と、全員に話し掛ける。
 作戦は不発に終わる。アランの言葉など聞いていない。雰囲気は明るく会話で盛り上がっている。
 小一時間後。王族会議は終了し、アランとキルルクルは2人専用の自室に戻る。
「キルルクル、私は暫く研究を止める」
「えっ、どうして❗️」
「研究するテーマが無くなってしまったからさ」
「研究者ってそう言うものなの❗️」
「良く解らないが、所謂スランプって事かな。テラの習慣では、結婚した後旅行する事になっている。母親に話して暫く銀河系を旅行しないか。第2正妻と第3正妻を紹介したい。私の父親も紹介する」
「楽しみね❗️」

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 2756年8月5日早朝、アラン・・レムル・レム専用の、直系18、000メートル超弩級戦艦アラタリアン・リアナで結婚旅行に出発する。同行者は、シャルルメイヤ女王、ラムレアナ副女王、マナレル統合大元帥、パレル超能力研究所総長、タリルナ思念波研究所所長、ハマレルナ超能力メンタル波動学者。カラミナル6次元数学者とキャリル・タリアラン・コスモレルナーで有る。
 最初の目的地は、コスモラーナ帝国バルダン連邦共和国で有る。
 アランは超弩級戦艦アラタリアン・リアナの総合司令センター司令席から、通信センターに「バルダン連邦共和国とコンタクトを」と、指示する。
 数秒後。スクリーンにナタリア・バルダラ・ルダン統轄女王の上半身が映る。
 アランとキルルクルが同時に立ち上がり、キルルクルは優雅に儀礼し、アランは、軍隊式敬礼をする。
「お母様❗️御無沙汰しておりました。一段落付きましたの2人目の妻と共に御挨拶に伺います」と、挨拶する。
「お初にお目通り致します❗️私はレム銀河連邦共和国統轄女王シャルルクルの第1王女です❗️」と、自己紹介する。
「アラン・気品高くで知性溢れる素敵な女性ですね❗️タリアナルがいない様ですが」と、問い掛けるナタリア統轄女王。
「タリアナルは研究上の都合で、少し遅れて来ます❗️」と、説明する。
 アランが話し終える直前、タリアナルが転送機ゲートから出て来る。
「お母様❗️遅くなりました」と、スクリーンを見て話し掛ける。
「タリアナル、元気そうでなり依りです」と、声を掛ける。
「後数分で惑星の周回軌道に入ります❗️」と、アランが伝える。
「では、アラン。宮殿で待っているわね❗️」と、話してからコンタクトを切るナタリア統轄女王。
 惑星の周回軌道に付き、アラン様は転送機で宮殿に移動する。護衛を含め18人で有る。
 出迎えたナタリア統轄女王は、想定外の大人数なので些か驚く。其の背後には10人の女性隊員が軍隊式敬礼をして出迎える。
「同行したいとの要望が有り、断り切れなかったのです❗️護衛は10人います。私の安全を確保する為に、絶対必要だと強く要望されましたので、申し訳有りませんお母様❗️」と、謝罪するアラン。続けて「所で背後の女性隊員お母様の護衛ですか」と、問い掛ける。
「以前アランが話していたエスパー部隊ですよ。特に能力が高い人、特殊能力を持つ人達を選別して5000人を選びましたのよ❗️アランの親衛隊並びに護衛部隊として預けます」と、話すナタリア統轄女王。
「感謝して預かります❗️其にしても全員女性だけとは、特別な理由が有るのですか❗️」と、問い掛ける。
「理由は解りませんが、女性の方が男性依り優れているからよ」と、答えるナタリア統轄女王。
「其の謎は、付き添いのパレル・レムル・レム超能力研究所総長。タリルナ・レムル・レム思念波研究所所長。ハマレルナ・レムル・レム脳波メンタル波動学者の3人が突き止めるでしょう❗️」と、話すアラン。続けて同行者達を紹介して行く。
 アランが紹介を終えると、ナタリア統轄女王がエスパー部隊員を紹介して行く。
「アロマ統轄司令、今は警護は必要無い。パレル・レムル・レム超能力研究所総長等と共にアラタリアン・リアナに戻って頂きたい❗️其で良いかなパレル」と、問い掛ける。
「承知しました」と、パレル総長。
「キャリル、エスコートを頼む❗️」と、アラン。
「承知しました❗️」
 転送機ゲートに次々に入り消えて行く。残ったのは6人だけとなる。
 第3惑星バルダラで3日間を過ごしてから、次の訪問星系に向かって発進する。
 数時間後。コスモラーナ帝国コスモドリアン連邦共和国本拠地で有る、ドリアン星系第3惑星ムアに到着し、惑星の周回軌道に付いたアラタリアン・リアナ。アランは、船内の統合司令センター司令席からアフロディーナとコンタクトを付ける。
 スクリーンにアフロディーナの上半身が映る。にこにこして「アラン様お待ちしておりました」と、話し掛ける。
「惑星の改造、並びに星系内の改造はほぼ完了した様だな❗️しかし、アフロディーナ、ムア人の人口はかなり多いだろうに、惑星ムアだけでは足りないのでは」と、問い掛けるアラン。
「コスモドリアンからの移住を制限してますから」と、答えるアフロディーナ。
「アフロディーナ❗️通信では話しづらい。此方に来ないか」
「はい、直ぐに参ります❗️」
 数秒後。転送ゲートからアフロディーナが出て来る。
 アランは改めて生身のアフロディーナを見て「あれっ、アフロディーナって自分と同じ年令に見えるけど❗️」遠慮して話し掛けるアラン。
「生物学的には18歳ですわね❗️長い間封印されていましたから。覚醒して直ぐにゴーストエッグを授与されましたから、18歳のままなの」と、説明する。
「アフロディーナ、私の妻を紹介する。私の右側にいるのがキルルキル・レムル・レム。シャルルクル統轄女王の娘です。左側がタリアナル・バルダラ・ルダン。ナタリア・バルダラ・ルダン統轄女王の娘です」と、話す。
「お初にお会いします❗️コスモドリアン連邦共和国神聖女王のアフロディーナ・レムル・ムアです❗️」と、自己紹介する。
「私達と同い年なのね」と、キルルクルが親しみを込めて話し掛ける。
「アフロディーナはアランの事を愛しているのね❗️」心を読み取り話し掛ける。
 アフロディーナは顔を真っ赤にして、軽く頷く。
「アフロディーナ、告白なさよ❗️」と、急かすキルルクル。
 アフロディーナは意を決して「アラン様❗️私と結婚して下さい」と、求婚する。
 スクリーンを通して見ていたシャーミン・レムル・ムア統統轄女王が「アラン様❗️ムア人の慣習では女性から男性に求婚した場合は断る事が出来ません。逆の場合は断る事が出来ます」と、話し掛ける。
「えっ、そうなのか。私も世間知らずだな。キャリル❗️各種族、民族の慣習等調べてヒュプノ教育機にプログラミングして欲しい。頼めるかな❗️」と、話し掛けるアラン。
「アラン様❗️結婚おめでとうございます。早々に結婚式典の準備致します❗️」と、微笑んで話し掛けるシャーミン。
 2人の正妻がアフロディーナを抱き締めて「アフロディーナ、結婚おめでとう❗️」と、声を掛ける。

 シャーミンから結婚式典の準備が整ったとの連絡が、2756年8月10日早朝に届いた。
 当日10時。アランとアフロディーナの結婚式典開催が始まる。
「キングマスター事、アラン・レムル・レム皇帝陛下とコスモドリアン神聖女王陛下アフロディーナ・レムル・ムア陛下との結婚式典を開始します」と、アナウンサーの声が宮殿内に響き渡る。
 2人が正装して、宮殿の最奥から歩いて来る。宮殿の大広間に2人が現れると同時に、参列者全員が動じに儀礼する。
 アナウンサーが「アラン・レムル・レム皇帝陛下とアフロディーナ・レムル・ムア神聖女王が結婚されました事を浅間町致します❗️」と言う肥響き渡る。
 一斉に拍手が沸き上がる。静まってから「皇帝陛下、神聖女王陛下❗️ご結婚おめでとうございます。我々コスモドリアンは永遠に僕として支えて行きます❗️」と、コスモドリアンを代表してシャーミンが宣誓する。
「私は永遠にアフロディーナを守り、コスモドリアンを守る事を宣誓する❗️有難う」と、アランが答える。
「宣誓式が終わりました。宮殿前広場で待っている国民に御挨拶を致します」と、アナウンサーの声。
 2人は宮殿の正面ゲートを抜ける。目の前に数え切れない程の民衆がいる。2人を見た民衆は大歓声を張り上げる。2人の上には巨大な浮揚スクリーンが有り、2人を映している。
 歓声が収まってから「キングマスターとアフロディーナ神聖女王は本日結婚した事を国民の皆様方に報告します❗️」と、話し掛ける。
 再び大歓声が沸き上がる。2人は大きく手を振り、国民の歓声に答える。
 小一時間後。2人は宮殿に戻り、一旦アラタリアン・リアナに戻る。正装から王族艦隊服に着替える。
 4、5日のんびりと過ごしてから、2756年8月16日。コスモドリアン星系から離脱。有酸素星系を探しながら数百光年単位で移動する。発見した星系の座標をコスモドリアンのシャーミンに連絡する。
 テラに到着する迄に780星系の発見し、其等をコスモドリアンの植民星系として開発を始める。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 アランから極秘命令を受けたメアリル・タリアラン・コスモレルナー科学特殊工作部隊(CDF)統合大元帥は、マレル・タリアラン・コスモレルナーCDF第1部隊をレムアリアン超銀河団方面へ、ミラル・タリアラン・コスモレルナーCDF第2部隊を銀河系東側方面へ派遣する。目的は極秘に作戦拠点を建設する事で有る。
 発見されない様に非酸素星系を選んで大気の存在しない岩石惑星の山脈をくり貫いて秘密基地の建設を開始する。
 アランは此の作戦とは別に、直径6000メートルの通信・探知専用戦艦コスモ・アイをレムアリアン超銀河団と、銀河系東側に配置する様命令を出した。
 コスモドーム・マザーから次々とコスモ・アイが射出されて行き、数100万台単位でレムアリアン超銀河団と銀河系東側に向かって行く。数時間の間を開けて5回射出される。
 2756年8月17日。アランの密命を受けた科学特殊工作部隊(CDF)のメアリル・タリアラン・コスモレルナー統合大元帥は、マレル・タリアラン・コスモレルナー第1部隊司令にレムアリアン超銀河団方面に、ミラル・タリアラン・コスモレルナーCDF第2部隊を銀河系東側方面に派遣する命令を出した。
 工作部隊別に、通信・探知専用戦艦コスモ・アイをレムアリアン超銀河団と、銀河系東側に配置命令を出す。
 1億光年離れたレムアリアン超銀河団に瞬時に移動したCDF第1部隊マレル・タリアラン・コスモレルナー統轄司令は、周辺をリサーチして外縁部に有酸素星系を発見する。2756年8月19日。其の星系をバロム銀河団バダル銀河リアル星系第3レムアと命名して極秘基地の建設を開始する。
 秘密工作部隊の仕事は早い、僅か数時間でレアル山脈の山中に直径100メートルの穴明け、50メートル先に広大な空間を掘り出す。全周囲を生体金属に物質変換し、次々と資材を下ろし、2、3時間後には基地らしくなる。
 ほぼ同じ頃、銀河系東側中枢部に、有酸素星系で有るガロン星系第4惑星ガルを発見したCDF第2部隊ミラル・タリアラン・コスモレルナー統轄司令は極秘基地の建設を開始していた。
 是等の部隊とは全く異なる、特殊科学忍者部隊2部隊が出動していた。

 直系18、000メートルの超弩級戦艦アラタリアン・リアナの搭載生体脳ラタリアナが、2756年8月20日。「間もなく太陽系第3惑星テラに到着致します❗️」と言う声が統合司令センター内に響き渡る。
 数分後。テラから5万キロメートル離れて、静止軌道に付く。
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 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

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