❤️オウリエイト帝国❤️

apusuking

文字の大きさ
2 / 3

第1章。地球制圧Vol-1-2。

しおりを挟む
❤️オウリエイト帝国❤️
第1章。地球制圧Vol-1-2。
 2255年9月30日。~2256年10月9日。

(登場人物)
(テラ連邦共和国)
💚バロン・ダッカル。
 テラ連邦共和国大執政官。

❣️シャーミン・レムル・ムア。
 テラ連邦共和国国防総省最高位司令長官。統合大元帥。

💚近江正美。
(アラン・レムル・レム)レム人名。
 レム銀河連合帝国統轄女王直系の子孫。
 テラ連邦共和国軍独立軍最高位司令長官。大元帥。 近江一族の第1後継者。東大生。天才物理学者。コスモドーム社の社長兼近江財団の副会長。20歳。

(オウリエイト帝国)
💚ダレン・レムル・ムア。
 オウリエイト帝国皇帝。

❣️メイヤ・レムル・ムア。
 オウリエイト帝国摂政。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第1章。地球制圧Vol-1-2。 
 太陽系に残っているコスモドリアンの戦力が、一体何れくらい残っているのか全く解らない状態が続いている。此の様な状況では迂闊に地球制圧作戦は実行出来ないと、シャーミン統合大元帥が大執政官に報告する。
 1日でも早く地球を奪還したいと考えている大執政官は、2255年9月30日、近江正美と面談する。
 正直に自分の本音を正美に話し、最後に「シャーミン閣下が言うには、残存戦力が何れくらい残っているのかを確認してから出ないと、人類が滅亡するかもと話していた。其の通りだと考えているが、残存戦力の確認が出来ないので、良い方法は無いものかと相談に来た❗️」と、大執政官。
「簡単な方法が有ります大執政官閣下❗️探知機を火星に送り込めば良いのです。幸いにも、地上を監視するために開発した超小型の虫型探知機が有ります、本の少し改良すれば使えるかも知れない。早急に製造して第4衛星都市。テラ連邦共和国軍統合本部。軍事センターに届けます。大執政官閣下、他に何か要望は有りますか❗️」と、問い掛ける。
「発明品で何か多目的使える物は無いだろうか」と、問い掛ける大執政官。
「受入れ転送機無しの一極制転送機で有るドラン転送機はかなり便利です。他に携帯ドラン転送機。携帯バブルバリア発生装置が有ります。量産して送り届けます❗️」満面笑みを浮かべ話す。
「其れは有り難い❗️此れだけ揃えはコスモドリアンに勝てるだろうか」と、大執政官。
「浮揚戦艦空母コスモスバルが1万台有れば勝てますが、現在300台ですので難しいでしょう。
 ダレン・レムル・ムアが銀河系制服に出掛けたのなら、2、30年は戻らないでしょう。ましてや、想定外の強敵に遭遇すれば増援を要求するでしょうかか、そう慌てる事は有りません。今はじっと待つこと事です❗️」と、子供に言い聞かせる様に話す。
「シャーミン閣下も同じ事を話していましたな❗️承知した。時が来る迄待ちましょう」と、答えて大執政府に戻って行く。
 正美は見送ってからシャーミンとコンタクトを付ける。
「シャーミン、ダッカル大執政官は事を急ぎる。我々に取り危険な存在になるかも知れない。今まで以上に注意して監視を頼む。其れと、彼にこれ以上権力を持たせない様に対抗勢力を立ち上げて欲しい❗️」と、要望する。
「承知致しました」と、答えてコンタクトを切る。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 オウリエイト帝国ダレン・レムル・ムア皇帝は、大船団を引率して銀河系中心部へ1万光年進出する。周囲は恒星だらけ、ダレン皇帝は先ず地球と現在地迄を通信、探知網を構築させる。次に全銀河系な探知・通信網構築を命令し、現在地から最も近い酸素惑星を探し出す。
 ほぼ地球と同じ様な惑星だが、陸地と海の比率はほぼ同じ。大陸は大小2つ、大きい方の大陸の中央部の大草原に5、6台が着陸して前進基地の建設を開始する。惑星はオウルと名付ける。
 2255年10月8日。惑星オウルは強大な軍事基地になる。戦力の増長と、各種軍事工場を建設して益々強大になって行く。
 ダレン皇帝の船団は、惑星オウルを中心に半径5000光年以内の制圧を開始する。次々と有酸素惑星系に軍事基地を設置して行く勢力を拡大して行く。
 数ヶ月後の2256年2月20日。未知船団と遭遇して、ダレン皇帝の船団が無警告で攻撃をする。激戦となり、双方ともに甚大な被害を受け、痛み分けとなる。此れがきっかけとなり全面戦争に突入する事になる。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 テラ連邦共和国の戦力は、此処数ヶ月で格段に戦力が増長されている。特に、最新鋭浮揚戦艦空母コスモスバルは5000台が完成している。
 虫型探知機は地球の地上並びに火星に展開され情報を得ている。其の情報は第4衛星都市軍事センターで集計監視されている。
 コスモドームの戦力と、テラ連邦共和国軍独自の戦力は確実に増長され続けている。にも関わらずコスモドリアンの戦力には追い付けないでいる。海底都市と言う限られた空間内では戦闘戦艦の製造が出来ないからで有る。
 此の状態では何年過ぎても戦力の差が縮小しないので、シャーミンは大執政官に進言する。
「大執政官閣下❗️コスモドリアンの戦力に追い付くには、コスモドリアンに気が付かれない様に地球を脱出し極秘に新たな拠点を築き上げて、其所で戦闘戦艦の製造をする事です」と、話す。
 大執政官は暫し考えてから「確かに其の通りだ。で、具体的な計画は有るのかね❗️」と、答える。
「当然です❗️但し、此の計画には正美様の協力が不可欠です」と、説明するシャーミン。
 2256年2月22日。直系60キロメートルの中央部コスモ円盤ドームが対探知バリアを展開して地球から脱出して行く。太陽系を脱出して数光年を飛び越える。
「ドラル❗️半径800光年以内で有酸素惑星系をリサーチして下さい」と、指示する。
「半径800光年以内の有酸素惑星系をリサーチします❗️」と、繰り返す。
 数分後。探知スクリーンに居住に最も適切している座標データと惑星を映し出す。
「ドラル、発見した惑星に移動して下さい❗️」と、指示。
「発見した惑星に移動します❗️」
 船内では何の変化も無く、瞬時に移動する。メインスクリーンに惑星が映し出されている。
「シャルル。此の星系をシャルゼン星系第3惑星シャルンと命名する。銀河座標に記載を❗️」と、指示する。
「太陽系依り760光年離れた宙域に、有酸素惑星系を発見。命名。シャルゼン星系第3惑星シャルン。
 2256年2月23日午前10時23分。命名者近江正美。登録完了。
」と、答えてから「惑星全土をリサーチして軍事基地建設場所を特定します❗️」と、話し掛ける。
「有難うシャルル❗️軍事基地建設の指揮を託す」と、正美。
「承知致しました❗️」
 統合司令センターに着席していたダッカル大執政官は、其の指示の遣り取りを感心して見ていた。
 其れを見ていたシャーミンは「此処の軍事基地で地球を奪還出来る艦隊を製造します。其の前に、第3惑星シャルンに戦艦空母コスモスバルを10台位呼び寄せ星系内の防衛に当たらせます。
 軍事基地が完成したらテラから人材呼び寄せます❗️」と、大執政官に話し掛ける。
「長い時間が掛かりそうだ」と、大執政官。
「10年位は待って頂かないとなりません❗️」かなり多めの年数を答える。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 シャルゼン星系第3惑星シャルンと名付けられた星系は、レムル銀河連邦帝国の法律では発見者が所有権を得る。と、言う事で、シャルゼン星系第3惑星シャルンは近江正美の所有地で有り、コスモドームの勢力の管理下に置かれる事に決定する。其の前提の元、惑星の開発が始められる。
 2256年3月25日。浮揚戦艦空母コスモスバル100台がシャルゼン星系第3惑星シャルンに到着し惑星を周回する。
 指揮してきたのは、コスモドーム防衛部隊総司令兼テラ連邦共和国軍統轄大元帥ラルダラン・レムル・ムアである。
 副司令は、テラ連邦共和国軍参謀長。アイゼン・バガード副大元帥と、ニック・ロダン元帥だ。
 ラルダラン・レムル・ムア統轄大元帥が代表して「大執政官閣下、御挨拶申し上げます❗️私はコスモドーム防衛部隊総司令のラルダラン・レムル・ムアです。閣下を警護する為に、アイゼン・バガード副大元帥とニック・ロダン元帥並びに配下の将兵をつれて来ました。
 大執政官閣下の旗艦として、特別仕様浮揚戦艦空母コスモスバル・テラ。並びに、テラ連邦共和国艦隊として100台をコスモドームは無償で譲渡します❗️」と、話し掛ける。
「其れは有り難い。テラを代表して御礼申し上げる」と、大執政官。軽く頭を下げる。
「宇宙空港が完成したら、直ちに着陸して正式に引き渡します❗️」と、ラルダラン・レムル・ムア。

 2256年9月22日。惑星シャルンの都市化計画に基づき、政庁並びに軍事基地が完成する。政庁シャルランと命名され、軍事基地はシャルバランと名付けられた。
 航空管制からの指示に従い、特別仕様浮揚戦艦空母コスモスバル・テラ並びにコスモスバル100台が次々と着陸する。
 ラルダラン・レムル・ムア等幹部が、転送機でコスモドームの統合司令センターに移動して来る。大執政官とシャーミン統合大元帥等に挨拶する。
「ラルダラン統轄大元帥❗️御苦労様でした」と、声を掛けるシャーミン統合大元帥。
 シャーミンは、コスモスバル船団を、正式に大執政官に譲渡する。
 大執政官は深々と一礼して「深く感謝します」と、答える。
「我々の望みは、地球人が太陽系を飛び出し他恒星系に到着出来る事です❗️其の為に、地球人が独自に超光速推進機関を開発出来る様に地球人知能をレベルアップさせたいのです。現在では、近江総合研究センターが最も近付いています。数年内には開発出来るでしょう。正美様は、レム人最高の天才科学者と同レベルの知能を持ち合わせていますから❗️」と、説明するシャーミン。
「シャーミンどの、我々が独自に開発出来る様になるでしょうか❗️」と、問い掛ける大執政官。
「我々もそうなる事を期待しています。其の為に近江総合大学、大学院並びに付属小、中、高校を創設します❗️」と、シャーミン。
「大執政官閣下❗️船団を引率して地球に戻られますか」と、問い掛けるアイゼン・バガード副大元帥。
「今戻ればコスモドリアンに探知され、戦闘になるやも知れぬ。今は戻る事は出来ない❗️」と、大執政官。
「賢明な判断です大執政官閣下❗️戦って勝てると判断出来までの戦力が増長されてからにして下さい」と、正美。
「そうだな」と、微笑む大執政官。


 地球の海底都市レムリアンの最高位責任者で有るラレイナ・レムル・ムア統轄大元帥は、コスモドリアン勢力に探知されない様に、遠く離れた惑星シャルンとコンタクトを捕る為に転送機と超光速通信のネットワークの構築を構想し、生体脳シャルレルに問い合わせる。
「転送機の転送範囲は、出力の相違は有りますが現在の能力では10光年程度です❗️従って惑星シャルン迄の760光年を走破するには海底都市レムリアンに有る転送機の出力を1000倍にバワーアップする事です。
 1000倍にバワーアップするには、エネルギー増幅器のパワーアップと転送機を大型化してエネルギー発生炉を増設或いはバワーアップする事です」と、回答する。
「承知した。早速手配して製造させよう❗️」と、ラレイナ・レムル・ムア統轄大元帥。
 8ヶ所に超光速通信機のアンテナを設置し、大型化転送機並びに超光速通信機を4ヶ所に製造を開始する。


 海底都市レムリアンと、海底都市アトランティスと海底都市レムリアン・ノースと南極大陸地下基地の4ヵ所の最新鋭大型転送機が、2256年9月25日に完成する。数回の実験を繰返し、安全性を確認してから伝令として半生体ドールをコスモドームに転送する。
 コスモドーム統合司令センター内の転送機が、いきなり稼働する。其の音に反応して振り向く。
 転送ゲートから女性が吐き出される。近江正美の姿を確認してして「私はレム型半生体ドールDT-5G1です。海底都市レムリアン統轄管理人のラレイナ・レムル・ムア統轄大元帥の命令に依り派遣されました。キングマスターにお伝え致します。テラと、惑星シャルンをダイレクトで超光速通信並びに転送が可能になりました」と、話し掛ける。
「其れは有り難い❗️レム型半生体ドールDT-5G1、今から私の側近として連絡係りをする事を命じる。名前はキャリル・ドール・コスモと命名する❗️」と、正美が命令する。
「キングマスター❗️今からキャリル・ドール・コスモと名乗ります」と、答える。
「キャリル、私の事は正美様で良い。話し方は人間的に話して良い❗️」と、話し掛ける。
「はい、解りました正美様❗️」と、答えるキャリル。
「キャリル❗️ダイレクトに超光速通信も可能になったのだな」と、話し掛ける正美。
「はい、正美様❗️」と、答えるキャリル。
「大執政官閣下。と、言う事ですのでテラの海底都市アトランティスとコンタクトを付けては如何でしょうか」と、話し掛ける正美。
「フム❗️そうであるな」と、大執政官。
「大執政官閣下❗️コンタクトが取れましたら、訓練の為に一人でも多く将兵を呼び寄せて下さい」と、アイゼン・バガード副大元帥が要望する。
「承知したバガード副大元帥」と、答える大執政官。

 数日後の2256年9月30日。将兵60万人が惑星シャルンのシャルバラン軍事基地に集合する。此の60万人を30万人に分けて第1軍団、第2軍団を組織する。
 其の後も次々と将兵等が転送されて来て、将兵等は増え続けている。シャーミンは、シャルバラン軍事基地をテラ連邦共和国艦隊専用の軍事基地とし、山脈を挟んで反対側の砂漠地帯に新たな軍事基地の建設を始める。
 軍事基地名は、シャルミロンと決定命名し、総司令をシャロン・レムル・ムア総統轄元帥を赴任させる。更にバル・レムル・ムア統轄元帥を移動させ副総司令に任命する。
 人事の移動辞令を終えてから、シャーミンが正美に問い掛け。「正美様❗️未来を考えて、銀河系全体を網羅する探知・通信ネットワークを構築するべきです。更に、コスモドームラーの勢力を拡大の為に、有酸素星系を探しだしコスモドームラーの所有にする事をお勧め致しますわ❗️」と、進言する。
「シャーミンに全権を託す。思うように行動して後日キャリルに報告すれば良い❗️」と、答える。
「承知致しました。では、探知・通信ネットワークを構築する為にコスモドーム並びにコスモドーム・マザーから探知・通信艦を発進させます❗️」と、報告する。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 オウリエイト帝国ダレン・レムル・ムア皇帝は、オウリエイト帝国銀河系制圧船団前進基地で有るガザラン星系第3惑星オウルに、バライラ・レムル・ムア副摂政を残し、増援船団を引率して、2256年9月29日。未知種族討伐に発進して行く。
 ダレン皇帝は、未知種族と遭遇した宙域から50光年離れた宇宙空間にドロップダウンする。
 ダレン皇帝は艦長に「コスモエグを探査艦として5万台発進させ周辺を探査並びに調査させよ❗️但し、互いに通信範囲を保ちながら慎重にな」と、命令する。
 探査艦が次々と直系60キロメートルのコスモライデンからコスモエグが次々と発進して行く。
 2256年10月1日。対に未知種族の存在を確認。其の所在地星系を発見。幾つもの通信を受信し、其の言語を解析し本略する。
「皇帝陛下❗️未知種族は我々と同程度の科学力を持つと考えられます。従って、全面戦争になればコスモドリアンの運命を左右するかも知れません。今は全面戦争は避けるべきです❗️」と、進言するマグラン・レムル・ムア副統轄大元帥。
「或いはそうかも知れない。だが、我が船団の方が圧倒的に多い。負けるはずがない」と、豪語するダレン・レムル・ムア皇帝。かなり慢心に囚われている。世間知らずとも言える。
「陛下❗️私もマグラン副統轄大元帥と同じ考えです。事を起こすなら先ずは小競合い程度にし、未知種族の戦力、出方を確認するべきでしょう❗️」と、バライラ・レムル・ムア副摂政。
「知恵者バライラの進言に従う事にする。ラダグロン大元帥、小規模艦隊5部隊を未知種族本拠地星系近くを何かを捜す様に航行させよ❗️」と、命令する。
「承知致しました陛下❗️直ちに命令を実行させます」と、答えるラダグロン大元帥。
 直系6000メートルの戦闘戦艦コスモバラン100台編成の5個部隊が、未知種族本拠地星系から離れること30光年付近を航行を実行する。

 ナグダ・バルダラ・ダレル大元帥が、国防軍本部からナタリア・バルダラ・ルダン統轄女王に「未確認敵対種族の偵察部隊と考えられる小部隊が航行しています。如何対処しましょうか❗️」と、問い掛ける。
「第1植民地星系バレル・ルダン・ラフン女王に撃破する様に依頼すれば良い❗️」と、ナタリア統轄女王が答える。
「承知致しました統轄女王陛下❗️」と、答えてコンタクトを切る。
 数分後。バレラ・ラフン・ルダン大元帥とコンタクトを取る。
「バレラ大元帥❗️統轄女王陛下からの要望を伝えます。未確認敵対種族の小規模艦隊を撃破せよ❗️との御命令です」と、要件を伝える。
「承知した❗️従姉様に宜しく御伝え下さい」と、答えてコンタクトを切る。
 バレラ・ラフン・ルダン大元帥は、暇潰しに自分の親衛軍団を連れて出撃して行く。未確認敵対種族小規模艦隊出没宙域近くにドロップダウンする。
 第1軍団長に探知次第殲滅する様命じる。
「承知致しました陛下❗️」と、答えるラレル・ルダン・バラグ第1軍団長。
 ラレル第1軍団長は、1個軍毎広く展開させ罠を張る。暫く出没しなかったが、数日後の2256年10月8日。未確認敵対種族小規模艦隊が出没する。探知と同時に最も近い軍が急行し集中放火する。強烈なエネルギーが敵艦隊は瞬時に消滅する。周辺に出没した敵対種族小規模艦隊も同じ様に消滅している。
 探知していたダレン・レムル・ムア皇帝は激憤するが、辛うじて冷静を保ち「あの船団は何処から現れたのだ。早急に確認させよ❗️」と、バライラ副摂政に命令する。続けて「マグラン、第1軍団にバルダン星系第3惑星バルダラを攻撃させよ❗️我が小規模艦隊を消滅させた船団が現れたら第2軍団に迎撃させよ❗️」と、命じる。全面戦争を決意する。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 惑星シャルンのシャルミロン軍事基地は、2256年10月8日にはシャルバラン軍事基地依り数倍広く、軍事関連の施設が並んで入る。更に戦艦製造工匠、超光速通信施設、長距離転送機が建設されて入る。

 政庁から2つ軍事基地への高速鉄道、更に未来を考えて幾つもの鉄道網が建設され新たな都市建設の建設並びに各種工場、軍事工場等の建設を始めている。
 数日の間に、惑星シャルンは単なる軍事基地から植民地らしくなり、人口も増加し2億人を越えてた。更に入植者が増え続けている。
 銀河中心部方向に6000光年先に、2番目の有酸素星系を発見する。正美は、ダッカル大執政官に「6000光年先に酸素星系を発見しました。私は其所に向かいますが、大執政官閣下は如何されますか❗️」と、問い掛ける。
 暫し考えてから「アイゼン副統轄大元帥に此処を任せて共に行く事にする」と、決断する。
「同行する決意に感謝します大執政官閣下❗️」と、深々と一礼する。
 数時間後の2256年10月9日。第2の有酸素星系に到着する。正美は此の星系をシャルゼロン星系第3惑星はシャルロンと命名する。
 惑星シャルロンを周回して、地表を詳細に調査を続ける。
 いきなり「探知センターより緊急報告です❗️675光年先で大規模な戦闘を探知。一方はコスモドリアンと判明」と統合司令センターに声が広がり、メインスクリーンに映し出される。
 統合司令センターの司令席に付いていた近江正美は「現場へ急行せよ❗️戦闘を止めなければ」と、シャーミンと大執政官に話し掛ける。
 2人は軽く頷き同意の意思を表現する。
 コスモドームの生体脳シャルルは、コスモシャル50台と各種工作機械を射出してから、宇宙空間に飛び出しドロップアップして行く。同時に直ぐ側にドロップダウンする。
 正美はシャーミンを見て、目で合図をする。
 シャーミンは頷いて「私はコスモドームのシャーミン・レムル・ムアです。オウリエイト帝国ダレン・レムル・ムア皇帝へ❗️直ちに戦闘を中止し撤退しなさい。従わない場合は攻撃を開始する」と、通信を送る。
 数分間返信が無く放火が続いている。
 攻撃を止める気がないと判断して「攻撃を開始せよ❗️」と、正美がシャーミンに指示する。
 コスモドームの新兵器で有るマーズ砲がコスモドリアンの戦艦を次々と破壊して行く。
「未知種族船団の司令長官に申し上げます。オウリエイト帝国は我々の敵対者で有る故に加勢致します❗️」と、送信する。
 シャーミンからの通信を完璧に無視してラフン共和国軍バレラ・ラフン・ルダン大元帥は攻撃を続けている。
「正美様❗️此のままでは三つ巴の戦闘になりますが」と、問い掛けるシャーミン。
 正美は小声で「止むを得ぬ。コスモドームマザーとコンタクトして中央部円盤コスモドーム・シャルメリアを呼び寄せよ❗️」と、指示する。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...