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第4章。ピンク・クリスタル。
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❤クリスタルに誘われて❤
2148年11月7日。~2150年2月21日。
第4章。ピンク・クリスタル。
(登場人物)
💚物部十四郎。
西之島共和国と日本共和国の執政官。2148年5月23日。物部十四郎テラ連邦共和国執政官就任。半不死。
(サルト銀河団連合帝国)
❣️クリスティーヌ・サルト・ザトン。
サルト宇宙連合帝国最後の女王。宇宙の精霊。
❣️クリスアーナ・サルト・ザトン。
ユリアの母親。上皇神聖女王。サルト人。
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。サルト人。長女。ブルー・クリスタル。
❣️ディナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副神聖女王。次女。生物学的年齢15歳。レッド・クリスタル。サルト人。
🧡バラダスタリア銀河団クリスバルダ銀河クリスタロン星系第3惑星クリスサルト。
❣️マリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国統轄女王。3女。生物学的年齢13歳。ピンク・クリスタル。サルト人。
❣️ミレイユ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄女王。従妹。
❣️マライア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄女王。従妹。
❣️パナレル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
❣️ラミルナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
❣️ナラパル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国統轄摂政。従妹。
❣️パナレロ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄摂政。従妹。
❣️サルレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️パレルモ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️ナパレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️ソフィア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国科学技術評議会議長。
❣️ナルニア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国医学評議会議長。
❣️パロメル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍統合大元帥。
❣️アロイナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍副統合大元帥。
❣️ナメレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍統轄大元帥。
❣️サルニラ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍副統轄大元帥。
❣️タレミル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍第1大元帥。第1軍団長官。
❣️ミネラル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍第2大元帥。第2軍団長官。
2148年11月7日。
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2150年2月21日。
第4章。ピンク・クリスタル。
本文。
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2148年11月7日。バラダスタリア銀河団の4銀河の女王が、クリスアーナ・ドームの外縁リング統合司令センターの第1会議室に集まった。
席上最初に話し始めたのはラバタリアナ銀河帝国リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王で有る。「我が父上はバラダスタリア銀河団全体を制圧する為に、軍事力を強化して軍事大国になりました。兄のバロダンバグ・タリアナ・ロスタン統合大元帥が制圧艦隊の最高位司令長官の任に付いています。兄は、父上と同じで強硬派ですが次男のバロダングルは中間派ですので、制圧艦隊の司令長官は皇帝の従弟で強硬派のナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥です。彼は残忍性が強いので要注意人物です。私が最も心配な事は、幼いリアタリアスです。弟に頼んで私の元に届ける様に頼んでいるのですが、未だ来訪して無いので心配しています」と、説明するリアスタリア女王。
「リアスタリア女王、詳細な説明有り難う御座います。我々としては傘下連邦共和国に介入しなければラバタリアナ銀河帝国とは戦いません」と、答えるユリア。
「暫くは此処に留まりますので、可能なかぎり援助します」と、話し掛けるクリスアーナ・サルト・ザトン上皇神聖女王。
「有り難う御座います上皇神聖女王陛下。3銀河の制圧は私が担当してますから少々ややこしい事態になってます」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「では、我々に邪魔されて制圧に手間取っている。とでも話しておけば問題無いでしょう」と、話し掛けるユリア。
小一時間程対処方法に付いて対話を繰り返し結論を得る。「では、私は未知種族に囚われたと言う事にします。妹と合流したら私はユリア様と同行する決意をしました」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「同行するのは良いが、リアスタリア女王は母国に未練は無いのかしら」と、問い掛けるユリア。
「勿論、全く無いわ。母上を見殺しにしたのだから」と、答えるリアスタリア女王。
「取り敢えずバロダングル・タリアナ・ロスタン皇帝の制圧を止めさせるしか無いわ。私達の安全の為にも」と、話し掛けるタリアナレル・ラアナ・バログル女王。
「そうね、万が一の時は3銀河連合で戦うしか無い」と、話し掛けるロベリアナス・バスタ・ロスロン女王。
「3銀河に、クリスタル艦隊1個軍団を配備常駐させます。私の母船クリスライザで、クリスタル1個軍団を引率してラバタリアナ銀河帝国に向かいます。勿論戦争をする為では無く、制圧を止めさせる為にですけど」と、話し掛けるユリア。
「で、私達はどうすれば良いのかしら」と、問い掛けるリアナテリアス・スタン・ダゴス女王。
「同行したければどうぞ自由に」と、話し掛けるユリア。
「では、私が此処に残りましょう」と、話し掛けるクリスアーナ。
2148年11月13日。クリスライザとクリスタル艦隊1個軍団が、ラバロスタリアナ銀河外縁に次々と実体化する。
制圧船団の司令長官ナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥は、いきなり出現した巨大船団に脅威と驚き感じる。慌ててバロダングル・タリアナ・ロスタン皇帝に報告する。
「其の様な船団などサッサと叩き潰せ」と、命令する。
「承知致しました陛下。直ちに実行致します」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
命令一下、ナダニロア副統合大元帥傘下の制圧船団が一斉に発進し、銀河外縁に向かう。
数時間後。直ぐ側にラバロスタリアナ銀河帝国軍が次々と実体化して来る。双方の船団が対峙してから小一時間後、今迄連戦連勝で有るナダニロア副統合大元帥は、自身を込めて号令する。
「全船団へ、攻撃開始。殲滅せよ」と命令する。
命令一下。敵艦隊がクリスタル第1軍団の先鋒艦隊に発砲する。クリスタル艦隊のバリアは強力で微動にせずに全てのエネルギーを吸収して更にバリアを強化する。
「ラバタリアナ銀河帝国軍、ナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥へ。私はサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王で有る。我々は貴方がたと争うつもりは全く有りません。速やかに撤退されよ」と、送信する。
数秒後。「皇帝陛下の命令で有る。引く訳にはゆかん。貴方がたが撤退すべきで有る」と、返信するナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥。
「全滅しても撤退しないのか」と、更に問い掛けるユリア。
「当然で有る。しかし、全滅するのは貴方がただ」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「では、検討を祈る」と、話し掛けてから攻撃命令をする。
命令一下、クリスタル艦隊先鋒部隊が一斉に攻撃を開始する。全てが命中し、瞬時に大爆発をする。第一撃で敵艦隊は数万台が原子の塵となっていた。
「ナダニロア副統合大元帥、直ちに撤退して降伏しなさい。で無いと本当に全滅します。現に、私の艦隊は全滅し、私は捕虜になりましたから」と、通告に割り込んで話し掛ける。
「リアスタリア第1王女陛下。しかし、皇帝陛下の命令ですので」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「貴方がたを守る為です。責任は私が取ります」と、話し掛けるリアスタリア第1王女。
「承知致しましたリアスタリア第1王女陛下。で、我々は此れからどうすれば宜しいでしょうか」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
「我々と同行してクリスアーナ・ドームに来なさい。其処に着けば戦わなかった事が正しいと理理解出来ます」と、話し掛けるリアスタリア第1王女。
数日後の2148年11月16日。ナダニロア副統合大元帥傘下の船団と、クリスライザとクリスタル第1軍団がクリスアーナ・ドームに到着する。
ナダニロア副統合大元帥傘下の船団は、指定された宇宙空港に次々と着陸している。クリスライザだけが着陸せずに、リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王だけが転送機で統合司令センターに戻った。
リアスタリア女王は、ナダニロア副統合大元帥等幹部と第1会議室で対談を開始する。
「ナダニロア、見て感じ取ったであろう。戦った相手は宇宙で最も古い伝説の種族で有るサルト人なのです。科学技術力は宇宙第1です。戦って解ったであろう」と、問い掛けるリアスタリア女王。
「はい、女王陛下」と、素直に答える。
「身に染みて感じ取りました。其の上、膨大な戦力には更にに驚きました。戦っていたなら数分で我々は全滅し、其の上我が帝国は滅亡していたでしょうな」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「解ったでしょう」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「所で女王陛下、私に話し掛けたサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王陛下は今何処におられるのですか」と、問い掛けるナダニロア副統合大元帥。
「ユリア様は本国惑星に向かっています」と、答えるリアスタリア女王。
「では、本国を制圧する為にでしょうか」と、問い掛けるナダニロア副統合大元帥。
「ユリア様は、父上のバラダスタリア銀河団制圧を止めさせる為に訪問するのでしょう」と、答えるリアスタリア女王。
「銀河団制圧を止めるのは無理でしょうな。既に第1殿下が制圧船団を引率して此処と反対側方面に出発しましたので」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
「弟のバロダスゴロンはどうしているの」と、問い掛けるリアスタリア女王。
「第2殿下は第2王女を連れて、傘下の船団を連れて此方に向かっています」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
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リアスタリア女王から報告を受けて、予定を変更して最外縁の銀河に向かった。バラダスタリア銀河団36銀河の最外縁銀河近くに実体化する。其の直後。ユリアは妙に懐かしいインパルスを感じ取った。
「クリス、インパルスを受信しましたか」と、問い掛けるユリア。
「受信しました。送信元も特定しましたので、其処に向かいます」と、答える生体脳クリス。
小一時間後。送信元の星系に到着しインパルスが強く感じる。
〈ユリアお姉様、私は此処第3惑星に封印されて身動きが取れません〉とのインパルスが届く。
〈妹、母上から1度も聞いてないわよ〉と、送信するユリア。
〈記録の一部1が欠けているのですお姉様〉と、答えるレッド・クリスタル。
〈では、解放してから話しましょう〉と、話し掛けるユリア。
〈はいお姉様、お待ちしています〉と、答えるレッド・クリスタル。
小一時間後。第3惑星に到着する。ユリアは単身で惑星地上に瞬間移動する。其処に真赤に輝く赤いクリスタルが浮いている。ユリアは近付いて行くと5メートル手前でバリアに阻まれる。
ユリアはバリアに右手を当てて、バリアのエネルギー成分、構造を分析する。数分後。分析が完了する。両手をバリアに当てエネルギーを吸収する。同時にユリアの全身が輝き出す。
数分後。何処かで爆発する同時に、バリアが消え去る。
自由になったレッド・クリスタルは、ユリアに近付いて来る。
「ユリアお姉様、私はディナです」と、話し掛けて来る。
「ディナ、良い名前ね。で、私と同じくサルト人にはなれないの」と、話し掛けるユリア。
「勿論出来ますよ」と話して、同時にサルト人になる。
「ユリアお姉様、末の妹で有るピンク・クリスタルとサルト人が封印されている惑星が有るのを御存知ですか」と、問い掛けるディナ。
「始めて聞いたけど、ディナは知っているの」と、問い掛けるユリア。
「所在地は知らないけど、何と無く呼び掛けられている様なの。お姉様と2人なら鮮明に聞こえるかも知れないわよ」と、話すディナ。
2人は両手を繋いで意識を集中する。2、3秒後、マリアの意識が流れ込ん3人がシンクロして意識融合する。3人は共通意識を形成し、互いの居場所が解る様になる。
小一時間後。3人の意識は相互意識連携で互いの居場所が解る様になる。ユリアは生体脳クリスにマリアがいる座標を伝え、直ちに向かう様に指示する。
クリスライザは瞬間移動してクリスタロン星系第3惑星クリスサルトの側に実体化する。ユリアとディナの2人は、瞬間移動してマリアの直ぐ側に実体化する。
2人の目の前で、ピンク・クリスタルが浮揚して輝いている。
「マリア、来たわよ。めを覚まし覚醒しなさい」と、呼びかけるユリア。
数秒後。目の前のピンク・クリスタルが一際輝き、其の直後にサルト人として2人の前に立つ。3人は互いに抱き合い再会を喜び合う。
正常に戻ると、ユリアは「マリア、封印されているサルト人を覚醒させなさい」と、指示する。
「私が覚醒するのと同時に覚醒プログラミングが始動します」と、答えるマリア。
「此の星系は暗黒物質に囲まれているのね。だから中々コンタクトが付かなかった訳ね。封印と言う意味が解ったわ」と、話し掛けるディナ。
「此の星系を中心にサルト帝国を再興出来るわね」と、話し掛けるマリア。「クリスアーナ・ドームを地球に移動する予定なのよ」と、話し掛けるユリア。
「地球ですか」と、問い掛けるマリア。
「未開の文明だけど、私の養父がいるから見捨てられないわ。マリア、此処にタキオン通信機とフィクティブ・タキオン転送機は有るの」と、問い掛けるユリア。
「エッ、何それ。其の様な物は有りませんけど」と、答えるマリア。
「では、此処に大型フィクティブ・タキオン転送機とタキオン通信機を建造しましょう。此れが有れば幾ら離れていても直結してるのと同じだから。其の上、地球が所属する局所銀河群は宇宙の辺境で発見され辛いですから」と、説明するユリア。
「ユリアお姉様がそう言うなら反対はしないよ」と、話し掛けるマリア。
「私もユリアお姉様に従うわ」と、話し掛けるディナ。
「では決定ね。所でマリア、此の惑星に何人のサルト人が封印されているの」と、問い掛けるユリア。
「280億人です」と、答えるマリア。
「以外と少ないわね」と、話し掛けるユリア。
「青年男女の卵子と精子か各100億個保存されているから、ランダムで受精させれば100億人毎増加させる事が出来ます。人工保育機は500億台有ります」と、答えるマリア。
「クリス、聞いていますね。覚醒したサルト人をクリスアーナ・ドームと、クリスライザに配備しますので準備しておいてね」と、指示するユリア。
「承知致しました」と、答える生体脳クリス。
2150年2月6日。クリスアーナ・ドームに、サルト人のコロニーが36ヶ所建造され、数ヶ所は移住が完了した。とクリスライザの乗務員は、80パーセントがサルト人となり、残り20パーセントはユリアの親衛隊と其の家族と言う割合になる。
第3惑星クリスサルトには、大型フィクティブ・タキオン転送機100台と、タキオン通信機200台が建造され、常時クリスライザとクリスアーナ・ドームが常時コンタクト状態となる。
覚醒したサルト人科学者チームが、クリスアーナ・ドームを超光速宇宙船に改造し、直径50万キロメートルの完全自立型宇宙母船に変貌する。常時貫通不能なバリアを展開している。
クリスアーナ・ドームは母親クリスアーナに任せ、ユリアはクリスライザで、ラバタリアナ銀河帝国軍バロダンバグ・タリアナ・ロスタン統合大元帥の後を追い掛ける。リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王の依頼で有る。
同じ頃。と有る銀河の支配的種族が、ラバタリアナ銀河帝国と同じ様にバラダスタリア銀河団の制圧の為に巨大船団を発進させていた。最初のターゲットは最も近い銀河で有る。
運命なのか、偶然なのかは不明だが、未知種族とラバタリアナ銀河帝国が攻め入った銀河がおなじだった。
ユリアがランダムに進入した銀河は、かなり離れた銀河だったので、全く気が付かなかった。生体脳クリスが簡単な調査では、極平穏な銀河だと判明する。所が、いきなり銀河外縁で超強烈な爆発が発生した。
「クリス、今の大爆発は一体何」と、問い掛けるユリア。
「未知種族が時間実験で失敗した結果です。爆発の連載が何処まで続くかは不明です」と、答える生体脳クリス。
「時間実験は危険が伴うので、我が国では禁止されてるのに」と、話すロベリアナス女王。
「サルト帝国には時間転送機が有ります。タイムチェンジャーと言う名称ですけど。此のクリスライザにも搭載されてるわよ」と、話し掛けるユリア。
「ユリア様、警告致しますか」と、問い掛ける生体脳クリス。
「種族の自然進化には介入はしません。特別な条件が揃えば別ですけど」と、話すユリア。
「隣りの銀河に移動しましょう」と、提案するリアナテリアス女王。
「そうね、ではそうしましょうか」と、答えるユリア。
此の様な話しをしている時に、現在地と銀河中枢の反対側の銀河中部当たりで、大規模な戦闘らしきエネルギー反応を探知する。
生体脳クリスは「ユリア様、エネルギー反応を探知しました。星座表と画像を映し出します」と、報告する。
「ブラック・クリスタルの幻影を感じる」と、話し掛けるマリア。
「マリア、過去に何かを体験したのね」と、話し掛けるユリア。
「遠い過去に、存在した何か恐ろしいもの。良く解らないけど」と、話しかけるマリア。
「もしかして、敵対者がクリスタル艦隊に対抗して造られた艦隊なのでは」と、マリアに問い掛けるディナ。
「アッ、其れかも知れないわ」と、納得するマリア。
「ブラック・クリスタル・・・・」首を傾げながら「聞いた事があるような気がする」と、話しかけるユリア。
「確認する為近く迄移動しますか」と、問い掛ける生体脳クリス。
「お願いクリス」と、話しかけるユリア。
数秒後。クリスライザは瞬間移動移動する。戦闘宙域から5光年離れた宙域に実体化する。
2艦隊の一方が、確かにクリスタル艦に似ている。表現すると、完璧なクリスタルでは無く大小2つの円錐を逆さにして繋いだ様な形をしている。
「形が似ている」と、話し掛けるマリア。
「何処かで見たような気がする」と、話し掛けるディナ。
「戦闘の原因も解らないし、取り敢えず様子をみましょう」と、話し掛けるユリア。
小一時間後。戦闘を中止して後退する。間を開けて対峙する。お互いの司令艦から通信の遣り取りをしている。内容は似たような内容で、援軍を要請する通信で有る。
数時間後。双方の艦隊の援軍が到着する。全面戦争の様相になっている。監視していたユリアは、ようやく決意する。
3
クリスライザは瞬間移動移動して、戦闘中の直ぐ側に実体化する。超光速通信と思念波で呼び掛ける。
「私はサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトンです。直ちに戦闘を中止しなさい」と、メッセージを送る。
其のメッセージと思念波に驚き、一旦戦闘が中断する。クリスライザが両艦隊の間に入る。
「両艦隊の司令長官に告げる。戦争の原因は不明だが、何故話し合いをして解決させようとしないのですか」と、問い掛けるユリア。
返信が来ない。両陣営共戸惑っているに違いない。小一時間後。片方の陣営から通信が届く。
「私はレロラロレ・バロン・ザルダナ。モレザロン帝国マロメレラ女王の妹です。私達は反乱軍と戦っています」と、話し掛けて来た。
「反乱軍とは」と、問い掛けるユリア。
「父上が病死したのをきっかけは、伯爵が帝国を我が物にする為に挙兵したのです」と、説明するレロラロレ女王。
「成る程、詳細が解りました。では、我々はレロラロレ女王を支援しましょう」と、話し掛けるユリア。
クリスライザの格納庫が開き、クリスタル艦が次々と射出される。其の数2000台で2個軍で有る。対する伯爵の艦隊は12000台で有る。
「レロラロレ女王、貴女達の艦隊は後退しなさい。クリスタル艦隊2000台で充分に対抗可能ですので」と、話し掛けるユリア。
充分に後退するのを確認してから、クリスタル艦隊2000台が横一列になり、前進する。
クリスタル艦隊が一斉にエネルギー吸収フィールドを放射。敵艦隊全体を包み込む。数秒後麻痺砲を放射する。クリスライザが、牽引ビームで縦一列に次々と格納庫に誘導して行く。格納庫に着艦させる前にヒュプノビームで乗務員をマインドコントロールする。麻痺が取れてから全員が指示通りに動き出す。乗務員を捕虜として広大な自然環境区の広い広場に集めて、周囲を戦闘ロボットを配置してからヒュプノビームを切る。
上空に巨大なスクリーンが出現して、スクリーンにレロラロレ女王が現れる。
「私はレロラロレ女王です。伯爵派の貴方がたを反乱者として逮捕しました。本来なら全員反乱罪として死刑なのですが、協力者で有るサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王の恩情で全員無傷で逮捕拘束したのです。私もユリア神聖女王陛下を見習い、改心して女王派になるならば同志として迎え入れますので申し出なさい」と、話し掛けるレロラロレ女王。
2150年2月10日。捕虜全員が改心して女王派に鞍替えする。捕虜の高級将校の尋問の結果、伯爵は傲慢、自己中心的なわがままの上独裁者で有ると解った。故に、一部の側近幹部を除いて嫌われているらしい。身内からも嫌われているとの事だ。
事情を聞いたユリアは、伯爵一人を逮捕拘束すれば、此の反乱騒動は終了すると判断する。ユリアは高級将校から伯爵に付いて詳細の情報を得て、レロラロレ女王を連れて伯爵の本拠地星系に向かう。小一時間後、星系外縁に到着する。
レロラロレ女王は、クリスライザから伯爵に向けてメッセージを送る。
「ナブダログ・バロン・ザルダナ伯爵へ、貴方の艦隊は全滅した。既に敗退は決定した。従って、伯爵は降伏するか、死かの2つに1つを選択するが良い。取り敢えず10分の猶予を与える」と、話し終える。
10分はアッと言う間に過ぎ去る。が、何等返信が無い。
「クリスタル艦隊へ、惑星を包囲して伯爵を逮捕拘束せよ」と、命令するユリア。
クリスタル艦隊2000台は、同時に瞬間移動して第3惑星の直ぐ側に実体化して惑星を包囲する。
伯爵の宮殿に向けてクリスタル艦1台が降下して行く。800メートル上空で停止し、戦闘ロボットを次々と射出する。其の数2万台。続いて兵士ロボットが射出される。其の数3万台で、合計5万台が伯爵の宮殿に進入して行く。
小一時間後。伯爵と側近幹部等を逮捕拘束して、レロラロレ女王に引き渡す。伯爵に代わり新たな代表が決まる迄サルト銀河団連合帝国が管理する事にする。
灼熱の第2惑星から不可思議なインパルスを探知してユリアは、新たに獲得した能力で有る精神触手を繰り出して発信源を探り当てる。其処には全高2メートルの黒いクリスタルを発見する。同時に自然とシンクロする。ユリアは、其の黒いクリスタルを念動力で掴み取り、瞬間移動させてクリスアーナ・ドームに転移させる。ユリアは瞬時に母親に詳細を伝えて後は任せる。
2150年2月15日。モレザロン帝国の内乱は収まり平穏が戻る。ユリア達は、マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王の招待に寄り、モレザロン銀河モザロル星系第3惑星バロンに滞在している。
ユリア神聖女王は、マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王の好意に依り、神聖女王の親衛隊としてマロメレラ女王の妹てま3女のレロラメラ・バロン・ザルダナ女王と、マロメレラ女王の従妹でハルラレル・バロン・ザルダナ副統轄摂政と、伯爵の次女のナルレニル・バロン・ザルダナ公女の3人と、ナルレニア新伯爵の従妹のパロメルレ・バロン・ザルダナと其の傘下の部隊を同行させると申し出る。ユリアは、断わる事が出来ずに受け入れる。代わりユリアは不老不死とクリスライザが高いクリスタル船を5台を譲渡する。更に、クリスタル艦隊1個軍団を常駐させる事にした。
マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王は感激し、ユリア神聖女王の下僕として永遠に忠誠を誓う。ユリアは承諾してサルト銀河団連合帝国モレザロン連邦共和国とすると告知する。
クリスライザは星系を後にし、バロダスゴロン・タリアナ・ロスタン統合大元帥を追い掛ける。先ずはモレザロン銀河の隣りの銀河に向かった。
数分後。未知銀河外縁に実体化する。生体脳クリスが簡単なリサーチを開始する。
「此の銀河は全域で高エネルギー反応を探知しました。かなり活発に活動している様です。暫し観察する必要が有ります」と、報告する生体脳クリス。
「と、言う事は要注意銀河と言う事ね」と、問い掛けるユリア。
「見方を変えれば其の通りです」と、答える生体脳クリス。
「大規模な戦争の準備をしている可能性が有ると言う事かしら」と、問い掛けるユリア。
「其の通りです」と、答える生体脳クリス。
「小型調査艦を射出して詳細を調査をお願いね」と、指示するユリア。
「承知致しました」と、答える生体脳クリス。
2150年2月21日。調査の結果、色々と事実が解って来た。生体脳クリスが報告する。「ダログザン銀河ダルザン星系第3惑星バグロンを中心にダログザン銀河帝国を展開しています。其のダログザン銀河帝国はミグラダン・バグロン・デイム皇帝が独裁的な政治を実行しています。
ミグラダン・バグロン・デイム皇帝は、長男のミグロダンを統合大元帥としてバラダスタリア銀河団を制圧する為に艦隊を集合させています」と、話し掛ける。
「やはりそうか。では、ラバタリアナ銀河帝国と何れは激突するわね」と、話し掛けるユリア。
「戦争を止められないかしら」と、話し掛けるリアタリアス・タリアナ・ロスタン女王。
ユリア達は緊急会議を開き、今後の活動方針、対処方法等に付いて会議を始める。
「ダログザン銀河の隣りの銀河から我々が制圧してバラダスタリア銀河団連合を結成して防衛ラインを構築すれば良いのよ」と、話し掛けるデロング銀河連合共和国パメライル・ブロン・バロンダ女王。
「良い考えだと思いますけど、私は各銀河に通信で忠告する方が良いと思います」と、話し掛ける親衛隊ブルーフォースの統轄司令のアルテナ・ミラグル。
小一時間程討論するが、気の利いた提案は出なかった。結局は最初に提案した案が採用され、隣りの銀河向かった。
未知銀河の外縁に実体化する。
「調査艦隊を射出します」と、報告する生体脳クリス。
クリスライザは報告が届く迄待機する。数時間後。次々と報告が届いて来る。
「此の銀河はニグレロン銀河と判明しました。支配的種族は、ニグレロン銀河グロン星系第3惑星レロンを本拠地としたニグレロン銀河帝国帝国です。統轄者はバログレル・レロン・マダン皇帝です。其の妃はカナレリア・レロン・マダン統轄女王です。見せ掛けは円満夫婦ですが、事実は不仲で帝国の運営、統轄方針が異なる様で、度々衝突している様です。故に、皇帝派と統轄女王派に別れているらしいです。結論は、内乱を画策して皇帝派を一掃する事です」と、報告する生体脳クリス。
「クリスの作戦は実に理想的だ。では、作戦の指揮と実行は生体脳パルメラに託す。で、我々はニグレロン銀河の隣りの未知銀河に進出する」と、話し掛けるユリア。
「承知致しました。直ちに、生体脳パルメラに連絡致します」と、答える生体脳クリス。
数分後。クリスライザは瞬間移動で隣りの銀河の外縁に実体化する。生体脳クリスは簡単な事前調査を済ませる。
「此の銀河にはメンタル的温厚オーラが放出されています。放射源を特定しましたので此れから向かいます」と、話し掛ける生体脳クリス。
「了解した」と、答えるユリア。
クリスライザは瞬間移動して、放射源の直ぐ側に実体化する。ユリアも放射源を特定し、何故か呼ばれていると感じ取って瞬間移動する。
実体化すると眼前にピンクのクリスタルが光り輝いている。ユリアは念動力て捕まえて瞬間移動する。クリスアーナ・ドームで実体化して、ピンククリスタルを母親クリスアーナに託してクリスライザに戻った。
生体脳クリスは、銀河全域に向けてメッセージを送った。内容は「我々はサルト宇宙連合帝国の平和共存使節団です。我々と平和共存を希望するならば、コンタクトを願います。当銀河の支配的種族に此のメッセージを送ります」と、話して送信する。
数秒後。いきなり思念波が飛び込んで来る。
〈私達は此処におります〉
思念波を受け取ったユリアは〈貴女達は何者で、何処にいるのですか。此の銀河の支配的種族なのですか〉と、問い掛ける。
〈私は妖精種族の統轄女王メリアナリア・フェアリ・クリスです。私達種族はピンククリスタル恩恵を受けて誕生した平和の使者です。当銀河には支配的種族は存在しません〉
〈私には見えないが、姿を現して下さい〉と、話し掛けるユリア。
数秒後。いきなり直径100キロメートルの半球ドームが現れる。同時にクリスライザの統合司令センターに身長10センチメートルの妖精が出現する。
「我がマスター、ユリア・サルト・ザトン神聖女王陛下。会えるのを楽しみしておりました。私達はピンククリスタルと共に生きて来ました。従って、ピンククリスタルが存在しているクリスアーナ・ドームに行きます。其の後、又此処に戻ります」と、話してからいきなり消え去る。
2148年11月7日。~2150年2月21日。
第4章。ピンク・クリスタル。
(登場人物)
💚物部十四郎。
西之島共和国と日本共和国の執政官。2148年5月23日。物部十四郎テラ連邦共和国執政官就任。半不死。
(サルト銀河団連合帝国)
❣️クリスティーヌ・サルト・ザトン。
サルト宇宙連合帝国最後の女王。宇宙の精霊。
❣️クリスアーナ・サルト・ザトン。
ユリアの母親。上皇神聖女王。サルト人。
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。サルト人。長女。ブルー・クリスタル。
❣️ディナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副神聖女王。次女。生物学的年齢15歳。レッド・クリスタル。サルト人。
🧡バラダスタリア銀河団クリスバルダ銀河クリスタロン星系第3惑星クリスサルト。
❣️マリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国統轄女王。3女。生物学的年齢13歳。ピンク・クリスタル。サルト人。
❣️ミレイユ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄女王。従妹。
❣️マライア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄女王。従妹。
❣️パナレル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
❣️ラミルナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
❣️ナラパル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国統轄摂政。従妹。
❣️パナレロ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国副統轄摂政。従妹。
❣️サルレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️パレルモ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️ナパレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。
❣️ソフィア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国科学技術評議会議長。
❣️ナルニア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国医学評議会議長。
❣️パロメル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍統合大元帥。
❣️アロイナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍副統合大元帥。
❣️ナメレナ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍統轄大元帥。
❣️サルニラ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍副統轄大元帥。
❣️タレミル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍第1大元帥。第1軍団長官。
❣️ミネラル・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国軍第2大元帥。第2軍団長官。
2148年11月7日。
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2150年2月21日。
第4章。ピンク・クリスタル。
本文。
1
2148年11月7日。バラダスタリア銀河団の4銀河の女王が、クリスアーナ・ドームの外縁リング統合司令センターの第1会議室に集まった。
席上最初に話し始めたのはラバタリアナ銀河帝国リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王で有る。「我が父上はバラダスタリア銀河団全体を制圧する為に、軍事力を強化して軍事大国になりました。兄のバロダンバグ・タリアナ・ロスタン統合大元帥が制圧艦隊の最高位司令長官の任に付いています。兄は、父上と同じで強硬派ですが次男のバロダングルは中間派ですので、制圧艦隊の司令長官は皇帝の従弟で強硬派のナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥です。彼は残忍性が強いので要注意人物です。私が最も心配な事は、幼いリアタリアスです。弟に頼んで私の元に届ける様に頼んでいるのですが、未だ来訪して無いので心配しています」と、説明するリアスタリア女王。
「リアスタリア女王、詳細な説明有り難う御座います。我々としては傘下連邦共和国に介入しなければラバタリアナ銀河帝国とは戦いません」と、答えるユリア。
「暫くは此処に留まりますので、可能なかぎり援助します」と、話し掛けるクリスアーナ・サルト・ザトン上皇神聖女王。
「有り難う御座います上皇神聖女王陛下。3銀河の制圧は私が担当してますから少々ややこしい事態になってます」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「では、我々に邪魔されて制圧に手間取っている。とでも話しておけば問題無いでしょう」と、話し掛けるユリア。
小一時間程対処方法に付いて対話を繰り返し結論を得る。「では、私は未知種族に囚われたと言う事にします。妹と合流したら私はユリア様と同行する決意をしました」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「同行するのは良いが、リアスタリア女王は母国に未練は無いのかしら」と、問い掛けるユリア。
「勿論、全く無いわ。母上を見殺しにしたのだから」と、答えるリアスタリア女王。
「取り敢えずバロダングル・タリアナ・ロスタン皇帝の制圧を止めさせるしか無いわ。私達の安全の為にも」と、話し掛けるタリアナレル・ラアナ・バログル女王。
「そうね、万が一の時は3銀河連合で戦うしか無い」と、話し掛けるロベリアナス・バスタ・ロスロン女王。
「3銀河に、クリスタル艦隊1個軍団を配備常駐させます。私の母船クリスライザで、クリスタル1個軍団を引率してラバタリアナ銀河帝国に向かいます。勿論戦争をする為では無く、制圧を止めさせる為にですけど」と、話し掛けるユリア。
「で、私達はどうすれば良いのかしら」と、問い掛けるリアナテリアス・スタン・ダゴス女王。
「同行したければどうぞ自由に」と、話し掛けるユリア。
「では、私が此処に残りましょう」と、話し掛けるクリスアーナ。
2148年11月13日。クリスライザとクリスタル艦隊1個軍団が、ラバロスタリアナ銀河外縁に次々と実体化する。
制圧船団の司令長官ナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥は、いきなり出現した巨大船団に脅威と驚き感じる。慌ててバロダングル・タリアナ・ロスタン皇帝に報告する。
「其の様な船団などサッサと叩き潰せ」と、命令する。
「承知致しました陛下。直ちに実行致します」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
命令一下、ナダニロア副統合大元帥傘下の制圧船団が一斉に発進し、銀河外縁に向かう。
数時間後。直ぐ側にラバロスタリアナ銀河帝国軍が次々と実体化して来る。双方の船団が対峙してから小一時間後、今迄連戦連勝で有るナダニロア副統合大元帥は、自身を込めて号令する。
「全船団へ、攻撃開始。殲滅せよ」と命令する。
命令一下。敵艦隊がクリスタル第1軍団の先鋒艦隊に発砲する。クリスタル艦隊のバリアは強力で微動にせずに全てのエネルギーを吸収して更にバリアを強化する。
「ラバタリアナ銀河帝国軍、ナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥へ。私はサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王で有る。我々は貴方がたと争うつもりは全く有りません。速やかに撤退されよ」と、送信する。
数秒後。「皇帝陛下の命令で有る。引く訳にはゆかん。貴方がたが撤退すべきで有る」と、返信するナダニロア・タリアナ・ロスタン副統合大元帥。
「全滅しても撤退しないのか」と、更に問い掛けるユリア。
「当然で有る。しかし、全滅するのは貴方がただ」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「では、検討を祈る」と、話し掛けてから攻撃命令をする。
命令一下、クリスタル艦隊先鋒部隊が一斉に攻撃を開始する。全てが命中し、瞬時に大爆発をする。第一撃で敵艦隊は数万台が原子の塵となっていた。
「ナダニロア副統合大元帥、直ちに撤退して降伏しなさい。で無いと本当に全滅します。現に、私の艦隊は全滅し、私は捕虜になりましたから」と、通告に割り込んで話し掛ける。
「リアスタリア第1王女陛下。しかし、皇帝陛下の命令ですので」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「貴方がたを守る為です。責任は私が取ります」と、話し掛けるリアスタリア第1王女。
「承知致しましたリアスタリア第1王女陛下。で、我々は此れからどうすれば宜しいでしょうか」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
「我々と同行してクリスアーナ・ドームに来なさい。其処に着けば戦わなかった事が正しいと理理解出来ます」と、話し掛けるリアスタリア第1王女。
数日後の2148年11月16日。ナダニロア副統合大元帥傘下の船団と、クリスライザとクリスタル第1軍団がクリスアーナ・ドームに到着する。
ナダニロア副統合大元帥傘下の船団は、指定された宇宙空港に次々と着陸している。クリスライザだけが着陸せずに、リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王だけが転送機で統合司令センターに戻った。
リアスタリア女王は、ナダニロア副統合大元帥等幹部と第1会議室で対談を開始する。
「ナダニロア、見て感じ取ったであろう。戦った相手は宇宙で最も古い伝説の種族で有るサルト人なのです。科学技術力は宇宙第1です。戦って解ったであろう」と、問い掛けるリアスタリア女王。
「はい、女王陛下」と、素直に答える。
「身に染みて感じ取りました。其の上、膨大な戦力には更にに驚きました。戦っていたなら数分で我々は全滅し、其の上我が帝国は滅亡していたでしょうな」と、話し掛けるナダニロア副統合大元帥。
「解ったでしょう」と、話し掛けるリアスタリア女王。
「所で女王陛下、私に話し掛けたサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王陛下は今何処におられるのですか」と、問い掛けるナダニロア副統合大元帥。
「ユリア様は本国惑星に向かっています」と、答えるリアスタリア女王。
「では、本国を制圧する為にでしょうか」と、問い掛けるナダニロア副統合大元帥。
「ユリア様は、父上のバラダスタリア銀河団制圧を止めさせる為に訪問するのでしょう」と、答えるリアスタリア女王。
「銀河団制圧を止めるのは無理でしょうな。既に第1殿下が制圧船団を引率して此処と反対側方面に出発しましたので」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
「弟のバロダスゴロンはどうしているの」と、問い掛けるリアスタリア女王。
「第2殿下は第2王女を連れて、傘下の船団を連れて此方に向かっています」と、答えるナダニロア副統合大元帥。
2
リアスタリア女王から報告を受けて、予定を変更して最外縁の銀河に向かった。バラダスタリア銀河団36銀河の最外縁銀河近くに実体化する。其の直後。ユリアは妙に懐かしいインパルスを感じ取った。
「クリス、インパルスを受信しましたか」と、問い掛けるユリア。
「受信しました。送信元も特定しましたので、其処に向かいます」と、答える生体脳クリス。
小一時間後。送信元の星系に到着しインパルスが強く感じる。
〈ユリアお姉様、私は此処第3惑星に封印されて身動きが取れません〉とのインパルスが届く。
〈妹、母上から1度も聞いてないわよ〉と、送信するユリア。
〈記録の一部1が欠けているのですお姉様〉と、答えるレッド・クリスタル。
〈では、解放してから話しましょう〉と、話し掛けるユリア。
〈はいお姉様、お待ちしています〉と、答えるレッド・クリスタル。
小一時間後。第3惑星に到着する。ユリアは単身で惑星地上に瞬間移動する。其処に真赤に輝く赤いクリスタルが浮いている。ユリアは近付いて行くと5メートル手前でバリアに阻まれる。
ユリアはバリアに右手を当てて、バリアのエネルギー成分、構造を分析する。数分後。分析が完了する。両手をバリアに当てエネルギーを吸収する。同時にユリアの全身が輝き出す。
数分後。何処かで爆発する同時に、バリアが消え去る。
自由になったレッド・クリスタルは、ユリアに近付いて来る。
「ユリアお姉様、私はディナです」と、話し掛けて来る。
「ディナ、良い名前ね。で、私と同じくサルト人にはなれないの」と、話し掛けるユリア。
「勿論出来ますよ」と話して、同時にサルト人になる。
「ユリアお姉様、末の妹で有るピンク・クリスタルとサルト人が封印されている惑星が有るのを御存知ですか」と、問い掛けるディナ。
「始めて聞いたけど、ディナは知っているの」と、問い掛けるユリア。
「所在地は知らないけど、何と無く呼び掛けられている様なの。お姉様と2人なら鮮明に聞こえるかも知れないわよ」と、話すディナ。
2人は両手を繋いで意識を集中する。2、3秒後、マリアの意識が流れ込ん3人がシンクロして意識融合する。3人は共通意識を形成し、互いの居場所が解る様になる。
小一時間後。3人の意識は相互意識連携で互いの居場所が解る様になる。ユリアは生体脳クリスにマリアがいる座標を伝え、直ちに向かう様に指示する。
クリスライザは瞬間移動してクリスタロン星系第3惑星クリスサルトの側に実体化する。ユリアとディナの2人は、瞬間移動してマリアの直ぐ側に実体化する。
2人の目の前で、ピンク・クリスタルが浮揚して輝いている。
「マリア、来たわよ。めを覚まし覚醒しなさい」と、呼びかけるユリア。
数秒後。目の前のピンク・クリスタルが一際輝き、其の直後にサルト人として2人の前に立つ。3人は互いに抱き合い再会を喜び合う。
正常に戻ると、ユリアは「マリア、封印されているサルト人を覚醒させなさい」と、指示する。
「私が覚醒するのと同時に覚醒プログラミングが始動します」と、答えるマリア。
「此の星系は暗黒物質に囲まれているのね。だから中々コンタクトが付かなかった訳ね。封印と言う意味が解ったわ」と、話し掛けるディナ。
「此の星系を中心にサルト帝国を再興出来るわね」と、話し掛けるマリア。「クリスアーナ・ドームを地球に移動する予定なのよ」と、話し掛けるユリア。
「地球ですか」と、問い掛けるマリア。
「未開の文明だけど、私の養父がいるから見捨てられないわ。マリア、此処にタキオン通信機とフィクティブ・タキオン転送機は有るの」と、問い掛けるユリア。
「エッ、何それ。其の様な物は有りませんけど」と、答えるマリア。
「では、此処に大型フィクティブ・タキオン転送機とタキオン通信機を建造しましょう。此れが有れば幾ら離れていても直結してるのと同じだから。其の上、地球が所属する局所銀河群は宇宙の辺境で発見され辛いですから」と、説明するユリア。
「ユリアお姉様がそう言うなら反対はしないよ」と、話し掛けるマリア。
「私もユリアお姉様に従うわ」と、話し掛けるディナ。
「では決定ね。所でマリア、此の惑星に何人のサルト人が封印されているの」と、問い掛けるユリア。
「280億人です」と、答えるマリア。
「以外と少ないわね」と、話し掛けるユリア。
「青年男女の卵子と精子か各100億個保存されているから、ランダムで受精させれば100億人毎増加させる事が出来ます。人工保育機は500億台有ります」と、答えるマリア。
「クリス、聞いていますね。覚醒したサルト人をクリスアーナ・ドームと、クリスライザに配備しますので準備しておいてね」と、指示するユリア。
「承知致しました」と、答える生体脳クリス。
2150年2月6日。クリスアーナ・ドームに、サルト人のコロニーが36ヶ所建造され、数ヶ所は移住が完了した。とクリスライザの乗務員は、80パーセントがサルト人となり、残り20パーセントはユリアの親衛隊と其の家族と言う割合になる。
第3惑星クリスサルトには、大型フィクティブ・タキオン転送機100台と、タキオン通信機200台が建造され、常時クリスライザとクリスアーナ・ドームが常時コンタクト状態となる。
覚醒したサルト人科学者チームが、クリスアーナ・ドームを超光速宇宙船に改造し、直径50万キロメートルの完全自立型宇宙母船に変貌する。常時貫通不能なバリアを展開している。
クリスアーナ・ドームは母親クリスアーナに任せ、ユリアはクリスライザで、ラバタリアナ銀河帝国軍バロダンバグ・タリアナ・ロスタン統合大元帥の後を追い掛ける。リアスタリア・タリアナ・ロスタン女王の依頼で有る。
同じ頃。と有る銀河の支配的種族が、ラバタリアナ銀河帝国と同じ様にバラダスタリア銀河団の制圧の為に巨大船団を発進させていた。最初のターゲットは最も近い銀河で有る。
運命なのか、偶然なのかは不明だが、未知種族とラバタリアナ銀河帝国が攻め入った銀河がおなじだった。
ユリアがランダムに進入した銀河は、かなり離れた銀河だったので、全く気が付かなかった。生体脳クリスが簡単な調査では、極平穏な銀河だと判明する。所が、いきなり銀河外縁で超強烈な爆発が発生した。
「クリス、今の大爆発は一体何」と、問い掛けるユリア。
「未知種族が時間実験で失敗した結果です。爆発の連載が何処まで続くかは不明です」と、答える生体脳クリス。
「時間実験は危険が伴うので、我が国では禁止されてるのに」と、話すロベリアナス女王。
「サルト帝国には時間転送機が有ります。タイムチェンジャーと言う名称ですけど。此のクリスライザにも搭載されてるわよ」と、話し掛けるユリア。
「ユリア様、警告致しますか」と、問い掛ける生体脳クリス。
「種族の自然進化には介入はしません。特別な条件が揃えば別ですけど」と、話すユリア。
「隣りの銀河に移動しましょう」と、提案するリアナテリアス女王。
「そうね、ではそうしましょうか」と、答えるユリア。
此の様な話しをしている時に、現在地と銀河中枢の反対側の銀河中部当たりで、大規模な戦闘らしきエネルギー反応を探知する。
生体脳クリスは「ユリア様、エネルギー反応を探知しました。星座表と画像を映し出します」と、報告する。
「ブラック・クリスタルの幻影を感じる」と、話し掛けるマリア。
「マリア、過去に何かを体験したのね」と、話し掛けるユリア。
「遠い過去に、存在した何か恐ろしいもの。良く解らないけど」と、話しかけるマリア。
「もしかして、敵対者がクリスタル艦隊に対抗して造られた艦隊なのでは」と、マリアに問い掛けるディナ。
「アッ、其れかも知れないわ」と、納得するマリア。
「ブラック・クリスタル・・・・」首を傾げながら「聞いた事があるような気がする」と、話しかけるユリア。
「確認する為近く迄移動しますか」と、問い掛ける生体脳クリス。
「お願いクリス」と、話しかけるユリア。
数秒後。クリスライザは瞬間移動移動する。戦闘宙域から5光年離れた宙域に実体化する。
2艦隊の一方が、確かにクリスタル艦に似ている。表現すると、完璧なクリスタルでは無く大小2つの円錐を逆さにして繋いだ様な形をしている。
「形が似ている」と、話し掛けるマリア。
「何処かで見たような気がする」と、話し掛けるディナ。
「戦闘の原因も解らないし、取り敢えず様子をみましょう」と、話し掛けるユリア。
小一時間後。戦闘を中止して後退する。間を開けて対峙する。お互いの司令艦から通信の遣り取りをしている。内容は似たような内容で、援軍を要請する通信で有る。
数時間後。双方の艦隊の援軍が到着する。全面戦争の様相になっている。監視していたユリアは、ようやく決意する。
3
クリスライザは瞬間移動移動して、戦闘中の直ぐ側に実体化する。超光速通信と思念波で呼び掛ける。
「私はサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトンです。直ちに戦闘を中止しなさい」と、メッセージを送る。
其のメッセージと思念波に驚き、一旦戦闘が中断する。クリスライザが両艦隊の間に入る。
「両艦隊の司令長官に告げる。戦争の原因は不明だが、何故話し合いをして解決させようとしないのですか」と、問い掛けるユリア。
返信が来ない。両陣営共戸惑っているに違いない。小一時間後。片方の陣営から通信が届く。
「私はレロラロレ・バロン・ザルダナ。モレザロン帝国マロメレラ女王の妹です。私達は反乱軍と戦っています」と、話し掛けて来た。
「反乱軍とは」と、問い掛けるユリア。
「父上が病死したのをきっかけは、伯爵が帝国を我が物にする為に挙兵したのです」と、説明するレロラロレ女王。
「成る程、詳細が解りました。では、我々はレロラロレ女王を支援しましょう」と、話し掛けるユリア。
クリスライザの格納庫が開き、クリスタル艦が次々と射出される。其の数2000台で2個軍で有る。対する伯爵の艦隊は12000台で有る。
「レロラロレ女王、貴女達の艦隊は後退しなさい。クリスタル艦隊2000台で充分に対抗可能ですので」と、話し掛けるユリア。
充分に後退するのを確認してから、クリスタル艦隊2000台が横一列になり、前進する。
クリスタル艦隊が一斉にエネルギー吸収フィールドを放射。敵艦隊全体を包み込む。数秒後麻痺砲を放射する。クリスライザが、牽引ビームで縦一列に次々と格納庫に誘導して行く。格納庫に着艦させる前にヒュプノビームで乗務員をマインドコントロールする。麻痺が取れてから全員が指示通りに動き出す。乗務員を捕虜として広大な自然環境区の広い広場に集めて、周囲を戦闘ロボットを配置してからヒュプノビームを切る。
上空に巨大なスクリーンが出現して、スクリーンにレロラロレ女王が現れる。
「私はレロラロレ女王です。伯爵派の貴方がたを反乱者として逮捕しました。本来なら全員反乱罪として死刑なのですが、協力者で有るサルト銀河団連合帝国ユリア・サルト・ザトン神聖女王の恩情で全員無傷で逮捕拘束したのです。私もユリア神聖女王陛下を見習い、改心して女王派になるならば同志として迎え入れますので申し出なさい」と、話し掛けるレロラロレ女王。
2150年2月10日。捕虜全員が改心して女王派に鞍替えする。捕虜の高級将校の尋問の結果、伯爵は傲慢、自己中心的なわがままの上独裁者で有ると解った。故に、一部の側近幹部を除いて嫌われているらしい。身内からも嫌われているとの事だ。
事情を聞いたユリアは、伯爵一人を逮捕拘束すれば、此の反乱騒動は終了すると判断する。ユリアは高級将校から伯爵に付いて詳細の情報を得て、レロラロレ女王を連れて伯爵の本拠地星系に向かう。小一時間後、星系外縁に到着する。
レロラロレ女王は、クリスライザから伯爵に向けてメッセージを送る。
「ナブダログ・バロン・ザルダナ伯爵へ、貴方の艦隊は全滅した。既に敗退は決定した。従って、伯爵は降伏するか、死かの2つに1つを選択するが良い。取り敢えず10分の猶予を与える」と、話し終える。
10分はアッと言う間に過ぎ去る。が、何等返信が無い。
「クリスタル艦隊へ、惑星を包囲して伯爵を逮捕拘束せよ」と、命令するユリア。
クリスタル艦隊2000台は、同時に瞬間移動して第3惑星の直ぐ側に実体化して惑星を包囲する。
伯爵の宮殿に向けてクリスタル艦1台が降下して行く。800メートル上空で停止し、戦闘ロボットを次々と射出する。其の数2万台。続いて兵士ロボットが射出される。其の数3万台で、合計5万台が伯爵の宮殿に進入して行く。
小一時間後。伯爵と側近幹部等を逮捕拘束して、レロラロレ女王に引き渡す。伯爵に代わり新たな代表が決まる迄サルト銀河団連合帝国が管理する事にする。
灼熱の第2惑星から不可思議なインパルスを探知してユリアは、新たに獲得した能力で有る精神触手を繰り出して発信源を探り当てる。其処には全高2メートルの黒いクリスタルを発見する。同時に自然とシンクロする。ユリアは、其の黒いクリスタルを念動力で掴み取り、瞬間移動させてクリスアーナ・ドームに転移させる。ユリアは瞬時に母親に詳細を伝えて後は任せる。
2150年2月15日。モレザロン帝国の内乱は収まり平穏が戻る。ユリア達は、マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王の招待に寄り、モレザロン銀河モザロル星系第3惑星バロンに滞在している。
ユリア神聖女王は、マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王の好意に依り、神聖女王の親衛隊としてマロメレラ女王の妹てま3女のレロラメラ・バロン・ザルダナ女王と、マロメレラ女王の従妹でハルラレル・バロン・ザルダナ副統轄摂政と、伯爵の次女のナルレニル・バロン・ザルダナ公女の3人と、ナルレニア新伯爵の従妹のパロメルレ・バロン・ザルダナと其の傘下の部隊を同行させると申し出る。ユリアは、断わる事が出来ずに受け入れる。代わりユリアは不老不死とクリスライザが高いクリスタル船を5台を譲渡する。更に、クリスタル艦隊1個軍団を常駐させる事にした。
マロメレラ・バロン・ザルダナ統轄女王は感激し、ユリア神聖女王の下僕として永遠に忠誠を誓う。ユリアは承諾してサルト銀河団連合帝国モレザロン連邦共和国とすると告知する。
クリスライザは星系を後にし、バロダスゴロン・タリアナ・ロスタン統合大元帥を追い掛ける。先ずはモレザロン銀河の隣りの銀河に向かった。
数分後。未知銀河外縁に実体化する。生体脳クリスが簡単なリサーチを開始する。
「此の銀河は全域で高エネルギー反応を探知しました。かなり活発に活動している様です。暫し観察する必要が有ります」と、報告する生体脳クリス。
「と、言う事は要注意銀河と言う事ね」と、問い掛けるユリア。
「見方を変えれば其の通りです」と、答える生体脳クリス。
「大規模な戦争の準備をしている可能性が有ると言う事かしら」と、問い掛けるユリア。
「其の通りです」と、答える生体脳クリス。
「小型調査艦を射出して詳細を調査をお願いね」と、指示するユリア。
「承知致しました」と、答える生体脳クリス。
2150年2月21日。調査の結果、色々と事実が解って来た。生体脳クリスが報告する。「ダログザン銀河ダルザン星系第3惑星バグロンを中心にダログザン銀河帝国を展開しています。其のダログザン銀河帝国はミグラダン・バグロン・デイム皇帝が独裁的な政治を実行しています。
ミグラダン・バグロン・デイム皇帝は、長男のミグロダンを統合大元帥としてバラダスタリア銀河団を制圧する為に艦隊を集合させています」と、話し掛ける。
「やはりそうか。では、ラバタリアナ銀河帝国と何れは激突するわね」と、話し掛けるユリア。
「戦争を止められないかしら」と、話し掛けるリアタリアス・タリアナ・ロスタン女王。
ユリア達は緊急会議を開き、今後の活動方針、対処方法等に付いて会議を始める。
「ダログザン銀河の隣りの銀河から我々が制圧してバラダスタリア銀河団連合を結成して防衛ラインを構築すれば良いのよ」と、話し掛けるデロング銀河連合共和国パメライル・ブロン・バロンダ女王。
「良い考えだと思いますけど、私は各銀河に通信で忠告する方が良いと思います」と、話し掛ける親衛隊ブルーフォースの統轄司令のアルテナ・ミラグル。
小一時間程討論するが、気の利いた提案は出なかった。結局は最初に提案した案が採用され、隣りの銀河向かった。
未知銀河の外縁に実体化する。
「調査艦隊を射出します」と、報告する生体脳クリス。
クリスライザは報告が届く迄待機する。数時間後。次々と報告が届いて来る。
「此の銀河はニグレロン銀河と判明しました。支配的種族は、ニグレロン銀河グロン星系第3惑星レロンを本拠地としたニグレロン銀河帝国帝国です。統轄者はバログレル・レロン・マダン皇帝です。其の妃はカナレリア・レロン・マダン統轄女王です。見せ掛けは円満夫婦ですが、事実は不仲で帝国の運営、統轄方針が異なる様で、度々衝突している様です。故に、皇帝派と統轄女王派に別れているらしいです。結論は、内乱を画策して皇帝派を一掃する事です」と、報告する生体脳クリス。
「クリスの作戦は実に理想的だ。では、作戦の指揮と実行は生体脳パルメラに託す。で、我々はニグレロン銀河の隣りの未知銀河に進出する」と、話し掛けるユリア。
「承知致しました。直ちに、生体脳パルメラに連絡致します」と、答える生体脳クリス。
数分後。クリスライザは瞬間移動で隣りの銀河の外縁に実体化する。生体脳クリスは簡単な事前調査を済ませる。
「此の銀河にはメンタル的温厚オーラが放出されています。放射源を特定しましたので此れから向かいます」と、話し掛ける生体脳クリス。
「了解した」と、答えるユリア。
クリスライザは瞬間移動して、放射源の直ぐ側に実体化する。ユリアも放射源を特定し、何故か呼ばれていると感じ取って瞬間移動する。
実体化すると眼前にピンクのクリスタルが光り輝いている。ユリアは念動力て捕まえて瞬間移動する。クリスアーナ・ドームで実体化して、ピンククリスタルを母親クリスアーナに託してクリスライザに戻った。
生体脳クリスは、銀河全域に向けてメッセージを送った。内容は「我々はサルト宇宙連合帝国の平和共存使節団です。我々と平和共存を希望するならば、コンタクトを願います。当銀河の支配的種族に此のメッセージを送ります」と、話して送信する。
数秒後。いきなり思念波が飛び込んで来る。
〈私達は此処におります〉
思念波を受け取ったユリアは〈貴女達は何者で、何処にいるのですか。此の銀河の支配的種族なのですか〉と、問い掛ける。
〈私は妖精種族の統轄女王メリアナリア・フェアリ・クリスです。私達種族はピンククリスタル恩恵を受けて誕生した平和の使者です。当銀河には支配的種族は存在しません〉
〈私には見えないが、姿を現して下さい〉と、話し掛けるユリア。
数秒後。いきなり直径100キロメートルの半球ドームが現れる。同時にクリスライザの統合司令センターに身長10センチメートルの妖精が出現する。
「我がマスター、ユリア・サルト・ザトン神聖女王陛下。会えるのを楽しみしておりました。私達はピンククリスタルと共に生きて来ました。従って、ピンククリスタルが存在しているクリスアーナ・ドームに行きます。其の後、又此処に戻ります」と、話してからいきなり消え去る。
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