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2 第2章 ~絡み合う糸の先端~
2人で歩む新たな場所 初登校日
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『りゅう、とぉ、待ってぇ、あ、あんっ』
ローションでいつもとは違う摩擦に犯され、僕はいとも簡単に果ててしまった。
ぴちゃぴちゃとわざとたてられる水っぽい音。
いやらしい吐息が耳元で聞こえる。
僕は勝手に腰が動いていたことしか記憶にない。
「腰、動いちゃってるよ?どうかした?」といたずらに聞く彼の声が耳に残っている。
「あ、あの、移動だって」
ホームルーム中に龍都との妄想励んでいた僕に、そう声を掛けてくれたのは昨日、僕と目があって、怖がらせてしまった、ユキというウサギのような印象の少女だった。
「あ、ありがと」
急いで遅れないように廊下に出る。
ちなみに、龍都とは選んだ科目が違うため、教室も違う。と言っても、壁1枚だが。
どうやら、1階の大きなホールで教材購入があるとかで、教室ごとに順番に向かっているらしい。
龍都の教室を通り過ぎる際、龍都の姿を必死に探した。
すると、真横で同じ動きをしているユキに、親近感が湧き、声をかけた。
「もしかして、凌さんも?この教室?」
「あ、は、はい」
恥ずかしそうに顔をうつむく、まるで恋人だ。
………いや、もしかしたら、本当に僕らは同じタイプの人間なのかもしれない。
同性愛者という。
しかし、そこまで聞きはしなかった。もし間違っていたらとても失礼にあたる。
それに、女性のスキンシップは濃厚すぎて加減がわからない。
姉を見てもそうだった。友人とお尻や胸の揉み合いをしている所を見かけるが、別にカップルなどと言う特別な感じではなかったし。
「はぁあ」
大学は高校なんかとは違って規模が大きい。特に学生の数からして大規模だ。
あぁ、先ほど考えていたことが、何も考えることがなくなった頭に再び現れた。
龍都にさんざんいじめられ、結局いつも通り僕の番がなかった。
朝から変に満たされている精神に、安心とは真逆の不信感が疼いた。
似た感情といえば「僕なんかがこんなに幸せでいいのだろうか?」である。
しかし、幸せついでにメンドーがしっかり用意された。そう、目の前の人間だ。
「だからぁ、グループワーク、あたしも入れなさいよ!」
何事かと、教室に響き渡る声に、室内にいた人間が黙った。
それをチャンスと考えたのか、リカは調子に乗り出した。
「特にアンタは高校からのよしみじゃんか、何でそんなあからさまに無視する訳?ひどくなぁ~い?」
被害者ズラに加え、僕をさされたことによって、周りからの冷たい視線が痛い。
高校時代の時に無視してきたのは、そっちじゃないか。
「ごめん、あの、3人目…」
すると、ユキがボソッと僕に言ってきた。隣には僕はまだ話したことが無い女の子が居た。最低3人、という条件で僕と、ユキともう1人探してくれたのであろう。
彼女は若干長い栗色の髪を、ポニーテールにしていて、明るい印象を受けた。
「よろしくね」
ニコッと笑う彼女にやはり良い印象を受けたのは言うまでもない。しかし、それを見て面白くないのはリカである。
「何よ、自分より大人しそうで可愛い子は入れる訳?サイテー、てかそっちのネクラ。気の強そうなあの女と居なくても生きれたんだね。昨日めっちゃミホと目合ってビクビクしてたくせに」
リカは面白くなさそうにグチグチ言ってきた。
ユキは、リカの口から凌の話題が出るのも不快そうに、眉をひそめていた。
それを見て、リカは得意げに言った。
「なに?図星なの?てか、案外あっちの女の方が、アンタみたいな奴の面倒見なきゃいけなくて、しっかりしてる様に見せてるだけで、頼れる相手居なくて困ってるかもよ~」
そう言い、ケラケラ笑う。
僕は聞いてられなくなった。分かっていても、好きな人を面と向かって侮辱される屈辱は耐えられない。
ユキが手を出す前に、3人でグループワークの事について話せる場所に移動しよう。
今日は、グループワークのメンバーを決めたら解散だと言われた。
案の定、ユキは血が出そうな程、手のひらに爪を食い込ませ、唇を噛み込んでいた。
「ね、図書室行こうよ、メンバーはそろってるじゃん?」
同じく見かねたのか、ユキの手を引っ張りそう言うポニーテールの女の子。
僕もあとに続いて教室を出ていく。
「逃げるわけ?アンタ達、覚えてなさいよ!」
そう僕達の背に吐いても、まだ言い足りないのか、リカはグチグチ言っていた。
これから同じ科に敵が増えるのかと思うと、大学生活が少し不安になってきた。
「酷いね、ユキちゃん。大丈夫?」
「う、うん」
落ち着いたのか、今にも泣き出しそうなユキに、ポニーテールの子が背中を擦りながら言った。
図書室までは行かず、1階の入口の前の自動販売機に来ていた。
「あ、遅れたけど、私は彩織改めて、よろしく」
「彩織ちゃんは昨日、凌と大学の道に迷ってたところ、教えてくれたの」
「なるほど、それで、か。よろしく彩織さん」
そう言うと、少し照れながら
「さんとかやめてよ~、お互い気使うじゃん、呼び捨てね」
と彩織は言った。
「ありがと」
「ど、う、い、た、し、ま、し、て!」
僕の彩織への感謝の言葉に、返事をしたのは、いつも嫌という程聞いている声だった。
振り返ると、龍都だった。隣には、凌も居た。
こうして見ると、俺様系カップルで2人がお似合いだと言いたくなる。彼の恋人は僕なのに……だ。
凌はユキの方を見ると、不思議そうに首をかしげた。
僕らにとってはいつものユキだが、彼女には違いが分かるらしい。
そして、彼女の視線はユキから彩織に移り、会釈をした。
「昨日はどうも、3人で一緒にいるってことは、同じ科?」
僕に聞かれたであろう言葉に、彩織がニコニコしながら頷いた。
「なら心強いな。ユキはナイーブだから、あたしがいない時に守ってくれ」
そう頼む凌に、既に少し傷付けてしまった、僕の心が痛んだ。
「じゃ、今日は帰ろうか。グループワークのテーマは後ほど決めて、明日にでも取り掛かろう!」
彩織のそんな声掛けに、この場はお開きになった。
ユキ達と、僕らは方向が大学を出てから真逆な為、すぐに分かれた。
彩織は待つ人がいる、と言い大学に残った。
「恋人か?」
と龍都の問いに、さぁ?とニコニコしながら躱した。
その笑みに、好きで待っている人がいるんだな、と悟った僕らは帰ることにした。
昨日までは知らなかった人、去年はこんな関係じゃなかった、龍都。
多少の不安要素はあるものの、僕は初の大学生に、幸せを噛み締めていた。
何より、僕らは帰る家が一緒なのだから。
帰り道、初めての大学だったからなのか。今日はユキの元気がないように思えた。
「疲れた?」
そう問いかけても、ユキはうん。と言うだけ。
目も合わせようとしない。疲れているだけで、こうなるだろうか?少なからず、あたしが知っているユキは疲れている時こそ、無理して笑おうとする。だから、いつも無理するなって注意するのだ。
「何か言われたのか?」
その言葉に、ユキは隠そうとしていたのか、図星をつかれ、ビクッと反応した。
「やっぱりか、でもユキなりに向き合おうとしてるんだよね?」
あたしの言葉に、帰り道、初めて目が合った。
そして頷く。
「じゃあ、ユキがどうにか自分で結論付けるまで、あたしは何も言わないから。頑張ってみ」
そう言うと、ぱあと表情が明るくなり、ユキはうんっ!と返事をした。
その後、その反応が可愛すぎて、ユキを襲った……。
「待ったか?」
背後から聞こえた声に、待たせられたほんとに少しのイライラを解消しようといじわるを言う。
「ううん、待ってないよ、って言ったら嘘になる」
「ははは、ごめんなぁ」
幼い子供のように頭をナデナデされた。
「やめてよ!大学だよ」
そう言って学校を背に歩き出した。歩いても、彼の方が歩幅が大きい為、追いつくのに必死だ。
「そう言うのは二人きりになってから、ってか?このムッチリスケベ~」
楽しそうにからかわれる。もう、これも慣れっこだ。
「いや、にしても一緒に帰れるようになって嬉しいよ。これで二人きりの時間が増えるね」
彼はこちらを振り向いて言った。
「ね?彩織」
私は今までの苦労がフラッシュバックし、泣きそうになりながらも、それを必死に堪え返事する。
「うん…お義兄ちゃん」
ローションでいつもとは違う摩擦に犯され、僕はいとも簡単に果ててしまった。
ぴちゃぴちゃとわざとたてられる水っぽい音。
いやらしい吐息が耳元で聞こえる。
僕は勝手に腰が動いていたことしか記憶にない。
「腰、動いちゃってるよ?どうかした?」といたずらに聞く彼の声が耳に残っている。
「あ、あの、移動だって」
ホームルーム中に龍都との妄想励んでいた僕に、そう声を掛けてくれたのは昨日、僕と目があって、怖がらせてしまった、ユキというウサギのような印象の少女だった。
「あ、ありがと」
急いで遅れないように廊下に出る。
ちなみに、龍都とは選んだ科目が違うため、教室も違う。と言っても、壁1枚だが。
どうやら、1階の大きなホールで教材購入があるとかで、教室ごとに順番に向かっているらしい。
龍都の教室を通り過ぎる際、龍都の姿を必死に探した。
すると、真横で同じ動きをしているユキに、親近感が湧き、声をかけた。
「もしかして、凌さんも?この教室?」
「あ、は、はい」
恥ずかしそうに顔をうつむく、まるで恋人だ。
………いや、もしかしたら、本当に僕らは同じタイプの人間なのかもしれない。
同性愛者という。
しかし、そこまで聞きはしなかった。もし間違っていたらとても失礼にあたる。
それに、女性のスキンシップは濃厚すぎて加減がわからない。
姉を見てもそうだった。友人とお尻や胸の揉み合いをしている所を見かけるが、別にカップルなどと言う特別な感じではなかったし。
「はぁあ」
大学は高校なんかとは違って規模が大きい。特に学生の数からして大規模だ。
あぁ、先ほど考えていたことが、何も考えることがなくなった頭に再び現れた。
龍都にさんざんいじめられ、結局いつも通り僕の番がなかった。
朝から変に満たされている精神に、安心とは真逆の不信感が疼いた。
似た感情といえば「僕なんかがこんなに幸せでいいのだろうか?」である。
しかし、幸せついでにメンドーがしっかり用意された。そう、目の前の人間だ。
「だからぁ、グループワーク、あたしも入れなさいよ!」
何事かと、教室に響き渡る声に、室内にいた人間が黙った。
それをチャンスと考えたのか、リカは調子に乗り出した。
「特にアンタは高校からのよしみじゃんか、何でそんなあからさまに無視する訳?ひどくなぁ~い?」
被害者ズラに加え、僕をさされたことによって、周りからの冷たい視線が痛い。
高校時代の時に無視してきたのは、そっちじゃないか。
「ごめん、あの、3人目…」
すると、ユキがボソッと僕に言ってきた。隣には僕はまだ話したことが無い女の子が居た。最低3人、という条件で僕と、ユキともう1人探してくれたのであろう。
彼女は若干長い栗色の髪を、ポニーテールにしていて、明るい印象を受けた。
「よろしくね」
ニコッと笑う彼女にやはり良い印象を受けたのは言うまでもない。しかし、それを見て面白くないのはリカである。
「何よ、自分より大人しそうで可愛い子は入れる訳?サイテー、てかそっちのネクラ。気の強そうなあの女と居なくても生きれたんだね。昨日めっちゃミホと目合ってビクビクしてたくせに」
リカは面白くなさそうにグチグチ言ってきた。
ユキは、リカの口から凌の話題が出るのも不快そうに、眉をひそめていた。
それを見て、リカは得意げに言った。
「なに?図星なの?てか、案外あっちの女の方が、アンタみたいな奴の面倒見なきゃいけなくて、しっかりしてる様に見せてるだけで、頼れる相手居なくて困ってるかもよ~」
そう言い、ケラケラ笑う。
僕は聞いてられなくなった。分かっていても、好きな人を面と向かって侮辱される屈辱は耐えられない。
ユキが手を出す前に、3人でグループワークの事について話せる場所に移動しよう。
今日は、グループワークのメンバーを決めたら解散だと言われた。
案の定、ユキは血が出そうな程、手のひらに爪を食い込ませ、唇を噛み込んでいた。
「ね、図書室行こうよ、メンバーはそろってるじゃん?」
同じく見かねたのか、ユキの手を引っ張りそう言うポニーテールの女の子。
僕もあとに続いて教室を出ていく。
「逃げるわけ?アンタ達、覚えてなさいよ!」
そう僕達の背に吐いても、まだ言い足りないのか、リカはグチグチ言っていた。
これから同じ科に敵が増えるのかと思うと、大学生活が少し不安になってきた。
「酷いね、ユキちゃん。大丈夫?」
「う、うん」
落ち着いたのか、今にも泣き出しそうなユキに、ポニーテールの子が背中を擦りながら言った。
図書室までは行かず、1階の入口の前の自動販売機に来ていた。
「あ、遅れたけど、私は彩織改めて、よろしく」
「彩織ちゃんは昨日、凌と大学の道に迷ってたところ、教えてくれたの」
「なるほど、それで、か。よろしく彩織さん」
そう言うと、少し照れながら
「さんとかやめてよ~、お互い気使うじゃん、呼び捨てね」
と彩織は言った。
「ありがと」
「ど、う、い、た、し、ま、し、て!」
僕の彩織への感謝の言葉に、返事をしたのは、いつも嫌という程聞いている声だった。
振り返ると、龍都だった。隣には、凌も居た。
こうして見ると、俺様系カップルで2人がお似合いだと言いたくなる。彼の恋人は僕なのに……だ。
凌はユキの方を見ると、不思議そうに首をかしげた。
僕らにとってはいつものユキだが、彼女には違いが分かるらしい。
そして、彼女の視線はユキから彩織に移り、会釈をした。
「昨日はどうも、3人で一緒にいるってことは、同じ科?」
僕に聞かれたであろう言葉に、彩織がニコニコしながら頷いた。
「なら心強いな。ユキはナイーブだから、あたしがいない時に守ってくれ」
そう頼む凌に、既に少し傷付けてしまった、僕の心が痛んだ。
「じゃ、今日は帰ろうか。グループワークのテーマは後ほど決めて、明日にでも取り掛かろう!」
彩織のそんな声掛けに、この場はお開きになった。
ユキ達と、僕らは方向が大学を出てから真逆な為、すぐに分かれた。
彩織は待つ人がいる、と言い大学に残った。
「恋人か?」
と龍都の問いに、さぁ?とニコニコしながら躱した。
その笑みに、好きで待っている人がいるんだな、と悟った僕らは帰ることにした。
昨日までは知らなかった人、去年はこんな関係じゃなかった、龍都。
多少の不安要素はあるものの、僕は初の大学生に、幸せを噛み締めていた。
何より、僕らは帰る家が一緒なのだから。
帰り道、初めての大学だったからなのか。今日はユキの元気がないように思えた。
「疲れた?」
そう問いかけても、ユキはうん。と言うだけ。
目も合わせようとしない。疲れているだけで、こうなるだろうか?少なからず、あたしが知っているユキは疲れている時こそ、無理して笑おうとする。だから、いつも無理するなって注意するのだ。
「何か言われたのか?」
その言葉に、ユキは隠そうとしていたのか、図星をつかれ、ビクッと反応した。
「やっぱりか、でもユキなりに向き合おうとしてるんだよね?」
あたしの言葉に、帰り道、初めて目が合った。
そして頷く。
「じゃあ、ユキがどうにか自分で結論付けるまで、あたしは何も言わないから。頑張ってみ」
そう言うと、ぱあと表情が明るくなり、ユキはうんっ!と返事をした。
その後、その反応が可愛すぎて、ユキを襲った……。
「待ったか?」
背後から聞こえた声に、待たせられたほんとに少しのイライラを解消しようといじわるを言う。
「ううん、待ってないよ、って言ったら嘘になる」
「ははは、ごめんなぁ」
幼い子供のように頭をナデナデされた。
「やめてよ!大学だよ」
そう言って学校を背に歩き出した。歩いても、彼の方が歩幅が大きい為、追いつくのに必死だ。
「そう言うのは二人きりになってから、ってか?このムッチリスケベ~」
楽しそうにからかわれる。もう、これも慣れっこだ。
「いや、にしても一緒に帰れるようになって嬉しいよ。これで二人きりの時間が増えるね」
彼はこちらを振り向いて言った。
「ね?彩織」
私は今までの苦労がフラッシュバックし、泣きそうになりながらも、それを必死に堪え返事する。
「うん…お義兄ちゃん」
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