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第5章~色褪せない、青いバラ~
第5章~色褪せない、青いバラ~
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起きると、そこはベッドの中だった。だが、僕の部屋ではない。だいいち、何故裸なのか…。背中の温もりを受け、僕は振り返る。そこには、スヤスヤと寝息を立てた龍都がいた。
そんな可愛らしい彼を見て、愛らしく思った…愛らしい?
あぁ、そうだ。僕は彼と恋人になってしまったのだ。友人ではない、枠に入ってしまった。でも、不思議と最初の不安はないし、後悔なんて微塵もない。むしろ、お互いにお互いの存在が大事だと気が付けた事が何よりも嬉しい。
誰に否定されたって構わない。
月日は流れ大学受験に受かった僕らは、実家を出ることにした。もちろん、念願の二人暮らしだ。この事は、お互いの両親にも相談し了承をもらった。
やけに賛同する龍都の妹の発言もあり、大学近くの少し狭いマンションを借りる事になった。
その事に1番喜んでいたのは、やはり龍都だった。
これは、誰にも言えない事を赤裸々に書く、龍都の妹であるユメの日記である。
私は、マル月マル日、兄とその幼馴染みである少年が禁断の橋を渡っているところを目の当たりにした。最初は、夢かと疑った。だが、目の前で起こっている事から感じる音、が何よりも現実味があった。実際のところ、夢ではなかった。ほっぺをつねると、ずっとヒリヒリしてたし。
そんな事が何回かあって、ついには泊まっていく事も増えた。わたしは耐えられなかった。あの光景は、少なくとも正常ではない。
何故なら、男子が男子に恋人にする好意をしていたからだ。俗に言うボーイズラブ、とか言うやつだ。その事があり、私は早く兄に一人暮らしをして欲しかった。せめて、この家以外でやって欲しい。幼少期から、数え切れない程の思い出が詰まっているこの我が家で、そんな思い出を作って欲しくなかった。
両親にそれとなく、大学の事もあり兄の一人暮らしを相談した。我が家から大学は遠かったので、思ったより早く了承は出た。
まぁ、兄がこの家から出たところで、あの少年との関係はどうにもならないだろうが…。
そこは、個人の性癖だから気にしないことにする。私も完璧な人間じゃないし、完璧は人にも、兄にも求めない。
とりあえず、人が自分を主張できる世の中になればそれで良いと思う。
以上だ。
そんな可愛らしい彼を見て、愛らしく思った…愛らしい?
あぁ、そうだ。僕は彼と恋人になってしまったのだ。友人ではない、枠に入ってしまった。でも、不思議と最初の不安はないし、後悔なんて微塵もない。むしろ、お互いにお互いの存在が大事だと気が付けた事が何よりも嬉しい。
誰に否定されたって構わない。
月日は流れ大学受験に受かった僕らは、実家を出ることにした。もちろん、念願の二人暮らしだ。この事は、お互いの両親にも相談し了承をもらった。
やけに賛同する龍都の妹の発言もあり、大学近くの少し狭いマンションを借りる事になった。
その事に1番喜んでいたのは、やはり龍都だった。
これは、誰にも言えない事を赤裸々に書く、龍都の妹であるユメの日記である。
私は、マル月マル日、兄とその幼馴染みである少年が禁断の橋を渡っているところを目の当たりにした。最初は、夢かと疑った。だが、目の前で起こっている事から感じる音、が何よりも現実味があった。実際のところ、夢ではなかった。ほっぺをつねると、ずっとヒリヒリしてたし。
そんな事が何回かあって、ついには泊まっていく事も増えた。わたしは耐えられなかった。あの光景は、少なくとも正常ではない。
何故なら、男子が男子に恋人にする好意をしていたからだ。俗に言うボーイズラブ、とか言うやつだ。その事があり、私は早く兄に一人暮らしをして欲しかった。せめて、この家以外でやって欲しい。幼少期から、数え切れない程の思い出が詰まっているこの我が家で、そんな思い出を作って欲しくなかった。
両親にそれとなく、大学の事もあり兄の一人暮らしを相談した。我が家から大学は遠かったので、思ったより早く了承は出た。
まぁ、兄がこの家から出たところで、あの少年との関係はどうにもならないだろうが…。
そこは、個人の性癖だから気にしないことにする。私も完璧な人間じゃないし、完璧は人にも、兄にも求めない。
とりあえず、人が自分を主張できる世の中になればそれで良いと思う。
以上だ。
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