7 / 20
7.カードゲーム
しおりを挟む
異世界で最初の朝食はすぐに終わった。
いや……あれは、朝食と呼んでいいのだろうか?
小さな器に入った、やたらと甘い味付けの、芋のような物。
それを、串で刺して食べただけである。
一応、男性は同じ物を二つ食べるんだけど……あれはおやつかデザートだろう。
レムもミミも、あれ一つで満足したようだった。小食にも程があると思う。
「それでは、これからヒカリ様には、魔法を使うための修行をしていただきます。早ければ、一ヶ月もかからずに初歩的な魔法が使えるようになりますわ」
「一ヶ月だって……!?」
確かに、レムは僕に『訓練さえすれば、魔法はすぐに使える』と言った。
それでも、初心者が魔法を使えるようになるまで一月というのは、あまりにも期間が短いのではないか?
「本当に、そんなに短い期間でできるの?」
「私の魔力とヒカリ様の魔力があれば、それほど手間はかからないはずですわ」
本当に大丈夫らしい。これは、嬉しい誤算だ。
「ヒカリ様には、まず他人の感情を感じ取る訓練をしていただくことになります。そうしないと、魔力を自分で生み出す能力が低いままですので、魔法が使えるようになっても魔力がすぐに枯渇してしまうのです。魔力を自分で生み出せるようになれば、世界を漂う魔力を吸収する能力も向上します。回り道にはなりますが、一緒に頑張りましょう」
この訓練をすると、僕もレム達のように、他人の考えが分かるようになるのか……。
何だか怖い気がした。
「ヒカリ様、喜んでください。これらの訓練は、並行して感情を抑える訓練もできるものなのです。しっかりやれば、考えていることがすぐにバレる心配も無くなりますわ」
それは本当にありがたいことだ。
僕の訓練には、レムとミミ以外にも、二人の男女が付き合ってくれるという。
僕らよりは地味な格好の、身長もそれなりにある人達だ。
男性はソト、女性はセレと名乗った。
彼らは、レム達とは違って日本語が喋れないので、ミミが通訳として話すことになった。
翻訳の魔法を使って話すことも出来るのだが、使わないで済む場面では、魔法を使わないのが彼らの習慣である。
最初の訓練はカードゲームである。
まず、5人が一つのテーブルに着く。
それから、50枚のカードが用意された。
全てにアラビア数字と、何らかの規則性がありそうな模様が描かれている。
その模様は、この世界で使われている数字であり、アラビア数字と同じ数が書かれているらしい。
つまり、僕にもソト達にも数字が分かり、使えるようになっているカードである。
カードには1から50までの数字がそれぞれ書かれている。
そのカードをシャッフルし、全員に10枚ずつ配る。
各々が、他人には見せないようにして、すべてのカードの数字を確認する。
その状態で、自分の右に座っている人のカードを一枚引く。
それを10周繰り返す。
最終的に、自分が持っているカードの合計数が一番多い者の勝ちである。
ルール自体はシンプルなゲームだ。
ちなみに、心を読む魔法や透視の魔法などを使うことは禁止されている。
あくまでも、相手の感情を読み取り、より大きな数字を引くことが重要なのだ。
「では、ヒカリ様からどうぞ」
僕は、右に座っているミミの手札に手をかざした。
ミミが持っている10枚のカードに全て触れたが、ミミは全く表情を変えない。
仕方がないので勘で一枚引いた。カードの数字は2だ。
これでは、完全に運任せのゲームである。
相当なハンデ戦になりそうだ。
ミミがソトのカードを引き、ソトがセレのカードを引き、セレがレムのカードを引く。
全員が、相手が持っているカード全てに手を当てて、相手の反応を窺っている。
息詰まるような真剣勝負だ。
レムが僕のカードに手を当てた。
僕は思わず目を逸らした。
「ちなみに、このカードは裏面で数字が分かるようになっております」
「イカサマでしょ!?」
「冗談ですわ」
レムはクスクスと笑った。
この子は、誰かをからかうのが好きらしい。
彼女の立場を考えると、注意できるのはランゼローナ様くらいなのだろう。
度が過ぎる場合は、僕が諌める必要がありそうだ。
「ところでヒカリ様、カードを見ないとゲームになりません。ルール違反ですわ」
そうだったのか。知らなかった。
しかし、それはゲームの趣旨を考えれば当然だと反省する。
再びレムが僕の手札に手を当てる。
僕は、とにかく動揺しないように努めた。
しかし、結局レムに48のカードを取られてしまった。
僕の手札で一番大きな数字だ。
僕の手札には46もあったが、彼女にはどちらが大きな数字か分かったらしい。
動揺の大きさを察知されたということなのだろう。
10周してゲームは終了した。
手札の数字を足し合わせると、案の定僕は最下位だった。
レムに、10回続けて一番大きなカードを取られたのが響いた。
しかし、一位になったのはレムではなくセレだった。
レムは、ぼくから奪ったカードをセレに取られてしまったらしい。
「では、座る位置を変えて次のゲームを始めましょう」
レムは楽しそうに言った。
一位になれなかったことは気にしていないようだ。
僕らは、レム以外のメンバーが座る位置を入れ替えながら、同じゲームを10回繰り返した。
僕は、その全てで最下位になった。
一位になるのは、基本的には僕からカードを取る人だった。
でも、レムだけは、僕からカードを取っても一位にならなかった。
観察していると、レムはあまり感情を隠そうとしていないようだった。
自然に振る舞えるのは、魔力量が上である者の余裕なのかもしれない。
今日の訓練で、僕は自分の現状を改めて認識した。
僕の動揺はすぐに相手に伝わり、相手の感情は全く読み取れない。
こんな状態で暮らしていては、思わぬ場面で相手を不快にしてしまうかもしれない……。
とにかく何も考えないようにしようと努力したり、逆にひたすら余計なことを考えてみたり、思いついた対策は試してみたが、すべて通用しなかった。
大きな数字が書かれているカードに触れられると、どうしても動揺してしまう。
この訓練は、もっと積まないと駄目だ。
この世界で生きていくためには……。
いや……あれは、朝食と呼んでいいのだろうか?
小さな器に入った、やたらと甘い味付けの、芋のような物。
それを、串で刺して食べただけである。
一応、男性は同じ物を二つ食べるんだけど……あれはおやつかデザートだろう。
レムもミミも、あれ一つで満足したようだった。小食にも程があると思う。
「それでは、これからヒカリ様には、魔法を使うための修行をしていただきます。早ければ、一ヶ月もかからずに初歩的な魔法が使えるようになりますわ」
「一ヶ月だって……!?」
確かに、レムは僕に『訓練さえすれば、魔法はすぐに使える』と言った。
それでも、初心者が魔法を使えるようになるまで一月というのは、あまりにも期間が短いのではないか?
「本当に、そんなに短い期間でできるの?」
「私の魔力とヒカリ様の魔力があれば、それほど手間はかからないはずですわ」
本当に大丈夫らしい。これは、嬉しい誤算だ。
「ヒカリ様には、まず他人の感情を感じ取る訓練をしていただくことになります。そうしないと、魔力を自分で生み出す能力が低いままですので、魔法が使えるようになっても魔力がすぐに枯渇してしまうのです。魔力を自分で生み出せるようになれば、世界を漂う魔力を吸収する能力も向上します。回り道にはなりますが、一緒に頑張りましょう」
この訓練をすると、僕もレム達のように、他人の考えが分かるようになるのか……。
何だか怖い気がした。
「ヒカリ様、喜んでください。これらの訓練は、並行して感情を抑える訓練もできるものなのです。しっかりやれば、考えていることがすぐにバレる心配も無くなりますわ」
それは本当にありがたいことだ。
僕の訓練には、レムとミミ以外にも、二人の男女が付き合ってくれるという。
僕らよりは地味な格好の、身長もそれなりにある人達だ。
男性はソト、女性はセレと名乗った。
彼らは、レム達とは違って日本語が喋れないので、ミミが通訳として話すことになった。
翻訳の魔法を使って話すことも出来るのだが、使わないで済む場面では、魔法を使わないのが彼らの習慣である。
最初の訓練はカードゲームである。
まず、5人が一つのテーブルに着く。
それから、50枚のカードが用意された。
全てにアラビア数字と、何らかの規則性がありそうな模様が描かれている。
その模様は、この世界で使われている数字であり、アラビア数字と同じ数が書かれているらしい。
つまり、僕にもソト達にも数字が分かり、使えるようになっているカードである。
カードには1から50までの数字がそれぞれ書かれている。
そのカードをシャッフルし、全員に10枚ずつ配る。
各々が、他人には見せないようにして、すべてのカードの数字を確認する。
その状態で、自分の右に座っている人のカードを一枚引く。
それを10周繰り返す。
最終的に、自分が持っているカードの合計数が一番多い者の勝ちである。
ルール自体はシンプルなゲームだ。
ちなみに、心を読む魔法や透視の魔法などを使うことは禁止されている。
あくまでも、相手の感情を読み取り、より大きな数字を引くことが重要なのだ。
「では、ヒカリ様からどうぞ」
僕は、右に座っているミミの手札に手をかざした。
ミミが持っている10枚のカードに全て触れたが、ミミは全く表情を変えない。
仕方がないので勘で一枚引いた。カードの数字は2だ。
これでは、完全に運任せのゲームである。
相当なハンデ戦になりそうだ。
ミミがソトのカードを引き、ソトがセレのカードを引き、セレがレムのカードを引く。
全員が、相手が持っているカード全てに手を当てて、相手の反応を窺っている。
息詰まるような真剣勝負だ。
レムが僕のカードに手を当てた。
僕は思わず目を逸らした。
「ちなみに、このカードは裏面で数字が分かるようになっております」
「イカサマでしょ!?」
「冗談ですわ」
レムはクスクスと笑った。
この子は、誰かをからかうのが好きらしい。
彼女の立場を考えると、注意できるのはランゼローナ様くらいなのだろう。
度が過ぎる場合は、僕が諌める必要がありそうだ。
「ところでヒカリ様、カードを見ないとゲームになりません。ルール違反ですわ」
そうだったのか。知らなかった。
しかし、それはゲームの趣旨を考えれば当然だと反省する。
再びレムが僕の手札に手を当てる。
僕は、とにかく動揺しないように努めた。
しかし、結局レムに48のカードを取られてしまった。
僕の手札で一番大きな数字だ。
僕の手札には46もあったが、彼女にはどちらが大きな数字か分かったらしい。
動揺の大きさを察知されたということなのだろう。
10周してゲームは終了した。
手札の数字を足し合わせると、案の定僕は最下位だった。
レムに、10回続けて一番大きなカードを取られたのが響いた。
しかし、一位になったのはレムではなくセレだった。
レムは、ぼくから奪ったカードをセレに取られてしまったらしい。
「では、座る位置を変えて次のゲームを始めましょう」
レムは楽しそうに言った。
一位になれなかったことは気にしていないようだ。
僕らは、レム以外のメンバーが座る位置を入れ替えながら、同じゲームを10回繰り返した。
僕は、その全てで最下位になった。
一位になるのは、基本的には僕からカードを取る人だった。
でも、レムだけは、僕からカードを取っても一位にならなかった。
観察していると、レムはあまり感情を隠そうとしていないようだった。
自然に振る舞えるのは、魔力量が上である者の余裕なのかもしれない。
今日の訓練で、僕は自分の現状を改めて認識した。
僕の動揺はすぐに相手に伝わり、相手の感情は全く読み取れない。
こんな状態で暮らしていては、思わぬ場面で相手を不快にしてしまうかもしれない……。
とにかく何も考えないようにしようと努力したり、逆にひたすら余計なことを考えてみたり、思いついた対策は試してみたが、すべて通用しなかった。
大きな数字が書かれているカードに触れられると、どうしても動揺してしまう。
この訓練は、もっと積まないと駄目だ。
この世界で生きていくためには……。
0
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる